みんなの議会

浜中町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月5日

ひとり暮らし高齢世帯の支援について

2019年6月5日、浜中町議会の一般質問で、成田良雄議員が「ひとり暮らし高齢世帯の支援について」質問し、福祉保健課長 渡部直人が答弁しました。

質問者
成田良雄 議員
答弁者
福祉保健課長 渡部直人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 成田良雄

それでは通告に従い、一般質問をさせていただきます。ひとり暮らし高齢世帯の支援について、2点について質問します。まず1点でございますけども、ひとり暮らし高齢世帯の生活支援について、地域包括ケアシステムとは、厚労省によれば、団塊の世代が75歳以上になる2025年を目途に、重篤な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい、医療、介護予防、生活支援が一体的に提供されるシステムの構築とあります。超高齢化社会にあってひとり暮らしや高齢世帯のみの御婦人、御夫婦なども増加しております。未婚率が増えていることや核家族化などの家族体系もあり、今後ますますひとり暮らしや高齢者世帯のみの御夫婦などが増加していくものと思われます。私の身辺にも見回してみますと、我が地域では約1割ぐらいでございますけども、ひとり暮らし、高齢世帯のみの御夫婦など支援を必要としている方がいらっしゃいます。支援については多種多様となりますが、以下の2点について御質問いたします。まず1点でございますけども、電話訪問相談センターの設置についてでございます。ひとり暮らしの方の生活支援は多種多様に求められております。一日中だれとも話をしないで相手はテレビだけという生活を繰り返すこともよくあると伺っています。ひとり暮らしの方は孤独からくる不安がつきまとい、眠れなくなることもしばしばあるとも言います。こうした方について、1週間に一度でも電話で声をかけてくれる相手がいれば電話での声がけということもあり、心を開き、その後の相談につながることも出てくるのではないかと思うところでございます。全国各地において訪問事業とあわせた安否確認や孤独感の解消も目的とした電話訪問事業を行っております。運営については、社会福祉協議会、ボランティア団体に委託するなどして実施しているところもあります。支援体制は登録制、料金無料のところや少々の料金体系をとっているところもありますが、運営費は地域によって50万円から250万円程度ということであります。電話訪問スタッフはじっくりとした話相手となることもあり、研修会なども行っているそうでございます。利用人数としてはそれほど多くないようですが、電話訪問を心待ちにしている方もいるということで、今後は需要が増えてくると見込んでいるということでした。電話訪問相談事業は、ひとり暮らしや高齢世帯にもう一つの見守りとなり、更には孤独感の解消策となっていくものと思っております。そこで本町において電話訪問事業の取り組みについてどのように捉え、今後この見守り対応をされる考えかの御見解をお伺いしたいと思います。

答弁 福祉保健課長 渡部直人(福祉保健課長は2021年3月まで)

御質問の電話訪問相談センターの設置についての取り組みについてお答えいたします。2025年には団塊の世代が75歳となり、医療や介護の需要も増大すると考えられております。高齢者になっても安心して住みなれた地域で生活が続けられるよう、市町村は3年ごとの介護福祉事業計画の策定、実施等を通じて、地域特性に応じた地域包括ケアシステムを構築していかなければなりません。町では、高齢者が住みなれた地域で安心して自分らしく生活できるように、浜中町地域包括支援センターを中心として、高齢者を見守り支えあう地域ネットワークづくりに取り組んでおります。自治会や関係機関を構成員として毎年浜中町高齢者見守りネットワーク会議を開催し、見守り、支えあう体制を強化しているところであります。地域包括支援センターの主任ケアマネージャー、保健師、社会福祉士、介護福祉の専門職員が高齢者やその家族からの相談や問い合わせに応じることで不安の解消に努めるとともに、ひとり暮らしの高齢者のお宅に状況確認のため訪問を行い、見守りネットワークから情報提供などをいただきながら、必要と思われるお宅には安否確認を含めて定期的に自宅訪問や電話相談により高齢者世帯の生活のサポートを行っているところであります。具体的に平成30年度実績で申し上げますと、660件の相談がありました。電話による相談が137件、訪問による相談が454件、来庁が69件となっております。議員おっしゃるこの電話訪問センターですけども、ひとり暮らしの高齢者の電話による安否確認を行うために、社会福祉協議会へ委託するなどして電話訪問事業として見守り対応している市町村もあると承知しております。具体的には65歳以上のひとり暮らしの方に相談員が電話を定期的にかけ、それで悩み事や聞き役になって安否確認を行い、高齢者世帯をサポートする。これは議員おっしゃるとおり週1回とかそういう頻度でやっているようでございますけれども、浜中町といたしましては包括支援センターを中心に見守りの対象者を的確に把握しながら、地域包括支援センターを中心とした高齢者見守りネットワークにより、今後も直接相手が見える相談支援体制を地域と一体となって取り組んでいきたいと考えておりますので御理解いただきたいと思います。

質問 7番 成田良雄

今の担当課長から説明のありましたとおり、浜中町においては地域包括ケア事業として直接訪問ということで素晴らしい見守り体制をしているかと思います。電話がかかってきた方に対しての137件だと思いますけれども、こちらから定期的に電話をかけて「お元気ですか。今日はどうですか。体調はどうですか。」ということはなされていないかというふうに思います。そういう意味で、今回質問する社協なり、ボランティアなりにそういう65歳以上のひとり暮らし、また老人世帯に対して積極的に電話で声掛けをして、直接訪問はしていますけれども、月に必ず1回というわけにはなっていないかなというように思います。例えば、私は近隣で調べましたけども、羅臼町では社会福祉協議会に委託して、町内でひとり暮らしをしている65歳以上の高齢者宅へ毎朝電話をかけて安否確認をしている。毎朝なのです。これが羅臼町でやっております。誰が利用しているかというと、65歳以上のひとり暮らしの方です。利用料は一切かかりません。電話サービスは誰がいつするのかいうと、社協のホームヘルパーたちが毎日午前中に電話をしている。これは申し込み制、希望をとっていますけれども、福祉保健課に申し込むという形でやっております。そういう意味で我が町においては見守り事業という素晴らしい体制が整っておりますけれども、これも羅臼町なり、毎日かけるということが大事かなと。ほかの市では人数がおりますから週に 1 回なりやっているそうでございますけれども、町村でも週に1回というところもありますけれど。この羅臼町では毎日ですから。毎日相手の声が聞けるということでございますので、どうか今後、今やっていますけれども、それに加えて、我が町は第一次産業ですから、核家族化というのはなかなか少ないと思いますけれども、浜中市街、茶内市街、霧多布市街では第一次産業に従事していない元サラリーマンの方とか、そういう方がやはり多いかと思いますので、今後この事業を毎日かけるような電話サービス事業を展開してもらいたいというふうに思います。そこで先ほど5番議員も質問しましたけれども、やはり一番孤独なり、そうならないのは働くことなのです。それが調査によってやはり明確になっている。浜中町は第一次産業の町ですから、やはり本当に体が病気にならない限りは70歳、80歳まで働ける。農業に従事する、また漁業に従事する、そういう家庭ではそういう働き方ができると。それがやはり一番の認知症なり孤独感に陥らないことだということで、我が町では済んでいると思います。そういう意味で、高齢者になっても働けるように、国や社会でも高齢者を積極的に雇用する動きが出ているということでございます。65歳の定年制を廃止した企業数は従業員31人から300人程度の中小企業で3,982社、300人以上の大企業では81社ということでございます。また、66歳以上の継続雇用制度を導入した企業の数においては、中小企業では7,147社、そして70歳以上まで働ける企業数は中小企業で3万社くらいということでございます。そういう意味で、やはり働けることが一番の元気で、そして孤独感に陥らず、認知症にもならないそういう形だと思います。そういう意味で、その中でもやはりどうしてもこういう高齢社会において、ひとり暮らし老人世帯が増えてくるわけでございますので、我が町ではまだまだ少ないと思いますけれども、どうかこういう見守りの電話サービスを今後検討して実施してもらいたいと思いますけれども、再度御答弁お願いしたいなというふうに思います。

答弁 福祉保健課長 渡部直人(福祉保健課長は2021年3月まで)

再質問にお答えします。具体的な相談の部分でもう少し詳しく申し上げますと、見守りの部分でいきますと、見守り112件の相談をやっています。それと状況確認ということで94件ありますけれども、この確認の部分ですけれども、見守り対象になっている方については定期的に包括支援センター職員が電話をかけたり、先ほど言いました訪問ということを合わせながら対応しています。また地域の特性として、地域で民生委員さんも含めて、議員おっしゃるとおり周りでサポートする体制が浜中町の場合はまだできているのかなと思います。それと生涯現役の一次産業の町で長く働いている方が多いので、介護の部分で介護予防事業もやっていますけれども、まだそういう状況になっている方が少ない。管内でいっても要介護認定率は3月末ですけれども14.6%で管内でも一番低い率になっております。このような地域状況ですけれども、少しずつひとり暮らしなり、高齢者世帯というのは実際、市街地中心に多くなってきています。それで、介護上やはり1人で生活できない、夫婦で生活できなくなると、やっぱり娘さんとかその家族のもと、離れた所に行ってしまったり、その近くの施設へ行くということがありますので、それまでの見守り体制はしっかり今の形でやっていきたいなと思いますけれども、仕組みとしては介護の部分になりますけれども、地域ケア会議というものがありまして、これは社協、野いちご、浜中診療所、厚岸地域浜中訪問看護ステーション、それと町の各福祉、介護保険係、健康推進係と入っている会議があります。この中で情報共有しながら、そういう方々について見守りの情報を共有しながら、必要なサービス、例えば病院から帰ってくるので介護認定して住宅を改修するといった部分につなげたり、遠くに娘さんとかがいる時はそういう方との連絡を取り合ったり、連携しながらやっていますので、見守り体制としては社協、野いちご、町含めて連携して今のところ対応しておりますので、議員がおっしゃる社協への委託という部分は、実際社協の居宅介護支援センターなりそういった部分でもやっております。あとヘルパーさんが社協にいますけれども、そういった部分を含めて連携をとりながら状況を逐次見守りの必要な方は情報が来るような形になっております。もし、社協に委託とかとなると別な経費もかかるので、そういった部分もありますけれども、現状もそういう連携の中で地域ケア会議等も通じながら、見守りネットワーク、地域の自治会の皆さんとかも含めて入っています。民生委員さんも入っています。それとあともう一つ、見守り協定ということで町内の各郵便局、新聞販売店、大地みらい信金、去年はコープさっぽろの宅配トドックと協定を締結しまして、見守り体制をその辺でやっておりますので、何か異常があった場合は町の方に連絡いただくという形になっています。広いいろいろな意味の見守り活動を組み合わせながら、今後とも浜中町としてやっていきたいと思っておりますので、今の現状の中の見守りの人数の体制の中で、この地域ケア会議等も含めた地域包括支援センターを中心に対応してまいりたいと考えておりますので御理解いただければと思います。以上です。

質問 7番 成田良雄

今回質問したのは電話サービスという件でございます。見守りの中の羅臼町のように、毎日電話するということに対しての質問でございますので、今後人もいることですし、いろいろな形で介護保険法に則ってのケアサービスは出来ますけれども、それに関係ない人もやはりそういうサービスをして、電話サービスのもとでしっかりと見守っていくという趣旨の質問でございますので、今後ケア会議で検討していただきたいなというふうに思います。次に、これも浜中町において進んでいると思いますけれども、生活支援事業について質問します。ひとり暮らしや夫婦のみの高齢者世帯、認知症の高齢者が増加する中で、今後はできるだけ住み慣れた自宅で生活していく要支援や自立の高齢者が地域での生活を継続していくためには様々な生活支援が必要になります。これは厚労省の調査結果ですが、高齢者のいる世帯では買い物に不便を感じている世帯が約5割となっており、ひとり暮らし高齢者、高齢世帯の生活課題とその支援方策に関する調査によれば、ひとり暮らし高齢者世帯は生活行動の中で困っていることは、家の中の修理、電球交換、部屋の模様替え、掃除、買い物、散歩、外出、食事の準備、調理、後始末、通院、ごみ出しなど多様なものが上がっております。こうした取り組みは今後も検討される地域包括ケア制度の中に組み込まれるかもしれませんが、単身者や高齢世帯が増加する状況から、インフォーマル、フォーマルというのは公式ということですけれども、インということは非公式、ボランティアなどの支援で、インフォーマルな支援としてどのような制度にしていくか検討していかなければならないのではないかと考えます。本町として、ひとり暮らし高齢者や夫婦のみの高齢世帯の生活に困っている現状についてどのように把握され、今後どのような対策をされる考えかお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。

答弁 福祉保健課長 渡部直人(福祉保健課長は2021年3月まで)

御質問にお答えいたします。地域包括支援センターでは、介護保険サービスを利用されていないが見守りが必要だとされる高齢世帯の方を定期的に訪問し、生活上の困り事への相談対応を行っております。また75歳以上の後期高齢者の方を対象に状況調査訪問を行い、必要なサービスにつなげるよう活動を行っているところであります。ひとり暮らしの高齢者及び高齢者夫婦世帯については、地域の民生委員へ要援助者の情報提供をしながら安否確認及び孤独感の解消等を行っているところであります。地域とともに行う共助の体制づくりとして、浜中町高齢者見守りネットワーク会議を各自治会町内会等関係者と組織し、連携体制を構築しているところであります。浜中町第7期高齢者保健福祉計画、介護保険計画の策定にあたり、平成29年度に高齢者地域の課題を的確に把握するためにアンケート調査を高齢者世帯及び要介護者を対象に実施しております。これは3年ごとに実施しておりますけれども、在宅介護実態調査では、在宅生活の継続に必要と感じる支援のサービスとして、通院、買い物の外出サービス、介護、福祉タクシーなどの送迎サービス、見守り、声掛け、食事提供など配食サービスとなっております。介護保険以外の福祉サービスといたしまして、生活支援等の対策としまして、町では高齢者自立支援事業として、自立生活支援サービスとして、在宅高齢者が自立生活支援サービスヘルパーを派遣し、日常生活の援助を行っているところです。具体的には、日常の家事とか洗濯、片づけ、買い物、ごみ出し、公共料金の支払い、投薬の管理、話し相手、安否確認などを行っております。これは社協に委託させていただいておりますけれども、あと外出サービスといたしましては、移送用車両により居宅から医療機関や商店などへの送迎サービスを実施しております。また、除雪サービスも実施しております。昨年5月からは配食サービスが開始され、高齢者の安否確認や見守り活動が強化されているところであります。平成30年の実績を申し上げますと、自立生活支援サービスは15名の登録があります。延べ348件利用です。外出支援サービスでは53名の登録で、619件の利用がありました。除雪サービスは29名の登録で、346件の利用がありました。配食サービスでは延べ81名、1,023食を提供しているところであります。また、高齢者福祉関係の支援では緊急通報装置の貸付けを行っておりまして、ひとり暮らしの高齢者世帯等33世帯に設置しているところです。緊急時の救急車の要請を消防署へ通報するものであります。また、生活支援としては福祉灯油の購入助成。老人世帯の低所得者に対して冬期間の暖房費として灯油100リットル分を助成しております。平成30年度の実績では188世帯に助成を行っているところであります。今後においても高齢者へ相談や地域及び関係機関と情報を共有し、必要な支援を提供してまいりたいと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。以上です。

質問 7番 成田良雄

介護保険以外の生活支援として、浜中町においては今原課が述べられたことをやっております。本当に感謝申し上げております。そういう中でやはり小さなことでも見守りの中でありますけれども、いろいろな相談を受けておるかと思いますけれども、先ほど質問した中での電球交換など細かいことに対しての相談もやはり何件かあるかと思いますけれども、今までの30年度の事業の中で、どのような状態なのか、相談に対して100%ケアをされているのか、その点についてちょっとお聞きしたいと思います。

答弁 福祉保健課長 渡部直人(福祉保健課長は2021年3月まで)

介護保険以外のサービスという形になると思いますけれども、これについて先ほど申し上げました高齢者在宅自立生活支援ヘルパー。ヘルパーは社協に委託しておりますけれども、この方々が週1回なり食事やごみ出し、そういった支援をしております。ニーズがどんどん高まってくると対応がなかなか難しくなってくるという場合もあるかもしれませんけれど、その辺の整理も実は地域ケア会議の中で、その人の必要度とか、そういったものをどの程度、やはりある程度自分で物事をやっていただく、それは介護予防の一つにもなりますので、やはり他人任せではなくて、自ら動くという。外出もそうですけれども、そういう機会を増やすことが必要かなというふうに現場では思っています。全てやってあげることが介護のためというか、本人のひとり暮らしの支援という形にはならないと思いますので、そういった部分はお話をしながら必要なサービス、支援をやっているという状況ですので、そのケア会議の中で、この人にはやっぱり通院のために送迎が必要だよとか、送迎だけじゃなくて結局病院に行くまでの介助も必要だというケースも実際ありますので、その辺も含めて現場で対応させていただいているところです。以上です。

質問 7番 成田良雄

了解しました。そういう意味で今後やはり高齢化時代またひとり暮らしの方々、高齢世帯が増えると思いますので、今後今の事業を更に推進していってもらいたいということをお願い申し上げまして質問を終わりたいと思います。

質問 7番 成田良雄

よろしいです。

出典:浜中町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月5日 議事録 PDF(50ページ) 間違いを知らせる