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浜中町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月6日

帯状疱疹ワクチンの予防接種

2023年6月6日、浜中町議会の一般質問で、成田良雄議員が「帯状疱疹ワクチンの予防接種」について質問し、健康福祉課長 金澤剛、町長 松本博が答弁しました。

質問者
成田良雄 議員
答弁者
健康福祉課長 金澤剛、町長 松本博

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 成田良雄

それでは、通告しております2点について質問します。1点目の帯状疱疹ワクチンの予防接種はについてお伺いいたします。子どもの頃、水ぼうそう、水痘にかかった記憶のある方もいると思います。水ぼうそうは、一度かかり、治った後も、実は、ウイルスは体の中の神経節に生涯隠れていて、加齢による免疫力の低下や、疲労やストレスが引き金となって再発症することがあり、それが帯状疱疹と呼ばれるものであります。帯状疱疹の原因となるウイルスは、日本人成人の90%以上の方の体内に潜んでいて、50歳を境に発症率は急激に上昇し、60歳代から80歳代でピークを迎えまして、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になると言われております。帯状疱疹を発症すると、強烈な痛みで日常生活が困難になり、三、四週間ほどで症状が治まっても、50歳以上の方の2割に神経の損傷による痛みが続き、生活の質の低下を招きかねません。また、帯状疱疹が現れる部位によって、顔面神経麻痺、目の障がい、難聴、耳鳴り、めまいなどの重い後遺症が生じることもあります。そこで、帯状疱疹ワクチンは、日本では厚生労働省により、2016年3月、50歳以上の者に対する帯状疱疹の予防として効能、効果が追記されました。2016年からある水痘生ワクチンに加えて、新たに2020年に使用開始となった不活化ワクチンは、生ワクチンに比べると予防効果が高く、これらの不活化ワクチンは予防効果が90%、生ワクチンでは低くて約50%だそうでございます。そして、不活化ワクチンは効果が長時間持続し、がんや膠原病などで免疫が低下している人でも接種できる点が優れております。その点から、多くの方が不活化ワクチンを接種しておる状態でございます。帯状疱疹の予防接種は発症を完全に防ぐものではありませんが、発症しても軽症で済み、後遺症の予防につながるとされています。しかし、帯状疱疹にワクチンがあることを知らない人が多数おります。そこで、我がまちとして、まず、帯状疱疹ワクチンの効果をどのように考えているか、ご答弁をお願いいたします。

答弁 健康福祉課長 金澤剛(健康福祉課長は2023年6月まで)

ただいまのご質問にお答え申し上げます。帯状疱疹ワクチンにつきましては、国の厚生科学審議会予防接種ワクチン分科会予防接種基本方針部会のワクチン評価に関する小委員会において、定期接種化を検討しているワクチンとされておりますが、疾病負荷は一定程度明らかになったものの、引き続き期待される効果や導入年齢に関しては検討が必要とされ、定期接種には至っておらず、接種費用については全額個人負担となっております。しかしながら、申し上げましたとおり、国においても一定程度の効果が示されておりますし、国の認可を受けたワクチンでありますので、効果はあるものと考えております。

質問 9番 成田良雄

了解しました。効果があるという担当課の考えでございます。そこで、2番目に、帯状疱疹ワクチンの周知と接種の推進はなされているのかをお伺いしたいと思います。

答弁 健康福祉課長 金澤剛(健康福祉課長は2023年6月まで)

お答え申し上げます。現在、本町においては当該ワクチンの接種に係る助成はしておりません。結果として、周知、接種とも推進していない状況にあると思っております。

質問 9番 成田良雄

先ほど自分も飲みましたけれども、このように予防効果のあるワクチンが追記されましたので、ぜひワクチン接種の周知と接種を推進してもらいたいなと思います。特に、50歳から発病して、60歳から80歳の3人に1人がなるということでございますので、やはり、我がまちとしてもしっかりと今後取り組んでもらいたいなと思います。先ほども申し述べましたが、帯状疱疹の発症率は50歳を境に急激に上昇し、60歳代から80歳代でピークを迎えます。高齢化が進む中、シニア世代の方々が元気に活躍されることはとても大切なことであると思います。また、高齢になってからの強い痛みはとても苦痛だと思います。しかし、帯状疱疹ワクチンの接種費用は生ワクチンで1回8000円程度、効果の高い不活化ワクチンは1回2万2000円程度と高額で、しかも2回接種しなければなりません。2か月後にもう一回接種するようになっています。今、高齢者の負担軽減として、各自治体におきまして接種費用の一部助成を始められております。道内でも多くの町村で始められましたけれども、道内初が近隣の標津町でございます。令和4年4月から、1人2万2000円がかかりますけれども、1回1万1000円で、2回分で2万2000円を50歳以上の希望者に助成しております。また、後志管内の共和町では、令和4年12月、つまり7か月前から始めており、1回2000円の自己負担で済むようにしております。これも50歳以上で、あとは一切の負担がないそうでございます。さらに、小清水町では、令和5年4月から接種費用の2分の1を、そして、上士幌町では、令和5年から50歳以上64歳まで1回につき1万500円の約半額助成、65歳以上の方には約70%に当たる1万4700円の助成を始めております。不活化ワクチンが出ましたので、各自治体でも高齢者の予防をしていくために真剣に取り組んでおります。本町でも今年の3月に同僚議員が予算審議の中で質問しましたけれども、町民の健康を守るという観点から、また、我が町は1次産業のまちでございます。特に、50歳から80歳というのは従事している方でございます。町民を守る観点からワクチン接種の助成をすべきと考えますが、ご回答をお願いしたいと思います。

答弁 町長 松本博(町長は2023年9月まで)

まず一つ目に、帯状疱疹という病気についてですが、伝染病ではないのです。それからすれば、子どもの水ぼうそうが先ではないかという話もあるのです。その上で今のご質問に答えますけれども、帯状疱疹を発症した場合、確かにかなり痛みを感じる、また、苦痛であるというふうに聞いております。本年3月の定例議会における予算質疑の中でも秋森議員より同様の質問をいただきました。発症しても軽症で済んだり後遺症の予防につながるワクチン接種は有効だと思いますけれども、発症率が上昇する50歳以上の方は町内に2800人以上がおります。そして、助成するには当然予算が必要となります。接種を希望される方の数や接種に向けての制度設計など、政策的な判断が必要と思うところであります。今後の検討課題と捉えておりますけれども、帯状疱疹は体内にある水ぼうそうウイルスが体力の低下等により活性化することにより発症するとされており、その観点からしますと、まずは常に健康であることが発症を防ぐ第一であると思っています。本町では、昨年度より、基本的な住民の各種健診を無償化にするなど、住民の健康診断受診を勧奨しておりまして、健康増進に取り組んでいるところであります。現在、国においても当該ワクチンの方向性が検討されているところでありまして、その状況を注視するとともに、まずは町民の健康が維持できるよう取り組んでいきたいと考えております。

質問 9番 成田良雄

担当課でなく、町長より、直接、政策的なことになるということで答弁をいただきました。健康診断をしていても、1次産業のまちですから、したくても行けない方もいて、そのうちに免疫力が下がって帯状疱疹になるということで、3人に1人はいるということです。なってしまってからでは遅いので、我がまちにおいても今後の検討課題としていただきたいと思います。また、国においても自治体に対して助成をするということが議論されております。僕としてはいち早く浜中町でも助成をしてほしいと思いますけれども、町長から検討課題として注視していくという答弁でございました。これはいつでも実行できるものだと思いますので、どうか速やかに実行することをお願い申し上げます。

出典:浜中町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月6日 議事録 PDF(40ページ) 間違いを知らせる