本別町議会 平成25年第4回定例会 2013年12月10日
「本別町個性あふれるふるさと寄付条例」の関連した質問がありましたけれども、まずふるさと納税制度のさらなる活用
2013年12月10日、本別町議会の一般質問で、阿保静夫議員が質問し、町長 髙橋正夫、総務課長 大和田収が答弁しました。
- 質問者
- 阿保静夫 議員
- 答弁者
- 町長 髙橋正夫、総務課長 大和田収
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 阿保静夫
〔登壇〕議長のお許しがありましたので、2問の一般質問を行います。一つ目ですが、ふるさと納税制度のさらなる活用をということで伺います。ふるさと納税制度に結びつけた本町では個性あるふるさとづくり寄付金条例のさらなる活用、発展のために他町村で実施している特産品の送付など、発展的に取り組む考えはないか伺いたいと思います。本町のホームページにも載っておりますし、紹介されていますけれども、本町では2005年、平成17年に始めた「本別町個性あるふるさとづくり寄付金」による基金積立残高は、ことしの10月の資料によりますと2,674万円ということで、これまでに図書館等で活用されたというふうに伺っております。改めてこのような寄附をいただいた皆さんに敬意を表したいというふうに思っております。さて、町の条例制定されてから3年後になると思いますけれども、国においてふるさと納税制度として2008年、平成20年4月30日にこの制度が公布され、スタートしております。これは、個人住民税の寄附金税制が大幅に拡充される形で導入されたものというふうに紹介をされております。この制度を活用する自治体は管内、道内、全国で広がりを見せております。寄付者は全国どこでも応援したいと思う自治体に寄附ができ、基本的に寄附した額から2,000円を差し引いた額が一定の限度で住民税や所得税の税額控除が受けられるというふうに理解しております。例えば、3万円のふるさと納税寄附に対して2万8,000円の税額控除が適用されるというような中身です。私、調べたところによると家族構成とか年収でその中身は少し異なっていくようです。本町においては、寄附の受け入れのみで進めているところですけれども、他町村では特産品の送付の特典をつけることによって、ふるさと納税額を大幅に伸ばしている例があります。良識を持った対応が必要との指摘もあり、これを踏まえるのは当然ですが、地域を応援するという本来の趣旨を堅持しながら、本町においても特産品を寄付者に送付することによって、より多くの本別応援団をつくるような対応を行う考えはないかお伺いします。
答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)
〔登壇〕阿保議員の「本別町個性あふれるふるさと寄付条例」の関連した質問がありましたけれども、まずふるさと納税制度のさらなる活用の御質問の答弁をさせていただきますが、本別町の個性あるふるさとづくり、今、御質問のとおりでありまして、この寄付条例が地方分権型の社会に対応する個性や魅力あふれるふるさとづくりと地域づくりの現状や実態を広く全国に発信をしていこうと、こういう趣旨で平成17年12月に制定をされまして、平成18年度から募集を開始し、今、7年が経過したところであります。この間、今までに151件、6,789口、1口5,000円でありますけれども、これら含めて、金額として3,394万7,483円の寄附をいただいたところでありました。そのうち、農産物の加工施設の整備の備品の購入、資料館特別展示、また図書館の図書購入事業などの実施のために600万円を取り崩し、平成25年9月末現在で利子を含めて2,798万9,403円の残高となっているところであります。多くの方々にこの制度の趣旨や目的を御賛同いただきましたし、多大なる御支援をいただいておりますことに、改めて深く感謝とお礼を申し上げる次第ではあります。質問にありますとおり、平成20年にふるさと納税制度がスタートいたしました。都道府県、市町村に寄附をした場合につきましては、個人住民税及び所得税の控除が拡充されたところでありまして、この制度にあわせて市町村では地域の特産品を提供するなどの特典制度を実施をして寄附の促進、特産品や自治体のPR及び地域経済の波及効果を図っておりますが、本町といたしましては、特典制度についての協議も行ってきた中で、寄附額が事業化に必要な目標額に達することや、寄附本来の趣旨など踏まえて寄附者への特産品の提供を見送ってきたという経過が実はあるわけであります。しかしながら、現在、他町村が実施している特典制度によります多くの寄附金が集まっていることや、特産品のPRにつながっている現状など踏まえて、今後は現在の個性あるふるさとづくり寄附制度をさらに活用して、本町のふるさとづくりの応援団として多くの方々に御賛同いただけるように、引き続きホームページや広報紙への掲載、または東京や札幌などの本別会などのふるさと会とのPRを努めますとともに、本来の寄附金の制度や意味や寄付者の意向などをかんがみながら、町内外を含めた提供対象者、寄附金額、特産品の選定などを含めて、特典制度のあり方については今後、検討してまいりたいと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。以上を申し上げて答弁とさせていただきます。
質問 10番 阿保静夫
今後は特産品の選定も含めてという御答弁なので、その方向性もありというふうに受けとめたので、これ以上、聞く必要もないかもしれませんけれども、ちょっと私もせっかく勉強してきたのでもう少し話をさせていただきたいというふうに思います。12月1日付の新聞で十勝管内の状況が出て、管内は7町村が特産品を送り返していると、大体、多いところで寄付額の半額くらいと定住体験なんかの割引券みたいのをつけるというのもあって、ちょっと個性的だなというふうに思っていますけれども、大体あれですよね、1割程度のものというか、本当にお礼の品という点では、ふるさとを応援したいという気持ちに応えたような、その町の特産品を送っているということで、私はこの記事を見たときに非常にほほえましい中身だなというふうに思いました。ただ、私はこの記事の前から実はこのふるさと納税制度のことをちょっと知る機会がありまして、それは米だったのです。だから、当然、十勝とは直接ないのですけれども、その農民関係の新聞なので、こういう書き方をしていました。「米の売り上げ全国一」と、こういう中身です。だから、これは先ほど紹介した12月1日付の新聞の中で良識を持ってという部分にちょっと触れているなというふうに私は改めて思いました。米地帯、これは長野県なのです、全国一です。全国一のふるさと納税による特産品をお礼として送るということで、今度は寄附する側は、そういう今はインターネット時代なので一覧表で出るのですよね、どの地域がどういう物を特典として設けているかというのも、商品の陳列みたいな形に見えるのです。それで寄附しているということがテレビでもそういう趣旨で紹介されたものですから、私はそれはちょっと違和感を感じていて、そしてこの前の新聞報道で目のウロコが取れたような感じを受けています。やはり、本来は、自分のゆかりのある町とかふるさとと思われるところに、自分の今の立場の中で許せる範囲で寄附をして、そのことがふるさとに役だってもらうと、そのことはうれしいと、もらった、寄附をいただいた町側は気持ちとして、うちの特産品なのだからぜひ食べ物を味わってみてくださいとか、使ってみてくださいとかという、そういう関係が成り立ってこその本来の趣旨だというふうに思っておりますし、先ほど税額控除のことや何か話ました、変な言い方をすれば約3万円を例にとれば、例えば3,000円くらい物を送ってもらうということになると、税額控除を受けた人は差引勘定で1,000円プラスみたいな格好になるのですね、2,000円を除く額が税額控除される例がほとんどですから。でも、それは制度の趣旨ではないということで、私は先ほど町長が今後そういうことも検討していくということなので、参考意見ということでこういうことも検討をあわせてしてほしいということで言いたいのですけれども、本町にはきれい豆商品初め、味噌や醤油、納豆、お菓子などがあるわけですから、当然、そういうことが検討のメニューに上ってくると予想はしますけれど、ぜひ本来のこのふるさと納税の趣旨を生かした本別ならではの、それで本別応援団を全国につくっていくというような観点から、本当に額はそんなに多くなくても本別を応援しているということで、その人たちにも自覚してもらえるような、そういう形に発展させていただきたいということを念頭に置きながら、できれば新年度あたりから実現してほしいなというふうには思っておりますけれども、その辺の今後の進め方の日程的なものというか、考え方というか、それを再度、お伺いしたいというふうに思います。
答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)
質問の趣旨はそのとおりだというふうに私どもも共有をしているのです。先ほども答弁させていただきましたが、平成17年に職員の皆さんと一緒に本別町の町づくりを全国に大きく知ってもらう、また本別の町づくりに賛同して、共感していただける方々が寄附をしていただくということも含めて本別を応援していただくと、こんな本別の発信がということで個性あるふるさと寄付条例というのを制定しました。五つの分野、平和もそうですし、産業もそうですし、福祉もそうですし、また本の町、また7月15日展含めて五つの分野でその項目をつくって寄附していただく。おかげさまで3,000万円を超えるだけの寄附がありましたけれども、それは本当に純粋に万石の見返りなど全くないわけですから、そういう寄附でありますけれども、でもそこは私どもやはり今、御質問にありますようにやはり気は心ではないですけれども、多少はやはり私どもの気持ちもあらわしたいなという面では、その金額ではなくて気持ちの中で、本町のこの香りだとか、いろいろ特産等までいかないかもしれませんが、そういうものも機会あるごとにという、そういう対応もしてきました。でも、こういう新聞に載っているようなことになると、今、御質問のとおり例えば5,000円1口でいくと、2,000円が控除ですよね、3,000円で、3,000円の物もらったらもうかるようだと、言い方、例えが悪いかもしれませんけれども、それが税も控除なるとなったら、これはいかがなものかと、この1万円でも同じですし、ただ幾ら寄附していただければ、幾らの特産品だとか、我が町の物が届きますよという、こういう方法というのはいかがなものかなということで今、内部でもずっとこのお話しをしているのですが、それはやはり本別町の趣旨には合わないだろうなと、せっかくここまで本当に全国から本別の町づくりに賛同していただいて、共感していただいて、これだけの御厚志が集まっているわけですから、そういうことを大事に、でもその気持ちに少しかでも応えられるとしたら、そういうものも含めてということは、これは気持ちの問題として、それこそお返しの気持ちというのですか、本別をよりまた知っていただきたいというのもあるのですが、今後もそういうものについては本当にどういう方法がいいのかというのは検討していこうねというようなお話しをしているのですが、ただ特産品といっても本当に限られますから、それが本当にどれがどういうところにいいのかということも実はあるのです。ですけれども、今ある物はもちろんですけれども、今、盛んにいろいろ本別も加工していただいているまた新たな物産を商品化してくれる、その人たちも出てきておりますので、そういう人たちも含めて、その加工することは特産品をつくっていく、特産品になり得るものを一生懸命開発する人たちの応援も含めて町全体が循環できて、広がっていくような、そういうような協力の仕方など含めて、PR含めて、そういう仕組みをつくっていけたらなというふうに思うのです。やはり本別にゆかりの例えばふるさと本別会の方々が本別に寄附する、そういう寄附していただくときに、その本別もやはりふるさとの香りが届けば、これはもっともっと本当にそういう意味では気持ちがすごく癒やされるというか、やはりふるさとよかったなと、そんな気持ちになっていただける、また知らない人も本別のこの町づくりを知ったときに、思いがけなくこういう物もというようなことが新たな発見になっていく、そういうようなことを含めていろいろ考えながらやっていこうかなと。今、まさに職員含めての知恵比べになっているところでありますけれども、何とかこれら含めてそういう幾らになったら幾らとかということは決してやりたいとは思っていません。気持ちとして、真心としてそういうものが購入できるように、仕組みというかそういうシステムの中で運用して、活用させていただければなというふうに考えておりますので、もう少し時間をいただきながら、新年度予算ということでありますけれども、職員がうんと言うかどうかは別ですけれども、なかなかたくさんありますけれども、どれを選定するかと言われますし、どの部分での寄附というのもありますから、そういう気持ちで対応というか、取り組んでいきたいということは申し上げることはできるかなというふうに思いますので、そのようなことを含めて、またこういう方法があるとか、アイデアもありましたらぜひ御指導いただきながら進めていきたいなと思っております。以上であります。
質問 10番 阿保静夫
御答弁のとおりだというふうに受けとめますし、来年度予算につけるというのは私の希望を申し上げただけで、それはお任せをすることです。先ほど管内で7町村が特産品を送り返していると、新聞記事だとプラス2町村が検討中だということで、何か町民のほうの意見でそういう方向になるというような新聞記事なのですが、検討中ということなのでどうなるかわからないのですけれども、先ほど申し上げましたけれども、全国で52パーセントの市町村がこの特典付きという、特産品を送り返すというような形で進めているということで、決して珍しい中身でないということだし、町長おっしゃるように本当に良識を持った、気持ちのつながりを大事にするような、そういうことが非常に重要だと思うし、先ほどちょっと申し上げなかった部分ですが、この制度はふるさと納税の額は例えば本別なら本別に全額入るという形で、所得税控除を受けるのはその人が住んでいる町の税金のほうから所得税控除なので、表現は難しいですけれども、そういう意味での本別で税額がふえるという、そういうことでないということですから、ただ本別が特典品を送り返すとなれば、それなりの金額はその寄附金の中から、ふるさと納税の中から支出するような格好になると思うのですけれども、それはやはり良識ある中で金額の半分だとかと決めることではもちろんないわけで、やはりそれは町長おっしゃるようにそのことによってさらにふるさと応援団が広がるような、そうして仮に豆製品か何かを食べた人が、これはおいしいねということで口コミでまたさらに広がるような、そういう産業とかの地場産業にもかかわっていくような、そういう拡大の方向こそ望ましいというふうに思いますし、先ほど米の例を紹介したところは、本当はそこが主だったと思うのですけれども、結果論としては何か全国ランキングを競うような、そういうようなインターネットってそういうものなのですよね。すぐランキングにしたがって、どこが1番とかといって、金額も何かすごい金額ですよね、20キロ送り返すそうですから、米を。ざあっと換算するとすごい金額だなと思うのですけれども、そういうのが趣旨ではないということで、ぜひ町長の立場からいえば管内の各町村長といろいろ話し合える立場なので、そういうことも含めて町長もぜひ管内のいい例を参考にするような方向で前向きに取り組んでいただきたいというふうに思うわけですけれども、それを再度、確認をしたいと思います。
答弁 町長 髙橋正夫(町長は2021年6月まで)
阿保議員の御心配のとおりだと思うのが一つあるのです。これはやはり過当競争というのですか、競争が余りエスカレートすると、私どもふるさと納税というと来てくれることだけを頭に浮かべがちなのだけれども、逆もあるということを忘れてはだめなのです。本別の例えば住民の方が、ここの特産品いいなと、ここにふるさと納税寄附したらここの特産品がという、もしそういう人がたくさん出てくるとなると、これまた大変な仕組みになってくるということです。ですから、こういうことを含めていくと、必ずしも都市部から地方に、我が町に人が寄附をくれるのでなくて、我が町からほかに行くということも考えていくことをしなければならないということになると、こういう過当競争がどんどんエスカレートしていくと、本当に大変な事態になってくるので、地方が。ですから、総務省も言っているのは、やはりこれはちょっと良識を持って対応しなければならないと、そういうコメントも出ていることは当たり前のことだと思うのです。ここら辺もやはりしっかり踏まえながら、やはり我が町は17年、18年からスタートした個性あるふるさとの寄付条例の部分については、それのずっと前から本当に本別に、本当に町づくりに共感して共鳴して応援してくれる人たちの、そういう思いというものを大事にするということですから、そのこと含めて、それはしっかり堅持しながら、基本に沿って、ぶれないようにしながら、その中で本当にお互いの心の交流として、そういう特産品なんかのPRも含めて、そしてまたそういう産業をつくりたい、そういう物品も開発したいという人たちも含めての応援も含めて、しっかりそういう本別町がまた循環して活性化になるように、そういう方向というのを先ほど答弁したとおりでありますが、それはかなり今、検討している課長いますので、直接、新年度までできるかできないも含めてちょっと答弁させていただきますので、よろしくお願いいたします。
答弁 総務課長 大和田収(総務課長は2017年10月まで)
今のお話しですけれども、町長おっしゃるとおりにメリット、デメリットはそれぞれあろうかと思います。確かに、本町のPR、特産品のPRにつながることは間違いなくて、地域経済も活性化につながると思っております。また、それにあわせて寄附金の増額も予想されるというふうに期待をしているところであります。しかしながら、総務省からの通知もありましたように、良識を持った適切な対応をするというような通知も来ております。その中で、特産品目当ての寄附は豪華されて競争への部分がつながる部分があるので、良識を持った判断にしてくださいという部分があります。また、税金につきましては、住民税がその分、減額控除されるという部分がありますので、そういうようなデメリットも考えております。私としましては、この個性あるふるさと寄附条例をさらに活用しながら、いろいろな人に多くの方に理解をしていただいて、寄附をいただく、趣旨を賛同していただきたいというふうに考えております。私、担当といたしましては、今、担当と協議をしながら新年度に向けてどのような体制というか、内規をつくりまして協議をしていきたいというふうに考えております。町内、町外の方を両方対象にするのかと、それと寄附金額にあわせてどの程度までの人に提供するかと、そういう部分含めて今、担当と協議をしているところでございます。新年度に向けてこれから予算調整、町長査定も入ってきますので、その中で検討していきたいというふうに思っております。以上です。