みんなの議会

清里町議会 平成20年第2回定例会 2008年3月9日

(1)行政機構見直しの目的について/(2)耕地防風林の伐採枝木の対策について

2008年3月9日、清里町議会の一般質問で、加藤健次議員が「行政機構見直しの目的について」「耕地防風林の伐採枝木の対策について」について質問し、町長 橋場博が答弁しました。

質問者
加藤健次 議員
答弁者
町長 橋場博

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 加藤健次

先に通告申し上げた通り、行政機構見直しの目的と耕地防風林の伐採枝木対策の2項目について、町長にお伺いを致します。はじめに行政機構見直しの目的についてですが、日頃から町長を先頭に職員の一人一人が多様化する行政課題に取り組み、自立のまちづくりのために行政側から努力され、職務を遂行されておりますことについて敬意を表したいと思います。さて、今年度は、住民参加と協働のまちづくりを目指した清里町自立計画も最終年にあたり、また、人と自然がともに躍動するまちづくりをメインテーマとした第4次清里町総合計画の後期5ヶ年の中間年にもあたり、自立計画の推進のために多様化する行政ニーズに的確に対応し、合理的かつ効率的な行政運営を常に行わなければならないと思います。そこで、第1点目として、効率的な行政運営を目指して今年度実施する企画財政課の廃止とグループ制導入の目的の効果についてお伺いを致します。2点目に、住民票など各種申請手続き、あるいは公営住宅関係、納税等関係が1階に配置され、利用者にとっては更に利便性がよくなるわけでありますが、町民生活課を町民課に改めることによって、また、総合窓口や地域担当窓口等、どの様に町民サービスの充実を図るのかお伺いを致します。次に耕地防風林の伐採枝木についてお伺いを致します。今般の町政執行方針の中でも、美しい景観、快適な生活環境の整備を掲げられていますが、すでに環境基本条例を制定し本定例会には清里町景観条例が提案されています。しかも、今年度は、北海道洞爺湖サミットが開催され、主要なテーマに地球温暖化対策と環境が掲げられています。そんな中、耕地防風林は農業の基盤である農地と農作物の保護が目的でありますが、また、農村景観にも大きな役割を果たしていると思います。耕地防風林は、間伐や枝木の伐採の管理をしていかなければならない訳でありまして、近年、地球温暖化対策と環境問題から枝木等の処理が問題になってきております。主な産業である農業が持続的に継続できる環境であることが大切であり、その上に立って環境基本条例や景観条例によって農村景観も永続的に保持されることだと思います。そこで第1点目として、耕地防風林の伐採枝木の処理方法について、昨年までは個々において焼却等による処分がなされていた部分もあるとは思いますが、法律的に現在どの様な方法があるのか、あるいは行政としてどの様にとらえているのか、お伺いを致します。2点目としては、行政として受益者、農協とともに間伐材、枝木等の処理あるいは環境保全の見地からも環境への負荷の少ない循環型を検討したことがあるのか、また、検討する考えがあるのか、4点についてお伺い致します。

答弁 町長 橋場博(町長は2011年3月まで)

加藤議員のご質問にお答えを申し上げます。第1点の行政機構見直しの目的についてであります。行政組織・機構につきましては、地方分権時代の到来や社会情勢が大きく変化する中で、行政ニーズは多様化、複雑化してきており、これらの変化に的確に迅速に対応していくために、常に時代に対応する組織のあり方について検討する必要がある訳であります。地方自治体は、厳しい財政状況の中で行財政改革に取り組んでおり、職員の削減は改革の柱として進められております。限られた職員の中で、今までに増して効率的な行政運営が求められている訳です。このような中で、平成17年2月策定された清里町自立計画におきまして、行政組織機構の見直しとして、時代に対応した簡素で効率的な組織の再編、および柔軟機動的な職員配置としてグループ制の導入について提言がなされております。町では、これら社会情勢の変化や自立計画の提言を受けまして、職員各層からなる行政事務改善委員会を設置し、組織の見直しについて研究・検討を行って頂き、平成18年2月に答申を受けたところであります。その後、答申に基づきまして平成20年4月からの課の統廃合とグループ制の導入について具体的な検討を進めて参りました。これらの検討を踏まえまして昨年12月の定例町議会におきまして課設置条例の一部改正の議決を頂き、併せて事務分掌の一部移動を行ったところであります。なお、グループ制の導入につきましては、前段でも触れましたように行政需要は多様化してきており、内容も全体として複雑高度なものとなっている訳であります。それらの解決のためには、縦割りの組織から係を越えた広い視野に立っての横断的な連携、協調による解決が必要となってきております。更に、自立計画に基づく職員の定員管理として平成26年度の80名体制を目標に削減を進めてきており、限られた職員数で広範囲な業務を効率的に処理していくことが求められております。答申等の意見を踏まえまして、今回、グループ制導入をすることと致した訳であります。それでは1点目のご質問の、企画財政課を廃止しグループ制導入による効果についてであります。課設置条例の一部改正により総務課と企画財政課を統合し総務課とし、市街地近代化対策室を廃止、また、町民生活課を町民課に名称を変更致します。企画財政課と総務課が統合となりますが、町税の賦課徴収に関する事務は、町民課に移行致します。したがいまして、新しい総務課は、総務、人事、企画、財政、管財等、管理部門が集約された課となり、役場全体の総合調整機能の一元化が図られることで、より効率的な組織運営が推進されるものと考えております。グループ制の導入により従来の係がなくなりますので、新規な業務、突発的な業務が生じた場合やイベント等にも柔軟にグループ全体で集中的に取り組むことがより可能となるわけであります。グループ制により職員同士の連携を深め、また、幅広い業務に携わることで、職員の知識を高め、職員個々の意識改革を促すことにもなるものと考えております。2点目のご質問の町民生活課を町民課に改めることにより、どの様に町民サービスの充実を図るかについてでありますが、新しい町民課は、上下水道に関する事務を建設課に移行し、町税の賦課徴収する事務を企画財政課から移行します。町民課には、戸籍、年金、医療保険、住民活動、町税と、住民に身近な業務を集約することになりますので、併せて課の名称も変更させて頂いた訳であります。なお、今回の改革により建設課を1階に配置し、窓口の来客が比較的多い公営住宅の窓口を1階に配置することができました。したがいまして、1階には町民課、建設課が配置されることになり、町民皆さんの窓口利用が多い業務を集約することができたと思っております。また、総合窓口担当等において高齢者等、行政手続きが不慣れであったり、体調等の状況を考慮して、必要に応じて各部署の担当者が窓口に出向いて手続を行う等の対応をして参りました。当然、2階の窓口から1階にも行きますし、場合によっては、保健センタへーから職員が出向いて対応を致しているところであります。今後もこれまでの対応をより充実させるとともに、町民の皆さんが利用しやすく分かり易い行政組織づくりと町民サービスの一層の向上に意を用いて参りたいと考えているところであります。次に大きな2番目の耕地防風林の伐採枝木の対策についてであります。従前は耕地防風林の伐採、あるいは下枝に限らず個々にゴミ等を焼却による自家処理されてきた経緯があった訳であります。しかし、平成13年4月から廃棄物の処理および清掃に関する法律の改正によりまして、一部の例外を除き野外での廃棄物の焼却は、全面禁止とされている訳であります。また、違反した場合は厳しい罰則規定があることはすでにご承知のことと存じます。町は、行政の責務として町内における産業廃棄物以外の廃棄物、いわゆる一般廃棄物の適正な処理に必要な措置を講ずるようにしていかなければならない訳であります。町民および事業者とも協力しながらゴミ処理施設全般について経済性の観点から効率的な運営に努めているところであります。町では平成17年度から可燃ゴミ、不燃ゴミの処理を有料としていますが、その中で花、芝枝等につきましては、無料で収集し処理を致しているところであります。ただし、枝等につきましては、受け入れの関係から町のゴミ分別辞典に記載されておりますように、長さ50センチ以内、直径40センチ以内に束ねることを限定しているのが実態なわけであります。したがいまして、ご質問の農業者等、事業者が排出される大量の枝木につきましては、現実的には不可能ではないかと思われる訳であります。こうしたことから、すでに実施をされている農業者の方もおられる様でありますが、廃棄物処理業者に依頼をし処理をしていただくようお願いをしているのが現況な訳であります。2点目の有益な検討の関係でありますが、ご質問の通り、下枝その物をゴミとして扱うのではなくて、全国的には本件に限らず廃棄物につきましては、循環型社会の構築の観点から資源としてリサイクルが望まれている訳でありまして、処理方法についても今後いろいろ考えられるものと期待を致している訳であります。現在、実施されているものを見ますと、間伐材等ではありますが、処理方法としてマルチング材、土壌被覆材といいますか、畑や公園の通路に敷き詰める物、あるいはチップ材、木炭の原料とかあるいは堆肥の原料にするとか、こういったことが考えられる訳でありますけれども、いずれに致しましても材料をストックする場所、委託、お金の関係、機械の購入、人件費をどの様にするのか等、非常に難しい課題がたくさんあるのも現実な訳であります。町としましては関係団体あるいは関係者の皆さんと協議をしながら、何かよい方法がないのか、研究をして参りたいと考えているところであります。以上申し上げ、答弁に代えさせていただきます。

質問 2番 加藤健次

答弁で大まかなことを理解したわけですが、大きな第1点目の機構改革、そして住民サービスということに関しての項目についてですが、一番のテーマで大きな機構改革の中ではグループ制導入、このことが結果として真に町民サイドに立ったかたちになるのか、このことだと思いますが、先ほどの町長の答弁の中に、定数が将来80人になった中で、どうやって簡素でそして多様化したニーズに応えていくか、これが最大の目的だと言われた訳ですが、まったくその通りでありまして、それらをクリアしていくためには、職員一人一人の意識の高まり、能力のアップ、このことがどうしても欠くことのできない問題だろうと思います。それとグループ制導入で、イベントの実施等では非常に効果が出やいと言われましたが、本当にグループ制導入によって具体的にこの部分に期待をしている、あるいはこの部分については、今まで通り専門的な部分で処理をしていかなければならないと、この辺を含めた中で町民の皆さんに理解をしてもらいながら進めて行かなければならないことであろうと思いますので、職員の知識の高まり、研修を踏まえた中での考え方についてお尋ねをしたいと思います。

答弁 町長 橋場博(町長は2011年3月まで)

グループ制導入の関係ですが、大きく流れが変わるわけでありますし、基本的には先ほど申し上げましたように、自立計画の提言を受け、その中で職員の公募、あるいは選任委員を含めた行政事務改善委員会の中で十二分に練って頂き、その中で結論を出して頂いた次第であります。制度を浸透させるために、すでに数度にわたり職員研修会も開いておりますし、手引き書も印刷しまして各職員に配布致しております。グループ制導入は、ただ導入するだけでなくご質問にありますように意識改革が一番大事でありますから、こういったことに意を用いて行きたいと思っている訳です。したがいまして、これまで以上に職員としての幅広い知識あるいは士気高揚が認められる訳でありまして、研修事業に力を入れていきたいと思っている訳であります。当然、自治大学校を始め、町村のアカデミー等、あるいは国、道、関係団体との職員の相互交流とか、こういったことを進めながら内容充実に努めていきたいと思っている訳であります。また、独自研修としまして職員の危機管理に対応するために全職員に対し救命救急講習も実施致しておりますし、町の仕事全般の出前講座、こういったことも数度にわたり実施をし、職員の意識改革とそれぞれ行政が何を抱えているか、こういった問題につきまして研修を重ねているところであります。今後ともその時々に応じたテーマによりまして職員研修を更に進めていきたいと、その様に考えております。

質問 2番 加藤健次

そういう形の中で取り進められるということで、町民生活課が町民課として、身近な部分が1階のフロワーにほとんどが集中し、本当に利便性が高まる訳ですが、今までもあります総合窓口と地域活動の窓口との兼ね合い、どの様にスムーズに住民サービスをしていくのか、その点についてお伺いをしたいと思います。

答弁 町長 橋場博(町長は2011年3月まで)

総合窓口は従来同様進めていきますし、今回改革をしようとしているのは、できる限り町民の皆さんが一カ所ですべての用務に対応できるようにしていきたい。それともう一つは、外から見て分かりやすい組織体制、こういったものにしていきたい、これが基本にある訳であります。

質問 2番 加藤健次

今の町長の言葉が最終目的だととらえる訳ですが、今度の機構改革の中で案を見ますと中にテーブルを置いて向かい合って対応をして貰えるのかなぁと、そういう期待もしているのですが、本来の機構改革、そしてこの目的は本当に簡素で住民がそこへ来たときに1カ所ですべてが終わるような、たとえば2階の何処何処へ行ってくださいという案内ではなく、町長が言われたように高齢者でなくてもそこへ行ったときに、ちょっとお待ちください。その担当者を呼んできます。不在ということが今度はグループ制導入によって更に無くなるであろうと期待をしているのであります。教育委員会、保健福祉関係は事務所が違うわけでありますが、たとえばコピー、ファクスで済むことであれば、それで処理をするなり、来て頂けるものなら来て頂くような、庁舎が変わる、機構が変わることにより真に利便性が高まることを期待をしている訳ですが、その事について再度、お答えを頂きたいと思います。

答弁 町長 橋場博(町長は2011年3月まで)

事務所が変わりましてもできる限り1カ所で対応できるような姿に持っていきたいのと、それともう一つ、窓口重視ということですので、職員は可能な限り窓口に座るように配慮して参りたいと思っている訳であります。従来、どちらかというと、予備テーブルは窓口にある場合もありますが、そういうことでなくて窓口重視でやっていきたいと考えております。

質問 2番 加藤健次

理解をしている訳ですが、できればカウンター越しでなく、中に入ってテーブルを置いてお互いに座って接待をするという基本も心がけて欲しいなぁと思います。このグループ制導入には何といっても職員一人一人がリーダーであると、この意識が無ければグループ制の導入は、意味のないものになってしまうのではないか。あるいは職員の個人差による負担の増減がおきてしまわないか。私たちの側から見るとそういう疑問もある訳ですから、町長は、そういうことを研修を通じて処理をしていきますとのことですので、この第1点目については、期待を申し上げて終わりたいと思います。2点目に移りたいと思います。耕地防風林伐採の問題について、法律上許される範囲内であったという錯覚の下に焼却をしていた部分があったのかなぁと、こんなふうにも理解をする訳でありますが、環境問題が厳しくなってきている中では、廃棄物として処理をしたときに膨大な金がかかるという現実があります。何とか害にならない形で、低コストで社会の中の循環型という形が取れないのか。当然、受益者の責任ということになりますが、今の情勢では処理することがたいへん厳しくなってきています。本来、きちっと置いておかなければならない耕地防風林もすべて伐採してしまわなければならない。一度に金をかけて処理をしてしまわなければならないという行為も起きてくるような気が致す訳です。清里町の農村景観の中でも重要な耕地防風林の問題を何とか受益者そのものが中心ではありますが、農協と行政がともに色んな活用方法がありまして、有効に使うためには膨大な資金と期間が必要になってくる部分がありますが、それを何とか低コストで、あるいは再利用までは行かなくとも安い形での処理方法なり自然にやさしい還元方法はないのかという模索検討、これらについての必要性を強く感じる訳ですが、再度、町長の考え方をお聞きしたいと思います。

答弁 町長 橋場博(町長は2011年3月まで)

非常に頭の痛い問題でありまして、現在の地球環境の意味等も色々ありまして法律が改正されたもですから、現実的には非常に難しいわけでありますけれども、実体的にはどうかといったら先ほどご質問のような非常に困った内容もある訳でありますし、どういったことがよいかということは非常に難しい問題であると思っております。しかし、これを解決するためには、いずれにしても従来の様なわけにはいかない分けでありますし、どの方法を取りましてもそれなりの負担というものが絡んでくる問題でありまして、清里町にどの方式が一番合うのかという非常に難しいことを考えて行かなければならない分けであります。もう一つ、仮によい方法が見つかったとしても運ぶとなると産廃場に持っていくと同じようなことになってしまいますので、これも意味が無くなってしまいますし、それぞれ経済団体、あるいは斜里郡の経済団体とも町同志でも話し合いをしてみたいなぁと考えているところであります。これは清里町の問題だけではなくて、この近隣は同じような問題を抱えている訳でありますので、大きな範囲で検討していきたいと考えております。

質問 2番 加藤健次

町長の考え方の中には、一町村ではたいへんな問題なので、広域的な考え方の中で広域化で処理方法を考えていきたいということなのか、あるいはこれらの問題について総合的に他の町村を含めた中で、まずはどういう方法があるのか、取り組むことができるのかからスタートしたいということなのか、その辺についてもう一度お伺いを致します。

答弁 町長 橋場博(町長は2011年3月まで)

後段のどういう処理の方法があるのか、そういう考えを持っております。せめて清里を取り巻く両町とおそらく同じ問題を抱えていると思いますので、どういう方法を取るか検討を進めて参りたいと思います。

質問 2番 加藤健次

どういう形であろうともコストは掛かっていきますし、そういえども処理はしていかなければならない大きなテーマであるととらえますし、積極的にこの問題に取り組んでいかないと大きな問題になるような気がするのです。先ほどから、期待もしますけれども、景観条例や枠をはめてこの景観を守ると言いながらもそれに応えていけないという部分も多く出てくると思いますので、町長のリーダーシップを力強く取って、これを進めていただきたいなぁと。伊達市当たりでは、これをペレットにして暖房に使っているそうです。これらは単独の事業ではなく環境省の事業で取り進められている訳で、試験段階だと言いながら環境省とタイアップして進めているという実例もある訳であります。他の町村と協議していく中で、まずは先進的なモデルとして色んな形、あるいは隣の町とだけでなく国とも話しながらの話しを進めていただきたいと思いますが、この辺について、再度、考え方をお聞かせ頂きたいと思います。

答弁 町長 橋場博(町長は2011年3月まで)

非常に難しい問題でありますけれども、改善策につきまして前向きに考えていきたいと、この様に思っております。その根底にありますのは、この制度というのは厳格な制度でありますから、今のところ規制を緩めるということは想定しづらい状況になっておりますから、次の策を考えていかなければならない、その様に感じている訳であります。色んな策を考えていきたいと思っております。

質問 2番 加藤健次

規制緩和や事業に取り組むにしても早急な課題だと思いますので、リーダーシップを取って検討を進めて頂きたいと思います。これで質問を終わります。

出典:清里町議会 平成20年第2回定例会 2008年3月9日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる