羽幌町議会 令和元年第5回定例会 2019年9月11日
子供医療費無料化拡大について
2019年9月11日、羽幌町議会の一般質問で、金木直文議員が「子供医療費無料化拡大について」質問し、町長 駒井久晃、福祉課長 木村和美、財務課長 大平良治が答弁しました。
- 質問者
- 金木直文 議員
- 答弁者
- 町長 駒井久晃、福祉課長 木村和美、財務課長 大平良治
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 1番 金木直文
それでは、子供医療費無料化拡大について質問をいたします。当町では、子供の疾病に係る早期診断と早期治療を促進し、保健の向上と福祉の増進を図るため実施されている乳幼児等医療費助成について、子ども・子育て支援施策推進の観点からも平成26年度から中学生まで医療費が無料となっています。昨年の6月定例会で高校生まで無料化拡大を求めたところ、国保の減額調整措置の見直しや都道府県単位化に伴う影響などを見定めるため、さらなる医療費の拡充は見送ってきたとし、後に有料化することが困難な制度であり、後年度において恒久的な財源が必要となると説明されました。また、本年10月より実施予定の幼児教育、保育の無償化により新たな財源が必要となることも想定されることから、その内容も見定めて判断したいとの答弁がなされました。北海道発表の資料によると、今年6月1日現在、道内自治体における子供医療費の給付事業は、ほとんどの町村が中学生まで拡大実施され、高校生まで拡大実施している町村は144町村中71町村となっています。留萌管内の町村では、商品券で還元している自治体もあり、高校生まで未実施なのは羽幌町のみという状況であります。国保事業や幼児教育、保育の無償化による影響など十分に見きわめていく必要がありながらも、そろそろ高校生までの医療費無料化を決断する時期ではないでしょうか。見解を伺います。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
金木議員のご質問にお答えいたします。議員お話しのとおり、乳幼児等医療費給付事業の対象を高校生まで拡大実施している道内の町村数は144町村中、入院のみ実施の3町村を含め71町村であり、昨年度から6町村増加しております。市を加えた全道179市町村では、入院のみの実施の4市町村を含め75市町村で、このうち46市町村は人口5,000人以下の自治体が実施している状況となっております。留萌管内では、商品券で還元している自治体を含めますと、高校生までの医療費無料化未実施の自治体は留萌市を除く7町村のうち本町のみであることは承知しております。高校生までの医療費無料化は、高校生の子を持つ保護者の経済的支援として有効であることは認識しており、将来の課題として捉えておりますが、昨年の6月議会でも答弁しましたとおり恒久的な財源が必要となる事業であり、また本年10月から実施される幼児教育及び保育の無償化に伴い、今年度分については増額相当分に対し地方特例交付金が交付されるものの、この部分について令和2年度分からは新たな財源が必要となることから、今後の国保事業に係る影響や高齢者支援に関する事業などを総合的に精査しながら判断してまいりたいと考えております。以上、金木議員への答弁とさせていただきます。
質問 1番 金木直文
それでは、一問一答で質疑を続けさせていただきたいと思いますが、私はこの高校生までの医療費無料化、これまで何回か質問の場所に立たせていただいております。平成27年と、それから昨年、30年、2回質問をしてきたと思います。今回で4年越し、3回目となりますが、3度目の何とかという言葉もありますから、これできっと決断していただけるのではないかと実は思っておりました。ただ、答弁を伺いますと、いただいた答弁では総合的に精査しながら判断したいというお答えでありまして、先ほど来熱い議論もあった件とは違って、必要ないとか、検討しないという、もう考えていないという回答ではないので、ある程度はちょっと希望も持ってはいいのかなという気もいたします。本来ならば、こうした子供の医療費だとか、あと教育的な予算というのは、本来ならば国がやっぱり責任を持つべきものなのだと私は思っておりますけれども、その国の制度を待っていられないからこそ、全国の各自治体がやはり決断をして、この部分までは無料にしようというようなことが徐々に徐々に広まってきて先ほど述べたような数字になってきているのだろうと思います。私が通告文につけた数字と今日の答弁の数字、全く一緒ですので、恐らく担当課でも道の発表している資料をごらんになったのだろうと思いますが、町長はこの表はごらんになっていますか。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
このご質問をいただいたときに担当課長から見せていただきました。
質問 1番 金木直文
私は、大分前から毎年道が更新しているのを知っておりまして、その都度、その都度どのぐらいの数字の変化があるのかということを気にしておりました。今回を見てみまして、特に留萌管内を見たときにもうびっくりしまして、これ載っている資料ですから町名も言いますけれども、増毛町さんがずっと空欄になっていまして、あとは高校生まで全部印がついている。羽幌町以外ですよ。つまり留萌市を除く羽幌町以外が高校生までしていたと。増毛町さんで何もしていないはずはないなと思って私も調べたところ、道の制度に上乗せする形で商品券で還元をしているということが載っておりました。となると、やはりこれを見て私はもうびっくりしたと。もういつまでもちんたら言っている場合ではないと。ぜひとも羽幌町でも足並みをそろえてと言ったら変ですけれども、これだけやはりほかの自治体も頑張っている中で、どうして羽幌町ができないのかなという気になるわけです。町長もごらんになったということであれば、この表を見てどのようにお考えなのか。ほかはほかと、うちはうちとお思いなのか、いや、何とか羽幌町も実現しなければいかぬなというような思いになっておられるのかどうか、その辺ちょっと率直なところをお聞きしたいと思います。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
金木議員から率直なご答弁をということでございますが、私としては最初の答弁にございますとおり恒久的な財源を必要とするということでございますので、結果としては難しいと、はっきり言うとできませんよと。議員おっしゃるとおり、気持ちとしてはやってあげたいという気持ちはございます。しかしながら、大変難しい状況があるなというふうに感じておりますので、お許しをいただきたいなというふうに思っているのが本当のところでございます。
質問 1番 金木直文
最初に最終的な答弁を聞いてしまったような感じもしますが、以前私はこの件でもし羽幌で実施するとしたら幾らぐらいかかるのだとお聞きしたときの記憶で、たしか700万円ぐらいかなというような担当課からの答弁があったように記憶しているのですが、その後高校生の数も徐々に減ってはきてはいるのかもしれませんが、最新のもし試算なりがあって、このぐらいですよということがもし計算出ているのであれば、どの程度の予算が必要なのかお聞きしたいと思います。
答弁 福祉課長 木村和美(福祉課長は2023年3月まで)
お答えいたします。30年度の実績から積算しますと、国保の人数しかうちのほうで把握できませんが、国保の医療費を換算して高校生相当人数を積算した場合に約600万程度が想定されるのですが、国保に限っては今年度入院、手術が3名ほどいた関係で医療費が上がっています。ですので、恐らく入院や手術がないのであれば300万台程度でおさまるのではないかと積算しております。
質問 1番 金木直文
予想していたより大分少ない数字が出てきまして、ちょっと驚きました。高校生ともなると、体力もついて、なかなか病気もしづらくなるとかということをいろんな文面なんかでも見ているので、そんな数字であればぜひともとは思うのですが、答弁の中でいろんな課題というのか問題、懸念材料というのか、幼児教育、保育の無償化に伴う地方特例交付金の関係があると。その影響とかも説明されているのですが、もうちょっと詳しくというとだんだん保育の無償化のほうになってしまうので、脱線しない程度に今回この答弁に書かれているどんなふうにして問題があるのか、どんな懸念材料なのか、もうちょっと詳しく説明いただきたいと思います。
答弁 福祉課長 木村和美(福祉課長は2023年3月まで)
お答えいたします。懸念といいますか、新たな財源が令和2年度から必要になるということでありまして、今年度の令和元年度12月からの半年分については国の特別交付金で賄われるということなのですが、令和2年度4月からは無償化分に係る財源の4分の1を自治体が負担するということで、現在の状況がそのまま行きますと400万円程度財源が新たに必要になると考えております。以上です。
質問 1番 金木直文
そういうことなのかなと思って、私もいろいろ当たってはみたのですが、私が調べたのが最新のこれは総務省自治財政局で一応オープンにしている来年ですよね、平成32年と書いていますけれども、令和2年度については、つまり来年度については地方負担の部分を基準財政需要額に算入するのだというふうに書かれていたのです。ということは、全くその試算では400万円程度とは言いながらも、この部分は国のほうから基準財政需要額に算入されてくるのではないかなという想像、予想もあるのですが、まだはっきりしないということなのか、その辺の説明をいただきたいと思います。
答弁 財務課長 大平良治(財務課長は2024年3月まで)
お答えいたします。今のは交付税の関係になりますので、私のほうからご説明いたしますけれども、金木議員おっしゃるとおり一応基準財政需要額のほうに算入されるという形では私たちのほうでも押さえております。ただ、あくまでも交付税の算定になりますので、どの時点の、例えば乳幼児の年齢の部分をどの時点で押さえるかだとか、単位費用が幾らになるだとか、その辺ははっきりしておりませんので、一つも入ってこないということはないとは思うのですけれども、今みたいに補助事業という形になっていって、事業精算できっちりとかかった経費が見えれば、その分幾らということも見えてきますけれども、交付税なものですから、算定の根拠としては見ていただけるとは思いますけれども、どの程度のお金が用意されるかというのははっきりしないものですから、まだまだその財源的には不透明というふうに捉えております。
質問 1番 金木直文
担当課の押さえ方としての考え方はわかりました。でも、今回は年度途中だから国が面倒を見ますと。でも、来年からは地方でやってくださいよなんていうこと、もしそういうことが許されたら困るのは羽幌町だけではないですよね。全国の市町村が何を考えているのだということで、すごく大問題になると思うのです。だから、その点はやはり町村会なり全道町村会、全国町村会のみんなにも頑張っていただいて、来年だって大変なのだと、しっかり国でちゃんと予算をつけろということは当然言わなければいけないことだろうと思うのですが、そういったことも含めましてまるっきりこの部分だからどうこうということよりも、こういうことも確かに懸念、心配な材料なのだろうとは思うのですけれども、まだまだ決定ではないよということですので、ぜひとも必要なところでは頑張っていただきたいということで申し上げておきたいと思います。あと、国保事業に係る影響とか高齢者支援に関してもいろいろ精査するという言い方でしたか、この点はどうなのでしょうかね。子供の医療費と直接はかかわらない、ただ予算がこっちにもかかるからということで、先ほど来の町長の答弁のどこに何を使うかということでのそういう課題なのだという捉え方なのか、直接何か国保事業と結びつくのかどうか、その辺もうちょっと詳しく説明いただければと思います。
答弁 福祉課長 木村和美(福祉課長は2023年3月まで)
いろいろな要件はあると思いますが、6月議会ですか、にも答弁したとおり全道統一化になる部分の増額部分とかもありますし、あと高齢者の支援のほうでは今ハイヤー事業をやっておりまして、今年度についてはまだ年度途中でございますが、来年度以降内容を精査して増額等も検討していかなければならないということの財源が必要になるというようなことで答弁しております。
質問 1番 金木直文
わかりました。つまりは、お金の出どころなのだなというふうに押さえましたけれども、それはハイヤー事業も大変重要な課題だと思っておりますし、国保が全道一本化になった後の国からの納付金の引き上げになるのかどうかというその話もあるのは理解しておりますけれども、やはりその一方で高校生までの医療費の無料化もこれだけ広まってきたのであれば、これはちょっと別個だよと、ほかにこっちのほうをということもその町長の采配一つなのでしょうけれども、やはり一緒になって、それこそ総合的にと。本当に便利な言葉ですけれども、いろんな面も考えながら、ほかの町との公平感と言っていいのか、ほかの町はほかの町と言えばそれまでなのですけれども、羽幌町民の方はほかの町にこんなに広まっている、高校生が無料とこんなに広がっているということも余り知らない人が多いだろうと思うのです。そういったことをお知らせする意味もあって、私は今回また3度目になりますけれども、一般質問をさせていただいたと。ぜひともほかのこの事業、どんなふうにやっているのかなということで管内の何箇所かの役場、町も訪問しまして、どんなふうにやっているのかというふうに実は聞いてきました。どこまで申し上げていいのかわかりませんが、例えば本当に助かっているという声は親御さんから、保護者といいますか、地元以外の高校に、そっちに住んでいる子供さんがいて、そういう旅に出している子供だから、ふだんたくさんお金を持たせているわけではないと。その月、その週ぎりぎりのお金しか持たせていないから、もし何かあって病気になって病院にかかるといっても本当にお金がないのだと。そういうときに無料であれば、本当に助かる制度だというふうにもほかの町の親御さんからもお聞きしました。また、その役場の関係者からは、羽幌さんでもそろそろやったらというふうに私も援護射撃を受けてきましたけれども、ぜひとも子育て世代が助かるということだけではなくて、やはりその子供にしてもやっぱり病院に行ったときには無料にしてもらえているのだと、皆さんの住民の力で、町の税金で、そういう思いもやっぱり子供さんにも持っていただくというのも非常に有効なすばらしい事業になるのではないかと私は思います。あと、全道の表の中で高校生までという数字はさっき言いましたけれども、中には22歳まで無料にしているというところもあります。そこでは、ある町では22歳までですから、当然大学生とか各種の専門学校生で、内地とか札幌とか本州方面だと思うのですけれども、親御さんがその地元に住んでいれば、その親御さんの保険の遠隔地通学とかで分割でできるのですよね。そういう人も対象にしているよというところもあるようです。いろんな方法もありますし、そうすればまだまだ予算もかかるかなという感じもありますけれども、やはりそれだけ全道でお金がなくて大変だとか、あっちの事業もこっちの事業もというのは羽幌だけではなくて、道内では半分ぐらいの町村が実施しているわけですから、ほかの町だって大変なはずなのです。そんな中でも半分の町村が高校生まで拡大しているというこの重みは、やはり十分に感じるべきではないかと。ぜひとも羽幌で生まれ、羽幌で育った子供たち、また天売高校には羽幌以外のほうから天売に来られて、天売の高校で学んでおられる高校生もおります。そういう方も当然住所を天売に移してくれれば対象にできるはずですので、いろんな温かい施策となるように私はもうちょっと積極的に考えていただければと。最後の答弁にあったように、総合的に精査しながら本当に判断をこれからもしてもらいたいと。そうすれば、来年度は留萌管内の町村全部高校生に二重丸がつくということになりますけれども、改めまして町長、いかがでしょうか。ぜひとももうちょっと検討してみたいというぐらいの答弁はいただけるかなと思いますが、ぜひよろしくお願いいたします。
答弁 町長 駒井久晃(町長は2023年3月まで)
高校生までの医療費無料化について、金木議員から最後のお願いというようなことで、総合的に精査しながら判断してまいりたいと先ほどの答弁にあったので、今後とも十分に検討してくださるようにというようなお願いであったかなというふうに感じましたので、私のほうといたしましてもそういった切実な思い、あるいは必要な思いというものを重く受けとめまして、今後とも課題として判断材料もたくさん用意しまして検討してまいりたいというふうに申し上げさせていただいて、答弁とさせていただきます。