上富良野町議会 平成17年第1回定例会 2005年3月10日
(1)次世代育成について/(2)ゴミの不法投棄について
2005年3月10日、上富良野町議会の一般質問で、清水茂雄議員が「次世代育成について」「ゴミの不法投棄について」について質問し、町長 尾岸孝雄が答弁しました。
- 質問者
- 清水茂雄 議員
- 答弁者
- 町長 尾岸孝雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 1番 清水茂雄
私は、さきに通告してあります2点について質問をいたしますが、質問は簡潔に、答弁は簡明にということですので、よろしくお願いいたします。答弁が簡明でないと、どうしても質問も簡潔でなくなりますので。初めに、次世代育成についてをお伺いいたしますが、社会における最も大切な次世代育成環境が危機にさらされております。幼い命を奪う凶悪犯罪、虐待、性犯罪、みずから犯す凶悪犯罪、窃盗、麻薬、売春などなど最悪の状況下にあります。彼らが育つ環境に何が起きているのか、彼らの心に何が起きて― 18 ―いるのか、行政として審議、熟慮をし、環境改善対応を図るべきであります。新聞・テレビで連日のように報道されているような最悪の事態が、ほとんど無防備な当町に発生しないとは、だれしも断言できないところであります。当町においても児童に対する不審者の出没が昨年11月にあり、大変に憂慮すべき事態であります。次世代育成全般について、行政の中での位置づけ、施策、若い人たちが安心して子を産み、育児に専念できる環境づくり及び健全育成に、行政は最大の努力をしなければなりません。次世代育成は行政はもちろん、全町民の責任でもあると考えるが、行政として育成の大切さ、あらゆる危険からの保護、環境改善などなどについて啓蒙に努めるべきであります。理事者としての施策・対応について、責任ある明確な答弁を求めます。次に、ごみの不法投棄について質問させていただきますが、ごみの分別排出制定後において、規則を無視した不法投棄が頻繁にあり、各町内でいろいろと策を講じるが、依然として後を絶たず、万策尽きて困窮している現状であるが、行政として罰則を加えた不法投棄禁止条例を制定して対応を図ってはいかがと考えるが、対策についての考えをお伺いしたいと思います。以上であります。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
1番清水議員の1点目の次世代育成についての御質問にお答えさせていただきます。議員御指摘のとおり、児童虐待や児童が犯罪に巻き込まれる事件、また、児童が凶悪な犯罪にかかわる事件など、児童がかかわる痛ましい事件が連日マスコミ報道される状況にあり、私自身も非常に憂慮しているところでございます。児童虐待や非行、不登校など、いわゆる要保護児童の対策につきましては、昨年、児童福祉法並びに児童虐待防止法が改正され、これまで児童相談所が対応しておりました要保護児童に関する通告先として、新たに市町村が加わるとともに、相談窓口及び総合支援等について、市町村の責務として法的に位置づけられ、本年4月1日から施行されることとなりました。このため、本町においても早急に体制の整備を図る必要があることから、関係機関で組織する上富良野町要保護児童対策地域協議会を本年3月中に設置して、連携を強化する中から児童虐待の予防、早期発見などの体制づくりに万全を期していく考えでありますので、御理解を賜りたいと思います。また、児童が犯罪を起こさない、犯罪にかかわらないよう安全・安心な町づくりを進めるために、町の次世代育成支援対策行動計画の基本目標を定めておりますところから、青少年健全育成をすすめる会等の活動を中心に、防犯協会・学校・保育所等各関係機関が密接に連携し合い、さらに地域住民の協力体制を構築のための啓蒙活動の推進をするなど、児童の健全育成を地域で支える体制づくりのため、積極的に取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。次に、2点目のごみの不法投棄についてお答えさせていただきます。ごみの処理に関しましては、平成14年10月、一部有料化を実施し、地域の総合協力と行政がともに協力して取り組んでおり、排出から処分に至ります工程で、それぞれ役割区分されておりますことは、既に御承知のとおりであります。御家庭から排出されますごみにつきましては、分別を含め町が指定いたします集積場所への排出とその管理までは、排出者の皆さんが管理していただくことであり、収集運搬・処理に至る工程につきましては、町の管理責任で行うことで、その役割を明確にさせていただいているところであります。御質問の町内における集積場所への不法投棄についてでありますが、あくまでもモラルによるものでありますので、クリーン推進員の皆様を中心に、町内の皆さん方が粘り強く秩序維持に努めていただくしかないのではないかと考えております。したがって、町が独自に罰則を加え、条例を設けることにつきましては、取り締まり体制等種々の課題も多く、制定の考えはございませんので、御理解を賜りたいと思います。
質問 1番 清水茂雄
初頭に申し上げましたが、明快な答弁とまではいかないのかなというふうに考えております。ここで初めに、11月に発生しました不審者の出没により、防犯灯等の設置が迅速に行われたことは評価いたしますが、この問題については、以前に私は一般質問その他で再三要望しており、また、地域からも要望書が上がっていると思います。私は、ことがあってから行政が施策を講じるのではなく、それ以前に施策を講じるべきでないかなと思います。ちょっと苦言ですが、申し上げておきます。町長の今回の答弁内容については、児童福祉法及び児童虐待防止法とか上富良野町要保護児童対策地域協議会云々とか何点か挙げられましたが、私も既に十分に説明を聞いており、承知しておりますが、質問内容について具体的説明がなく、質問内容に対― 19 ―し不十分であります。これだけのことで解決できるのか、根本的に何が足りないのか考えていただいたでしょうか。物の価値観の変化、個人主義などなどによる人と人とのコミュニケーションの欠如が、大きな要因となっているものと考えます。人と人とのコミュニケーションは、あいさつから始まると言われております。私は何回となく行政が中心となって、全町挙げて対応すべき重要性を要望いたしましたが、一向にその成果が上がっていない現状にあると思いますが、次世代を取り囲む環境の中で続発する犯罪は凶悪化し、2月4日の愛知の幼児刺殺は日本じゅうが震撼し、子育て中の親たちは驚愕し、恐怖におののいたことでしょう。この新聞記事を見てください。即死したであろう、頭に包丁の刺さった我が子を抱えて、救急車をと叫ぶ母、この悲惨極まりない記事を町長、あなたも涙を流して読まれたことと思いますが、しかしながら、果たして、全国ではそうした方は驚くほど少ない数字でないかと考えます。議場の皆さんはいかがですか、こうした問題について私たちは不感症になっていませんか、このような社会環境をつくり出したのは、社会全体の責任であります。私たちは環境改善に最善を尽くし、取り組むべきであり、こうした問題に対する基本となる人と人とのコミュニケーションづくりを行政が中心となり、職員が範を示し、全住民に対して啓蒙して、町じゅうが明るいあいさつであふれる町づくりを目指すべきと考えるが、町長の熱意を持った施策について答弁を求めます。次に、ごみの不法投棄でございますが、この点につきましては、なるほど町長の答弁のように、集積場所までの責任は住民が負うべきと、それからの搬出等については町が責任を持って行いますということですが、不法投棄というのは町内会に入ってない人、または他の町内から持ち込んで不法投棄を行う。それを見つけて注意すると、夜中に持ってきて投棄するという悪質な状況であります。町長は、クリーン推進員の皆さんを中心に、町内の皆さんが粘り強く秩序維持に努めてくださいということですが、もう限界を超えています。これは、町としても一つの方法を考えていただきたいと思います。先ほど申し上げたように、罰則を加えた不法投棄禁止条例などを設けて対応していただければ、それなりの効果があるのでないかと思いますが、再度、この点について誠意を持った答弁をお願いいたします。以上です。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
1番清水議員の再質問にお答えさせていただきます。まず、1点目の次世代育成のいろいろな課題でありますが、私自身も新聞紙上等々の報道に出るようなああいう痛ましい事件が起こるということにつきましては、非常に憂慮いたしておりますし、あのような事件がこの地域で起きるなんていうことは本当に予測だにもしたくはないと。そういうことの起こらない町づくりを、安全で安心な町づくりを目指していかなければならないということで、現在、次世代育成による支援行動計画を策定させていただきまして、その対応を進めているところでございます。さきに申し上げましたように、お答えさせていただきましたのは、一つの課題として、今、法の改正に伴う児童虐待等々の件についての、町がその窓口を担うことにもなったというようなことから、要保護児童対策地域協議会を設立して、そういった対応まで拡大していくように進めてまいりますよということを、新たな事業展開をしてまいりますよということを申し上げたのであって、議員も御承知のとおり、町はこれだけのことしかしてないわけでなくて数多くの、教育委員会としても児童生徒並びにいろいろな対応の中での事業の展開をしておりますし、また、町民生活課の方でもその対応を図っているというようなことで、新たには、また、昨年4月から新たな部署としてつくりました子育て支援班等々の中での次世代育成の対応を図ってきているということで、数多くの事業の展開をしておるということをひとつ御理解いただきたいということで、今、申し上げたことしかしていないということではないということでひとつ御理解をいただきたいと、数多くの事業の展開をしていると。議員のおっしゃるように、コミュニケーションづくりが必要だと、そのとおりでありますから、そういう中での事業展開も実施しておるところでありますので、ひとつスポーツの面においても子供たちの育成の対応を図っていく各種事業展開もしているということで、御理解をいただきたいと思います。それから、もう1点の集積場の対応でありますが、さきにお答えさせていただきましたように、議員とは見解が違うかもしれませんが、町の基本方針は今さら変える考えはございません。どこまでが住民の責務であって、どこからが行政の責務であるということの位置づけだけは、これはその現状の中で対応していきたいというふうに思っておりますし、議員のおっしゃる不法投棄ということにつきましては、不法投棄があるとするならば、これは法律上も罰則規定がありますから、不法投棄に対する対処は進めていきたい。しかし、議員のおっしゃる集積場に他の住民が― 20 ―持ってきて置くということは、これは不法投棄ということには私は相ならないというふうに思っております。これらにつきましては、それぞれのモラルの中で今後も住民がやるべきもの、行政がやるべきもの、そういったものの中で対処していただくよう協力をいただきたいと思います。
再々質問 1番 清水茂雄
再々質問をさせていただきますが、次世代育成について、もうおわかりかと思いますが、1点だけを答えていただきたいと思って質問しております。こうした現代社会における最悪の環境ということは、あらゆる階層においての人と人とのコミュニケーションの欠如が原因だと、私は思っているのです。そこで簡潔に申し上げますが、町として、再三私が今までも質問したことですが、人と人とのコミュニケーションはあいさつから始まると言われております。そうしたことを町づくりのスローガンとして全町民に呼びかけ、ここでちょっと苦情を申しますが、職員の方たちの中にも顔を合わせてもあいさつしない方もいらっしゃいます。そんなことではなくて、やはり全町民が常に人と目が合ったらあいさつする、明るい声であいさつ、そうしたことがコミュニケーションを図ることであり、それが始まりであります。そうした根本的なことを解決しないで、こういう事態が起きたらこうしよう、ある事態ではこうしようということでは解決にならないと思うのですよ。町長は、この点についてどう考えているのか、今後、これからこうしたことを全町民に呼びかけて、人に会ったらあいさつ、目が合ったらあいさつ、子供に会ってもあいさつ、そうしたことが徹底できるような町づくりを目指していただきたいと思う。ここでちょっとお聞きしますけれども、町長は町で子供さんに会ったら必ずあいさつしますか、知らない子供さんに。あいさつしないでしょう。町の理事者ともあろう方が、そんなことだから社会はおかしくなってしまう。これからは、職員も皆さんも必ず声をかけてあげてください、子供たちに。必ず元気な声が返ってきます。そうしたことを私は求めているのです。この点について、町長、今後腹をしっかり据えてやっていただけるのかやっていただけないのか、はっきりした回答をお願いいたします。次に、ごみの不法投棄でありますが、たしかごみのステーションにごみを持ってくるのは違法でありません。それが指定された袋に分別してくるならいいのですよ。指定されていないごみ袋に、生ごみも缶詰缶もあらゆるものを突っ込んでぽんと投棄していくのです。どうかそういう点を踏まえて、ひとつ各町内が納得できるような施策を考えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)
1番清水議員の再々質問にお答えさせていただきます。町長も子供さんや住民に会ったらあいさつするかと言われまして、はたと私も御指摘の部分はあるなというふうに再認識させていただきまして、これから町民の皆さん方にお会いしたら、あいさつはしなければならないなというふうに反省をいたしておるところであります。議員のおっしゃるあいさつ運動の展開を町挙げて実施するということは、非常にいいことであるというふうに思います。ただ、これを行政が主体になってやるのか、あるいは何らかのそういった組織が主体になってやるのか、そういうことも含めながら今後このあいさつ運動、昔からありますオアシス運動という運動が展開されておりましたけれども、そういったことの展開等々につきましては、今後、どの部署ということではなくて、縦割りで物を考えるのではなくて、こういったことについての推進についても、十分配慮していかなければいけないなというふうに思っております。次に、ごみの排出でありますが、これにつきましては、先ほど来お答えさせていただいておりますように、現在の排出方法についての対応について、行政と住民との部分についての部分を改正する考え方は持っておりませんが、議員御質問にありますように、分別がされていないということにつきましては、今後、所管を通じながら、また、広報、あるいは防災無線等々を通じながら分別収集の啓蒙について、今後、推進を図っていきたいというふうに思うところであります。