本別町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月12日
介護人材確保の現状と定着支援について
2024年3月12日、本別町議会の一般質問で、加藤徹己議員が「介護人材確保の現状と定着支援について」質問し、町長 佐々木基裕、保健福祉課長 長屋和幸が答弁しました。
- 質問者
- 加藤徹己 議員
- 答弁者
- 町長 佐々木基裕、保健福祉課長 長屋和幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 2番 加藤徹己
議長の許可をいただきましたので、通告済みの1問について質問をいたします。質問事項。介護人材確保の現状と定着支援について。質問要旨。高齢化と介護人材の不足が深刻化する中、町内介護保険事業所における介護人材確保と定着支援は、持続可能な介護保険事業を推進する上で重要と考えます。このことから、以下について伺います。1点目、町内介護保険事業所における介護人材確保の現状について伺います。2点目、これまで介護人材確保に取り組んできた成果及び課題について伺います。3点目、今後の介護人材に対する定着支援の具体的な取組について、また、介護人材養成事業、介護従事者の研修や相談窓口事業、就職支援事業、事業者や団体支援事業などを一体的に行なう総合的人材育成機関となる地域包括ケア人材育成センター(仮称)などが介護人材の離職防止、定着に貢献している事例もありますが、検討する考えはないか伺います。
答弁 町長 佐々木基裕
(登壇)加藤議員からの介護人材確保の現状と定着支援についての御質問に答弁をさせていただきます。1点目についてでございますが、各事業所における介護人材確保の状況といたしましては、不足している状況にはありませんが、職員の高齢化に伴う退職者補充や介護人材の定着化に向け、引き続き人材確保を行なっていかなければならない現状であると認識をしているところでございます。2点目の成果及び課題についてでありますが、これまで介護職員初任者研修や福祉入門研修、ほんべつ福祉セミナーの開催、また、町内事業所に就業した人に対する就業支援や住宅準備資金、養育支援補助金などの交付や、働く職員への資格取得等に係る費用助成、就学資金の貸付など、総合的に取り組んでまいりました。特に、介護職員等就業支援補助金につきましては、就職先の決め手の一助となる制度であると考えておりまして、平成28年度の制度開始から、延べ195人へ補助金を交付をし、一定の成果があったものと捉えているところでありますが、一方で数年後に離職してしまう等の状況もあり、なかなか定着に結びついていないことが課題となっております。また、ほんべつ福祉セミナーについては、町外から養成校の生徒を招き、本町や事業所のよさを実際に肌で感じ、就職先として選択していただけるよう開催をし、就職につながったケースもありますが、現在、養成校の生徒が減少をし、対象者が少なくなっていることや、新型コロナウイルス感染症拡大以後、開催ができていない現状となっております。3点目の定着支援の具体的な取組につきましては、これまでの人材確保の評価等を踏まえ、養成校の生徒のみだけでなく、中高年齢者や再就職を希望する無資格者、外国人や潜在介護士など、介護人材の裾野を拡大していくとともに、これまでどおり介護職員初任者研修や福祉入門研修を開催するほか、無資格者に対する補助制度の要綱見直しなど、介護人材確保対策の充実を図りながら継続実施してまいりたいと考えております。引き続き介護人材確保策を推進しながら、安定的な人材確保に努めてまいりますとともに、介護事業に携わる方々がやりがいや誇りを持って働くことのできるよう、職員の悩みや相談を受ける場の確保や意見交換、職員交流などを実施しながら、介護人材の確保を含めた本別型地域包括ケアシステムの構築に努めてまいります。以上、申し上げ答弁とさせていただきます。
質問 2番 加藤徹己
介護人材の確保の現状につきましては、町内の各事業所において順調に確保されているという答弁をいただきました。ただ、いろいろ課題もあるようですけれども、現在においてはこのような状況であるということでございました。2点目ですけれども、国や厚生労働省の資料では、介護事業計画の基づく介護人材の必要数と確保数には開きがあって、今後もこれは拡大していくということで、本町においてもこのことは重要な問題になっていくかと思います。今まで本別町においては、先ほどの介護従事者就業支援補助金等の制度、これはほかの自治体に先駆けて取り組んできた制度でございますけれども、平成28年から195人という人材を確保してきた、そういう実績が報告をされておりましたが、非常にこれは大きな成果だと考えております。ただ、さきの第8期銀河福祉タウン計画で挙げていました計画で、第9期でこの介護人材の確保とサービスの質の向上ということで評価をしておりますけれども、今、答弁をされた内容では、非常にいい結果が出ているということなのですけれども、この評価の19項目の中で、進捗状況、それから成果等について、おおむね順調には進んでいるのですけれども、課題も残ってほとんど進んでいないという部分の評価、非常に厳しい評価が出ております。このことは、これから住み慣れた本別町で老後を安心して暮らしをする町民にとって、非常に厳しい評価だったと考えております。今の答弁のようなことをきちんと説明をしていったほうがよいのかなと思っております。本町ではいろいろな取組をしておりますけれども、移住定住促進、それから新規就農等、ふるさと納税も含めて、各部署でそれぞれの取組をしておりますけれども、介護従事者についても一体的な取組を進めていく必要があるのではないかという考えがありますので、本別町役場を一体的に取り組んで、それぞれの部署で取り組んでいますけれども、これを一体的に取り組んでいく必要があるのではないかと考えますので、この辺も再度伺います。次に、3点目の部分ですけれども、今まで介護労働安定センターの調査によりますと、介護人材の離職率が、ほかの全産業の離職率に比べて10%ほど高くなっている。特に、若者の離職率が高い。入職してから3年以内の離職率が非常に高い、約4割程度が離職しているということがありますので、この辺の対応は、本町も同じ現在の状況が、同じような状況が見受けられますので、この取扱いを、支援をきちんとしていかなければならないのかなと。答弁の中で、介護福祉現場に魅力を感じて就職してくれた職員が、仕事のやりがいとか充実感を実感しながら勤めて、そういうことで離職を抑えていくという内容でございましたけれども、そのことについて、3点目で言いました、そういう総合的な人材の研修、それから、介護人材の若者の離職の中では、非常に相談窓口が充実されていない部分があります。これを行政の中で、全部それを対応するというのは非常に困難であろうということも含めて、この介護人材の地域包括ケアの人材育成センター、そのような組織を立ち上げていく、そういうような検討をしていかなければならないと考えておりますけれども、その点についてもう一度伺います。
答弁 町長 佐々木基裕
再質問に対して御答弁をさせていただきます。まず1点目の介護人材の必要数と確保数に隔たりがあるのではないかというところでございますが、それは全国的にそういう傾向であるということは、もちろん私どもも認識しているところでございます。そういったところで、先ほども答弁させていただきましたが、今の現状ではそれぞれの老健施設もひっくるめまして、定数は満たしていますよと。ただ、今、勤務されている介護職員の方が高齢化、だんだん迎えておりまして、その後の補充というのが、それが今後大変厳しくなるだろうというところで私は思ってございますので、次の採用に結びつく、そういったところをしっかりと今後対応してまいりたいなと考えているところでございます。そういったところもしっかりと評価をしていかないとならないと思ってございますが、先ほど議員からお話がありました第8期の福祉タウン計画、その中で、前回の計画の評価をしたというところでございます。19の項目のうち何点かは、実際に事業としてできなかったという、そういう反省点もございます。この一つの要因といたしましては、議員も御承知のとおり新型コロナウイルス感染症の拡大により、なかなか外に対して事業を展開できなかった。そして、会議をするもなかなか人が集められない、そういった状況の中での事業を展開してきたわけでございますので、そういった一因もあることは御理解をいただきたいなと思ってございます。いずれにいたしましても、前回のタウン計画の部分で評価、きっちりしてございますので、その評価につきましては、今後それを基に改善策をしっかりと講じてまいりたい、そう考えているところでございます。また、介護の部門におきましても、移住定住、それから、そういったほかの企業誘致もそうでございますが、各部署でそれぞれやるのではなく、総合的に一体化してしっかりとやっていく必要があるのではないだろうかというお話でございました。私も、そうは思っております。しかし一方で、あまり総合一体的にやってしまうと、なかなか事業が見えづらい、そしてなかなか進まない、スピード感がなかなか持てないというところもございますので、やはり最初の基礎となるところはしっかりと、各部署がそれぞれ責任を持って一定程度進めていただく、そして、その計画を実際に実践していく場合に一体化して、各部署が一つにまとまって実践をしていく、そういった方向で今後取り組んでまいりたい、そう考えているところでございます。研修にしても、今、御指摘がありました。私も単に研修をすればいいというものではないかなと思っています。その研修が実りある研修、そういったところにしっかりと今後、着目をしながらやっていく必要がありますし、これは行政機関だけのものではできない。加藤議員おっしゃるとおり、やはり行政サイドだけでの相談窓口等々につきましても、ある程度限られてしまう部分がありますので、ここの部分につきましては、広く福祉介護機関ともしっかり連携をしながら、相談窓口の設置等々もひっくるめ、今後、各関係機関と協議をし、検討をしてまいりたいと考えているところでございます。議員がおっしゃる、提案いただきました地域包括ケア人材センター仮称でございますが、こういった部分はつくってはどうかということでございますが、今の段階において、すぐにセンターをつくるということにはならないのかなと私は思ってございます。しっかりとその機能を見極めながら、本別町にある資源、そして人材をどのようにうまく活用しながら、しっかりと福祉行政をしてくのか、その辺の柱がなければ、ただセンターを開設しても効果が薄くなりますので、その辺もしっかりと調査、研究をしてまいりたい、そう考えておりますので、答弁を申し上げ、足りない分につきましては担当のほうから御説明をさせていただきます。
答弁 保健福祉課長 長屋和幸
加藤議員の御質問に答弁させていただきます。今、町長のほうからありましたとおり、るる話がありましたので、私のほうから特に、3点目の総合的な相談の窓口の設置といった部分についてお話をさせていただきます。これまでも介護職員の皆さんからアンケートをいただいて、どういったところが働きづらいのか、不満があるのかというようなお話も把握をさせていただいておりますし、その結果についても事業所のほうにお返しをしているところであります。また、サービス事業連絡会でも、この間の制度の総括ですとか今後の在り方といった部分についてもお話をさせていただいているところでありますし、加藤議員、先ほどおっしゃっていた一体的にというところの視点では、職員が、本別町にある介護事業所が一つの事業所だという、そういう形の認識の下でそれぞれその役割を果たしていきながら、本別町の介護人材確保、また、介護の質を上げていくためにそれぞれが動いていく、それと、一体的に本別町の一つの事業所として、同じ方向に向かって進めていきたいというようなお話も出ておりますので、そういった職員の働きやすさ、また、離職防止といった部分につきましても、介護事業者連絡会の中で、具体的にどのように進めていくかといった部分を検討してまいりたいと考えております。以上です。
質問 2番 加藤徹己
終わります。