広尾町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月7日
(1)児童虐待やドメスティック・バイオレンス、DVに対する町としての対応について/(2)プラスチックごみによる海洋汚染に対して自治体として何ができるかについて
2019年3月7日、広尾町議会の一般質問で、小田雅二議員が「児童虐待やドメスティック・バイオレンス、DVに対する町としての対応について」「プラスチックごみによる海洋汚染に対して自治体として何ができるかについて」について質問し、町長 村瀨、教育長 菅原、保健福祉課長補佐 佐藤が答弁しました。
- 質問者
- 小田雅二 議員
- 答弁者
- 町長 村瀨、教育長 菅原、保健福祉課長補佐 佐藤
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
この議員がこの登壇で質問した件は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。
質問 10番 小田雅二
最初に、児童虐待やドメスティック・バイオレンス、DVに対する町としての対応についての質問であります。今年1月に千葉県で小学4年の女児が父親から虐待を受け、死亡するという痛ましい信じられない事件がありました。児童虐待についてですが、虐待を受けた疑いのある件数は、暴言などの5万 7,000 件の心理的虐待も含め、昨年度は8万件を超えていて、この5年間で 2.8 倍と急増しています。また、DVも増加していて7万 7,000 件、ストーカー事件の相談も2万件となっています。町としても、いろいろな行政としての対応を迫られ、その内容やプロセス等について聞きたいと思います。また、町が把握している件数、児童虐待とDVについてどのぐらいあるのかも聞きたいと思います。2つ目は、プラスチックごみと、それによる海洋汚染、この世界的規模の問題に対して自治体として何ができるかという質問であります。3年前の世界経済フォーラム、いわゆるダボス会議で 2050 年の環境についての予測が発表されて以来、海ごみやプラスチック問題は世界中で取り上げられるようになりました。2050 年までには、重さでは海にいる魚よりもプラスチックのごみのほうが多くなるという報告もあります。また、生産されてしまったプラスチックのリサイクルされたものは、現在ではまだ1割程度だと言われています。その他は、埋立地や町、海など自然の中にいまだにそのままの形で存在しています。海に流れ出たごみは海流に乗り、海上には吹きだまりのようなごみが集まる場所ができます。それは太平洋の真ん中です。そんな場所が見つかったのは、実は 30 年も前のことです。その太平洋の真ん中にある場所には、今現在は、そのごみの大きさは何とフランスの面積の3倍あると言われています。また、2年前の調査では、これは日本ですが、東京湾のカタクチイワシの8割が、おなかにプラスチックをためていることがわかりました。また、大きさが5ミリ以下のマイクロプラスチックと言われる洗顔料等に入っている、このマイクロプラスチックも問題となっています。世界中の食卓塩 39 のブランドのうち、9割からこのマイクロプラスチックが検出されました。そして、それから間もなく、ついに人の便からも検出されています。それも調査対象となったヨーロッパ、ロシア、日本、8か国を代表する8人全員の検体からであります。多くの国が対策を立て積極的に取り組んでいると同時に、使い捨てのプラスチック製品の廃止が進んでいます。既に 40 か国以上の国がレジ袋の廃止宣言をしています。プラスチックの容器を一切使用しないスーパーもどんどん増えています。また、マクドナルドやスターバックスがプラスチックストローを使用しなかったり、また、リサイクル素材のものを使い始めています。日本は、年間 900 万トンのプラスチックごみを排出しています。その9割を今までは中国に輸出していましたが、昨年より受け入れを拒否され、核のごみとともに行き場を失っています。このような世界的な動きの中で、そして全世界の国々の中で、この広尾町という町、それは大変小さなものでありますが、一つの自治体として何らかの動きを迫られているものと私は感じています。今までは、しっかりとごみを分別し、そしてプラスチックはリサイクルされるものと考えていましたが、そうではありません。このことについて、町長はどのように思われるでしょうか。3番目は、農山漁村交流事業、いわゆるホームステイ事業でありますが、この事業で受け入れしている荒川区の小学生の旅費宿泊を全額無料としていることについて、広尾町の同じ年代の子どもを持つ父兄としては不公平感を拭えないと思います。町としてこの事業を継続するのであれば、私自身は反対でありますが、もし継続するのであれば、同等の事業を町民に対しても行う必要があると思うのが当然かと思います。この事業の対象とする小学校を荒川区の特定の小学校に固執する理由が不明であります。交流事業の成果の一部として、広尾町の産品についても宣伝等の効果についても含めるのであれば、全国やほかの地域の小学校についても対象とすべきであり、交流事業の相手先については、広く門戸を開くべきだと思います。交流というのは、多種多様の文化や地域や人々とまじり合うことで、その目的が達成されるものと思います。これらの件について、町長の考えを明らかにしていただきたいと思います。以上3点、よろしくお願いします。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
小田議員の質問にお答えいたします。児童虐待への対応についてであります。本町では、児童福祉法の規定に基づき、要保護児童やその保護者などへの適切な支援を図るため、平成 17 年より広尾町要保護児童対策地域協議会、これを設置いたしまして、関係機関との連携体制を整備しております。また、保健福祉課児童係を虐待対応相談窓口として児童虐待に係る通告、報告を受けているところであります。通告を受けた場合は、事実確認のため、係で関係職種から情報収集や児童の安否確認などを行うチーム、相談援助体制を立ち上げて対応しているところであります。町民からの情報提供につきましては、毎年 11 月の児童虐待防止推進月間、これを町広報誌に掲載し、相談窓口の周知を図っているところであります。ドメスティック・バイオレンスやストーカーの対応につきましても相談支援を行い、関係機関へ適切につなぐ等の支援を図っているところであります。いずれの案件も個人情報をはじめとする相談者のプライバシーに配慮しながら、適切に対応しているところであります。2点目のプラスチックごみと、それによる世界的規模の海洋汚染問題についてであります。平成 28 年1月に開催されました世界経済フォーラム年次総会におきまして、海洋ごみに関する報告が発表されたところであります。その内容につきましては、プラスチックの量につきましては、2050 年までに魚の量を上回ること、毎年少なくとも 800 トン分のプラスチックが海に流出していること、プラスチックのリサイクルを促進し、海など自然界への流出を防ぐ対策の強化が急務なことが発表されたところであります。現在、環境型社会としてごみを減らすリデュース、再利用するリユース、再び資源として利用するリサイクル、3Rと呼んでいるそうでありまして、これが推進をされているところであります。本町につきましては、リサイクルにつきましては、ペットボトル、発泡スチロール、プラスチック製容器包装などを資源ごみとして収集しております。本町の重要な産業の一つであります漁業を持続可能な産業として維持、発展していくためにも、プラスチックごみの減量化、リサイクルを促進し、海など自然界への流出を防ぐことが重要と考えております。住民の協力をいただき、ごみを減らす、再利用する、リサイクルをするなど、循環型社会として強化に努めてまいりたいと思っているところであります。次、3点目の子ども農山漁村交流についてであります。これまでも幾度となくその意義、目的について説明をさせていただいたところであります。繰り返しの答弁となるわけでありますけれども、この事業につきましては、総合戦略の重点プロジェクトに位置づけた地方創生を目指す取り組みとして、本町が有する地域資源を活用して、首都圏の子どもたちを農山漁村ホームステイで受け入れて、子どもたちの力強い成長をサポートすることを入り口として都市部との交流を深めること、関係人口や交流人口、将来的な移住・定住の増加、さらには産業振興や地域活性化を図ることを目的に行っておりまして、本町が従前から行っている子どもたちの成長に資する教育派遣事業とは、その性質を異にするところであります。したがいまして、この事業の費用負担のあり方を検討するに当たっては、単に教育派遣事業の内容と比較するのではなくて、この事業の意義や効果などを鑑みて考察するべきものと考えているところであります。本町の子どもたちにも同等の事業を行うべきであるというご指摘でありますけれども、確かに本町の子どもたちにとっても、町外で出向き、そこの環境や文化に触れて何らかの体験活動を行うことは、とても有意義なことであることに疑いはありません。ただ、このような取り組みは、まさしく教育の領域であります。地方創生に向けて取り組んでいる子ども農山漁村事業とは問題を分けて考えていただければと思っております。また、地域との交流のこともご指摘をされました。地域と密接に交流し、いろんな交流をするには、広く薄くではなくて、特定の地域と交流することによって目的が達成されるものと考えているところであります。以上、答弁とさせていただきます。
答弁 教育長 菅原(教育長は2023年12月まで)
小田議員の質問にお答えをさせていただきます。今現在、広尾町において児童虐待の事案はございません。現状、児童虐待を見逃さない体制として、教育現場において全教職員が認識を統一し、児童生徒のささいな変化を見逃さないよう、児童生徒を日々見守っているところであります。特に、各学校における養護教諭においては、子どもたちの駆け込み場所でもある保健室での相談や心身の変化を見逃さないよう、子どもたちに寄り添った日々の業務に当たっているところでございます。また、困り事を抱えている子どもたちへは、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの活用も図りながら、相談体制の充実に努めているところであります。虐待の事案が発生した場合につきましては、速やかに要保護児童対策地域協議会への連絡など町部局との連携を図り、事案解決に努めておりますし、また、協議会において見守りが必要な子どもたちへは、学校側から町部局へ定期的な情報の提供体制の確立に努めているところでございます。以上、答弁とさせていただきます。
質問 10番 小田雅二
国は、この児童虐待による、先ほど言いました千葉県の事件の後、総理大臣のほうから関係機関の情報共有のあり方を見直してくれということで、児童相談所や学校などの連携強化どうのこうのということ、そういうメッセージがありましたけれども、広尾町としては、先ほど言われました児童虐待に関する委員会といいますか、それはすぐ開かれてということでいいですね。そして、あと例えば1つ、であればいいと思うのですけれども、この児童虐待に関しては、今、言われたとおり、非常に大変なことに至る可能性がありますので、しばらくそういう事件がなかったからといって気を緩めることなく、かつ今までそういうことがなかったということでは済まされないことがいっぱいあると思いますので、本当に力強く、この件に関しては、本当に努力される、いろんな想像力たくましく考えていただいてやってほしいと思います。そして、ドメスティック・バイオレンスについてなのですけれども、このことに関しては、私もこの議会の中で余り詳しく聞くと、いわゆるかくまうということが一番、それも非常に安全にかくまうということが大事なことなので、余り詳しくは変なこと、聞けないというわけではないのですけれども、聞くのもちょっとはばかるのですけれども、しかしながら、私は想像するに、やはりこのケースについてはたびたびあると思いますので、町が緊急避難的に貸せるような物件というのは、恐らく広尾町も学校なりいろんな部分で余った建物が、関係した建物があると思うのですけれども、そういうものが例えば耐震などで危険だということもわかるけれども、町に関して例えば住宅ですね、教員住宅の今使っていない部分とかについては、こういう目的のためですけれども、個人に貸すことを考えた場合、耐震性についてはスキップしていいのかどうかということもちょっと聞きたいのです。実際に、例えば長期宿泊を許可して広尾町の定住促進のために使ったりしているときに、その建物は、個人の建物に関しては一切そういうことは全く関係なく貸せるのであれば、そういうことに供して、民間のボランティアの方にヘルプしてもらえるのであれば、そういうことは可能なのかどうかということも聞きたいと思います。
答弁 保健福祉課長補佐 佐藤
DVへの対応について説明させていただきます。DVの場合には、被害者と加害者を分離するケースが多いために、シェルターへの避難を進めております。ですので、広尾町内に例えばシェルターを準備する場合には、先ほど言われた住むところのほかに、生活を支援するためのボランティアさんだったりとか、被害を受けた方への精神的なフォローというのがとても大切になりますので、そういう専門職の確保なども必要となる状況にあります。
質問 10番 小田雅二
そのシェルターとは別に、緊急避難的に何日かとかでもそういうケースが結構あると思うのです。ですから、そういう意味で、正式なシェルターという言葉も変ですけれども、そういう例えばシェルターのつなぎと言ったらあれですけれども、つなぎで広尾にも公営住宅を借りてというケースはあったわけですよね。そういうこととは別に、公営住宅ではなくて、空き家と言ったらあれですけれども、例えば音調津とかほかにも教員住宅で使っていない部分があると思うので、その辺は、いわゆる公営住宅としては供していないものがあるわけですよね、実際に。あいた、先ほど言ったように定住促進のために使われているような、そのための体験というか、見本で貸し出すというか、そういう形で夏とかに来られているようなところがありますよね。そういうところを、私も実際のボランティアでやっている方の詳しい状況というのはさほど詳しくは知りませんけれども、いろんなケースでそういうところがあれば使いたいというような要望もあるというふうにも聞いていますので、その辺、相談なり時間を持って検討していただければと思うのですよ。ちょっと抽象的ですけれども、ちょっと難しいかもしれないのですけれども、そのことを聞きたいと思っています。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
ある地域のシェルターを通して広尾に来て、そして公営住宅に住まわれるというケースはあるということ、議員もご認識をいただいているところであります。そうではなくて緊急的に、例えば広尾町内でもそういうことがあり得ますので、そういったときにどうやって分離させるかというところであります。大変町内同士では非常に、すぐわかってしまいますので、どうやって保護するかという点、大変厳しい問題でもあるのだというふうに思っています。また、町外から来ても、今、言ったような公営住宅は無理かなというふうに思いますけれども、違う施設があるわけでありまして、そういったところで一時避難できるかどうか、これもしっかりと、DVでありますから警察も中に入ってのことでありますから、しっかりとその辺についても、どういう形で、できるかできないか研究させていただきたいと思います。
質問 10番 小田雅二
それでは次に、2番目のプラスチックによる海洋汚染の問題について再質問したいと思います。町長もおっしゃったように、広尾町は漁業の町であって、海洋汚染が進むことイコール町の漁業、重要な産業が危機に瀕する可能性もありますし、やっぱり何年か後には大変なことになるというふうに予測されています。ですから、私がお聞きしたいのは、広尾町として、今、世界のいろんなところで自発的にやられているこの問題に対する取り組みをこの小さな広尾町という自治体でも先進的にやる、その用意はないかということがメーン、目的なのです。例えば、広尾町でもいろんな産業があって生産したりする中で、やっぱりプラスチック関係のものを製造したり使ったりすることがたくさんあると思うのですよ。そういう企業に対して、スパイではないけれども、調査して、やはりこれはプラスチック関係で最終的にどういう形で廃棄されるとかその辺も、時間がかかることだけれども、そういうことから始めることが、やはりこの漁業の町としても、海洋汚染に対する対抗策というふうに言えると思うのですよ。ですから、例えばスーパーマーケットにおけるレジ袋、日本ではなかなか法的に廃止ということは、ほかの国と違って緩いからやっていないですけれども、例えば広尾町にあるスーパーでレジ袋が、どんどん少なくなってはいると思うのだけれども、より数が少なくなったとか、そういう数値的な検討、そういうのもオーケーだし、あるいは先ほど言ったように、企業がいろんなプラスチックのものを使ったりして、それを例えば木製のものに、環境によいものにかえるとか、そういうことのアドバイスなりも、町としてやはりでき得るものをやっていっていただきたいなと思うのですよ。だから、そういう検討チームなるものをつくっていくことが、もう世界に対するやっぱり小さな共同体、広尾町という町の責任でもあると思いますので、ちょっと大きなことを言うようなことですけれども、本当に大事だと思います。そしてまた、あとほかの例としては、私、昔々何十年も前によその国で暮らしているときに、あるレストランで食事をしていました。そうすると、隣のテーブルにいた人たちが食事が終わって帰るときに何をやり始めたかというと、プラスチックのタッパーウェア、そういうのをもう最初から持ってきている、そして残ったやつを持って帰る。その姿を見て、すごいなと思いました。普通日本では、広尾の町内でも飲食店で食事をするときも、余ったらもったいないからプラスチックの透明の、何というのかな、それと輪ゴムをもらって入れて帰る。しかし、それもプラスチックなわけですよね。ですから、それを使わないことも非常に大事なことだと思うのです。ですから、ちょっと極端ですけれども、広尾町でもそういうものを渡さないと。渡さないと言ったら極端ですけれども、だから広尾の人が行って、もしかすると食事を余らすようなことがあると想定した場合は、積極的に持っていくと、そういう容器を最初から持っていくというような、そういう例えば小さなことからしても、この広尾町でも始められるし、私が言うことではなくて、そのほかにいろんなことがあると思うのですよ。ですから、そういうことを、スターバックスとかマクドナルドに負けるなとは言いませんけれども、やっぱりそういう取り組みが、この大変な地球上で起こっていることを鑑みるとやるべきだと思いますので、その辺ぜひともでき得れば検討委員会なるものをつくってやっていただくかというふうにお願いしたいと思うのですけれども、それについてお答えいただければと思います。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
この海洋ごみにつきまして、特に最近注目をされているところでありまして、私もテレビ報道などで、日本ではありませんけれども、外国で海岸線にごみが打ち寄せられたり水際にごみが沈んだり、ひどい状況がテレビで放映されているのを見たところであります。今までプラスチックごみとかペットボトルなどというのは、本町においてもきれいに分別をされて再利用されているものだというふうに思っていまして、何ら問題ないのかなというふうに思っていました。しかし、世界的に見れば、そういったごみが海に流れ出ているというところ、まだまだあるというか大変重要な課題だというふうに改めて認識をしたところであります。特に、マイクロプラスチックと言われる、もう風化して目に見えないぐらいの細かい粒子になっているものを魚が食べて、そしてそれが蓄積されて人が魚を食べるわけでありますから、人体への被害という、そんな悪循環になっているのだなということを改めて認識をさせられたところであります。報道によりますと、洗顔料とか歯磨き粉にもそういった分解しないものが入っているのだそうでありまして、そういったことが、やっぱり海で成り立っている町としてどうやって海を守るかという点、非常に重要なことだというふうに思っています。大きな大きな取り組みになるかと思いますけれども、小さなことから一つ一つ取り組むことも大事でありますから、そういった海洋汚染についての情報提供も住民にきちっと知らしめていきたいなというふうに思っております。議員の提案にあった何かを立ち上げてというところまではなかなかいかないかもしれませんけれども、こういった情報をしっかり収集しながら、町民の中にもこういったことの認識ができるように進めていきたいというふうには思っているところであります。
質問 10番 小田雅二
それでは、最後の農山漁村交流事業について、確かにこれはもうはっきり言ってしつこいぐらいに思われると思うのですけれども、私もそう思います。しかしながら、しつこくやる基本的な理由というのは、どうしてもこの事業については、町民目線からいっておかしいと思うからでありまして、町長が先ほど問題が違うと言われたのだけれども、私が先ほど言ったように、同じ年代の子どもを持つ父兄として、その事業は最初に国がやった事業であろうが、その事業が最近になっては、ふるさと納税のお金を使っていようが、そういうことではなくて、町民目線に立って、同じような交流事業に、どうして広尾町の子どもたちはそういうものに参加できないのか。できないのであれば、そのことをやってくれればいいのではないかというふうに考えるのが非常に自然だと私は思います。そして、この事業をいろいろ評価、プラン・ドゥー・シーではないですけれども、評価すると思うだけれども、まさか沖縄の辺野古のマル、バツ、三角のそういうところという話ではないけれども、私は職員の方、この事業に携わっている人たち、そしてこの事業をやっている町の職員の方たちに本当は聞きたいのです。本当にいいのだろうかと言ったらあれです、町長がきちっと方針を打ち出してやっている事業に対して職員がどうのこうのと言うかもしれないけれども、私はフリーハンドでそういうものについては、町長としてこの事業についてどう思うのだみたいな感じで聞いてほしいと思う。なぜならば、多くの人が、この事業に対しては不可解さを抱いています。だからこそ、今、同じことを言っています。そして、先ほど来、きょうの一般質問の中で財政が厳しいという話がいろんなところで町長からできない理由の中で言われました。だけれども、問題は別と言いながら同じお金を町が予算をして、そして執行していく中で、先ほど高校生の医療費 350 万円とか、あるいは国保の子ども均等割の3割の関係の 168 万円とかありましたけれども、同じように並べていくと、この農山漁村交流事業は、800 何十万のお金が費やされる。そうしたときに、私は広尾町のために、広尾町の子どもたちのために使うべきお金をよそからよっこしてこられるのだったら使ってほしい、ただ1つそう思うだけであります。どんな理由を述べることではなく、広尾町の子どもたちに使える可能性があるのであれば、それを一生懸命希求するのが、この議会がやるべきことではないかと思います。以上、お答えください。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
これまでも議員とはいろいろ議論をしてきた事業であります。本当に再度同じことを説明することになりますけれども、地方創生事業として取り組んでいる事業であります。国のほうも、この農山漁村交流事業というのは、地方創生に資する事業として位置づけをしている事業であります。加速化交付金とか、いろいろ2年間にわたって国のほうの 100%補助でこの事業をやってまいりました。国が必要とする事業だから国が 100%出してきた事業であります。本町もそれを受けて2年間実施したわけでありますけれども、でも財源として町で単独でやる事業ではないという、できないというところでありまして、そこで国が打ち出している企業版ふるさと納税という制度があります。それであれば、町のお金を持ち出さずにできる事業だということで取り組んだところであります。企業版ふるさと納税というのは税制が優遇される制度でありますから、町がこの事業をやりたいといって内閣に登録をする、申請をする、そして認められた事業に対して企業が寄附をすることによって優遇されるわけであります。企業の皆さん方がどんな事業でも寄附をすることによって優遇されないわけであります。地方創生に資する事業として認可をいただいた事業に対して企業は寄附をする。それによって今までの寄附は3割だったけれども、6割まで控除することができるという制度なわけであります。広尾町は、それを使って企業の方々にご理解をいただいて、賛同いただいて寄附をいただいて、それをもとに事業を推し進めているわけであります。加えて、個人版のふるさと納税の使い方で、いろいろな使い方の提示をしているわけでありまして、そこでもこの事業に寄附をしたいという人がおります。ですから、企業の方と個人版のふるさと納税の個人の方とあわせて、この事業を推進しているところでありまして、広尾町の皆さんからいただいたお金で使っているわけではなくて、そういったことの企業の方々と個人の方々の寄附をいただいて、この事業をしているというところであります。何度も繰り返しますけれども、新しい情報として、内閣府におきまして昨年の 12 月 21 日に、まち・ひと・しごと創生総合戦略、これでこの事業が閣議決定されております。そういった、国もこの事業がやはり将来の人口の流れ、今、地域から都市部に動いていますけれども、子どもたちがこういうことを体験することによって将来は都市部から地域に人の流れを変えていきたいという、そんなことでこの事業も閣議決定されたところであります。ただ、これも、経費全て補助対象になるのですけれども、3年間という区切りあります。前回もそうなのです。補助事業が終わっても継続するシステムをやはり構築しなければ事業は成り立たないわけであります。本町の場合においても、国から補助金があったときにはできたけれども、さあ、これからどうするのだというときに、やっぱり知恵を絞ったのが、この企業版ふるさと納税の制度なわけであります。そういった制度を利用しながら、都会の子どもたちを受け入れながら、そして広尾町でも、受け入れた側でもいいことがないと何の役にも立たないわけであります。やはり子どもたちが田舎に来て喜んでいる姿を見て広尾の地域の価値を見出す。漁業の人が多いわけでありますが、漁業、農業の人たち、酪農家の人たちが、やっぱり自分たちの職業に誇りを持ち、町の価値を見出し、地域活性化にその人たちが頑張るという効果があらわれてきているわけであります。ただそれだけではなくて、やはりもう少し物販も、もっともっと販路の拡大等を含めて、そういった効果が出るようにしていかなければならないというふうに思っているところであります。広尾町の子どもたちにはどうなのだというところ、盛んにおっしゃるわけでありますが、十分おっしゃることもわかるわけでありますけれども、広尾町の子どもたちをどうやって育てるのだというところは教育委員会が担うところでありまして、そこは分けてぜひ考えていただければというふうに思っているところであります。
質問 10番 小田雅二
私は、都会の子どもも、うちの町の子どもたちも、どっちの笑顔も見たいけれども、だけれども順番があるのであれば、広尾町の子どもたちです。そして、1つ最後に聞きますけれども、企業版ふるさと納税どうのこうの言っていますけれども、同じような形で、よそからの子どもに対する事業ではなくて、広尾町の子どもたちを対象にしたものにできないといいますか、それともテクニックで、いろんなふるさと納税あるからやろうと思えばできるのではないですかということを聞きたい。絶対できないというのならばそういうふうに言ってくれればいいけれども、やり方によってはできるのではないですかということを私は言いたい。もう最初から国がスタートしたそういう農山漁村の事業だから、それを継承しながら、そして費用の面で企業版を後づけですよ、後づけ、基本的にはそうだと思うのですね。まあ、それはいいや。だけれども、私は、先ほど言ったように広尾の子どもたちを対象としたものをできないのかどうか、あるいは広尾町の子どもたちだけでなくても、もうちょっと大きな枠の中で広尾町の子どもも参加できるような形とか、いろんなことを考えればできると思うのですけれども、できませんかね。それが最後の質問です。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
国は、都会の子どもたちに田舎暮らしを体験させて、将来、都市部から地域に人の流れを変えていきたい、そういう趣旨で企業版ふるさと納税の制度を認めたわけでありますから、その逆は広尾町が内閣府に申請しても認可はおりません。都会の子どもたちを……(「申請してもいないのに」の声あり)できません。要綱でそうなっていますので、できないのです。ぜひご理解いただきたい。国の制度として、地方創生に資する制度として、都会の子どもたちを地域で経験させるという事業を認めるわけでありますから、ただ、議員がおっしゃった、では広尾の子どもたちはというのを違う角度で、違う寄附金をいただいて、何の制限もない寄附金をいただいてはできるかもしれません。(「それを言っています」の声あり)
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
ですから、その広尾の子どもたちというのは教育委員会がしっかり担っているところでありまして、ぜひその辺は区別して考えていただければというふうに思っております。。
質問 10番 小田雅二
今、最後に言われたふるさと納税と関係なく全く新しいものをつくったら、広尾町の子どもたちがそのような体験的なステイをできるのでしょう。そういうことをやる義務が広尾町長としては、少なくとも荒川区の子どもたちにそういう形でやっているのであれば、やることを求められればやるべきではないかと私は思います。それだけです。◎散会の宣告