みんなの議会

上富良野町議会 平成15年第3回定例会 2003年9月24日

(1)米政策改革について/(2)市町村の合併について/(3)ごみ手数料について/(4)子育てについて/(5)女性専用外来の設置について/(6)祭りなどの行事の見直しについて/(7)交通安全対策について

2003年9月24日、上富良野町議会の一般質問で、米沢義英議員が「米政策改革について」「市町村の合併について」「ごみ手数料について」「子育てについて」「女性専用外来の設置について」「祭りなどの行事の見直しについて」「交通安全対策について」について質問し、町長 尾岸孝雄が答弁しました。

質問者
米沢義英 議員
答弁者
町長 尾岸孝雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 7 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 9番 米沢義英

私は、さきに通告してありました点について、町長の見解を求めるものであります。今農家では、ことしの作柄等ともに、来年の米づくりをどうするか、大きな不安に直面しているという状況にあります。それというのも、国が示した米改革大綱というのは、その内容すら明らかにされないという状況の中で、今後新たな方針の見直しもあるとされている状況で、そこへもってきて農家の個々の方針が立てられないという状況であります。今求められているのは、米は日本の主食であり、その供給と価格の安定は、農政の国の基本課題であるということを忘れてはならないということであります。しかし、国はこの位置づけに、根本から覆す方針を打ち出しました。この間見ても、ミニマムアクセス米という形の中で、外国からの米の輸入自由化をどんどん押し広げるという状況になり、市場原理ということで、需給と価格の安定を根本から破壊するという状況になってきています。また、今回の米改革大綱においては、農家や農業団体の米づくりにおいては、責任を押しつけるという状況の中で、これは国内の米需給調整や価格調整に対する政府の管理、助成責任を放棄するという状況であります。米の流通を市場原理に一層ゆだねるものであります。生産者米価の下落を野放しするということは、絶対許されるものではありません。今こそ米の安定供給と生産体制の堅持を求めることが何よりも必要だと考えますが、町長はこの国が示した米改革大綱によって、需給のバランスが完全に崩れるとお考えでしょうか。この点についての町長の見解を求めるものであります。また、今、各自治体や農業団体では、地域水田ビジョンを策定しております。農家の皆さん方に聞きましたら、今進めている米づくり大綱では、小さい農家はどんどんなくなってしまう、こんなことはやめてほしい、こういう声が寄せられるという状況になっております。何よりも今必要なのは、各農家の意見を十分この計画に反映させるということではないでしょうか。そのためには、個々の農家が稲作を進めたいというのであれば、その方向に対してきっちりとこたえるような農業づくりが今必要だと思い― 44 ―ますが、この点についての町長の見解を求めます。次に、市町村合併についてお伺いいたします。今、国は市町村の合併を早めようと、新たな方針をまた示そうとしています。この間でも各自治体からは、あめとむちのような交付税をちらつかせておきながら、一方で国の義務的経費を削減するという状況の中で、多くの自治体が、この国の制度に怒りを感じざるを得ないという状況になってきています。今求められているのは、地方自治体の自立を促進することであり、また、その願いにかなった財政の堅持を国がするということは、地方財政法でも明らかにされていますから、これをみずから否定するようなやり方は、当然住民にも自治体にもなじまないことは明らかであります。私は、そういう意味では、上富良野町が将来生き抜くためにも、自立の方向での町づくりを検討すべきだと私は考えております。そこで町長にお伺いいたしますが、この間、町の答弁では、住民の意見を聞きながら、また議会の判断を承りながら総合的に考えて進むべきか、また合併すべきかを判断するとしておりますが、しかしここに来て、町長みずからが自立するのか、また合併するのかという意思表示を示して、その判断を住民に求めるというのも一つの方法だと思いますが、この点について町長はどのようにお考えなのか、見解を求めます。次に、ごみ手数料の引き下げについてお伺いいたします。昨年ごみの有料化が実施されました。多くの住民の中には、ごみ手数料が高いという声があります。町では決して高いという理論ではありませんが、しかし住民の生活実態からしてみれば、いろいろな負担が求められるという状況の中で、所得の少ない人ほどこれに悩むという状況になってきています。そういう意味では、今後こういう実態も含めて、町においてはごみ手数料の引き下げをするか、あるいは年に1回ごみ袋の無料配付を行うなど、こういう軽減対策をとることも必要だと考えますが、この点についての町の見解を求めます。次に、子育て支援についてお伺いいたします。児童福祉法の中には、一時保育や延長保育、特別保育の実施がうたわれています。今、社会環境の変化で、核家族化や共働きの世帯がふえるという状況の中で、その動きに見合った保育行政や子育て支援の体制が当然求められるのは、当たり前であります。今多くの子育て世帯の方々からは、もっと町は一時保育や延長保育、特別保育などの実施、また学童保育の充実に努めてほしいという声がたくさん寄せられておりますが、今後町においては、このような意見にどのように対応されるのか、この点について伺っておきたいと思います。また、今各地では、個別の保育要求に対応した保育ママ制度の実施、家庭に出向いて保育をする、あるいはベビーシッター的な要素も取り入れた保育制度を多様な形で実施するという自治体がふえております。町においても、転入者が多いという状況の中で、こういう要求はたくさん今出てきております。町においても、今後この点についても十分検討する余地があると考えておりますが、これらの点についての見解を求めます。次に、女性専用外来の設置について伺います。今、行政といえども、きめ細やかな行政サービスが求められています。ある女性の方に聞けば、町立病院に診察に行ったときに、男性医師では話せない、こういう問題がある。せっかく町に女性医師がいるのだから、女性専用外来を設置できないかという声であります。今、各地でも、この趣旨に沿った女性専用外来の設置が今ふえてきております。当町においても、今後十分検討する余地があると思いますが、この点についての考え方を伺います。次に、祭りなどの行事の見直しについて伺います。この間、町などが主催する祭り、イベントなどが季節ごとにあるということでは大切だと思いますが、しかしどれ一つをとっても、いま一つ力不足という感が多いという状況であります。多くの住民からも、もっとこの祭りの内容を集約して、そして活力のある町づくりの一環としても、この見直しをする必要があるのではないかという声がたくさんあります。また、大通りいっぱいを利用してテントを並べて出店や、そこで祭りの行事を行ってはという声もあります。また、火祭りをラベンダー祭りにぶつけるなど、こういう形の中での集約も必要だと思いますし、また、仮装盆踊りなどを復活させて、多くの人に喜ばれる、そういう行事の見直しが今必要だと考えますが、この点についての町の見解を求めます。次に、交通安全対策についてお伺いいたします。今、本町や泉町の新しく住宅ができたところにおいては、子供が車と接触しそうになるという状況があります。そういう意味では、当然親や子供さん、周りが十分注意しなければならないのは当然でありますが、何よりもその被害を未然に防ぐためにも、ある一定の交通安全標識の設置が必要だと思いますが、この点についての今後の対応についてお伺いいたします。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

9番米沢議員の御質問にお答えさせていただきます。まず、米政策改革についての1項目め、安定的な生産体制に関してですが、国においては、米の生産調整などを昭和46年から今日まで30年間以上も続けてまいりましたが、過剰米に関する成果が上がらず、国民の税負担に対する公平性について問われているところであります。このようなことを背景にして、平成14年12月に、米政策改革大綱が示され、売れる米づくりを行うことを基本として、多様な消費者ニーズを的確にとらえ、需要ごとに求められる価格条件を満たしながら、安定的に供給が行われ、消費者重視、市場重視の米づくりが求められているところであります。米政策改革を行うに当たって、国においては平成16年より米関連対策として産地づくり対策、稲作所得基盤確保対策、担い手経営安定対策などに対して予算措置がされる予定になっているところであります。私といたしましては、米主産地としての位置づけを守りながら、消費者の需要に見合った売れる米づくりを行っていくことが、米価格の維持につながっていくものと考えているところであります。米政策改革の2項目めの作付自由化についてでありますが、次年度以降の水稲の作付、米の販売などについては、現在農協を中心として行政、関係機関が一体となって富良野地域の水田農業ビジョン策定中であります。地域水田農業ビジョンにおいては、地域の特性に応じた水稲の作付や米の生産調整、販売などの方針が盛り込まれる予定であります。小規模な水田農業者においても、地域での話し合いにより水稲を作付していくことは可能であると考えておりますし、農業者の皆様方にも地域水田農業ビジョンに沿って、自主的、主体的な取り組みをお願いしなければならないと考えているところであります。次に、2点目の市町村合併に関して、自立か合併かの意思を示すべきでないかとの御意見でありますが、さきの議員にもお答えさせていただきましたように、市町村合併にかかわって全国の自治体が大きな関心を寄せている第27次地方制度調査会の最終報告が、この11月には出される予定となっております。この報告の中では、地方分権の時代の中で、基礎的自治体のあり方についての考え方が示されるものと考えているところであります。私といたしましては、この地方制度調査会の報告、また経済財政諮問会議の方針、いわゆる骨太方針第3弾などを参考にするとともに、市町村合併につきましては、相手があることでありますので、近隣市町村の考え方や動向を見て、住民の皆さん、議会の皆さんの御意見を承りながら、最終的な判断をしてまいりたいと考えております。しかしながら、現下の近隣市町村の動向から判断いたしますと、合併についての可能性は低いものと考えられることから、今のところ自主自立の道に軸足を置いた中で、上富良野町の将来像を描かざるを得ないと考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。次に、3点目のごみの有料化につきましては、昨年10月から町民の皆様の御理解をいただきながら、可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみ、いわゆる非資源化物に限って有料化を実施させていただいたところであります。御承知いただいておりますように、手数料の算定につきましては、有料対象物の収集運搬処理に要します費用から、施設建設関連費用、人件費を除いた額約1億2,80 0万円の30%程度を御負担いただくことを基礎として設定させていただいたところであります。有料化実施後、約1年を経過し、まだまだ比較の有意性は見出せないところでありますが、排出されます量につきましては、非資源化物を中心に相当の減量が見られ、町民皆様がごみの分別、減量化に向けて高い意識をお持ちいただいてきたものと感謝いたしているところであります。したがいまして、ごみの減量化へのさらなる意識の高揚を図る上からも、手数料の引き下げ及び容器の無料配付につきましては今のところ考えておりませんので、御理解を賜りたいと思います。なお、将来に向けても大変厳しい財政状況に照らし合わせますとき、ごみの処理に要します費用全体が約3億1,00 0万円強に上ることから、排出いただきます皆様の減量努力に報いつつも、非資源化物処理経費のおおむね50%程度を、受益と負担の観点からも御負担いただく方向で検討する課題といたしているところでありますので、御理解を賜りたいと思います。続きまして、4点目の子育てに関する御質問にお答えさせていただきます。議員が言われるとおり、近年本町におきましても、母親の就労機会の増大や核家族化が進んできていることから、子育てしながら安心して働くことができる保育環境づくりが一層重要になってくると認識しております。御質問の一時保育につきましては、母親の入院や家族の入院付き添いなどの事情により、一時的に保育を必要とする児童には、保育所の入所状況の範囲内で受け入れを行っており、延長保育についても、現在通常保育の時間数から、開所、閉所の前後合わ― 46 ―せて2時間を延長して実施しております。一時保育、延長保育など特別保育事業につきましては、本年度中に策定を予定しているエンゼルプランにおけるニーズ調査の結果を十分に見きわめて、内容の充実など検討してまいりたいと考えております。また、子育て支援サポート制度につきましても、同様にエンゼルプランのニーズ調査の結果を踏まえ、計画内容にその必要性を見きわめてまいりたいと思います。なお、エンゼルプランにつきましては、本年7月制定の次世代育成支援対策推進法において、子育て支援内容の目標を定める行動計画が義務づけられたことから、学校長代表や保育所、幼稚園代表、子育て支援ネットワークの代表などの構成による策定委員会を設置しております。ニーズ調査に関することや子育て支援対策などについて、この策定委員からさまざまな御意見をいただきながら検討を進めているところでありますが、策定に向けて、法律の指針や町の第4次総合計画と整合性を図り、次世代の育成支援のための施策を盛り込んでいくよう考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、5点目の女性医師が女性患者を診る女性専用外来の開設に関しての御質問ですが、女性は生涯を通じて男性と異なるさまざまな体調不良を起こすことがあります。女性が体に異常を感じ、診療が必要だと思っても、女性特有の疾病に対する恥ずかしさなどから男性医師には相談しにくく、そのことにより病気を悪化させることがあると言われ、今、全国の一部の病院において、内科の女性医師が体と心の相談に対して十分な問診と診療を行い、必要に応じて専門医を紹介するなど、適切な医療を提供する女性専用外来が開設されていることは、承知いたしているところであります。町立病院において開設するとした場合、患者の動向や女性医師の恒常的な配置、看護師などスタッフの配置、診療場所などの課題がありますので、院内において十分協議をしなければなりません。今後開設の可能性について検討してまいりますので、御理解を賜りたいと存じます。次に、6点目のお祭りなどの行事の見直しについてでありますが、町ではラベンダー祭り、十勝岳火祭り、盆踊り、雪祭りを四季彩イベントとして、町、商工会、農協、観光協会の4者で実行委員会を組織し、それぞれの団体が分担して開催しているところであります。このほかにも、町内諸団体によって商工フェスティバル、十勝岳紅葉祭り、農業祭り、生産者と商業者などが合同で開催する味覚市、とんとん祭りなど数多くのイベントが開催されております。特にラベンダー祭りと十勝岳火祭りを集約して、短い夏を観光客と住民がともに楽しめるイベントにとの御質問かと思いますが、それぞれに歴史のあるイベントであり、花の開花時期及びあんどん作成期間並びに神社祭典など、イベントを構成する諸団体の事情もあることから、諸団体の御意見を伺った中で、集約開催が可能かどうか検討を加えたいと考えております。また、仮装盆踊り復活についてでありますが、昭和40年に第1回町民納涼盆踊りの最終日に行われて以来、大変にぎわって経過しておりましたが、時代の変化により、年々参加者が減少してきたことや、参加者や運営者から、十勝岳火祭りと仮装盆踊りの両方の実施は準備等の負担が大きいとの意見もあり、平成11年度から実施をしないこととした経緯にあります。したがいまして、現段階では仮装盆踊り復活は難しいと考えております。また、一般の盆踊り、子供盆踊りにつきましても、平成12年度から十勝岳火祭りに組み込まれて実施しておりますが、一般の盆踊りは参加者がなく、現在は子供盆踊りのみとなっております。町としましても、この火祭りのイベントの中で、より多くの町民の参加により盆踊りを盛り上げていただきたいと思っておりますので、御理解を願いたいと存じます。最後に、7点目の交通安全に関してでありますが、本町、泉町からの交差点などに一時停止規制に関します要望を平成14年にいただき、地元交番とともに現地調査を行い、規制の要否について検討を加えさせていただいたところであります。要望いただいた地点につきましては、学校、保育所、児童館などに至る道路上の交差点であることから、既に必要な地点にはカーブミラーなどの安全施設が配置されているところでもあり、当面、規制よりも子供飛び出し注意看板などの注意喚起対策を施すことを重視する方向で対策を講じさせていただいていくこととさせていただいております。御承知のとおり、一時停止等の規制につきましては、交通量や道路幅員などを勘案し、規制の要否について公安委員会が定めるものでありますが、特に市街地住宅地域内におきましては、現地の状況に詳しい地元交番の意見を参考にしつつ判断されていくのが一般的であり、その例に基づき対応していただいたところであります。なお、規制の要否につきましては、継続的に観察を進め、交番の指導を仰ぎつつ、必要な対策を講じてまいりたいと思います。

質問 9番 米沢義英

米改革大綱の政策の見直しについて、まずお伺いしたいというふうに思います。町長は、その答弁では、安定的な生産と供給体制が維持できると、価格も維持できるというふうな答弁でありますが、しかし今回の趣旨見ていましたら、将来的には外米を輸入し、さらに輸入して、いわゆる減反面積を拡大するということを言っているわけです。そのことを考えたときに、町長の理論というのは、もうここで成り立たないということになっているわけですから、この点をよくもう一度勉強していただいて、国が示す米改革の内容というのは、いかに市場原理という名のもとで、その供給体制も価格の安定体制も、どんどん崩壊してしまうという内容であることをきちんと認識すべきだと私は思いますが、この点について、このままこの政策が進められれば、安定的な価格体制や生産体制が維持できるのかどうなのか、この点もう一度お伺いしたいと思います。次にお伺いしたいのは、米をつくるに当たって、今回の政策というのは、いわゆる自治体や関係するいわゆる農協団体に、生産者に任せるということであります。このことを農家の現場の皆さん方に聞いたら、そう言われても、我々にどうしろと言われても困るんだと。あんた隣のところは米つくりたいと、だけれどもおいしい米をつくるという点では大変いいことだと思いますが、しかし一方では、おいしい米をつくるために、あんたのところは、Bというところは米づくりを中止しなさいということなのです、はっきり言えば。そういうことになったら、やはり根本的に米づくりのつくりたいと思っている人でも、米をつくれないという状況になるわけです。そういう意味では、今何が求められているのかということになれば、やはり米をつくりたいという人たちに対しては、その方向での位置づけをきっちりこのビジョンの中にも盛り込ませる、あるいは国や関係する団体に対しても、そういう要求を行うということ。また、営農集団という集団化を進めるというのであれば、それに向けた財政的な支援や措置を行うという、こういう対策をきっちりとらなければならないということだと私は考えますが、町長の答弁の中では、この点のやはり位置づけといいますか、現状認識について、余りよくわかっていないのではないかということが、この答弁の中で感じられるわけですよ。これは大変なことなのですよ。先ほどの一般質問の答弁にありましたけれども、いわゆる10ヘクタール以上、20ヘクタール以上のここに集約するというのですよね。仮にそういう方向であったとしても、ここの方に対して、いろいろなとも補償だとか何とかという形で求めてくるわけです、国は。今後の財政保障はどうなのかということで、三千数百億円ついたということを言われていますが、これも5年後、7年後には廃止する、あるいは減額するということで、こういう集約する農家であっても、本当に農業が成り立たないという状況が生まれることは明らかです。ですから、この点について、町長はもう一度上富良野町の農業生産者、農業をきっちり守るためにも、やはり今認識をいま一度きちっと再構築して、米をつくりたい方、また集団でやりたいという方に対する補助政策ということも含めて考えるべき必要があると思いますが、この点についてもう一度お伺いいたします。次に、市町村合併についての問題についてお伺いいたします。町長は、相変わらず他の動向を見てからということであります。今の現状においては、合併の可能性は低いから、自主自立の道に軸足を置いて将来像を描きたいということの話であります。しかし、そうなれば、これも動向を見てからということですから、また合併したいということであれば、そちらの方も考えようではないかということの話だというふうに思います。今、私、上富良野町に住んでいて、いい施策もたくさんやっぱりあるわけです。他の町村から比べてもいい政策、健康づくりやその他の町づくりの上においてもたくさんあるわけです。こういう町づくりをやっぱり前面に出しながら、やはり住民に対して町長みずからもどういう町づくりを進めるのかということで、やっぱり自立する方向で行きたいのであれば、自立の方向で意思表示すべきだし、合併するということであれば、合併する方向で意思表示するべきであるし、この点をきっちり示す段階に私は来ているのではないかということを感じるわけであります。そういう意味で、そういう選択をしてもらう、その上でどういう方向に進んでいくのか、住民の方が何を求めるのかということも出てくるわけですから、その点をいま一度明確に答弁していただきたいというふうに思います。次に、ごみ手数料の問題ですけれども、将来はまた50%ぐらいの応分の負担も必要だということであります。この間お話を聞きましたら、やはり所得の少ない方に、さらに負担が伴ってきているという話です。町では、年間平均1万2, 000円ぐらいで足りるのでないかということの話でありますが、もう既にそれを超えているという方もおります。また、ごみの減量化が促進されたということの話― 48 ―でありますが、これは総体的に見ましたら、逆に総体的なトン数がふえているということは、広報でも明らかになっています。そういう意味では、私は前から言っておりましたが、これは生産者や製造責任者のこういったリサイクル体制の強化も含めなければ、この減量体制というのは、なかなかできないものだと。確かに住民は、この点から一生懸命減量化に取り組むというこはしてくれるだろうけれども、根本的な解決というのは、そういう二つの条件が合ったときに初めてできるわけですから、そういう意味では、そういう協力というのは、お金に換算しても換算できないものだというふうに考えています。そういう意味では、私は年に1回でもごみの袋を無料化で渡しても、十分価値ある町づくりの政策の一つだというふうに思いますが、この点についての町長の認識等についてお伺いしたいというふうに思います。次に、子育て支援の問題であります。子育て支援の問題では、確かにいろいろ政策もとっておやりなのですが、このアンケートの中にも、それでは不十分だということがたくさん書かれているのです。このことをどうするのかということを私は聞いているのです。このことは、特にエンゼルプランに待たなくても、十分こういう問題認識を上げれば、こういうことをやるべきだという認識というのは、当然町長もお持ちだと思うのですが、この点町長はどのようにお考えなのか、お伺いしておきたいと思います。このアンケートの中にも、休日保育や祭日保育、そして子育ての悩みに回答できるようなそういう支援体制の強化、あるいは家庭に訪問してもらって、子供のやはり子育ての支援をしてもらうというヘルパー制度の充実というのが載っているわけです。こういうことを考えたら、何もエンゼルプランを待たなくても、十分その判断ができるのだと思うのですが、この点は町長はどのようにお考えなのか。ただ機械的にエンゼルプランに、将来的なことも含めて考えるというだけではなくて、現状でどういうふうに判断するか、その要望というのが必要だと考えているのか、あると思っているのか、この点についてお伺いしたいと思います。次に、女性専用外来の問題では、十分検討するという話であります。先ほども言いましたが、女性の体というのは複雑にできております。ちょっとしたことでも男性医師に話せない悩みなんかも、その時々であるということです。そういう意味では、町においても週に1回でも2回でも、午後の検診においてもできる体制をつくってほしいという声がありますから、この点についても十分検討するということでありますが、もう一度体制等の問題もあるかと思いますが、考え等についてお伺いいたしたいと思います。次に、祭りなどの行事については、今後検討するということでありますから、十分検討していただきたいと思います。町の人たちは、やっぱりこの不景気の中で、本当に住民の集まれる場所、心のいやせる、また活力のある、見出せるようなそういう、祭りというのはそういう町の心、住民の姿をあらわす上でも大切な行事だと思っています。それは、当然地元の地産地消や商店街の活性化につながるという立場からも大切な事業であります。そういう意味では、十分この点についても集約の体制を考えるということであるということですから、また同時に仮装盆踊りも従来と変わって、また参加してみたいという方が恐らくいるのだろうと思うのです、今状況が変わってきていますから。この点についても、もう一度再構築すべきだと思いますが、この点お伺いいたします。次に、交通安全対策については、地域の要望があります。確かにむやみやたらに交通安全標識というのを立ててはならないというのもあるのかもしれませんが、実際に泉町地区においては事故に遭遇するという実態が出てきております。そういう意味では、きちっとした交通安全対策をとるということも大切だと思いますので、この点についてのもう一度の見解を求めます。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

9番米沢議員の再質問にお答えさせていただきます。まず、米政策改革大綱の件、また地域農業ビジョンの、水田農業ビジョンの問題についてでありますが、これらにつきましては、今現在国が対応しておりますこの施策の中で、地域としてどのように対応していくのかということも十分見きわめながら取り進めていき、その中で議員御指摘のとおり、地域農業、基幹産業を維持するために、自治体として何ができるのかということは、その対応の中で考えていき、農業支援策を考えていかなければならないというふうに思いますが、現状におきましては、この制度が、議員おっしゃるように非常に水田農業者にとっては厳しいものも生じているわけでありますが、あくまでもその価格の問題等々につきましては、WTOの輸入問題、あるいはいろいろな問題を包括している大きな国政段階の課題でございますので、これらにつきましても十分見きわめながら、今後の地域農業の振興策を考えていかなければならない。しかし、何といっても、たどり着くところは消費者に買っていただける売れる米をつくらなければ― 49 ―ならないということであります。幾ら生産したいからといって生産しても、消費者に買っていただけない米を生産しているわけにいきません。ですから、買っていただけるクリーンで良質なおいしい米をいかにしてつくるかということが地域に課せられた課題であり、地域農業の水田農業の皆さん方の基本的な方向でありますので、そういったことを十分見きわめながら、行政としての対応を考えていきたいというふうに思っております。次に、市町村合併でありますが、これにつきましては、今1月の町民との懇談会等々におきましても、合併を進めるべきという声は、大きな声は全く出てきておりません。そういう現状の中において、今の現状の中においては、先ほどお答えさせていただきましたように、自主自立の方向に軸足を置きながら、今後国が地方制度をどうしていくかということを判断して決めなければいけない。議員おっしゃるように、現時点で最終到達地点を結論出すことは、国の施策が見きわめられない状況にあって非常に厳しいと。先ほど来お答えさせていただいておりますように、基礎的自治体としての対応はなされるのか、財政運営がなされるような地方財政の措置を国がどうするのか、そういうことを十分見きわめた中で、自主自立の道を歩められるのかどうかを見きわめていかなければならないというふうに認識いたしておりますので、今の状況下では、私としては方向を断定することには至っていないということで御理解をいただきたいと思います。それから、ごみ手数料の問題であります。非常にこういう経済情勢の中で、町民の皆さん方の御負担をいただくということは、非常に忍びないわけでありますが、今年度の予算編成に当たって、予算審議に当たりましても御説明申し上げましたように、受益と負担の原則を見きわめながら、応分の住民の皆さん方の御負担をいただき、財政運営を進めていかなければならないというふうに認識いたしておりますので、現状では今のところ考えておりませんが、将来的には、先ほどお答えさせていただきましたようなことで、そういう方向もあり得るということで御理解をいただきたいと。今現在町民の皆さん方は、非常にこの問題に関心を持ち、分別収集に御協力をいただいておりまして、先ほど総体的にごみの量がふえているという議員の御質問でありましたが、私の掌握している範囲内では、総体的には1割ぐらいごみの量は減っております。そして、なおかつ有料対象となりますごみにつきましては、55%程度の減少になっております。それだけ住民の皆さん方は有料化するごみを分別して、再利用のできる資源化ごみに対応していただいているというようなことから、例えば平成13年度においては16. 71%の資源化率でありましたけれども、15年度に現状までの状況を見きわめますと、約55. 63%、約56%資源化率が伸びてきている。富良野市のように98%目標でというようなことには、なかなか難しいわけでありますけれども、住民の皆さん方の関心が非常に高くなって、再利用、再資源化に対する御協力をいただいていると。そのことによって、有料化ごみにつきましては減少をしているということで御理解を賜りたいというふうに思っております。次に、子育て支援につきましては、エンゼルプランができなくても、その対応をということでありますが、そのエンゼルプランができない今日までも、必要な子育て支援対策は推進してまいっております。今、ことし、このエンゼルプランが策定されます。次年度からは、このエンゼルプランに基づいた施策の展開を進めていきたいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいというふうに思いますし、組織機構改革の中で、今後は、4月1日からにつきましては、子育て支援対策室を設けて、その中で専門に対処させる部署をつくりたいというふうにも思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。また、女性専用外来につきましては、先ほどお答えさせていただきましたように、今後病院内部の検討を進めさせていただいて対処させていただくと、検討をしてまいりたいというふうに思いますので、御理解をいただきたいと。それから、イベントの対応についてでありますが、これにつきましては、今日まで私も過去におきまして、この問題を取り上げて対応してきたところでありますが、実施をする団体の皆様方が、非常に固まっているというようなことから、例えばラベンダー祭りと十勝岳火祭りをつなげようということになりますと、物すごく労力がかかるわけであります。ある組織には、大きな労力を、負担をかけてしまう。そういうようなことから、どうしても期間を置いて対応せざるを得ないという部分もありますので、今後こういったことを含みながら、実施団体と十分に協議を進めさせていただきたいというふうに思いますし、仮装盆踊りにつきましては、11年から中止しておりますけれども、10年度、9年度と参加団体が1団体、2団体というようなことで、とても仮装盆踊り大会というような形にはならない、参加者がいなかったというようなことで中止をさせていただきましたが、この盆踊りというのは、日本― 50 ―の文化であります。継続して何らかの形で対応していけるように、今現在は仮装ではありませんけれども、大人盆踊り、子供盆踊りを十勝岳火祭りの中で実施しておりますが、参加者が非常にいないというようなことでありますが、これらについても参加者の状況を見きわめながら、今後実施団体と協議を進めていきたいというふうに思います。また、最後に交通安全対策につきましては、皆様方の御理解を賜りまして、交通安全条例を制定させていただいております。この条例に基づきます交通安全対策審議会におきまして、地域の交通安全対策の推進に向けて、今後もより一層の努力をし、安全な町づくりを目指していきたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。

質問 9番 米沢義英

米問題について、もう一度お伺いいたします。町長の答弁では、国の進める方向でいたし方ないということの話かというふうに思います。そういう認識であるとするならば、この日本を含めて上富良野町の、先ほども答弁ありましたが、10ヘクタール未満の農家が四百数十何戸いるという状況の中で、こういう方たちや、それ以上の方であっても、経営が困難になるということが明らかにはっきりしているわけで、これは仕方ないと、おいしい米をつくるためには仕方がないということの答弁かと思いますが、それで本当に上富良野町の農業を支えていくという、いわゆるトップの責任者としての言葉にはふさしくない言葉だというふうに思いますが、私はどんなことがあっても、この地元の農家を守ると、畑作や水田畑の農家を守るという立場からのことを考えた場合に、この米改革大綱では、本当に農業者の米をつくりたいという方々の声にこたえられないということだというふうに思いますが、私はどうも町長の考えが、本来やはり進むべく自治体の長として、この農家の方を守るという立場からして、かけ離れているというふうに思いますが、もう一度その点、やはりつくりたい方、集団化したいという方に対する助成策も含めて、この政策大綱のビジョンの中に、計画の中にも、行政としてもきちっとかみ合うような政策を打ち出すべきだというふうに考えておりますが、この点について、もう一度お伺いしたいというふうに思います。次に、ごみ手数料の問題で言えば、確かに資源化率というのは上がっているというふうに思いますが、総体的なごみで言えばふえているわけですから、簡単に言えば、今まで一般ごみや、缶だとか不燃だとかごちゃごちゃになっていたのが、それがきちっと分別されて、それがきちっと分けられたということなのですよ。だけれども、総体的なごみトン数の処理数見ましたら、ふえているわけですよ。町長、この広報見てもわかるように。この実態等を見たときに、やはり総体的な排出量というのはいまだに減ってきていないという問題が隠されていると。そういう意味では、やはりもう一度そういう苦労されている住民の方に、ごみ袋の無料配付を私は行っても価値ある財政措置でもあるし、これは喜ばれるというふうに思います。年に1回ですから、そんなに財政負担にはならないはずです、これ。この点をもう一度考えていただきたいというふうに思います。次に、子育て支援については、今までもやってきているということの話でありますが、このアンケートの中を見てもらって、町長読まれたのだと思うのですけれども、この子育てについての要望たくさん出ています。一つ一つ挙げませんが、やはりまだ不十分だということなのですよ。ですから、エンゼルプランに載せてトータル的に考えるというのは必要なのですけれども、今現時点で町長は、この問題についてどういうふうな考え持っているのか、必要なのかと。必要であれば、待たなくてもそういう体制をとる必要があるのだという認識を持っているのかどうなのか聞いているわけで、この点について明確な答弁していただきたい。それであれば、話はすぐ決着はつくわけですから、この点もう一度お伺いしたいと思います。みずからの不十分さを棚に置いて、これを回避するということは許されないことです。子供というのは、その日1日1時間待ってくれない、そういう方たちですから、その問題について、もう一度答弁お願いしたいというふうに思います。あと市町村合併については、何回言われても今後の動向を見てからということであります。本当に他の町村では、みずから合併しますとか、いわゆる自立しますとかという自治体も生まれてきています。私は、今町トップのこの上富良野町のリーダーとして、求められているリーダー像というのは、他の町村の動きもきちっと見るのも大事だけれども、みずからの町づくりをどうするのかというところの意思表示をはっきりしても、今そのぐらいの厳しさと迅速さ、これを求められているときではないかと思いますが、もう一度町長自身の優柔不断と思われる考えではなくて、きっちりその方向性を示すべきだと思いますが、この点について考えを伺います。

答弁 町長 尾岸孝雄(町長は2008年12月まで)

9番米沢議員の再々質問にお答えさせていただきます。まず、米政策改革につきましては、決して私は上― 51 ―富良野町の農業者を見捨てるということを言っているのでなくて、そういう状況を見ながら、自治体としての支援策をどうするかということは、今後のその状況を見きわめながら考えなければならないということでお答えさせていただいているつもりであります。基本的に、今米につきましては、売れる米をつくらなければならないというのは基本であります。では、売れない米をつくるという人が生じたとしても、そうではなくて、あなたは米以外に何らかのものを農業者として、どうしても売れない米でもおれはつくるのだというのに支援するということにはなりませんので、売れない米をつくるような地域にあっては、他の農作物を適地に植える、そういう転作をどのように誘導していくかということが私は大事であるというふうに思います。ですから、今基本的に国が言っている10ヘクタール、これは四十数戸しか我が町にはいない。今後におきましては、農地の流動化を促進する対応を図りながら、この43戸の10ヘクタール以上の農家をもっともっと戸数をふやしていく、そういう施策の展開をも含めていかないだろうし、また20ヘクタール、それ以外の集団型につきましては20ヘクタール必要であるという部分につきましては、その20ヘクタールに対応できる集団型の対応ができ得るように行政としても支援をし、努めていかなければならない。それは、私は一番心配することは、今米をつくっているが、売れない米につきましても、やはり地域の集団化をこれから図っていかなければいけない。そういう中にありまして、その集団化から離れていく農家の方々に対して、他のものに転作誘導をしていく農家にどのような支援策を講じ、自治体としてどのような対応をしていかなければならないかということについては、今後十分農業者の皆さん方と、また関係者の皆さん方と協議しながら、これは進めていかなければならない大きな課題が今まだ残っているというふうに思っておりますが、これらにつきましても、これは今後の実態を見きわめた中で、自治体として判断していきたいというふうに私は思っております。それから、ごみの手数料の問題でありますが、総体的にごみがふえているというのは、もちろんふえております。これは先ほど申し上げましたのは、上富良野町だけの中で総体的に1割減っているということでありますが、粗大ごみにつきましては、今圏域のものをみんな我が町上富良野町で対応しておりますし、衛生用品につきましても、富良野圏域のごみすべてを上富良野が対応しているわけでありますから、総体ごみはふえております。しかし、我が町の住民に課せる有料化すべきごみにつきましては、大きく住民の協力をいただいて減っているということで御理解をいただきたい。それから、子育て支援につきましては、私は決して今までの私が進めてきた子育て支援策が、全く無意味であったということは思っておりません。最大限の努力をしながら、子育て支援策を私は今日までとってきたつもりでおります。しかし、実際に対応する方々のアンケートの中にはかけ離れた部分もありますが、そのアンケートの中で要望していることすべてを行政が取り上げて対応できる範囲なのか、そうでない、行政として対応するのはこういうものであるぞというとを今決めるのがエンゼルプランで、町の子育て支援施策であります。この施策をことしつくるわけであります。来年からそのエンゼルプランにのっとった施策の展開を進めるわけであります。今、年度の中途で子育て支援策として、新たな、議員おっしゃるような即対応するという考え方は、持っていないということでひとつ御理解をいただきたいと思います。それから、市町村合併につきましては、なかなかさきの議員の皆さん方も、私がどっちの道を選ぶのかを聞きたいのだろうと思いますが、今の段階で私は判断する材料を持っておりません。町民に理解し説明する、この道を絶対進みますよと、今ここで宣言するだけの判断材料は持ち合わせておりません。私は、先ほど来言っているように、基礎的自治体としての権限が剥奪されないで、自治体としての権限を維持しながら、財政運営ができる状況を見きわめて、自主自立の道を進めていけるのかどうか十分判断した中で、最終的な議会の皆さん方との調整をしつつ、町民の皆様方と議論をしつつ、最終的な判断をしたいというふうに思いますので、御理解をいただきたいと思います。

出典:上富良野町議会 平成15年第3回定例会 2003年9月24日 議事録 PDF(43ページ) 間違いを知らせる