本別町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月8日
TPP交渉の取り組み
2016年3月8日、本別町議会の一般質問で、高橋利勝議員が「TPP交渉の取り組み」について質問し、町長 髙橋正夫が答弁しました。
- 質問者
- 高橋利勝 議員
- 答弁者
- 町長 髙橋正夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 高橋利勝
議長の許可をいただきましたので、2問について質問させていただきますが、消防の広域化についての質問はこの場での質問を保留をさせていただきます。1問目のTPP交渉の取り組みについて質問をさせていただきます。環太平洋連携協定、TPP交渉は、十勝、本別の基幹産業である農業に大きな影響を与えるだけでなく、他の分野にも及び地域経済に大きな影響を与えるとしてオール十勝、オール本別で反対運動を取り組んできました。しかし、残念ながら私たちの反対の声も届かず、昨年10月5日に大筋合意、ことしの2月4日にTPP参加国12カ国が協定文書に署名をしました。これを受けて政府は、国会にTPPの協定書そのものを承認する議案と11の関連法案を提出するとしています。けさのニュースでは、きょう、本日閣議決定をして提案される内容となっています。町長は、町政執行方針でTPPから町民の暮らしを守る姿勢をオール本別で貫くとしております。私も引き続き、オール本別で取り組むべき課題と思っています。しかし、約3,000ページにも及ぶ協定事項は明らかになっていない部分も多く、影響額とか対策費の数字が踊っているのが現状で戸惑いがあります。町民の暮らしを守るためには、またオール本別で取り組んでいくためには適正な情報の把握が必要だと思います。現状をどのように受けとめ、今後、どのように取り組んでいくか、まずお伺いをします。2点目でありますが、私たち町民というか、私は消費者の立場ということで質問させていただいていますが、農業は安全な食料を提供していただける大切な産業と思っています。しかし、政府のTPP関連政策大綱は攻めの農業への転換として国際競争力の強化が強調されています。食料の確保にとって大切な受給率の向上が見えていません。食の安全については、食の安全に関する情報提供、輸入食品に対する監視主導等となっていますが、アメリカは日本が不透明で化学的な根拠に基づかない検疫措置をとっているとして批判していることからも、今後、変更を求められる可能性があります。本町においては、これまた町政執行方針で、本町農業の持続的発展に向けて安全で安心な農畜産物の安定供給と環境保全などの農業振興に努めていくこととしています。ヨーロッパでは、政府が農業は食料を確保するための共有財産だと説明し、農業支援イコール消費者保護という文化が定着しているとも言われています。私は、やみくもに国際競争力の強化を求めるのではなく、国民の食料の確保のための自給率向上を、地産地消を基本にした農業の振興を取り組んでいくべきと思いますが、どのように考えているか、まずお伺いします。また、食の安全についてでございますが、遺伝子組みかえ作物の取り扱いが今、世界で問題となっています。アメリカで遺伝子組みかえ作物の栽培と流通が始まって21年がたち、今、モンサントなどというまさに大植物メジャー企業が世界中に行き渡っていると言われております。日本にも、大量の遺伝子組みかえ作物が輸入されており、TPPなどにより自由貿易がさらに進めば、事態はさらに悪化することになります。現在、北海道では遺伝子組みかえ作物の栽培は禁止されていると思います。食の安全の確保のためには、引き続き認めることなく、安全な農畜産物づくりを進めるべきと思いますが、どのように考えておられるか、以上、お伺いいたします。
答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)
〔登壇〕高橋利勝議員のTPP交渉の取り組みについての質問の答弁をさせていただきます。毎回のように、この定例議会の中でTPPの質問をいただきますが、まさに政権政党含めて、もう特に北海道の代議士会はこぞって私どもがしょっちゅう機会あるごとに北海道、また十勝、釧路、北見、それにオホーツクのそれぞれ期成会など含めて要請をずっとしているのですが、誰しもこのTPPに批准をする、賛成するという人はいないのです。いないはずなのです。それでも、これだけ交渉が進んでいくというか、なってしまうのですが、でも交渉が進んでてもまだ締結した、調印をしたわけでありませんから12カ国の部分のその署名をしたということですから。これからアメリカの大統領選の情勢もいろいろあるでしょうけれども、ただこのTPPというのは環太平洋パートナーシップは、国にすれば12カ国あるのですけれども、そのGDB総生産の約9割はアメリカと日本なのです。だからアメリカがそのうちの8で日本が2と。アメリカか日本がどっちかが離脱をすれば、これらはもう御破算になってしまうと、こういうことの中身なのです。それで、どうしてここまでいくのかということなどなど含めると、今、高橋利勝議員の御質問がありますように、これは国会議員の皆さん方の情報はまだまだ知らされていないのですよ。それできょうから提案をして審議をするというのですが、情報というか、内容が開示されていないのにやるというのは非常に厳しいのだろうなと、厳しいものというのが当たり前だとして厳しいと思いますし、どういうぐあいに質問していいのか、どう対応していいのかわからないと思うのです。わかっている人はほんの一部しかいないのです。アメリカはどうかというと、アメリカは国ではないですね、いろいろ聞いたり、調べたりすると。だから、アメリカの大統領候補の8人中6人はTPPには反対だと、こういって選挙の予備選で戦っているのですが、でもアメリカではないけど、アメリカのグローバル企業、企業がそれぞれ弁護士や何か立てて、そういう人たちが交渉の窓口になって、そこの交渉をリードしていると、そこに日本は甘利大臣の経済産業省含めても、ここが国として行っていると、こういうことなものですから、ちょっと構造的にはわかりづらい構造なのですけれども、でも日本の国益を守るためには、これは行ってみて、参加してみてだめなら帰ってくればいいのではないかと、こういうことが最初だったのです。でも、交渉の聞く、ほんの一部しか我々の耳に入ってこないのですけれども、その情報では日本の国益にかなうものが何かあるかといったら一つもまだあらわれていないのです。そして、もう既に先取りしてやられるのは例えば軽自動車の税率を上げるとか、BSEの20カ月検査が30カ月に延ばされるとか、特にがん保険は日本の簡保だとか、生命保険はやっちゃならないとか、要するにアメリカの資本が入ってきてそこでやらなければならないとかいって、A社というところが日本の郵政、簡保とは全部提携しても、2万店舗以上の簡保が、要するに郵便局がそこの代理店みたいになってしまったとか、もう完全に先取なのです。それよりほかに恐ろしいのは、農業のことばかり言っているのですけれども、農業だけで24分野あるのです。これには知的財産ももちろんそうですけれども、金融も保険も医療もそうなのです。医療は、例えばの話ですけれども、今の日本では盲腸の手術というのはよく例に出されるのですが、盲腸の手術をすると約80万円から90万なのです。だから保険が効いて、それぞれの支払いにいくということのですが、この皆保険というのは絶対認めないということですから、今度。互助制度だとか共済制度は認めないということですから、それがあったら企業は入っていけないから、参入でできないからそういう規制は全部排除するということですから、それでルールをかえさせられて、こういうことですから、そうなると国民皆保険というずっと日本の医療制度守ってきた、皆保険は全部崩壊してしまう。そのため何をするかというと、その医療に応じて対応できるような民間の保険に加入していなければならない、例えば盲腸だといったらどの保険に入っていますかと、それを医者が聞いて、聞いてから手術しなければ後からお金が入ってこないのが大変だというような実例がとっくに出ているということです。幾らぐらいなのですかと言ったら、アメリカで手術した経験のある人はいろいろな、これは女性が話ましたけれども約700万かかると、保険入っていなかったらとても払えません。入っていなかったら手術もできませんというようなことになってしまう、そういうルールに日本も変えられてしまうということの危険性なのです。そこでもう一つは、ISD条項というのがあって、企業がもうからなければ、参入できなかったら関税含めて、非関税含めて障壁などがあったら、ルールとして、日本の今あった保険だと、例えば金融だとか、雇用みんなそうですけれども、例えば簡保もそうですよね。簡保の360兆円という、その資金がやはりアメリカに行くということになるし、それで今、JAの預貯金、共済ですよ今度は。そこになると、本当に日本は丸裸になってしまうということですから、そのようなことを含めて、ISD条項になると、一番いい例がNAFTAといって北米自由貿易協定ですか、カナダとアメリカとメキシコをやりました。それぞれ、一つの例ですけれども、アメリカがカナダに燃料、要するに車の燃料を輸出したのですが、それにはちょっと神経が麻痺するような物質が入っていると、それはカナダの国では使ってはならないということで、これ輸入ストップすると、それはルール違反だろうと。変えなさいということで、その規制が変えられると、こういうことが現実に起きて、カナダが28項目だから、そのISD条項で提訴したら、これ全敗ですよ。アメリカが19項目、そのカナダのやつを提訴したら全勝です、全部。そして規制が解除になって、メキシコも同じ状況になりました。このようなことが先進としてあって、米韓のFTAもそうですけれどもそういうことがあって、それはISD条項というのはやはりこれはまずいと、国の主権を脅かすものだからこれは絶対にならないというのだけれども、今回はそれも入っていると、そういうことになると、答弁後先になりますけれども、食の安全というのは本当に守られるのだろうか、日本は生産履歴も、それからポストハーベストも残留農薬もやはり厳しく規制しています。より安全・安心ということで規制します。遺伝子組み換えは、遺伝子組み換えを使っておりませんという表示が入ります。これを表示したらダメなことになる、今度、それが入ってくると。それを表示しているから我が社の業績が悪くなったら、あなたの国が悪いと国が訴えられます。訴えられて賠償をしなければならないし、そしてその規制をする表示は取り除かれると、こういうことになりますから、消費者としては選択のしようがない、情報がないということになってきます。残留農薬も全てがそういうことになってくるのです。ですから、安い物が入ってくるのがいいとかということではなくて、本当にそれだけ危険なものがこの交渉の中には条項としてきちっと入っているということも含めて、やはりもっともっと情報を開示して、国民がもっと選択できるような、情報を知り得るようなことでなければ、これは批准をしたらまずいだろうと、そういうことが当然、国会も国会議員もそうですけれども、国民の暮らしを守るということが大前提ですから、安全・安心含めて、そのことでこれが今回、署名ということになりましたけれども、最後の最後までそういうことはぜひ国会の中でも情報をしっかりと開示していただいて、正しくお互いに同じ情報を共有して、信用していただいて、そしてこのことについてはこういうところの問題がある、このことについてはやはり推進していこうとか、そういうような交渉、議論していただきながら、だめなところにはこういう対策を打つ、そして大変なところにはこういう、想定されるものに対策を打つ、明らかにしないうちに対策だけするから大丈夫だという言い方、そして一昨年までの交渉に参加するまでのそれぞれ被害額、GDPの額などはかなりの額になっていた、何兆円という額になったのが、それがもう今は5兆円から今、3,000億だとか、1,500だとか、何十分の1も下がってしまった。GDPは今度、それの20倍もGDPは上がっていくと、こういう計算にもなっているのです。だから、こういうことでは私たちの暮らし、本当にどうなるのでしょうか、24分野、この話をしていたら何時間にもなってしまうのですけれども、24分野どれをとっても国民の暮らしに無関係なものはないということで、全部が関係あります。その関係あるということは、先ほど申し上げましたけれども、どれをとっても国益に叶うものは出てこないと、こういうことになったらまさに影響を受けるのは国民の暮らしですし、日本の育成がどうなるかというぐらい大変なことだと思うのです。特に私どもの本町は畑作4品です。これ、いつも言いますが畑作4品が一番影響を受けるわけでありまして、おまけに北海道糖業、そして明治乳業という、これだけ恵まれた企業があって、ここに影響を及ぼすことは、町そのものが将来、やはり大変な結果になってしまうことですから、そう絶対ならないように情報をしっかり開示していただいて、必要な持続、継続できる体制をつくっていただく、こうでなければ地域が成り立たないと。本別だけではなかなかそれは言い続けられないし、答えられない。それでオール十勝、オール北海道、知事を先頭にしてオール北海道でこのことについては全力を尽くして地域を守るために、そしてそれぞれの産業経済を守るために、子どもたちの未来のために頑張ると、こういうことでしっかりと今、取り組んでいるところであります。反対だから反対だけではなくて、ちゃんとした根拠を持って本当に持続、継続できる、将来に向かって安心して頑張れば暮らしていける、そういう体制をつくっていくためにこのTPPの交渉をぜひ進めていく中での一つの大きなやはり判断材料にしてほしいなと、こういうことで取り組んでいるわけであります。御質問にいただいた分に前後して、いろいろな方向に行ったかもしれませんが、基本的にはこのような形の中でしっかりと、やはり何といっても情報を持ちながら影響があるかないかは情報を開示して、その結果として影響あるかないかというのを見て、その影響に合わせてどういうような対策、政策をつくるかということでしてほしいと思っています。できれば、対策でなくて持続、継続できるような政策としてしっかりと担ってもらいたいなと思っています。これは健康もそうです、保険もそうです、金融もそうです、労働もそうです、24分野、そういう方向で、特に産業を支える第1次産業、地域を支える第1次産業、この肩書きが崩れたらこの地域が崩壊するということになりますので、そういうことを含めてこれからも当たり前として町民の暮らし、そしてこの地域を守るために国にもしっかりそのことをお願いしながら、情報をしっかりと開示していただいて、共に国づくり、地域づくりができるような、まさに地方創生ですからその思いも大事にしながら、このTPP問題については対応させていただきたいと、こう思っているところであります。以上を申し上げて答弁とさせていただきます。
再質問 9番 高橋利勝
再質問をさせていただきます。今、答弁にもありましたけれども、農業だけではなくていろいろな分野、21分野だとか、24分野というようなことは交渉の経過の中で言われていましたが、その分野でも影響を受けるということで、大きく言うとオール十勝は、そういう意味では商工会議所とか、労働組合とか、あるいは消費者協会とか、多くの人が結集をして取り組んできたわけです。その取り組みの中で、もちろん今、指摘されているいろいろな懸念事項もありましたけれども、結果としてそれが交渉が妥結をすれば、その地域に与える影響はどのぐらいになるのかという、数字というのがいいのかどうかわかりませんけれども、そういう意味では本別は本別でTPPに関する影響額というのを試算して発表しているわけですけれども、今の答弁のようになかなか情報が開示されない中で、それに対して対応をどうするかということが決定をしていかないから、必ずしもそういう意味では影響額とか、そういう問題がなかなか試算できないのかもしれませんけれども、ただ、きのうの国会でもやっていましたけれども、例えば国の試算と長野県の農協の試算というのは全く違うということで議論になっていました。そのように、それぞれ情報が正確に開示されていないがゆえに、それぞれの得た情報の中で物事をそういう計算とか、試算をしていくといろいろな差が出るということがありますけれども、ただ、この十勝はオール十勝でやっているわけですから、その農業だけではなくて、先ほど言った消費者という立場から言えば、先ほど答弁があったいろいろなこともやはり、なるべくこういった開示によってこういった影響を受けるというようなことを、あとはもっと広く知らしめるということが私は大事ですし、本別町の町民として、また消費者としてもそういうことで受けとめていくことが先ほど言いましたように結果としてオール十勝の取り組み、オール本別の取り組みということになっていくのではないかと思うので、その情報が開示をされたときには速やかにそれぞれの地域や十勝にどういう影響を与えるのかというようなことを、やはり一定の協議をして、整理をして、そのオール十勝、オール本別にコメントとしてちゃんと明らかにしていくべきだと思いますが、その点についてまずお伺いします。それと2点目ですけれども、農業の問題、今、言われていましたように、特にTPPの中では当初から指摘があって、その対策として先ほども言いましたように農畜産物でも国際競争力強化ということが最後に必ず入っているわけですけれども、もちろん農産物によっては一定の努力によって輸出するということ、またはこの日本で取れない農産物については一定の食料確保のために輸入をするということについて否定をするものではありませんけれども、ただ、やはり今、全体的に懸念をしていることは、そういったこと、輸出をどんどん奨励する、そして一方では安い農産物が入ってきて、先ほど言ったように安全な問題でも、いろいろな問題がある、日本の我々消費者からしてみると、日本の農業の品質のよい農産物が単純に考えると輸入されていけば、その分、自給率が見合ってないわけですから、当然、輸入の農産物で賄わなければならないというようなことになりはしないかということで、そういう意味ではそれぞれ特に輸入ということになれば、アメリカでは言う人が言いますと食料は世界の安保政略といいますか、食料戦略ということで、日本の消費者に安心して安全な農産物を輸出をして、補償するというようなことではなくて、それは食料戦略の一環だから、もし外国で、輸入先で取れなかった場合には、我々はその非常に困難な状況になるということまで指摘をされている訳です。ですからそういう意味では私は先ほど町長も答弁しましたけれども、町政執行方針にあるように今、この本別の農業の方針として安心な農業というか、それとか安全な農業というか、それから地元の中でそういうものが輪作体系をつくって、今日まで取り組んでいた農業をきちっと守っていくということが私たち消費者にとっても安心を与えるというか、そういう思いを持っているわけですが、その点についてもう一度お伺いをします。
答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)
このTPPが締結されれば、自由に農産物が輸出できるということを思っている部分というのは非常に多いと思うのです。でも、なかなかそうはいかないらしいです。それ以前に、まず日本は特に自給率という面では非常に少ない国ですから閣議決定で食料・農業・農村改革で、以前は50パーセントだったのです、国の目標は、それが50から今、39なのです。だから、TPPの議論するときも、私ども本当に願っているのは強い農業というなら自給率もっと上げて、農家全体がもっともっとすそ野広げて、そしていい汗かいて、安全・安心の食料、もっともっとつくって、そして逆に食料のいろいろな環境問題だとか、いろいろな食料問題があるところに輸出するぐらいのやはり日本の農業のあり方というものを考えるべきだと思うのです。いろいろな気象学の先生方からのお話を聞くと、地球の中で潤沢に農産物が生産できるというのは南のほうの国は暑くて砂漠化して本当にだめなのだと、寒いところはもっと寒くなってきて、一番は水があって、環境の四季があって、この食料をつくれるというのは日本だと、その中でもこの北海道、十勝というのは最高の、これは日本の、世界の宝になる農業地帯になっていくということなのです。言われてみれば地下水からなにからあるから、もちろん気候風土の中でこれは自然の恵みで、そのことを生かしてやるのだけれども、残念ながら島の中のまた島だからと私は勝手に言うのだけれども、日本は島の中のまた島だから、北海道は特に、なかなか中央と北海道の理解ってなかなか進んでいないと。食料自給率は1,100パーセントなんて、今度は1,200の自給率になりましたと言っても、ああそうですかと言うだけで具体的に何もそんなすごいですねという反応でもないです。だから、どうも私どもが思っている認識と、やはり日本の中の農水だとか中央の皆さんが思っているというのはなかなか一致しないというのがあるのです。風景は、圧倒的に水田風景ですよ、普段浮かべるのは。これは仕方ないのですよ、今までがそうですから。私どもこの風景ですから、牛がいたり、馬がいたり、そして小麦がなびいてみたりと、こういう風景でしょう。あとは豆があったり。でも、本州の人はなかなかそうはいかないですね。青森から既にそうですから。だから、そういう中でのこの農業の自給率なんていうのは非常にやはり広い産業で見たら取り上げづらいですよね。だから今回、TPP交渉のいろいろな話をしても1回も自給率高めるなんて話、聞いたことないですよね、全然。その中で強い農業で打って出るよといっても、何を打って出るのと、60パーセントも外国に依存している国が何を出すのと、長いもあるじゃないかと必ず言うの。長いもは大したものですよ、日本の中で売りづらかった企画の大きいやつを何とか商品化しようと、それを持って行ったのですから。そうしたら、それこそ薬草、薬膳食みたいなもので非常に健康にいいということ含めて、しっかりあそこまでできました。それでも約3,233億のうち、このうちのまだ10億ですから、それでも。そういうことを含めると、そんな簡単に隙間産業で1個1,000円だとか、何千円のリンゴを輸出する人いますよ、でも日本の食料を支えるだけの、産業を支えるだけのその業として輸出ができるかというと、私はそんな簡単ではないと思うのです。現場はそんなこと誰も思っていない。だから、そのことを含めると政府が一生懸命そうやって言うということは、それはそれでいいのだけれども、でも現実を見てくださいと、そんなことになっていませんと。うちは去年は本当に気候に恵まれて、農業者も頑張ってこれだけの史上初めてという生産力誇りました、それまでは大変ですから毎年。おととしだって、十勝管内24農協のうち23が史上最高だったのだけれども、我が町は最低だったから、畑作4品しかなくて、気候が悪くて、こういう現実ですよ。それでも一生懸命頑張っているのですから、そのことがやはり食料をつくっている現場で、大事なことがちゃんと理解されて、そこにやはり大事な政策や持続、継続できる環境でつくっていただかなければならないと、こういうことを思っていますから、今、御質問にありますように特に安い物が入ってくるという部分については、この前も国会議員の皆様方とお話ししをしたら、必ず水産物も農産物も検疫がある、検疫があったらちょっとでも色がついたものだとか疑わしいものは絶対入りませんから、検疫を通って自由に輸出できるといったら、相当やはりハードルが高いだろうと。一つの例で言ったら、コイヘルペスというのが1回発生して、池に飼っている鯉がどんどん、どんどん死んでしまうと、これはほかの魚もそうなのですが、だから水産物だってそんな簡単なものではないですよという話がありました。そこに持ってきて、普通の自由貿易で、検疫だけでそれなのに、逆にそういうことがあるからこそ安全、安心守られるのだけれども、このTPPでISD条項が入ると、それを撤廃させられちゃうという、障壁だから、我が社のルールに従いなさいということだから、だからもう安全、安心が全く目隠しされてしまう。だから、それだから恐ろしいのですよ、健康被害になるのですよということも含めてしっかり訴えていかなければならないというふうに思うのです。ですから、今、御質問にありますように、とにかく影響額を広く知らしめるというのは、これは国ももちろん今、国会が始まって提案されますからしっかり出てくると思うのです。それにあわせて、北海道で十勝の全体会議あるので、北海道として影響額を算出していただけませんかということで、十勝振興局にお願いしました。国の試算が出てこないので、それにあわせてできないかということなのですが、出てきたらこのようにがばっと影響額が少なくなって、GDPが高くなる、20倍上がると、こういうことになっていますから、本当にそういうことになっていくのかどうか含めて、これは正しく国会議論も含めて、また国民に開示してもらって、その上で十勝としてもしっかりとした今までの取り組み30団体、振興局も入ってみんなですから、ここで本当の影響額だとか、情報をいただきながら対策や政策含めて今後担っていくと、こういうことで最大の努力をしていきたいなと思っております。あとは不作のときというのはもちろん、これだけ食料難が世界中叫ばれていますから、今こそ本当に日本がその役割を果たさなければならないという役割を担っていると思いますので、だから食料安全保障以前に、やはりこの人が暮らしていく上での人道的な役割というのがあるものですから、そういうこと含めてぜひ世界に誇れるこの農業大国ということも含めて、農業分野だけとればまずそのことができ得る国ですから、そのことにぜひ日本列島、耕作放棄者がなく、一部の大企業が株式会社で参入すればいいということではなくて、やはりそこに後継者が育って、そしてその地域産業がさらにまた発展して、地域が活性して、まさに地方創生、1億総活躍社会が目の前に来るような、そういうやはり政策が頑張ればできるわけですから、そのことを国も主導してぜひ地方が求める地方としての行き方をぜひ応援していただけるようなこの取り組みをこれからもしっかりとやっていこうと思っています。以上を申し上げて答弁といたします。
再質問 9番 高橋利勝
終わります。