本別町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月13日
防風林の役割の再確認を
2023年6月13日、本別町議会の一般質問で、水谷令子議員が「防風林の役割の再確認を」について質問し、町長 佐々木基裕、農林課長 篠原順彦、建設水道課長 加藤勉が答弁しました。
- 質問者
- 水谷令子 議員
- 答弁者
- 町長 佐々木基裕、農林課長 篠原順彦、建設水道課長 加藤勉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 4番 水谷令子
議長の許可をいただきましたので、通告済みの1問について一般質問いたします。一問一答細目方式で行ないます。質問事項。防風林の役割の再確認を。質問要旨。防風林がなくなると、強風が原因で起こる様々な被害や町道の保全面が心配されます。このことから、防風林の役割の再認識と保全対応について見解を伺います。明細。1、十勝では今、農業の大規模化や効率化が進み、経営面を重視する農家にとっては、防風林の効果よりデメリットを感じる人が多いようです。十勝総合振興局では、防風林は、風による農作物の被害や肥沃な土地の流出を防ぐ効果があり、農村の生活環境や景観を維持する上でも重要とし、防風林の問題は、林業、交通、観光など様々な分野にまたがることから、防風林の正しい効果を伝える活動を始めています。住宅街にも多大な影響があり、伐採してしまうと苗木を植えてから効果を発揮するには30年近い年月がかかります。十勝管内でも、防風林の委託調査をしたり、苗木の助成をしている自治体も数か所ほどあります。本別町の現状と、町としても防風林の効果の周知を関係機関と取り組む必要があると考えますが、見解を伺います。2、防風林が伐採されると、町道の側面の土が流れる恐れがあり、町道の維持に問題が生じると考えます。町道の保全対応について、見解を伺います。
答弁 町長 佐々木基裕
登壇〕水谷議員からの、防風林の役割の再確認をについての御質問に答弁をさせていただきます。1点目の、防風林の役割についてでありますが、土壌浸食の防止、作物の倒伏防止などの効果があることは認識しているところでありますが、一方で農産業機械の大型化により支障になるなど、問題点もあることから伐採される方もおられることも承知しております。また、耕地防風林を植えるには、御自分の用地に苗木を植えるわけでありますから、隣接する方との調整も必要なことから、なかなか難しい課題があると考えますが、防風林効果など、関係機関と協議を進めてまいりたいと考えております。2点目の、防風林と呼ばれる立木等が伐採されますと、町道の維持に問題が発生するとのことにつきましては、現時点ではそのような場所はないと思っておりますが、公共施設に損傷など、影響を及ぼすことがあった場合は、指導や助言等を行ない、適切な対応をしてまいる所存であります。今後も、道路敷地の中における町道の保全対応という部分におきましては、引き続き路肩の草刈りなどを行ない、適切な維持管理に努めてまいりたいと考えております。以上、答弁とさせていただきます。
質問 4番 水谷令子
私は、今、町長のお話から、関係機関と話合いを持ちたいというお話をいただきました。私がこの件について考えましたのは、本別町でも農家の離農が増えている中で、離農地を借りたり買ったりして、そういう農家が増えていると思っています。その中で、今まで所有していた農家間での成り立っていたことが、農家同士、または隣接の住宅街とも成り立たなくなることがあると考え、この防風林のこともこのことに該当するのではないかと思い、調査を始めました。この防風林の役割というのが、とても大きなものがあるということを知り、防風林の正しい効果を伝える取組が必要であり、また、必要であれば苗木の助成も必要ではないかと考えています。農家が所有する耕地防風林は、急激に減少しています。この中で、あくまでも私有の土地ですから、防風林を切ることは前提として自由として考えております。しかしながら、防風林のデメリットとして考えるところを、十勝総合振興局の調査では200人のアンケート調査を行ない、その結果、畑に日影ができて収穫が激減する、また、枝葉が落ちて生産性が悪化する、大型機械のGPSの精度の低下がある、また、大型機械の妨害となるなどが挙げられて、農家が避けているということが分かりました。一方で、このまま防風林が減少すると風を遮るものがなくなり、肥沃な土地が流れてしまうという指摘もあり、防風林の役割の効果としては、風の被害が絶大的に多いものですから、防風林の効果の及ぶ範囲というものが、調査の結果、風上で木の高さの5倍程度、風下で20倍程度ということが分かっております。このことから、強風から農作物や住環境を守るという効果があるということが出ています。また、雪の吹雪による視界の不良や霧による視界の不良、このことにより道路や家屋を守るという効果があります。一番多い、農家の方が感じることとしては、春先の強風で大量の土が飛びますから、大切な畑の肥沃な土地が失われて、このことはやはり、防風林の効果を農家の方々に正しく理解してもらうことが重要だと思います。そのことによって、今、十勝振興局のほうでは農家の方々、また、町、森林組合、農協を通して、正しい防風林の効果の講座を行なったりしています。また、作物のことで言いますと、土地の温度を高めて作物の成長を早めるということで、寒冷地帯では大切なことではないかなと思っています。また、防風林のあるところでは生物の多様性が守っておりまして、絶滅危惧種だとかがそこで暮らしているという現実があり、林の管理を行なって、重要な生息場所があるということになっております。例と申しましては、先ほど苗木の助成ということを申し上げましたが、十勝管内でも苗木の助成をしている市町村は、帯広市、音更町、中札内村、更別村、芽室町があります。強風による被害、これによって大事な土が飛んでしまう、農作物の被害を考えて、中でも芽室町では防風林の取組をモデル事業として進めています。苗木は全額助成ということです。ここでは森林組合、役場、農協、この3つで森林チームをつくって検討会を開き、振興局の方に来ていただいて講話をしていただいて、防風林の正しい役割の講話と、植栽する樹木の特徴の説明をいただいているそうです。ここで、この森林チームで計画を立てていくということを実行しているそうなのです。農家や農協、住民から強風の情報や風光の情報をもらって、令和2年、令和3年、委託調査を行ない、令和3年には調査の結果を農家に説明して理解をいただいた上で、今年度から植栽を始めたとのことです。農家、農協には場所の確認をとって、森林組合、農協が植栽を行なっているそうです、全面的に。現在、ほかにも5か所ほどの場所があり、計画的に植栽をしていくということを計画立てており、また、随時情報をいただいた時点で調査を行なうとの、本格的な防風林の取組を行なっていることが分かっています。本別町でも、農家が土地を買うことによって、隣接する住民との間でもトラブルが起こるということもこれから考えられますので、調査をしながら講話をいただき、計画を持って苗木が必要なところは助成をしていくべきだと考えますが、見解を伺います。
答弁 農林課長 篠原順彦
水谷議員の再質問にお答えさせていただきたいと思います。多岐に渡り御質問いただいておりますので、抜けたときには、また御質問いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。まず、農地の流動化によりまして防風林等が切られるということは、先ほどの町長の答弁の中にもありましたとおり、そのようなことはございます。実際のところ、水谷議員からありましたとおり、防風林のアンケート調査結果、私もこれは見ております。そのような中でも、メリット、デメリット、やはりその部分はいろいろございます。その中で、農業者の方が効率よくやはり作業ができる、そのような観点で切られるというところがあるのかなと私も感じておりますし、先ほども申したとおり、農地が流動化して、その方が一つの区画になった場合に、そこの部分の耕地防風林といわれている部分をお切りになる、そういうような事例もございます。水谷議員がおっしゃられた風の被害、列の部分と高さによって20倍とか、そのような効果というのも確かにあるのは承知しているところでございますが、ここはやはり、農業者にとりましても、営農の部分で支障になる部分につきまして、私どもとしてもそこのところを残していただきたいとか、そういうようなところは申せない部分もあるところは御承知いただきたいと思います。また、他町の状況等も伺いさせていただきました。その辺も、私も振興局なり、ほかの町から情報等を提供していただいて認識しているところでございますが、先ほど挙げられた町、村とかそういうようなところで、耕地防風林として、今また植えているという場所につきましては、日高山脈なり大雪山からの吹き下ろしがどうしてもきついような地域で、耕地防風林というものが重要視されております。大きな意味で言いますと、本別町という地帯でいきますと、川伝いに耕作地がございます。大きな意味で言いますと、沢地帯にあるような地帯、それと、押帯、上押帯地区みたいな高台の部分もございます。そういう部分につきましては、やはり風当たりが強く、春先の部分で作物に被害等も生じることも承知しているところでございますが、現在のところ、本別町としましては、苗木の助成とかその辺については検討していない段階でございます。関係機関というところでお答えさせていただきますが、本別町営農指導対策協議会の中に林山部会、こちらは役場、農協、森林組合、十勝の森林普及のほうの団体等、加盟している団体がございます。そのような中で、今後も協議をしてまいりたいと考えております。以上です。
質問 4番 水谷令子
今の答弁で、農業者にとって効率が悪いと、そういうようなお話をいただきました。もちろん、農業者の方が私有地にある防風林を切ることは自由です。ただ、手間がかかるということで、効率自体は農業者の方も十分、アンケート結果、分かっているということが分かっています。このことにより、ぜひ今、林山部会ですか、そこで協議がなされているということですから、この林山部会において、川伝いにある農家とか沢にある農家、高台にある農家、そのような方々と防風林に関しての正しい効果、このことをまず認識していただき、今、振興局でも力が入れていることですから、どこでも出張しますよというお話も伺っていますので、ぜひこの機会があるべきだと考えますが、再度質問いたします。
答弁 町長 佐々木基裕
水谷議員の再々質問について答弁をさせていただきます。農業者が営農する場合におきまして、その地域、地域、そして土地柄についていろいろな営農の仕方があると捉えているところでございます。ただいま、苗木等の助成についてもお話がありました。音更、帯広、更別、中札内、そういった地域におきましては、ただいま課長からも答弁したとおり、日高山脈、大雪のほうから風の吹き下ろしが強く、土壌浸食も激しく、そして春先の苗に多大な被害を及ぼすという観点から防風林が設置をされているというところでございます。幸いにいたしまして、本町におきましては、一部高台はあるものの、防風林を設置するまでに、設置を必ずもしなければならないといった営農状態ではないということもお聞きしているところでございます。先ほども答弁させていただきましたが、やはり日当たりが悪くなる、そして松等によれば、その枝のみならず葉が土壌に落ちて、土地に落ちて、それが影響を及ぼすということから生産性が下がるという指摘もされてございます。要は、風による被害と生産力の対比によりまして、防風林を設置するかどうかの判断が問われるのかなと思っているところでございますので、その辺は御理解をいただきたいなと思ってございます。特に、我が町の農業者に至っては、この防風林の設置よりも獣害による農作物の被害が多大な金額となっておりますので、本町におきましては、獣害防止対策に力を入れているところでございます。しかしながら、昨今の異常気象もございますので、この辺も鑑みながら、先ほども課長が答弁させていただいたとおり、営対協において今後協議を進めてまいりたい、そう考えておりますので、御理解をいただきますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。
質問 4番 水谷令子
2番目にいきます。2番目の、町道の保全対応についてですけれども、先ほどの答弁ではそのような場所はないと考えているということで、路肩の適切な処置を行なっていきたいという答弁をいただきました。防風林がなくなることで、側面の芝がはがれて、その芝からやはり土が流れ出て崩れるということもあると思います。そのときのり代を取って、芝をきちんと植えて維持する、また、防風による吹雪によって吹きだまりや土ぼこりによって道路の汚れも考えられます。町民からの声を速やかに応える必要があると考えますが、見解を伺います。
答弁 建設水道課長 加藤勉
お答えいたします。今、水谷議員からの最後の部分で、町道の側面等、土が流れる部分があった場合には、そういうような復旧も含めてということで、対応必要ではないかというお話いただきました。この部分につきましては、私たち、現担当としまして、パトロールを通じた中で見た中では、先ほど町長からもお話ありましたように、現時点ではそのような場所はないと思ってございます。仮に、そういうところがあった場合については、当然うちの道路敷地内であれば維持管理に努めてまいるところでございますし、そのほかの部分で、もしそのようなことが、公共の敷地内においてそういう部分が見受けられる部分があるのであれば、先ほど町長もお話ございましたが、適切な指導をしていくというようなことで、引き続き取り組んでまいりたいと思ってございます。以上です。
質問 4番 水谷令子
ちょっと具体的に言ったのですけれども、吹雪による吹きだまりだとか、土ぼこりによる道路の汚れ、これが町民の声が聞こえた場合は速やかに対応していただけるという見解でよろしいのでしょうか。
答弁 建設水道課長 加藤勉
お答えいたします。今言われたように、道路上そういう吹きだまりだとか、要は汚れた場合、それは当然その時点で道路の清掃等を随時行なうということで進めさせていただこうと思ってございます。以上です。
質問 4番 水谷令子
終わります。