浜中町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月6日
浜中町高齢者バス等利用助成事業について
2023年6月6日、浜中町議会の一般質問で、國井葵議員が「浜中町高齢者バス等利用助成事業について」質問し、健康福祉課長 金澤剛、企画財政課長 佐々木武志、町長 松本博が答弁しました。
- 質問者
- 國井葵 議員
- 答弁者
- 健康福祉課長 金澤剛、企画財政課長 佐々木武志、町長 松本博
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 國井葵
通告に従って質問させていただきます。浜中町高齢者バス等利用助成事業について質問させていただきます。この事業は、まず、100円つづりの回数券が後期高齢者の町民の方に配付され、交通機関各所で利用できるものと把握しております。まず、この事業の目的について、浜中町ホームページには、高齢者の積極的な社会参加を促進するとともに、健康の維持増進を図り、生きがいのある生活を援助することを目的として実施している事業であると記載されておりました。まず、このような事業が実施されるに至った経緯についてご回答をお願いいたします。
答弁 健康福祉課長 金澤剛(健康福祉課長は2023年6月まで)
ご質問にお答え申し上げます。本事業につきましては、高齢者の外出機会の促進と健康維持及び移動を含めて実施された事業であります。70歳以上の高齢者を助成対象として、くしろバスのみの利用で平成7年度より実施しております。その後、平成27年度には、バス利用の機会が少ない方のためにゆうゆ入浴券を新たに追加し、バスとゆうゆのどちらかを選択交付としておりました。そして、令和元年度にはJRを、令和2年度にはハイヤー及び町営バスの利用も追加したほか、現在は共通回数券として利用する方が自由に利用目的を選択できるようになっております。また、本年度、額面を5000円から1万円に増額しております。本規則施行当時は、高齢化率の上昇とともに、老人福祉法の改正による在宅福祉施策や高齢社会対策基本法の制定など、高齢者が安心して暮らすことのできる社会の形成が望まれまして、本町としてもその施策の一環として本事業の実施に至ったところであります。
質問 3番 國井葵
実施の経緯については承知いたしました。続いての質問ですけれども、今ご回答をいただいたとおり、使用できる範囲や場所をだんだん拡大していったという経緯を把握しました。その中で、現在の対象となっている町民の方の利用状況についてご提示をいただきたいと思います。例えば、使用場所や人数、それに伴う回収率も提示していただければと思います。
答弁 健康福祉課長 金澤剛(健康福祉課長は2023年6月まで)
ただいまのご質問にお答え申し上げます。データ的なものになりますので、少しゆっくりお話しさせていただきたいと思います。また、このお答えにつきましては、直近の令和4年度―昨年度の実績でご答弁させていただきたいと思います。令和4年4月1日現在で年齢70歳以上の対象者数1261名に対して774人の方に387万円相当を交付しており、交付率は61.38%となっております。令和3年度の交付率は53.73%でありましたので、昨年度につきましては7.65%の増となり、交付率は年々増加傾向にあるところであります。総利用実績は244万2300円で、交付に対しての利用率は63.11%、交付された助成券の6割強が利用されている状況となっております。次に、目的別利用実績です。ゆうゆが最も多く、85万3800円で34.96%、続いて、ハイヤーが67万9400円で27.82%、JRが34万7000円で14.21%、町営バスが31万8600円で13.04%、最後に、くしろバスが24万3500円で9.97%の利用状況となっており、ゆうゆとハイヤーで6割以上が利用されている状況となっております。次に、地区別の交付状況でありますけれども、交付された774名の方のうち、榊町から散布までの海岸方面で、交付対象者716人に対し、交付数は506人で交付率70.67%、茶内市外及び茶内原野方面で、対象者303人に対し、交付数は150人で交付率49.50%、浜中熊牛方面、姉別方面、ポンポルトから恵茶人方面で対象者242人に対し、交付数118人で48.76%となっており、海岸方面では約7割の方が、内陸地域では約5割の方が交付を受けている状況となっております。ゆうゆが近くにあることやバス等の公共交通が利用しやすい地域の方のほうが利用の多い傾向にあることが考えられます。
質問 3番 國井葵
交付率についてご回答をいただきました。利用状況等について、この数字から、担当課長がおっしゃいましたように、町内でのゆうゆでの利用、町営バスでの利用、ハイヤーでの利用が多いのかなと思います。一方で、事業の目的については、一つの側面として、生きがいのある生活の援助、健康の維持増進のほか、都市部といいますか、釧路や厚岸までの通院、町内で賄うことができない買物といった生命維持を支えるということもあるのではないかと考えております。一方で、JRの利用の際は、配付されているものも見たのですが、切符を購入する方法として、釧路駅または厚岸駅のみどりの窓口のみでしかできないという事態が発生しております。これについては実際に町民の方からも声が上がっていると把握しておりますが、利便性の向上をどのように町として図っていくのか、こういった事業を進める上で町民の利便性を最優先にしていただければなと思います。町民が不便を感じない事業展開といいますか、せっかく予算を使って行政サービスをしているのに、利用をするに当たって不便を感じてしまうような事業内容になってしまっていては町内での利用にとどまってしまうといいますか、高齢者の方々がそのサービスを受けづらい状況を生んでいるのではないかと考えます。これはJRの利用の換金だけではなく、ゆうゆにおいても、入浴のみには使用できるのですけれども、食事には使えないということがあります。もともとの趣旨としては交通の便をというようなことであったと思うのですが、多角的な利便性の向上といいますか、無人駅である浜中町内の駅では換金できないという町民の不便さをどのように解消していくのかについて答弁をお願いいたします。
答弁 企画財政課長 佐々木武志(企画財政課長は2024年3月まで)
ご質問にお答えをいたします。まず、JRの利用の関係について私からお答えをいたします。先ほど健康福祉課長がご答弁申し上げましたとおり、本町としましては、回数券を町営バス、民間のバス、ハイヤー、JR等で広く使えるように取り組んできたところでございます。JRでの利用については、まず、経過からお話しさせていただきますけれども、ご存じのとおり、JR花咲線はJR北海道が維持困難な線区として指定し、現在、ワンマン運行になっています。そこで、沿線自治体なども加わりまして、花咲線アクションプラン実行委員会を中心に、花咲線の利用促進及び利便性の向上に取り組んでおります。このアクションプランの実行計画の中に公共交通の利用促進という項目が掲げられておりまして、その中で、高齢者の移動に対する運賃補助として、浜中町も福祉回数券のJR利用拡大にこれまで取り組んできました。しかしながら、議員からご指摘がありましたように、花咲線では、駅員のいる窓口がある釧路駅、厚岸駅、根室駅でのみしか切符が購入できず、例えば、無人駅間であれば本町の回数券が使用できないといったケースが生じておりました。この点につきまして、アクションプランとみ絡み、町としては、JR北海道に対し、浜中町の回数券をどの区間でも使用できるようにしてほしいと常々強く要望してきているところでございます。回数券助成のような取組は花咲線の利用促進につながっていきますので、高齢者の皆さんが花咲線のどの区間でも回数券を使えるようにできる方法について、今後とも、改めてJR北海道と個別にしっかりと協議を続け、何とか利用できるようにしていただけるよう取り組んでまいりたいと思っております。
答弁 健康福祉課長 金澤剛(健康福祉課長は2023年6月まで)
先ほどのご質問の中で飲食の関係にもというお話のご質問がありましたので、それについては私からご答弁申し上げます。先ほども答弁申し上げましたとおり、もともと、ゆうゆはこの回数券事業の対象に入っておりませんでした。本町の地域公共交通につきましては、主に沿岸を走るくしろバスだけで、海岸線の人しか使いようがないという状況でありました。そういった中で、同じ町民であるにもかかわらず不公平が生じるということでゆうゆでの入浴を追加し、現在ゆうゆが入っております。なお、ゆうゆでは飲食できるようになっていますので、飲食にもというお話はこちらにも聞こえてきております。ただ、目的が飲食ということになりますと、たまたま入浴できる施設であるゆうゆで飲食をとなるのですけれども、町内には他の飲食店もございます。そのため、利用者としては、ゆうゆのみならず、他の飲食店にもということになりますし、飲食店におかれましては私の店でもという発想が生じると思います。しかし、これは、飲食店を助成する事業と性質が若干異なるということも考えなければいけませんので、それを考慮する必要が生じてくると思います。そういった中で、現在の回数券につきましては、ゆうゆの飲食には使用していただけないようにしております。ただ、他の一般町民からせっかくゆうゆに行っているのにというお話も聞こえているのも事実でありますので、これらのことを総合的に勘案させていただきたいと思いますが、いかんせん政策的なこともありますので、あくまでも今後の検討事項として考えているということでご承知おきいただきたいと思います。
質問 3番 國井葵
まず、飲食のことについてですが、本来の趣旨、事業の性質の違いがあることは承知いたしました。今は町内の飲食できるお店そのものが減ってきてしまっているという別の問題も生じてきておりますので、別の面から別の事業での取組として検討していただけますと幸いです。もう一点の花咲線のことについてです。不採算路線に入っているとのご答弁をいただきましたが、それは私も把握しておりました。課長がおっしゃいましたように、町が支出したことでJRの利用促進に確実につながっていくと考えますし、茶内駅のトイレに関しては、きれいになったことでJRを利用しない方も利用していまして、公共交通機関の利用の手前、そして、その後の利用にもつながっているのではないかなと思います。先ほどもお伝えしたのですが、町として利便性向上をJRに訴えかけていただきたいわけですが、この事業単体だけではなく、例えば、JRの存続というのは観光客にも関わってきますし、第一に町民の足となっている重要な路線だとも考えますので、この事業単体での利便性の確保と同時に、観光、福祉など、様々な面から町として働きかけを続けていただきたいと思います。
答弁 町長 松本博(町長は2023年9月まで)
今のご質問の中でJRのことが重点的だったと思います。担当課長も含めて、JRの関係については、せっかくこうした運動を町独自でやっていますから、違和感も持っていますし、そんな意味からすると少々むっときているところもあるわけです。JRの存続も含め、沿線自治体がいろいろなことをやっているか、JR北海道はそのことを知っているくせにしっかりとやらないとうのが今の実態ではないかと思っています。担当課長も強く言っていますけれども、町長自らがJR北海道の支局に行き、議会からもこういう声が出ている、とても町長として耐えられないということも含めて強く言っていきたいと思っています。せっかくJRも追加し、病院や買物での利用がここまで伸びてきているという状況なのです。この事業は27年をかけて変遷してきましたけれども、立派な独自事業だと思っています。今、飲食のこともありましたとおり、課題は一部残っていますけれども、今後ともちゃんと発展させていくことには、まず、JRの関係をしっかりと詰め、議会でも報告できるように、また、利用者の皆さんにもそのことを報告できるように努力していきますし、やっていきたいと思います。
質問 3番 國井葵
今、町長から町として積極的に働きかけていただけるとの答弁をいただきましたが、困っている方がいらっしゃるので、できるだけ早く解決していただきたいと思います。以上で終わります。