広尾町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月9日
(1)敬老祝金の現行水準維持について/(2)旧広尾・丸山保育所跡地の有効活用について/(3)町道の整備について
2017年3月9日、広尾町議会の一般質問で、前崎茂議員が「敬老祝金の現行水準維持について」「旧広尾・丸山保育所跡地の有効活用について」「町道の整備について」について質問し、町長 村瀨が答弁しました。
- 質問者
- 前崎茂 議員
- 答弁者
- 町長 村瀨
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 4番 前崎茂
3点について質問いたします。まず、1点目でありますけれども、敬老祝金の現行水準維持について質問いたします。高齢者に支給する敬老祝金制度は、本町の開町100年の昭和43年に創設され、道内でも先進的な事業として評価されたところであります。創設したときの敬老年金は支給年齢が80歳以上から、支給金額は5,000円だったものが、昭和48年度に支給年齢を77歳以上に引き下げ、支給金額は1万2,000円に引き上げられ、その後も支給年齢の引き下げと支給金額の引き上げを段階的に繰り返し、昭和52年度から支給年齢を70歳以上に引き下げ、支給金額は2万4,000円に引き上げられました。さらに、昭和55年度には支給金額を3万6,000円に、平成6年度には所得税非課税高齢者には4万1,000円に、それぞれ引き上げられたところであります。その後、高齢者の敬老年金の受給者が増加したことにより、平成15年度から平成21年度にかけて段階的に支給年齢を75歳以上までに引き上げ、支給金額を所得税非課税者の方には4万1,000円から2万7,000円に、課税者の方には3万6,000円から2万2,000円に、それぞれ1万4,000円ずつ引き下げをしたところであります。2月14日に開催された議員協議会で、交付税等の減額に伴い財政収支が厳しいとのことで、まちづくり推進総合計画の見直しをし、現在支給している敬老祝金を平成30年度から一律支給をやめ、喜寿、米寿、100歳の節目において支給する方針が示されたところであります。各種年金額が減少し、加えて介護保険料等の引き上げにより可処分所得が低下し、貯蓄ゼロ世帯は15年前の10.2%から30.8%と3倍に増加しております。このことは、29年ぶりにエンゲル係数が25.8%の高水準になったことにもあらわれております。このような状況のもとで、とりわけ低額年金受給者の方々の敬老祝金の依存度、期待度は大きく、一定の見直しはしたとしても、現在の敬老祝金を残してほしいとの声が寄せられております。平成18年2月に策定した自主・自立推進プランでは、平成17年度から26年度までの10か年間の財政収支計画において83億円の財源不足が生ずることから策定したものであります。とりわけ2003年、平成15年の三位一体改革により10年後の地方交付税が臨時財政対策債と合わせて平成15年度比30%の大幅な減額が予測されることから、平成16年度から2か年をかけて策定したものであります。その際、最初に着手したのが事務事業の見直しであります。約1,500件の事務事業を各課、各係からヒアリングシートを提出してもらい、1事業ごとに評価分析しながら見直しをし、歳出の削減を図ったところであります。しかし、本町の平成17年度の地方交付税は臨時財政対策債と合わせて43億2,200万円に対し、10年後の平成26年度は41億9,400万円で、わずか3%のマイナスとなっております。平成15年度と比較しても12%の減少であり、当初見込んだ30%のマイナス、平成26年度の33億3,100万円から比べると8億1,300万円もの増額交付となっております。平成17年度からの10か年で比較すると、当初の自立プランで見込んだものよりも52億1,300万円も増額交付をされており、相当の緩和がされたところであります。さて、平成27年の国勢調査では5年間で851人の人口減少で、これに伴う交付税の減額は避けられないものでありますが、今までの国勢調査でも6%から7%の人口減少を乗り越えて行政運営を行ってきたところであります。一定の見直しをしたとしても、先達の皆さんが継承してきた敬老祝金の一律支給制度を存続すべきと思いますが、町長の見解を求めます。2点目は、旧広尾・丸山保育所跡地の有効活用について質問いたします。「ひろお保育園」が平成28年4月からオープンをし、子どもたちも伸び伸びと保育園生活を楽しんでいるところであります。さて、そのことにより、旧広尾・丸山両保育所は、昨年3月で閉鎖されたままとなっております。両施設とも国の基準の耐震化を満たしていないことから当該施設を改築したものであり、速やかに解体撤去をする必要があります。しかし、まちづくり推進総合計画の第3期実施計画にも、解体撤去に伴う事業費が登載されておりません。それぞれの地域住民からも旧保育所の早期の解体撤去とあわせて、遊具設備の整備等により子どもたちが遊び触れ合う児童公園的な有効活用を待ち望んでおります。新年度予算では、老朽した遊具の撤去費用は計上しているものの、新しい遊具の設置など整備計画はどのように考えているのか。また、平成29年度の地方財政計画の中で「公共施設等の適正管理の推進」で、公共施設等の適正管理に要する経費について地方財政計画の計上額を増額するとともに、長寿命化事業等に対し地方財政措置を拡大する方針を示しております。保育所等の解体撤去の除去事業に係る公共施設等適正管理推進事業債を現行の地方債充当率を75%から90%に引き上げることが今年度から平成33年度まで拡充する方針を示しております。平成28年12月に策定された公共施設等総合管理計画の中での両保育所の解体撤去の実施時期はどのように考えているのか、お答えをください。3点目であります。平成29年度町政執行方針の中で「安心して暮らせるまち」、町道の整備について質問いたします。町政執行方針の中で「安心して暮らせるまち」快適な道路と住宅環境の項目中、「町道の維持補修や道路整備については、生活環境の向上を図るため、計画的に実施してまいります」と記述されております。しかし、去る2月14日に開催された議員協議会で、第5次まちづくり推進総合計画第3期実施計画から延期、削除された道路整備事業が15事業20路線、事業費では合わせて2億6,159万円になっております。また、実施計画どおり実施見込みの事業は7事業8路線、事業費は1億9,036万円で、実施するよりも先送りした事業のほうが多く、実施率は42%にとどまっております。今回、先送り、削除された事業のうち、今までも当初の実施計画から先送り、見直しを余儀なくされた路線も含まれております。長年待たされてようやく整備されると期待していた付近住民も少なからずおられ、落胆の声が聞かれます。今回の実施計画では平成33年度以降になるとの説明でありますが、ある住民の方は、5年待ってようやく整備されると思っていたが、さらに5年待たなくてはならないのかと言われております。33年度以降の実施計画はどのように考えているのか、また、丁寧に住民の皆さんに説明し、きちんとした合意形成を図っていかなければならないと考えておりますが、町長の見解を求めます。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
前崎議員の質問にお答えをいたします。1点目の敬老祝金についてであります。先般の議員協議会でご説明いたしましたけれども、本町の財政状況は非常に厳しい見通しとなっております。このままでは平成37年度に基金が枯渇する状況でありますので、敬老祝金条例に基づき、古希70歳と75歳以上に毎年支給しております敬老祝金は、平成30年度から喜寿77歳、米寿88歳、長寿100歳の節目を迎える方に支給するよう敬老祝金条例の改正を行いたいとするものであります。高齢者が住みなれた地域で、安心・安全に暮らし続けるために必要な福祉と介護サービス事業は継続していかなければなりません。そのために本町の財政状況を勘案して、十勝管内市町村で最も多くの市町村が敬老祝金を支給している年齢及び支給額に見直しを図りたいとするものであります。2点目であります。旧広尾・丸山保育所跡地の有効利用についてであります。子どもの安全で安心な保育環境を整備するために、ひろお保育園を建設し、昨年4月に開設いたしました。ひろお保育園の開設に伴い広尾・丸山保育所は閉所いたしましたが、両保育所はともに築40年を経過して老朽化が進んでおり、耐震性能も有していないため、将来的には取り壊す予定でおります。両保育所の取り壊しについては、中長期的な観点から、町が保有する公共施設を総合的に管理し、更新、統廃合などを計画的に実施するために策定しました広尾町公共施設等総合管理計画に基づきまして、財政状況を勘案しながら取り壊しを検討してまいりたいと思います。跡地有効利用については、町民皆様の意見や要望をお聞きして、まちづくり推進総合計画や過疎地域自立促進計画等の各種計画と整合性を図りながら、跡地の有効活用を進めてまいりたいと考えております。3点目であります。安心して暮らせるまちづくりについてであります。町政執行方針の中で、町道の維持管理補修や道路整備について、生活環境の向上のため、計画的に実施することとして述べさせていただいたところであります。本町の第5次まちづくり推進総合計画の第3期実施計画の策定に当たりまして、人口の減少をはじめとするさまざまな情勢の変化により大幅な収支の見直しを行う必要が生じたため、実施計画の登載事業全般にわたって内容の見直しや計画からの削除、第6次計画への延期の判断も含めて策定を行ったものであります。道路の整備につきましても事業の見直しを行ったところであり、実施計画に登載されていた事業のうち15の事業を第6次の計画へ延期することとしましたが、これらの事業を実施する時期につきましては、第6次推進総合計画の実施計画を策定する中で、道路の状況について確認を行った上で、優先順位の検討を行い、実施計画に登載することとなるものであります。以上、答弁とさせていただきます。
質問 4番 前崎茂
財源が非常に厳しいという内容のご答弁でしたけれども、確かに地方交付税の減少というのはこれからも一定程度当然考えていかなければならないわけですけれども、ただ、この地方交付税については、国税5税の交付率で各自治体に交付をされておりますけれども、平成17年度の臨時対策債を含む地方交付税額は20兆1,000億円であったのですね。それが18年度は18兆8,000億円、19年度は17兆8,000億円、20年度は18兆2,000億円、こういった減少傾向だったわけですけれども、このことに関しては、当初立ち上げた自立プランの地方交付税が平成15年度比30%減少するだろうという、ある意味そのラインに沿って地方交付税が減額交付をされてきた経緯が前半はあります。ただ、この後、平成22年度には、20年度から比べたら6兆円も上乗せされて、24兆6,000億円、これ急伸しております。26年度においても22兆5,000億円と、新年度29年度も20兆3,500億円となっていますけれども、平成17年度の地方交付税額よりも逆に増えているという、そういう状況となっておるわけであります。2003年、平成15年度の三位一体改革から厳しい予測から見れば、逆に減額どころか増加している、これが今日の実態であります。これは結果論でありますから、ただ、当初はそういった想定は全く想定していなかったものの中で財政シミュレーションを立てて、自立プランを策定したということであります。いずれにいたしましても、この自立プランの策定に当たっては2年間をかけて事務事業の見直しを含めてやったわけでありますけれども、特に歳出削減の大きなものとしては、例えば特別職の給料を最大20%、それから議員報酬も10%、職員の給料も5%、それぞれ削減する提案をいたしました。加えて職員数ですけれども、平成5年の292人に対して平成26年度は201人で、91人削減する厳しい内容でありました。実際は、平成26年度末でありますけれども、実績値は199人ということで超過して達成したところであります。このような積み重ねをしながら自立プランを策定した経緯がございます。しかし、今回の先月の議員協議会の提案については、すこぶる唐突な感が否めないところであります。加えて言うならば、11月の議員協議会で一旦提案された実施計画案が解消された後、2月に再提案された、この点について町長としてどのように考えておられるのか、お答えいただきたいと思います。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
まず、財政の状況についてでありますけれども、今、唐突だというところのお話があったのですが、当初、第5次のまちづくり推進総合計画を立てたときにも、この財政シミュレーション、平成32年では基金がもう10億円ぐらいになるというところもお示しをしているところであります。また、前回の第2期の実施計画を立てたとき、今3期でありますけれども、3年前の第2期の実施計画を立てたときにも財政シミュレーションの資料としても、32年では12億円まで基金が下がるという資料をずっと議員の皆様方にお示しをしているところであります。そして、今回も、第3期の実施計画の見直しに当たっては財政シミュレーション、表裏一体でありますから財政シミュレーションをして皆様方にお示しをしたという、そういうところでありますから、ぜひ流れについてはご理解をいただければというふうに思っております。交付税のお話がありました。確かに議員おっしゃったとおりであります。特に今回、交付税を厳しく見込んだのは、やはり何といっても人口の減少についてであります。議員も数字でおっしゃっていましたけれども、27年の国勢調査では7,030人、その前の国勢調査、平成22年では7,881人、851人で10.8%、議員もおっしゃっていましたけれども、十勝管内で一番減少率が高いところであります。その前の5年間はどうだったかというと、マイナスの5.3%でありまして、ここのところがやっぱり交付税に大きな影響があるところであります。それから、自立プランのことも議員おっしゃっていましたけれども、確かに当初見込んだより交付税の落ち込みは少なかったのでありますけれども、この自主・自立プランを取り組むに当たって、それぞれ事務事業の見直しを行いました。確かに公債費の平準化を図るために借りかえをしたこと、これがやっぱり一番大きな案件であります。また、人件費の削減、議員おっしゃったように、議員の皆様方、職員に協力をいただいて、それぞれ取り組んだところであります。この自立プランの中では、住民負担の見直しもそれぞれ項目に挙がっておりました。使用料・手数料の見直し、ごみ手数料の見直し、下水道料金の改定の見直し、国保税の見直し、それから敬老祝金もこのとき一律1万円にしようという見直しの案がありました。これも全て平準化と人件費と、それから交付税の減り方が少なかったという、それを受けてこの住民負担は負担をお願いしないでもできるという見通しに立ったため、このようなことになったところであります。ぜひ、その辺ご理解をいただければというふうに思っているところであります。
質問 4番 前崎茂
先ほど、いわゆる入りの部分で、地方交付税の部分で見通しが結果として増額になったということでありますけれども、一方で歳出の部分で言いますと、財政収支の部分で当時からほかの自治体と大きく違うのが、いわゆる借金ですね。地方債の大きさでありますけれども、平成11年度には最大ですけれども279億1,000万円あったところであります。これを計画的に返済する、加えて平成17年には港湾事業債85億円、これも国に対して財務省に繰り上げ償還するということで、この償還補償金といいますか、大体これ7億5,000万円ぐらい上積みされたことによって85億円になったのですけれども、これについても平成22年、それから平成27年と、それぞれ25億円ずつ繰り上げ償還をしてきております。したがって、今回の町政執行方針でも言われておりますけれども、本町の地方債の借金については170億円になっているということですから、ピークの平成11年から比べると約110億円返済をしてきたということですから、地方交付税が減少する中、事務事業の見直しで歳出削減を図って、そういった中で厳しい財政運営の中でも着実にこの地方債を返済してきたということが言えるかと思います。したがって、地方交付税は、この10年間の見込みで見ると約1割、13%増の増額交付があった。そのほか、これも想定していない部分なのでありますけれども、平成21年度からさまざまな交付金、例えば平成21年には地域活性化・きめ細かな臨時交付金だとか同じく経済危機対策交付金、これらが毎年国ベースで5,000億円、1兆円ベースで予算化をされて、近年では地方創生交付金、こういったものも毎年のように交付をされている。この交付金というのは、ある程度フリーハンドで使えるということで、例えば住宅リフォーム助成事業に充当したり、一時的には乳幼児医療に充当したりというような形で、いわゆる従来一般財源で充当していたものをこの国の交付金で充当しているというようなこともあったわけであります。そのほか緊急防災・減災事業債は地方債の充当率が100%であって、この交付税のあれも70%という形で、有利なそういった事業債も新たに出てきておりますし、そういった意味では耐震化等のいろんな形で当初見込んでいない事業費も増額になっておりますけれども、一定程度国としてもそういった財源の補填的なものもあったわけであります。先ほども答弁の中にありましたけれども、実はこの自立プランの中で、いわゆる今2万7,000円と2万2,000円ですけれども、これをさらに下げて一律1万円にすると。それから、70歳以上の古希の方には2万円を支給するという形で、自立プランの今後の見通しについて計画を立てて財政シミュレーションしたところでありますけれども、この敬老祝金の現在の支給体制、これを存続することが高齢者福祉に欠かせない施策だと思いますけれども、改めて町長の考え方をお伺いいたします。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
今、歳出の関係についてもご意見をいただいたところであります。何といってもやはり財政状況厳しい折に、いかに有効に国から財源を引っ張って事業を進めるか。今、議員おっしゃったように、いろんな交付金制度もあるわけでありまして、でも、それはいっときのことでありまして、ずっとそれが継続して交付されるわけではありません。1年2年で終わるのが国の交付金制度であります。あと、歳出の関係の財政需要につきましては、やはり何といっても東日本大震災を受けての公共施設の耐震改修、これもせざるを得ない事業でありました。緊急防災対策債という有利な補助金がありましたけれども、でも裏負担があるわけでありまして、そういったところ、大型事業がぞくぞくという新聞報道がされましたけれども、保育所、児童会館、老人福祉センター、青少年会館、広尾中学校の体育館、野塚の公民館、全てこれ避難所なのですね。第1次避難所がやはり耐震がなければ住民の安全を守れませんので、これはもうどうしてもやらなければならない、国の有利なそういった制度を活用して取り組んだというところであります。またあわせて、その施設の老朽化、やっぱり公共施設の老朽化があるわけでありまして、特に今年度も特老、給食センターのボイラーなど、やはり改修しなければならない、今後については病院、それから消防の庁舎、この役場庁舎、もう億単位でかかるのではないかというふうに考えているところであります。また、あわせて財政状況が厳しい折でも、やっぱり住民のニーズ、時代の趨勢に即応した行政もやはり求められているところでありまして、子育て支援、保育所の第2子半額、第3子は無料であります。中学生までの医療費も無料であります。それから学童保育施設も充実をしました。妊婦健診の助成、交通費の助成、特定不妊治療の助成、交通費の助成、こういったやっぱり住民を安心して生活させるための施策も、厳しい折でもあるけれども、やらなければならないという事情もあるわけでありまして、そういったこともぜひご理解をいただければというふうに思っているところであります。そして、特に借金の返済についてでありますけれども、85億円を平準化して借りかえて、50億円はもう償還をいたしました。でも、残りの35億円は港湾の分だけでも残ってくるのです。これが返済が始まるわけであります。それとあわせて平年ベースの公債費の償還もあるわけでありまして、そういったことを全体見通したら非常に厳しい状況にあるというところをお示ししたところであります。あと7、8年後の話でありますけれども、今のうちからこういった情報を皆さんと一緒に共有しながら、どう対策を打っていくかというところで財政シミュレーションをしたところであります。また、敬老祝金の資料につきましては、もう議員協議会でお示しをしたとおり、本当に広尾町だけなのです。でも、これは自慢できる政策でもあるのですけれども、これからやはり広尾町をどうやって次の世代に引き継いでいくかというところでは、ぜひ高齢者の方々にご理解をいただければというふうに思っているところでありまして、引き続きしっかりと住民に説明してまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
質問 4番 前崎茂
先ほど地域活性化に係る各種交付金の関係でありますけれども、確かにこの交付金の内容についても2年から3年間の時限事業ということで、非常に見通しがない、計画性のない部分でありますけれども、結果として、毎年度国費べースで1兆円とか5,000億円でやられてきた事業でもあります。ちなみに、平成22年度の地域活性化・経済危機対策臨時交付金ですとか、きめ細かな臨時交付金、これらの交付金を生かした部分が25事業で、交付金の充当額も1億5,262万8,000円に上っております。また、同じく平成23年度でありますけれども、きめ細かな交付金等で24事業、合わせて8,922万7,000円、これらが交付金を充当して本来一般財源で行う事業を国の実質的な補助金でこれをやっているというのがございます。そういった中で、これらについては、自立プラン当初の段階では想定していないプラスの部分だということが言えるかと思います。また、先ほど27年の国勢調査で851人、10.8%、1番目が本別の11.3%ですから広尾町は2番目の減少でありますけれども、ちなみに平成27年度の地方交付税算定台帳、これはそれぞれ毎年度交付していますけれども、これで単純に851人減った場合の人口ベースだけで試算しますと、約1億9,300万円の減少になります。ただ、この中で生徒数とか学級数だとか、あるいは65歳以上の人口、75歳以上の人口、これらは変化がありますし、特に高齢者の人口は増えておりますので、この分の交付税算定は増えるかとは思うのですけれども、いずれにしても1億5,000万円を超える交付税の減額は避けられないというふうには思っております。いずれにいたしましても、私ども議会として団体との懇談会、行っております。そういった中で住民の声として、いわゆるまちづくり推進総合計画の実施計画の見直しについてでありますけれども、8割方決まったものが提案されてくると。その提案する前に町民の声をきちっと酌み取ってほしいという声も出されております。実際この自立プランを策定したときに、16年から2か年かけてやってきたわけでありますけれども、先ほど町長も見ておられましたけれども、この借金残高の推移のグラフですとか地方交付税の推移、このグラフ、議会でずっとお配りしておりますけれども、例えば私ども自立プラン策定に当たっては、こういったものをグラフ化にして住民懇談会で説明をして、そういった中で広尾町の財政収支状況を説明して一定の理解をいただいていたと、そういった中で事務事業の見直しもご協力いただいたといったような経過がありますけれども、今回、正直言って私どももほとんど8割方というか9割方決まったものを提案されているという形で、非常にそういった意味では、冒頭申し上げましたけれども、唐突な感は否めないという部分であります。そういった意味で、残された期間は短いのですけれども、今後どういった形で丁寧に住民の方に説明されていくのか、これについて町長の考え方をお伺いしたいと思います。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
財政状況、極めて厳しいというところ、説明をさせていただきました。第3次の計画のお示しをするときに、敬老祝金がもとから登載されておりましたから、何か際立ってこれだけをというところが何か目立っておりますけれども、これも含めて事務事業の見直し、使用料等の見直しも進めなければだめだというふうに思っております。これを29年度、今、行政改革委員会を内部でもう立ち上げました。それから、住民の方を入れてそれぞれ行革の委員会も立ち上げてそれぞれ作業を進める予定になっているところであります。これから広尾町をしっかりと後に引き継いでいくために、しっかりとした財政運営をしていかなければならないというふうに思っているところであります。しっかりと住民の皆さん方にも説明をして、そしてお願いをして、そして理解をいただく、そんなきちっと、そういった丁寧に進めてまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。
質問 4番 前崎茂
ある80代の高齢者でありますけれども、この敬老祝金が29年度をもってなくなるわけですね。その話を聞いた80代の高齢者は、今年でもうもらえなくなるの、困ったな。実は、この方12月生まれなのですね。ですから、今年の12月もらったら来年以降もらえないというような、そういった発言なのですけれども、そういった社会的弱者といいますか、とりわけ公営住宅にお住まいの方の6割から7割は、いわゆる国民年金を含む低年金受給者が多いというふうに言われております。そういった意味では、本町では高齢者福祉を賄っていく、そういった意味でそういったお年寄りの方にもきちんと耳を傾ける、そういった行政執行を期待したいと思っております。次に、広尾・丸山両保育所の跡地の有効活用ということなのですけれども、昨年12月に公共施設等総合管理計画を策定しておりますけれども、本町においても施設も多岐にわたっているわけであります。ただ、1次質問でも申し上げましたけれども、地方債のいわゆる充当率が従前の75から90に引き上げられたと、これが29年度から5年間の時限立法的な部分があるかと思います。そういった意味では、この間に事業を実施することが優位性があるということでありますから、そうなると5次のまちづくりでは、先送りになりますけれども、第6次の初年度33年度までには一定程度の計画をしなければならないのかと思うのですけれども、その点についてお答えいただきたいと思います。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
取り壊し等の実施年度等については、第1次で答弁させていただきましたけれども、何といっても財政状況をしっかりにらみ合わせながら、計画的に進めてまいりたいというふうに思っております。
質問 4番 前崎茂
実際、昨年4月に閉鎖されて、遊具も黄色いテープで巻かれていて使用不能の状況であって、私もそこを通るたびにもったいないなという感じが率直にいたしました。特に広尾保育所は、例えば地域、要するに児童公園的なものが例えば丸山公園ですとか、桜が丘公園、あとつつじが丘にもちびっ子ひろば等に遊具がありますけれども、北の市街地には一定程度のそういったちびっ子ひろばあるいは児童公園的なものが整備されておりますけれども、いわゆる南の市街地といいますか、以前、入舟にもありましたけれども、それはもう撤去してありません。そういった意味では、地域のお母さん方が、せっかくの広尾保育所の遊具あるいは公園的なものについて、ぜひ整備してほしいといったものが寄せられておりますし、さきも申し上げましたけれども、団体との懇談会で二、三そういった児童公園的なものを整備してほしいというような要望もあるわけでありますけれども、この点についてはどういうふうに考えているかお答えいただきたいと思います。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
跡地の有効活用につきましては、議員もおっしゃったとおり、私どももしっかり住民の意見、要望等を聞きながら判断していきたいというふうに思っております。当面、環境整備については、草刈り等含めて維持管理等してまいりたいというふうに思っております。
質問 4番 前崎茂
広尾保育所には、ブランコが3基、これ1基3人乗りなのですね。そのほかにあと3種類、4種類ぐらいありますけれども、今回、撤去費用47万5,000円予算計上されておりますけれども、ただ、この3基のうち1基ぐらいは見た目で、目視検査ですけれども、打音検査しておりませんけれども、何か使えそうだなと、多少のペンキを塗る程度で使えそうだなと。それから、バックネットもあるのですけれども、これもフレームだけあって網がないものですから非常にもったいないなと思うのですけれども、これもペンキを塗れば使えそうだなと。例えば、広尾町、大変財政が厳しいということですから、例えばそういった部分を多分ペンキ代とかネット代とか、直営なりあるいはボランティアでそういった形で整備すれば、そういう意味で、地域の方々に開放できるというような形で有効活用が可能ではないかというふうに思うのですね。そういった意味では、地域の方々の意見等を聞きながら、あるいはまたまちづくりに参加するという意味で、まさしく住民参加のまちづくり、協働のまちづくり、それらを実現、具現化するためにもそういったワークショップ的な部分も早急に進める中で住民要望に応えていく必要があるのではないかと思いますけれども、その点についてお答えをいただきたいと思います。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
遊具等施設の撤去につきましては、今、議員おっしゃったご意見もありますので、実施に向けて十分その辺については勘案して判断してまいりたいというふうに思っております。
再質問 4番 前崎茂
次、3点目の町政執行方針に係る町道の整備について、再質問いたします。今回の質問3件とも、第5次まちづくり推進総合計画第3期実施計画に絡む内容でありますけれども、今回の町政執行方針の中で、町道の整備等については生活環境の向上を図るために計画的に実施するとなっておりますけれども、先ほど1次質問でも言いましたように、6割近い事業が先送りということであります。実際、今回先送り、削除された中でも今まで町のほうに何回か要望書を提出したり、そういった中で今まで来たわけでありますけれども、既に先送りで今まで5年待ったと。実際28年度に設計費の予算があるのですけれども、それものらないまま先送りされたということで、今まで5年待ったけれども、33年ということになると、さらに5年待たなければならない。それは、ただ、33年度に全てが実施できるわけでないわけでありますから、33年度から42年度までの長いスパンの中で考えていかなければならないということとなると、道路の中で表層が破損していて、あるいは段差がひどいところ、そうでないところもまだありますけれども、そういった意味で、別にこれ住民の皆さんに今まで何年度には整備できますよという説明を繰り返ししてきたものが、今回その年度が示されないとなると、非常に住民も不安を感ずると思うのですけれども、その点について今後の実施計画等についての考え方についてご説明いただきたいと思います。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
財政収支状況等についてのときも、いろんな考え方をお示ししたのでありますけれども、やっぱり財政全体に目を配ったときに、どうしてもやらなければならないところ、子育て支援、高齢者の社会保障の問題、それから広尾高校をどうやって守っていくのか、経済対策をどうするのか、やっぱり働くところがだめですから産業振興どうするのか、もう多々いろんな課題があるわけでありまして、その中で何をやらなければならないかというところを勘案して財政シミュレーションしながら財政運営をするというところでございます。この普通建設事業費も総体どの程度の枠でというところもやはりあるわけでありまして、その中で何を緊急的な優先順位をつけるかというところ、現場を見させていただいて判断をさせていただいたところであります。しかしながら、急に傷んだりするところは、計画のないところも、そういうことがあれば維持補修の中で補修するというところも十分可能であります。実施計画から外れたというところ、住民にしてみれば、ちょっと議員おっしゃったとおり落胆するかもしれませんけれども、町全体の財政運営についてご理解をいただければというふうに思っております。
再質問 4番 前崎茂
この課題ばかりでなくて、やはり町の財政の実態も含めて町民の皆さんに明らかにしていく、そういった中では丁寧な説明をしていかなければならない。ちなみに昨年10月ですか、秋に行われた町政懇談会もそういった部分の説明がなかったわけでありますから、やはりわかりやすく住民に、いつも町政懇談、秋にやっていますけれども、それを待たずに一定の方針が出ればそういった中で説明していく必要性があるかと思います。その点について最後に、町長の考え方をお聞きしたいと思います。
答弁 町長 村瀨(町長は2024年3月まで)
今、行政改革につきましては、内部で委員会を立ち上げまして、あと4月に町の方を入れた委員会を立ち上げまして、それぞれ行革の骨子を決めることになっているところであります。当初6月に議員の皆様方に報告をするというところ、前回の議員協議会でお示しをしたところでありますが、スケジュール的には6月に成案をするというのはちょっと難しいかなというふうに思っていまして、そのときには中間報告的なことをさせていただいて、そして9月には行革の成案を示したいという、これはまだ予定でありますけれども、でき上がり次第、それぞれの直近の議会でお示しをさせていただければというふうに思っております。その後、秋の町政懇談会を待たずにでき上がり次第、それぞれ住民のほうに説明に上がりたいというふうに思っているところであります。よろしくお願いいたします。