浜中町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月7日
乳幼児健診における小児がんの早期発見について
2019年3月7日、浜中町議会の一般質問で、成田良雄議員が「乳幼児健診における小児がんの早期発見について」質問し、福祉保健課長 渡部直人が答弁しました。
- 質問者
- 成田良雄 議員
- 答弁者
- 福祉保健課長 渡部直人
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 成田良雄
2問目の乳幼児健診における小児がんの早期発見についてでございます。我が国では、小児の死亡原因の第1位はがんとなっております。小児がんの患者と家族は、発育や教育への対応など、成人のがん患者とは異なる課題を抱えております。小児がんの発症数は、年間に2,000人から2,500人と少ないが、小児がんを扱う医療機関は全国に200程度しかなく、多くの医療機関では小児がんに対する医療経験の乏しい中、小児がん患者は適切な医療を受けられないことが懸念されております。国では、昨年全国15カ所に小児がん拠点病院を指定し、北海道では、北海道大学病院で質の高い医療の提供と相談体制の充実を図っております。そこで、我が町として、小児がんの早期発見のためにどのような取り組みを行っているかご答弁願いたいと思います。
答弁 福祉保健課長 渡部直人(福祉保健課長は2021年3月まで)
ご質問の乳幼児健診における小児がんの早期発見のための取り組みについてお答えいたします。お子さんの発達の確認、疾病の早期発見を目的として、乳幼児健診を実施しているところです。検診では、小児科医師がお子さんを診断し、その結果、何らかの兆候等があった場合には、医療機関への受診につなげることとなっております。小児がんについても、疾病の早期発見として乳幼児健診の中で取り組んでいるところです。また、乳幼児相談などでいつもと違う様子に気づいたときには、速やかに専門医療機関への受診を勧奨しているところです。
質問 6番 成田良雄
我が町として、ただ今のとおり取り組んでいるということでございます。そこで、2番目になりますけども、小児がんの中には、網膜芽細胞腫という目のがんがあります。発病は、出生児1万5,000人から1万6,000人に1人と少ないのですが、そのがんは5歳までに95%は診断されており、その多くは家族が子供の目の異常に気づき、受診に至っているとのことで、素人でも病状に気づきやすい小児がんとのことでございます。腫瘍が眼球内にとどまっている場合、眼球を摘出しないで可能な限り残す方針で診療すること多く、そのためにも早期発見が非常に重要と言われております。発病が少ないと言われる目のがんですが、実は近年、オホーツク管内でも発見が遅れ、眼球を摘出しなければならないという、そういう事例がありました。その情報を聞いて今回の質問をする訳でございますけども、そのお子さんは、乳幼児健診で全く気づかず、1歳半のときに、片目だけ光っていることにお母さんが気づいて、小児科のドクターに相談したけれどもわからないと言われ、オホーツク管内の2カ所の眼科でもわからず、管内に北大から来られた先生の紹介で、最終的には、小児がんの拠点病院である北海道大学病院で網膜芽細胞腫と判断したとのことでございます。判明するまで約1カ月半が経過し、病名がわかったときには既にステージ4まで進んでいて、転移の危険性があるとの判断から、摘出することになったとのことでございます。初めての女の子のお子さんで、迷い、悩みましたが、命には代えられないとの断腸の思いで決断したと伺っております。そこで、乳幼児健診でチェックできれば、早期発見につながることができる乳幼児健診の医師健診のアンケートの目の項目に、白色瞳孔が入っているか、それを答弁お願いします。
答弁 福祉保健課長 渡部直人(福祉保健課長は2021年3月まで)
まず、乳幼児健診で、こういう目の検査とかはやっているんですけど、乳幼児健診のお話を最初にさせていただきたいと思います。町では、母子健康法に基づきまして、お子さんの発育発達を確認、疾病を早期発見のため乳幼児健診として、生後3から6カ月と、生後9から10カ月の乳児健診、1歳6カ月児健診、3歳児健診の計4回の健診を実施しております。この中でやっていることなんですけれども、厚生労働省の母子保健マニュアルというのがあります。この中に、乳幼児に多く見られる目の異常と発見すべき時期、網膜芽細胞腫の症状を含む目の異常に関して、白色瞳孔、斜視など視覚の発達チェックすることとなっております。乳幼児健診の中で問診等により、健康状態のチェックが行われているところであります。また、母子健康手帳には、目を病気の早期発見を目的に、保護者の記載欄に、目つきや目の動きがおかしいのではないかと気になりますか、瞳が白く見えたり、黄緑色に光って見えたりすることがありますか、という項目があります。乳幼児健診の際には、問診や母子健康手帳の記載内容をあわせて確認し、小児科医師が診察しているという状況になっております。議員ご指摘のとおり、乳児健診で発見されるというケースは、やはりまれな状況でありますけれども、やはり専門家がいてもなかなか難しいのがこの部分です。やはり発症に至る部分の白色瞳孔、斜視っていう症状ですね、症状の発見っていうことが、まず大切かなと思いますので、引き続き、乳幼児健診の中でやっていきたいなというふうに考えております。
質問 6番 成田良雄
そういう意味で、乳幼児健診について、町でもそういう項目があって、ただ、見つけられないということでございますけども。やはり、大事なのは、そういうお父さん、お母さん、家族にそういう症状が出た場合には、ということで啓発していかないと、事前にそういうだれでもわかるような、そういう症状でございますので、そういう意味で、啓発が大事かというふうに思います。そこで、このオホーツク管内の1名ですけども気づいていたのに、いち早く小児がんの拠点病院である北大に辿りつけなかったというお母さんの気持ちを思うと、いかに事前の意識啓発が大事かと、このように考えます。そこで、国立がんセンターで採用している、東京都小児がん診療連携協議会で策定の小児がん診断ハンドブックは、さまざまな小児がんの症状が写真入りで、詳しく紹介されております。そういう意味で、健康推進との問診、また、乳幼児健診なり、いろんなそういう父母の会などで、展示、また紹介したらいいかと思いますけども、この事前の意識啓発で進めていってもらいたいと思いますが、その辺の考えはいかがか、答弁願いたいと思います。
答弁 福祉保健課長 渡部直人(福祉保健課長は2021年3月まで)
道内でそのような事例があったということですけれども、やはり本当に保護者も含めて、気づきの方法っていうのはやっぱり目のチェックということだと思いますので、その辺の情報の提供と仕方だとかを、乳幼児健診の際にお母さんと問診する際、お話するとか、あとお医者さんも、先ほどの話ですがやっぱり専門、うちの方も釧路の日赤の小児科医が来てチェックしておりますけれども、やはり斜視とか、白色瞳孔のチェックはしますけれども最終的には、専門家の眼科さんに引き継ぐという形になります。で、眼科さんの方で、その白色瞳孔等を検査した上で、最終的にそこの小児がんという判定を受けるまで、やっぱり専門機関は、全国でも先ほどお話しましたけど200カ所ぐらいしかないというお話ですし、北海道でいうと、拠点病院が北大ということになったということですが、なかなかやっぱり発症例も、道内でも調べたところによると、道内レベルで言うと2件ぐらいかなっていう感じですので。1万5,000人に1人という事で、それぐらいになるのかなと思いますけれども、やはり発見する可能性のある、ちょっと気づくっていう部分の確定までいきませんけど、そういう部分はあると思います。あと、そのハンドブックとかそういった情報をいただきましたので活用、厚生労働省のマニュアルの改定とかいろいろあるとは思うのですけれども、参考にさせてもらいながら医師と現場の保健師とも相談しながら、啓発活動に進めていきたいなというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 6番 成田良雄
我が町では40名の、昨年は乳幼児が誕生しております。そういう意味で、その中に、この症状がなければよろしいんですけども、今後やはり、人間が生きてる限りは、やっぱりそういう1万5,000人に1人という割合で見つかるということでございますので、どうか事前の啓発に努めて、早期に発見して、やはり難病にならないような体制を福祉保健課として進めていってもらいたいということで、次の質問に移ります。