みんなの議会

本別町議会 平成27年第1回定例会 2015年3月10日

中学高校生のピロリ菌検査

2015年3月10日、本別町議会の一般質問で、藤田直美議員が「中学高校生のピロリ菌検査」について質問し、町長 髙橋正夫、保健福祉課長 吉井勝彦が答弁しました。

質問者
藤田直美 議員
答弁者
町長 髙橋正夫、保健福祉課長 吉井勝彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 藤田直美

議長のお許しがありましたので、通告しておりました中学高校生のピロリ菌検査について質問させていただきます。胃がんは胃の悪性新生物の95パーセントを占める上皮性の悪性腫瘍で、日本では肺がんに次いで死亡率の高いがんです。1970年から毎年5万人が胃がんで死亡しており、男女比は2対1と男性に多く、男女とも60代に発症のピークがあります。胃がんの発生には、環境因子の影響が強いと考えられています。最近になってヘリコバクターピロリ菌と呼ばれる細菌が1994年に国際がん研究機関によって確実な発がん因子であることがはっきりとしました。2014年にはWHO胃がん撲滅のために除菌治療を勧告しております。ヘリコバクターピロリ菌に持続感染するのは幼少期に多く、井戸水を使わないなど衛生状態が改善しているにもかかわらず、一定の人数で発生します。稚内市の例で見ると年間7パーセントの学生がピロリ菌に感染していることがわかっています。持続感染をすると潰瘍や胃がんの高リスク因子となるため、早期除菌治療するのが望ましく、40歳代までに除菌が行われると90パーセント以上の胃がん、発がんを予防できると考えられています。健康保険上のピロリの除菌に対しては内視鏡検査が必要となりますが、中高生では胃がんの発症はほぼゼロであり、この時期に胃カメラを飲むことなく、学校や検診などの尿検査でピロリ菌感染検査を受け、陽性者に対して病院での受診を進め、尿素呼気試験を受け、さらなる陽性者には除菌治療となることが大変、望ましいと思われます。そこで、まず1点目に北大ではがん予防に積極的に取り組んでおり、胃がん撲滅プロジェクトを展開しております。本町では、40歳以上、町民ドッグでは35歳以上を対象に早期発見のための胃がん検診、胃バリウム検査、採血によるペプシノーゲンピロリ菌検査を希望者に行っていますが、中高生などの若年者から病気や予防に対する知識を持つことで受診率も上がり、これから高齢者を支える若い世代の健康維持と食に対する意識や生活改善、命の大切さ、病気に対する偏見をなくすことなどにつながると考えますが、胃がん予防の取り組みについて伺います。2点目に、子供は社会の宝です。親にとっても、子供はいつまでも健康で暮らしてほしいと願っているはずです。年間5万人も亡くなっている胃がんを発症した人の大半はピロリ菌感染に基づいていることから、学校など各関係機関と連携をとり、中高生の学校でのピロリ菌検査を行い、陽性者には早期除菌治療までを町として勧めるべきと思います。尿検査については、1人700円、本町においては1学年約50人として、3万5,000円、陽性者平均約5パーセントとして病院での呼気検査と除菌薬で1人1万2,000円かかります。除菌治療者3人として3万6,000円、検査対象を1学年とするならば約7万1,000円の事業となる計算です。既に北海道内での町村では福島町、稚内市、美幌町では行政並びに学校、地域医師会、検査をバックアップする病院及び大学が連携し合い事業が展開されております。このたびの予算で呼気検査までの支援が決まった市もあるようですが、本町の考えを伺います。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

〔登壇〕藤田直美議員の中学高校生のピロリ菌検査についての質問の答弁をさせていただきます。それぞれ詳しく質問の中で状況も含めて質問をいただきました。受けとめ方としては非常に難しい受けとめ方をしなければならないなというふうに思っていますが、難しいということは、御質問ありましたようにピロリ菌というのはやはりここ注目されて、非常に胃がんの発症の一つの要因になっているということも先ほど質問のように厚生労働省の指針の中でも発表されていますから、非常にこれ厳しいなと思って、本町は明治乳業のコマーシャルするわけではないですけれども、LG21というヨーグルトがピロリ菌退治に一番有効だということで発売されて、すごく業績もいい、またそれが何か私どもも直接、営業マンみたいなつもりでそのようなことをずっと発信をしているのですが、ただ、飲み水が昔は要するに大腸菌を含めて井戸水が原因だというのが結構ありましたけれども、最近はこれだけ浄水施設が進んできても、まだその食べ物、食文化、いろいろきっとあるのだと思いますが、うたっています。ただ、そのがんというのは、一つの要因だというのは間違いないですが、いろいろな要因が集まって胃がんも発症している。ただ、胃がんというのは少なくなったといっても5万人含めている、亡くなった人もいるということになると、やはりダブルの社会問題としてはあるのですけれども、それが子供たち、中高生の中で発症するかというのは先ほど藤田議員の御質問の中でもまだゼロだということで、特に本町の実態は全く少ないということなのですが、そこで今、本町でやっているのは35歳、人間ドックで35歳なのですが、これ以上の人はバリウム検査合わせて検査するのです。ですから、バリウム検査含めて検査をしている中で、それが中高生になるとなかなか、検査をする理由が見当たらないという、実態が実態だけに。などなどの疑問点が非常にあって、なかなかまだ確立されていないということについては、このガイドラインについては希望者について35歳以上もがん検診をやっているのですけれども、中高生について本当に有効なのかということを含めてまだまだこの方向性が定まっていないというか、国のガイドラインも含めて引き続きこの研究を重ねていくということでありまして、非常にそれに沿っては難しい対応だなというふうに実は思っているのですが、ただ、今、御質問にありますようにバリウム併用でなくて通常の中高生の健診の中で尿検査がありますから、この検査の中で御質問にありますように項目として700円を新たに項目に加えて、700円の料金の検査料の中で対応していただければ、それ時点でのピロリ菌があるかないかというのは、ある程度の解明はできると。それでも、それはある程度の年齢まで達しなければ毎年、それが状況変わっていくということでありますから、1回検査すれば何年か持つことありませんので、そこら辺もどうするかというようなことも含めて実はあるのですが、ただそれも学校の検査など含めてということですが、この希望者だけということにすることも可能ですけれども、学校全体としてはなかなか難しいというのはあるのかなというふうに思っています。いろいろ、子供たちの教育の問題、親の教育の問題も含めてあるということなのですが、本当にできればという気持ちはもちろん持っているのですが、でもこれが今、少なくても中高生について年齢も若い、まだバリウム併用についてまだ研究途中だ、導入については今後の研究の結果踏まえて慎重にする必要があるのではないかというような指針も含めて実はあるのです。非常にこう、何かわかりづらい答弁になるかもしれないけれども、難しいなという判断ですけれども、その金額何とかというのは、そんなに大きな金額ではありませんから、できればそんな環境や条件が整えばということがあるのですが、その有効性、問題はその検査をするという有効性だとか、理由、明確な、こういう方針ですね、理由とか方針が一定程度、示されればそのことについても取り組むということには非常に取り組みやすいなと思うのですが、まだ現時点ではもう少しその研究をしたり、またいろいろ調査する必要があるのではないかなというふうには実は思っているのですが、そのような中でぜひまた大事なことですから、前向きには考えながら、もう少し時間を含めて状況を把握して、国の指針も含めて全体の中でこのこと、本当に有効なのか含めてもう少し、直接に調査をさせていただくことが必要なのだなと、このようなふうに思っておりますので、何かきれの悪い答弁になりましたけれども、そのようなことで答弁は御理解いただければと思います。以上を申し上げて答弁とします。

質問 2番 藤田直美

町長の答弁を聞きまして、再度、質問をさせていただきます。幼少期の感染、持続性感染について最も感染率が高いと、発がん率が高いという現象を北海道大学のがん予防内科医学研究科のがん予防内科の先生がおっしゃっておりまして、幼少期の感染80パーセントは家族内感染、そのうち母子感染が70パーセントと言われているようですが、ピロリ菌については最近は話題になっておりますが、若いお母さん方もまだまだ知らない方も多いようで、検診時の保健指導などでそういうこともあるという指導を伝えることはできないのか、それと副作用についてのことなども慎重に考えていかなければ、学齢期ということで考えていかなければならないのかなとは思っておりますが、予防やその治療に関しては、そのがん予防内科の先生がサポートしてくれるというお話も聞いておりますので、専門の医師を招いて町民講座など、病気についての勉強する機会などを設けてはどうかなと思いました。もっと予防という観点から取り組んでみてはどうかなという思いで提案させていただいたのですが、その件について見解を伺います。

答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)

再質問の答弁をさせていただきたいと思いますが、胃がんの発症に向けてピロリ菌の退治、また除菌のことなのですが、除菌というのは質問にもありますようにかなりまた、リスクも伴うということもあるのですが、これはやはりそれについてもやはり正しい知識を今、御質問にいただいたように持つということが大事だと思うのです。これ、北海道も取り組むことになっていますから、あわせて私どももその北海道の取り組みにあわせてフォーラムだとか、またそれぞれ必要なパンフレットだとか、そういう市町村が行うがん検診の受診率の向上に向けてのそういう予防教室だとか、そういうものと取り組んでいかなければならないと思うのです。でも、手短というか、手短にこれだけの情報があるということですから、これは逆にしっかり予防も取り組むことによって、そのピロリ菌に対する認知度というのは非常に上がるのでないかと思うのです。そういう意味では、今、提案いただいたように、この要望の取り組みというのは非常に大事なところだというふうに私どもも捉えていますから、それぞれがん検診も含めて、また学校の検診だとか、そういういろいろな機会を通しながら、特に親御さんに理解してもらうような方法をとりながら、この部分ついての予防対策、また保健指導など含めて取り組んでいくという方向で検討してみたいなと。内部で協議したのもそこなのですよね、実は。いきなり取り組んでいるというのもなかなかわからないし、ちょっと間違えれば学校検診でやって間違えば、ないこととは思うのだけれども、それが何か急に変にいじめにつながったり何とかと、そんなちょっと微妙なというか、デリケートな部分があるものですから、そのようなこともいろいろ想定しながら、それでも健康のためにいい方向になるかという、それはピロリ菌発症してからというのはもちろん大事だけれども、その発症しないような食生活だとか、そういう原因をつくらないというようなことも非常に大事でないかと。子供の生活習慣病などもたくさん今、問題がありますので、それら含めてしっかり取り組んでいかなければならないなというふうに思うのですが。保健指導のやつですから、現場でも、担当のほうのこの部分について検討している内容もありますので、少しですけれども担当のほうから、たまに違う声で答弁させていただきます。よろしくお願いします。

答弁 保健福祉課長 吉井勝彦(保健福祉課長は2015年3月まで)

お答えをします。近年、ピロリ菌というよりも子供や若い年齢の特に生活習慣病につきましては、糖尿病や動脈硬化とのリスク予防のために早期に介入していく必要性が高まっています。特に子供の場合、その子供の親の生活習慣だとか、食事環境に大きく作用されることから、がん検診などの予防教育含めて町民への啓蒙や学習機会の提供など、非常に重要なことだというふうに考えております。今後とも健康管理センター便りや町ホームページでの周知、あるいは関係機関とも連携しながら適切な保健指導に努めるとともに、効果的な予防対策をこれからもしっかりと取り組んでまいりたいというふうに考えております。以上です。

質問 2番 藤田直美

終わります。

出典:本別町議会 平成27年第1回定例会 2015年3月10日 議事録 PDF(97ページ) 間違いを知らせる