みんなの議会

上富良野町議会 平成17年第1回定例会 2005年3月10日

(1)訪問介護保険制度の見直しについて/(2)施設介護制度の見直しについて/(3)指定管理者制度について/(4)農業行政について/(5)給食センターについて/(6)西小学校グランド整備について

2005年3月10日、上富良野町議会の一般質問で、米沢義英議員が「訪問介護保険制度の見直しについて」「施設介護制度の見直しについて」「指定管理者制度について」「農業行政について」「給食センターについて」「西小学校グランド整備について」について質問し、町長 尾岸孝雄、教育長 中澤良隆が答弁しました。

質問者
米沢義英 議員
答弁者
町長 尾岸孝雄、教育長 中澤良隆

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 6 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 9番 米沢義英

さきに通告してありました点について、町長及び教育長に見解を求めるものであります。第1番目には、訪問介護制度の見直しについて質問いたします。今、国では、介護保険制度を導入5年後の介護制度の見直しを進めております。今、検討されている主な内容というのは、保険料の負担のあり方、施設介護、在宅介護等の利用料や、高齢者が地域で自立して生活送れるような体制づくりを進めるとしています。また、同時に、新年度からは一部前倒しして― 21 ―実施するとしています。訪問介護で見てみれば、現在の認定区分要支援を1から2に区分する、あるいは要介護1を区分するなど、全体的にサービスの向上を図るのだというふうにしています。その内容を見てみますと、筋力トレーニングや栄養指導など、また、調理や洗濯など自立を目指す内容となっています。今回の改定の背景には、国が言っているのは、現在の家事代行型では高齢者の自立促進を抑制しているから、この制度を抜本的に見直すのだということを指摘しています。しかし、上富良野町の現状を見てもわかるように、要支援と要介護1と認定された高齢者の方においては、例えば週1回の通所サービスを受けている高齢者、この高齢者にとっては通所サービスの中で、他のお年寄りと話し合うのが楽しみだという状況の中で、ここにおいても引きこもりを防いでいるというのが実態であります。また、同時に、家事手伝いに至っても、高齢者は、ヘルパーさんが来るのを楽しみにしているという現状であります。ですから、きちんと介護を受けている人ほど、状態の悪化というのは軽減されているというのが現状で、現場の多くの方々の声を聞いても共通の認識となっているのが現状であります。また、介護予防のあり方については、この制度が発足した当時から既に課題となっており、今、改めて介護予防が取り出されている背景というのを私たちは重視しなければなりません。この背景には、受診抑制を抑え、国の給付を削減するというねらいがあり、そこからはじき飛ばされた方々の対応という点でも多くの課題や問題点を抱えているものと、私は考えております。以上のことを述べまして、町においては今回の制度の改正に当たって、問題点や課題点をどのように押さえているのか、この点について伺っておきたいと考えております。次に、施設介護制度の問題について伺います。今、国・政府においては、この10月から特別養護老人ホーム、療養型施設、老人保健施設、ショートステイ、さらに通所介護などの利用者からも介護保険の1割負担とは別に、住居費や食費代を徴収しようという計画がされております。その背景というのは、在宅と施設利用者との公平性を上げている、つまりギャップがあり負担感が公平でないから、これを導入して公平に保とうということであります。これが実施されるということになれば、施設の利用している方、在宅を利用している方にとっては、大幅な値上げとなるということは言うまでもありません。今回の改正で、例えば国のモデルケースで上げているところを見れば、介護度5の人では、相部屋では、年金266万円を超える人で、5万6,000円が8万7,000円になると指摘され、また年金額80万円から266万円の方では、相部屋で4万円が5万5,000円になると言われています。いずれにしても、入所者の負担感は当然出てくると言わざるを得ません。ですから、制度の改正された場合、上富良野町にも特別養護老人ホームがあり、そこに入所している方が当然おります。その制度の改正によって、入所者の負担額は変更前と変更後ではどのようになるのか、お伺いいたします。次に、指定管理者制度の問題についてお伺いいたします。国は、公の施設を指定管理者制度に移行しようとしています。現在、公の施設の管理規定は、これまでの委託方式から指定管理者制度に平成18年度までに直営にするのか、あるいは指定管理者制度に移行するのか、自治体に求めています。この間、町においてもその策定、今後の計画が進められ、現在、町においては104の施設があり、もう既に部分的な委託管理されている施設もあります。その中には、西保育所のように、もう既に指定管理者制度に移行している施設があり、この選定の過程においては、まさに選定の過程が、非常に不鮮明であったということを私は、この選定に当たって指摘しておきました。本来、こういう指定管理者制度に移行するに当たっては、その移行段階というのは住民にも、当然、透明性の上でも、きちっと明らかにされなければならない問題もたくさんあるわけですから、当然、住民の生活に深くかかわる施設がたくさんあり、行政の都合でいとも簡単に委託されるのでは道理がありません。そこでお伺いしたいのは、町は平成18年度までにどのような施設を指定管理者制度に移行しようとしているのか、また、住民とのかかわりで極めて公共性の強い施設については、直営で管理すべきだと考えますが、この点についても明確な答弁を求めるものであります。次に、農業行政についてお伺いいたします。今、農業の担い手というのは非常に高齢化社会、従事者が減少するという状況の中で重要視されております。また、後継者対策に至っては、各自治体においては、それぞれの特徴を生かしていろいろな手立てをとって、後継者対策の充実をうたっております。しかし、今回、上富良野町の予算を見ますと、従来の農業後継者対策制度が後退するという状況になっております。町の説明では、担い手対策や、あるいはこの制度の減額分を他の制度に移行したから― 22 ―十分だという説明であります。しかし、今、どこの自治体でも農業後継者を育成しようということが合い言葉になっているときに、この農業後継者対策制度を減額するということは、当然、納得できるものではありません。また、農業に従事するお父さん、お母さん、子供さんが従事するということで大変うれしく思い、また、特別の思いでこの農業者を何とか育てたいと思っているのは、当然であります。そういう意味では、特別の意味を持った農業後継者対策事業をなぜ廃止するのか、今こそ継続して、充実してこそ、その真価が問われ、その値があるものと考えます。この点について、町長の見解を求めるものであります。次に、給食センター問題について伺います。給食センターが建設されてから25年間経過しています。現場を見てみますと、狭く、また調理されている方も狭い状況の中で、また、湿度が高いという状況の中で、本当に厳しい、大変な調理をせざるを得ないという状況になっています。また、保健所においては、湿度が70%を超えると、衛生管理上からも施設が成り立たないということが指摘されており、まさにこの給食センターの施設というのは一層改善し、充実が求められることは言うまでもありません。また、近年ではO-157の発生以来、衛生管理面には特に配慮しなければならないということが指摘されて、上富良野町における子供の栄養を管理するという点でも、貴重な、大切なセンターとなっていることは言うまでもありません。そういう意味では、ことしから一部修繕も行われますが、今後、施設が既に老朽化するという状況の中で、部分的な修繕も当然行い、延命策を図るということも大切だとは思いますが、同時に、老朽化している施設の今後の改築に向けた計画的な対応というのも必要だと考えます。この点についての今後の対応について、教育長の見解を求めるものであります。次に、西小グラウンド整備について伺います。西小のグラウンド整備というのは、既にもう多くの関係者からも要望が出されております。この間の質問に対しても、平成17年度から予算の中で対処したいと述べておりました。しかし、今年度の予算の中では、予算化されてないという状況であります。水はけが悪いという状況の中で、子供たちがバケツに水をくんでリレーして、それを排出するという状況であります。子供たちというのは、その一瞬が環境整備が本当に学校での整備がいかに保ってられるか、これによって環境がよくなり、子供たちの関係もいろいろな面で改善されていくという点が当然出てくるわけですから、この西小学校のグラウンド整備をいつなされようとしているのか、この点について教育長の見解を求めるものであります。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

9番米沢議員の1点目の御質問にお答えさせていただきます。まず、介護保険制度の見直しに関する2点の御質問でありますが、今般の介護保険法等の改正につきましては、制度持続の可能性の確保や明るく活力ある超高齢化社会の構築、社会保障の総合化を骨子として、制度全般にわたって見直しが行われようとするものであります。特に、今回の見直しにおきましては、軽度な認定者の方の自立を促す視点で、予防を重視した内容を取り入れられているのが大きな特徴であります。その内容につきましては、認定区分を現行の6区分から、要支援と要介護1の一部を要支援1、要支援2、要介護1に細分化し、7区分に改めるとともに、要支援1及び2を予防給付の対象とし、要介護1から5までを介護給付の対象として、保険給付の対象が区分される仕組みとなるところでございます。御質問1点目の訪問介護につきましては、制度見直しの趣旨を踏まえ、要介護1から5までの方は従来どおりの介護サービスを受けられますが、要支援1及び2の軽度な方々については、単に生活機能を低下させるような家事代行型のサービス事業については、制約を受けることとなります。このことにつきましては、要介護状態の軽減や悪化を防止することを趣旨としており、また、家事代行の訪問介護サービスが全く利用できないということではなく、例外的に必要に応じて利用することができるものとなっておりますので、この点が制度見直しの要点かと存じますので、この点を踏まえ、適切に対処してまいりたいと考えております。次に、2点目の施設介護制度の見直しについての御質問にお答えさせていただきます。特別養護老人ホームなど、介護保険3施設及び― 23 ―ショートステイ等にかかわる制度の見直しにつきましては、在宅と施設の利用者負担の公平性、さらには介護保険と年金給付の調整の観点から、住居費と食費について、今年の10月より保険給付の対象外とし、利用者本人の負担になることで予定されているところでございます。現在と改正後の入所負担額の比較につきましては、詳細な金額等の内容につきましては、今後、政令や省令等で示されますが、現時点における国の情報によりますと、要介護5のケースで介護保険料階層の比較的所得の多い方においては、第3段階の方でおおむね月額1万5,000円、第4段階以上の方で3万1,000円程度の負担増になる見込みとされておりますが、第1及び第2段階の低所得者の方においては、負担軽減の視点から、現在と同程度の負担額になる見込みであるとの情報を得ているところであります。次に、3点目の指定管理者制度についての御質問にお答えいたします。指定管理者制度につきましては、御承知のとおり、地方自治法の改正に基づき、その対応を図ろうとするもので、既に本年度当初より西保育所を指定管理者によって、管理・運営の代行を行っているところであります。御質問の公の施設の管理・運営を民間にゆだねる対象施設につきましては、本年度指定管理者制度導入プランをパブリックコメントを経まして策定したところであります。現在、町が保有しております104の公の施設のうち、管理委託制度による7施設については、制度移行が求められるものであり、当面この7施設について平成18年4月をめどに、指定管理者に移行する考えでおります。その他の施設につきましては、それぞれ施設の特性によって、今後、指定管理者への移行を検討するもの、直接職員を配置するもの、地域の自主的な運営を促進するものなど検討を重ね、民間の力を導入することで、より効率的な行政サービスが展開できるもの、また、地域における雇用の場としても効果を発揮するものなども視野に入れ、検討を進めてまいりますので、御理解をいただきたいと思います。次に、4点目の農業後継者対策費に関する御質問にお答えいたします。農業後継者対策については、これまで新学卒者、あるいはUターンして農業につく方々を対象に、就農祝い金として1人当たり10万円を贈り、激励申し上げてきましたが、平成17年度よりこれらの方々に対して、従来の方法から、農業経営を実践していただくために、経営管理、営農技術についての研修会、講習会を開催する中で、後継者としてはぐくんでいけるよう激励してまいりたいと思いますので、御理解を賜りたいと存じます。

答弁 教育長 中澤良隆(教育長は2008年9月まで)

5点目の学校給食センターに関しまして、老朽化が進む中、衛生管理面での今後の対応についての御質問にお答えをさせていただきます。御承知のように、本町の学校給食センターは、昭和55年1月に完成し、同年4月から小中学校に給食を提供し、今日に至っております。建物につきましては築25年を経過し、老朽化が進んできていますが、施設を適正に管理する上で、計画的に緊急度の高い部分から改善を図り、平成17年度においては蒸気ボイラーの更新や配管の取りかえなどを、防衛補助事業により実施するよう予算計上しているところであります。衛生管理面におきましては、毎年、富良野保健所の定期検査を受け、改善指導事項については、その都度改善を図るとともに、調理業務に携わる職員にも衛生管理の指導徹底に努めています。また、平成15年8月に大量調理施設衛生管理マニュアルの一部改正がなされ、給食施設などにおける食中毒予防対策が強化されており、今年度の富良野保健所の定期検査では、特に改正後の翌年ということで6月と9月の2度、多項目にわたる検査を受け、何点かの指摘を受けております。この指摘事項につきましては、既に大方の改善を終えていますが、新年度において実施するもののほか、建物の構造を変えることが必要となるような項目もありますので、この点は将来的課題として受けとめているところであります。今後におきましても現状の施設において、適切な衛生管理の維持に努めるとともに、職員の衛生管理意識の向上を図るよう指導を徹底し、安全で安心できる学校給食の提供に努めてまいりたいと考えております。6点目の西小学校のグラウンド整備についての御質問にお答えいたします。この西小学校のグラウンド整備につきましては、これまで町議会を初め学校関係者や子ども議会の場で早期実現の要望を受け、役場内部での協議も終え、平成17年度で予算化し、整備するよう計画をしていたところであります。教育委員会といたしましては、平成17年度の実施に向けて計画を進めてきましたが、この事業の実施に向けましては、町の厳しい財政状況から少しでも有利な財源である防衛庁の調整交付金を予定しての実施を考えてきましたが、平成17年度におきましては、町全体で調整交付金を財源とする事業が数― 24 ―多く予定されたことから、やむなく西小学校のグラウンド整備については、平成17年度実施は見送らざるを得ない状況となってしまったところであります。しかしながら、この事業につきましては、長年の学校関係者、また、子供たちにとっての懸案の事業でありますので、何とか1年でも早く実現するよう鋭意努力してまいりたいと考えております。ただ、町の財政状況は、一段と厳しさを増してきている状況にありますので、教育委員会といたしましても町理事者、財政当局に事業具現化に向けて十分な協議を進めていかなければならないと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。

質問 9番 米沢義英

介護保険の訪問介護制度についてお伺いいたします。詳細については、細部についてはまだ出てない部分がありますが、しかし、はっきりしていることは家事援助についての制約、いわゆる制限ということは、はっきりしています。国の目標数値としては、40万人を現在の制度から抑制させようということがあります。そのために、従来型の生活援助機能では、当然、そういったことはできないということでの、介護予防という形の名目を打った中での施策が出てきたわけであります。しかし、上富良野町の現場の方に聞きましても、専門の方に聞きましても、今の国が言っているような軽度の方が家事援助などを行っていることによって、重度化しているのかということを聞いた場合、決してそうではないのだと。今、軽度の方ほど介護予防によって、その重度化を抑えることができているのだということであります。既に、国のとらえ方と現場のとらえ方というのは、この点でも違うわけであります。やはりこういう制度の改正というのは、その中身をより前に前進させるということが基本だというふうに考えています。また、要介護1の方においても、やはり一律に家事援助を廃止した場合どうなるのかという問題も当然出てきています。認知症の方もおられ、また、こういう方に筋力トレーニングという形の中で筋力トレーニングを取り入れたとしても、その効果もいかばかりのものかということが現場の声であります。国の方では、こういう区分けをしながらということを言っておりますが、区分けをする以前に、現状の制度の中でいかに充実させるかということが大事だということが言われているわけであります。そういう意味で、上富良野町の現状においてもこういうことですから、今の国の進めようとしているこの制度の改正というのは、こういった部分から見てもやはりずれているのではないかというふうに考えているところでありますが、町長はこういう実態を、上富良野町の実態を御存じなのかどうなのか。この答弁の中には、問題点を今後よく踏まえながら適切に対処したいということで言っているだけで、課題と問題点はどこにあるのかという質問に対しては、明確な答弁になっていないわけであります。そういう意味で、町長自身、現場のことを知って、もう一度国に対して現行制度の充実、また、訪問介護制度が導入された時点から自立サービスというのは、自立というのはささやかれていたところであります。そういう意味では、40万人がこの制度の中から抑制されるのではないかという懸念と心配というのが、こういったところに既にあらわれているわけで、町はこういった問題に対してもっと現実を見た制度の改正というのを私は要望、また、要請すべきではないかというふうに考えているところです。高齢者に至っても、本当に訪問介護が、家事援助してくれて助かるということで、この部分においても国は家事援助できるようにいろいろ手伝いしながら今度はやるということで、そうなると、時間がかかってしようがないという問題が出てくるわけですよ。そういう問題もあるわけですから、もっとこの制度の中身を十分考え直すという点でも、行政として実態踏まえた、国に対する、見直しをするのだったら、実態に即した見直しを今こそ要請すべきだと思いますので、町長はどのようにお考えなのか、この点についてお伺いいたします。次に、施設入所の問題ですが、答弁の中にもありましたが、おおむね第3段階で月額1万5,000円、第4段階以上では3万1,000円の負担増になるということで、まさにそのとおりなのですよね。確かに低所得者層においては、一定調整という形の中で、給付調整という形の中で調整されます。それはどういうことかというと、いわゆる手持ちの年金が3万5,000円を 下らない範囲で調整して、徴収するのだということになるのですよね。お互いの入居者、あるいは減価償却費も含めて、食費も含めて、実費負担に近づけようということなのです。今までは、余りにも在宅と施設介護の差がありすぎるということのこの調整を図るということなのです。しかし、認定見ましたら、今度、所得税法が改正されて、いわゆる老齢者に対する控除額も廃止、いわゆる改定されるという形の中で、逆に高齢者の負担がふえて、なおかつ段階的な補正によって、負担がさらにふえるというのが状況なわけです。そうい― 25 ―う意味でも、ここでは、約3,000億円の入所者の負担という形で国は見ているそうです。とりもなおさず、負担を押しつけて公平負担というのですから、おかしい話です。上富良野町の多くの方は、非課税世帯が多いという話であります。実態として課税されている方においてもそう年金が多いだとか、家庭の所得が多いだとかという状況ではありません。それぞれぎりぎりの生活の中で生活しているというのが実態で、ここへもってきて1万5,000円、3万円の負担ということになれば、その分家計にもしわ寄せが来ること明らかであります。また、同時に、配偶者特別控除の見直し等や老齢年金控除の見直し等がありますから、逆に所得がふえてしまって、さらにこれも数値よりは恐らくまだ負担率で言えば、ふえるのだろうというふうに考えています。そういう意味で、実態に見合ったいわゆるホテルコストいう形の中で、実費負担というのは余りにもひどい話ではないかというのが私の認識であります。そういう意味では、もっと現状を見た中で、もう10月から始まるとしておりますが、最後の最後まで現行の制度の中での負担のあり方を見直すのも必要だし、今回、このようにはね上がる負担では当然所得のある人、ない人の差が歴然と開いて、だんだんだんだん制度の改悪がされて、入所したくてもできないという状況も生まれかねないというのが実態ではないかと。そういう意味では、今回の施設介護に当たっても負担のあり方という点では、本当に入所者や家族負担というのが重く負担という形で、重税感という形で残ります。これをもっと、この点についても行政として、現状を踏まえた中での対応を国においても迫るべきだというふうに考えていますので、この点について町長の見解をお伺いいたします。次に、指定管理者制度については、既に部分的に移行している部分もあります。私がお聞きしたいのは、保育所についても部分的にも移行しているのがあります。今後、老人ホームやあるいは水道、保育所、体育館、給食センター、病院、こういった関係の施設についても町の方では、答弁の中でも今後柔軟な対応するということであって、これを指定管理者に移行するということなのでしょう、恐らく、形になっておりますが、こういった部分については直営という形で行政がきちっと守らなければ、やはり住民のサービスの低下、いわゆる市場主義になって、利用料や負担感の増大というのが一層強まる懸念が私はあるというふうに考えているわけです。そういう意味で、こういった部分については今後とも直営でやられるのかどうなのか、もう一度、明確な答弁をお願いしておきたいというふうに思います。次に、農業の問題で、後継者制度の問題でありますが、確かにいろいろな技術習得という点では、従来もこういった部分での研修はやられてきました。こういった研修については、別に私は否定するものでありません。しかし、今回、新規就農、学校卒業されて就農された方に対する激励の意味もあってやってきたわけであります。とかく行政改革という形で、数字合わせという形の中で削られた部分もあるのかもしれませんが、私はもっと充実させてこの内容を発展させるということが今必要ではないかというふうに考えています。後継者持っておられる方の話聞いたら、やはり就農したとしても幾ばくのお金を出したくても、給料という形で出したくてもなかなかそこまでは手は回らないという話も聞かれますし、土地を求めるという形では担い手対策もありますが、機械を求めるにしても一定のお金もかかると、リースという形の中で負担軽減する制度もありますが、いかにしても、やはりこういう制度を残してほしいというところが共通な願いです。そういう意味では、今まで実態に即した内容の制度であったのかどうかというところの検証が全くされてないのだろうというふうに思うわけです。やはり実態に即した制度にすれば、何もこういった部分で予算を削らなくても、もっと充実していかなければならないという考えが出てくるのだろうというふうに思うわけです。そういう意味では、こういった部分の後継者制度がせっかくあるわけで、やはりなぜ、もう一度、わかりませんが、切るのか、内容を充実させてよりよい後継者対策という形での制度の充実というのが今必要だというふうに思いますので、この点についてもう一度見解を求めておきたいというふうに考えております。給食センターの問題でありますが、将来的な課題という形で今後の建物の構造上、検討する必要があるということでありますから、いつごろをめどに改善・改築という形の構想が教育長の中であるのか、この点伺っておきたいというふうに思います。現場を見ましたら、ネズミよけ対策として非常に涙ぐましい努力もされています。台についてもみずからそれをつくって調理したものを置く、安全上からも努力されています。湿度が70%超えると、腐るだとか、カビだとかいろいろな発生上の問題がありますから、それ以下に抑えるというような施設でなければならないのですが、もう20数年もたっておりますので、この点の空調という点では一定の改善部分もありますが、まだまだ十分な対策という点ではとられていないのが実態です。― 26 ―夏になれば本当に暑い中で調理されている方、汗を流しながら一生懸命働いているというのが実態でありますから、やはりこの食材においては衛生管理がきっちりできて、これからますます給食センターの役割というのは重要ですから、こういったことも含めれば、いつごろに建物の改築という計画があるのか、部分的な延命の措置もとるということは必要だと思います、今の財政事情ですから。それと同時に、一方でそういう計画をきっちり持つということも必要だと思いますので、この点明確な答弁を求めます。次に、西小グラウンドの問題については、いつごろこの対処されるのか、その年度はいつなのかということをお聞きしておきたいと思います。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

9番米沢議員の再質問にお答えさせていただきます。まず、介護保険制度におきます1点目の訪問介護の件でありますけれども、このことにつきましては、さきにもお答えさせていただきましたように、国の方の今回の見直しの中で、自立支援をより徹底する観点から制度の見直しを図って、要支援者に対する予防給付体制を整備したということでありますが、このことにつきましては、家事支援等々において全くしないということではなくて、言うならば要支援者の方ができる作業までヘルパーの方々が全部してしまうと。例えば洗濯物をおろしたり、洗濯物をたたんだりする手の操作だとかそういうようなことぐらいは要支援者が、本人ができる作業も全部ヘルパーがしてしまって、要支援者は何もせんでよくなる。そのことによって体が余計動かさないために、高度な要介護の段階に入っていくということでありますので、そういった本人のできる仕事については本人にしてもらうと。本人のできないものの家事手伝いだとかそういうようなものは対応するということで、従前とその点は変わりがないということでありますので、私としては、今、国が施策として改正をしておりますこの制度というのは、現場におけるホームヘルパー並びにケアマネージャーが十分にそういった認識をしながら対処していくということを充実することによって、より改正の効果があらわれるものというふうに思っておるということで、御理解をいただきたいと思います。私はそう思っていると。問題点としては、従前の何でもかんでもみんなしてやるということでなくて、本人ができるものは本人にしてもらいながら、体を動かさせるということが大切だというふうに考えておりますので、大きな問題点として考えてはいないということで御理解いただきたいと。次に、施設入所者の食費・住居費等々の負担でありますが、私といたしましては、国の制度の中で今回10月から見直されるこの制度につきましては、ある面において、当然にそういった食事というのは、どこにいても食事はするわけでありますから、必要なわけでありますから、その食事等々につきましては、自己負担というのは応分の負担とするのは、ある面では理解をしなければならないと。それをしないことよって、介護保険制度の中で食事をすべて負担するということは、当然にして施設入所者における介護保険費用がかかるわけでありますから、そのかかる費用はだれが負担するかということは、介護保険料の値上げをしていかなければならないということでありますので、そういう全体的な値上げをしていくということよりも、当然にして自宅にいても食事はとると、入所しても食事はとると、そのための応分の食事代を自己負担するということについては、私としてはある面では介護保険料の高騰を抑止するためにも必要であるというふうに考えておるということで、理解をいただきたいと思います。次に、指定管理者制度の件でありますが、さきにお答えさせていただきましたように、現在、委託をしている7施設につきましては、18年3月末までには何とか指定管理者制度の対応の中で推進をしていくように取り進めていきたいと。その他の件につきましても、基本的に私の考え方といたしましては、民間の力を導入することによって、より効率的な行政サービスが展開できるような施設について、また、小さな行政組織をつくると、そして経費の削減を図るという意味からしても可能な限り、指定管理者制度の利用を促進していきたいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。次に、農業後継者対策でありますけれども、このことにつきましては、さきにもお答えさせていただきましたように、第4次農業振興計画の中おきましては、農業就農者、新規就農者、Uターン就農者にに対しましてお祝いとして一時金をお支払いするというような計画を立てて、推進させて今日までまいりました。御存じのとおり、第5次農業振興計画を立案して、現在、第5次農業振興計画が進められているところでありますが、その中で大きな課題としてとらえている担い手対策につきましては、従前のように一時的に10万円のお金、あるいは幾らのお金にしろ一時的なものを支給するのではなくて、後継者が居つけるような農業経営基盤の確立を図っていくと、経営の安定化の促進を図っていくと、そういう― 27 ―ような事業の推進を図っていくということを図ることよって、新規就農者の就農、定着がスムーズに図られていくような農業施策の展開をしていきたいわというようなことで、そういう観点から自然に条件を有利に活用し、奨励作物を中心とした農業の定着をさせるような農業施策の展開を図りつつ、次世代を担う後継者の意欲的な農業の担い手確保を図っていくと、農業経営基盤の確立を図っていくということに重点を置いた第5次農業振興計画に基づいて対処させていただいているということで、御理解をいただきたいと思います。

答弁 教育長 中澤良隆(教育長は2008年9月まで)

米沢議員の給食センターの御質問にお答えをさせていただきます。御承知のように、第4次総合計画、これは20年度まででありますが、この総合計画の中に給食センターの改築・改善等についての計画は、今の建物を現状維持で直していくというような計画はございますが、新築するというような考え方は、この計画内ではございません。そのようなことから、次の総合計画のできるだけ早い時点で、当然、現在で25年を経過しておりますし、また、先ほどから御指摘いただいていますように、空調が十分でないとか、また、機能的にも不十分な面もございますので、そのようなことから、教育委員会といたしましては、次期総合計画のできるだけ早い時点で計画が位置づけられるよう努力してまいりたいというふうに考えているところであります。次に、西小学校のグラウンドの関係でありますが、この問題につきましては、議会での答弁のやりとり、また、子ども議会での約束等もいろいろございます。そういうような意味から、教育委員会では、1年でも早く、でき得れば18年度には何とか実現をするよう努力したいというふうに考えておりますが、1回目の答弁でもお話しさせていただきましたが、町の財政状況等も非常に厳しくなってきているというようなことでありますので、当然、そちらとの調整や何かもしていかなければならないというふうに考えているところであります。

質問 9番 米沢義英

町長は、家事援助という形で、従来もそういう形でやられてきた部分というのはあるわけです。今、国は取ってつけたようにそれを持ち出しているところに、今回の問題点がある。要支援、介護1あたりについては、そんなに頻繁に家事援助利用しているという方もそう多くはありません。週1回であったり、多くても2回ぐらいだったりだとかという形で、特に自立促進という形で家事をしてもらう人、あるいは洗濯してもらうという点では、それなりに自分なりにやっている部分というのも従来どおりあるわけです。そういうことを考えたときに、町長が言うようなこと、あるいは国が言うような視点というのは、全く現状から離れているというふうに私は考えているところであります。月、あるいは週1回の訪問というのは、本当に心待ちにしていまして、お互い話に花が咲いて会話が弾むという形になっておりますので、そういった部分での制度という点でも、今回の制度の見直しというのは、問題点が多いのではないかというふうに考えているところです。当然、負担という点でだれが負担するのかという点でありますが、従来、国の負担率をもっと引き上げるという点で、こういう点での要請を行政がしなければなりません。この点、改善しなければなりません。また、今回の制度の改正で、訪問介護に当たる部分の報酬も引き下げられるという動きが出てきておりますから、その分多く利用している福祉協議会においても経営が大変になるということは、明らかになってくるわけです。この支援と要介護1の占める割合という点でも、5割以上利用している方の層という点でも、そういう対象者が全体の5割から6割占めるということが上富良野でも言われているわけですから、そういう意味では、本当にもっと内容の充実と報酬の改定、こういったものを実態に即した中で進めなければなりませんし、こういった部分の問題点があるわけですから、もう一度この点について、ただ国に従順なだけではなくて、それは認めるべきときは認めて、いいものはいいということは必要だと思いますが、一方で、悪いものは改善すべきものとして指摘するという、そういったところが今の制度の中では必要ではないかなというふうに思っておりますので、この点、もう一度町長の見解を求めておきたいというふうに考えています。次に、指定管理者の問題では、最終的にはすべての施設を指定管理者に移行しようということであります、そういう話だと思います。先ほども言いましたが、病院、老人ホーム、また水道や保育所、給食センター、こういったところについては再三再四お伺いいたしますが、直営で管理されるのかどうなのか、もう一度確認しておきたいというふうに思います。非常にこういった部分の管理というのは、いわゆる競争原理という形の中でコストという形の中では、当然それだけで問題を解決するということができない分野でありますから、行政がやってこそ、その内容の充実を図れますし、仮にそれはできないと― 28 ―すれば、勉強不足だということです。なぜ民間でできて公ができないのか、公でできてなぜ民間でできないのかという、両方が対立し合えるという状況ですから、この点を十分考えて、もう一度こういった部分については、行政として見るべき必要があると思いますので、この点についてお伺いいたします。あと、後継者問題については、従来の制度ではむだだったとは言いませんが、なじまない制度であったということなのだろうと思いますが、僕はなじむような制度にもっとすべきだったのではないかというふうに考えているところです。農業機械取得にしてもお金がかかります。そういった部分についても、やはりこういった制度を活用して、より一層充実させるという方法もあります。担い手という制度がありますが、担い手という点では、従来の制度を踏襲しただけなのですよ。私が言いたいのは、なぜ特色ある農業づくりをやれないのかというところを、もっと後継者に対してできないのかということです。担い手対策という点では、従来の制度を生かすという点では、何ら創意も工夫もない制度なのですよ、これは。せっかくこういういい制度があるのだから、それをなぜ充実させないのかというところが、農業に対する創意と工夫の自発性や本当に欠ける上富良野町の農業政策の部分ではないかなというふうに思いますので、この点をきっちり存続させるということをもう一度私求めたいと思いますので、なぜ存続できないのか、この点についてもう一度答弁求めます。西小グラウンドについては、来年もできるかどうかわからないということですから、来年必ずやってほしいと。予算がないということでありますが、いろいろな予算見直してほしいです、今、今回の予算の中でも。美晴台のところの予算がついていますし、それがないのだったらそれをやめるというところまで踏み込んで、予算の配分をこちらにシフトさせるということも改善させなければ、子供たちの大切な部分の予算がどんどん後にされてしまうというのでは困るわけですから、そういった見直しも含めて、来年度必ず実現させるということを教育長どのようにお考えなのか、この点、答弁願いたいと思います。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

9番米沢議員の再々質問にお答えさせていただきます。まず、家事援助の関係でありますけれども、過般も担当職員に現状報告をさせて、今の改正介護保険制度との比較等々の報告を受けて調整させていただきましたが、我が町におきましては、家事援助につきましても議員がおっしゃるように、ヘルパーの方々がそういったことを十分に認識しながら、支援者の本人の行動のできるものについては、極力その方に手伝ってもらうというようなことで、我が町の対応は円滑に進んでいるというふうに聞いております。ただ、国で言っているのはそういうのではなくて、何でもかんでも今まではしてやっていたと、本人ができるものまでしてやっていたというところを、今度はそうしなくていいような制度に今改めるのだと。うちの町のようなヘルパーの方々のように対応してくれればいいのですが、そうでない、決まった枠の中でこれだけのものをやって、これだけ料金をもらうよというような形のものが進まれていくと、それが介護保険料の高騰につながっていくと。また、本人の行動を抑止していくことにつながっていく、そういうことを是正しようというのが今の国の見直しであるということでありますので、私はこのことについては今後、ケアマネージャー並びにホームヘルパーが十分に認識しながら運用することによって、大きな課題として残るものではないと、我が町にはないというふうに認識しております。それから、入所者の食費等々の自己負担の件でありますけれども、これらにつきましては、基本的に先ほどお答えさせていただきましたように、応分の御負担をいただくことによって、介護保険料の高騰につながらないということが必要であるというふうに思いますし、いろいろな問題点につきましては、これは議員も御承知のとおり、今回の介護保険制度の見直しに当たりましては、私どもの組織であります全国町村会、全道町村会、上川管内町村会、私ども町村会として是正する部分について、是正対応につきましては国に要望運動を展開し、今現在、対応されております国の一般財源化の中で市町村が負担を強化されるようなことのないように、要望展開をいたしておりますことを御理解いただきたいと思います。次に、指定管理者の件でありますけれども、指定管理者の104項目の中に、給食センターは含まれていないということで、公の施設でないということでひとつ御理解いただきたいと思いますが、他の施設につきましては、私といたしましては民ができるものは民にということで、民間に委託していくと、指定管理者制度の適用をしていくということが大切であるというふうに思っております。行政ができないから民間に渡すということではなくて、行政がやることによってコスト高になる、あるいは民間がやることによってより民間活力が導入され、そしてなかおつ行政がやるのとサービスの低― 29 ―下につながらないで、地域の活性化につながっていくというような状況があるということに期待をしているのであって、決して議員おっしゃるように、行政ができないから民間にやらすということではないということで、ひとつ御理解いただきたい。行政がやることによってコスト高になる部分を対象にしたいということで、民間活力のお力をかりて運営していただきたいということであるということで御理解いただきたい。それから、農業後継者の祝い金の問題でありますが、私といたしましては、議員の考え方と違って、いつも就農祝賀のときに、激励会のときに10万円ずつお祝い金をやると。今、10万円お渡しして背広1着買えるのかな、どうなのかということを考えますと、その一時金の祝い金がたとえ20万円になっても30万円になったとしても、それよりも、就農者がこれなら農業に就農してもいいわと言えるような経営基盤の確立を図っていくと。そういうことを進めていこうということでつくり出したのが、第5次農業振興計画の中でそういう位置づけをされて、そういう体制整備を進めて農業振興計画に基づいた農業の振興施策を進めているということでありますので、私といたしましては、一時金の5万円や10万円のお金と言うと失礼ではありますけれども、一時金を「就農してくれたね、おめでとう」とお渡しするよりも私は効果的であると。しかし、これが今まではむだだったということではなくて、第4次農業振興計画の中では、そういうお祝いをしてみんなで祝ってあげましょうやと、就農してくれた人を祝ってあげましょうやという気持ちの中で祝い金制度が発生していたと。ただ、お祝いということに過ぎなかったということで、ひとつ御理解をいただきたいと思います。

答弁 教育長 中澤良隆(教育長は2008年9月まで)

西小グラウンドの関係でありますが、私といたしましては、今までの経過からいたしましてもまた西小学校の事業につきましては、大変重要なことというふうにとらえております。この場で必ず実現させるというようなことで、私の口からはちょっと約束はできないのでありますけれども、教育委員会といたしましては、具現化に向けて本当に熱意を持って最大の努力をしていきたいというふうに考えておりますので、御理解賜りたいと思います。

出典:上富良野町議会 平成17年第1回定例会 2005年3月10日 議事録 PDF(80ページ) 間違いを知らせる