羽幌町議会 平成24年第5回定例会 2012年9月19日
今後の保育園のあり方について
2012年9月19日、羽幌町議会の一般質問で、磯野直議員が「今後の保育園のあり方について」質問し、町長 舟橋泰博、福祉課長 鈴木典生が答弁しました。
- 質問者
- 磯野直 議員
- 答弁者
- 町長 舟橋泰博、福祉課長 鈴木典生
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 6番 磯野直
私からは、今後の保育園のあり方について質問をいたします。昨年来保育園の問題については、議会及び常任委員会において再三論議をされているところですが、そういう中で先般第1回羽幌町就学前子育て支援審議会が開催され、町長より町立保育園の民営化について諮問されたところであります。そもそもこの保育園の問題については、町民からも建て替えについて何度も要望が出され、議会等でもその都度論議をされてきましたが、残念ながら10年以上もたなざらしにされたまま今日に至っていることは皆さんご承知のとおりであり、私も議会議員の一人としてその責任を重く感じているところであります。そういう中で、昨年民間の幼稚園から認定こども園の建設運営計画が示され、それを受けて町側から町立保育園の民営化という考えが示されました。この問題については、文教厚生常任委員会において何度も委員会を開催し、論議がされ、現在も論議が続いているところであります。そこで、この問題について質問します。1つ、言うまでもなく保育は市町村の義務であり、それは児童福祉法にもうたわれているとおりであります。このことからも保育というものは子供の最善の利益が保障されなければならないことであり、これは子供の側からすれば公的な保育を受ける権利があるということであると考えます。しかし、この民間の認定こども園にはゼロから2歳児の保育の義務はないこととなっています。ということは、今回町側の思いどおりに町立の保育園を廃止した結果、本町における保育施設がこの民間の認定こども園1カ所だけになったとしたならば、町は保育の義務があり、子供には保育を受ける権利があるにもかかわらず、この認定こども園には保育の義務はないということになります。では、一体行政はこれに対し、どうやってその義務を果たすのか甚だ疑問です。そこで、以下の質問をします。1点目、今回民間施設から示された認定こども園整備計画書によると、その保育園入園の設定条件には保育の義務のないゼロから2歳児の設定しかなく、3歳からは自動的に幼稚園に入園することになっているが、これではもし公立の保育園が廃止された場合3歳児以上の保育に欠ける子供たちは行くところがなくなるが、どう対応するのか。2つ目、町は公立と民営の場合のその建設費や運営費の比較やそれに対する補助金等の比較を示し、それが民営化を進める一つの理由としてきましたが、民営化にする大きな理由の一つが設備投資や人件費の低コスト化だとしたら、それは大きな問題であります。当然のことながら民間の施設は利益を上げなければならず、それが行き詰まれば保育の質は下がる懸念もあり、経営破綻も考えられるが、万が一そのようなことになった場合町としては民間の施設に対して支援をするのか。2、現在羽幌町就学前子育て支援審議会が設置され、この問題について審議されているところですが、文教厚生常任委員会においてもいろいろと論議されているところでもあります。この問題については、審議会も常任委員会も情報を共有した上で進めていくことが大事なことと考えますが、そこで以下の質問をします。1点目、5月に開かれた文教厚生常任委員会に示された資料に委員から審議会の人選について指摘があり、その後7月に開催された常任委員会でも同じ指摘がなされ、8月に開かれた常任委員会で決定したと報告があったが、そこまで二転三転した理由は何か。2点目、8月の常任委員会に提出された資料の中で、民間は経営が行き詰まることがあるのではとの意見に対し、自治体でも財政再生団体になる可能性もあるとの論理を展開し、あたかも公立の保育所をやることで財政が破綻するように受けとめられかねない資料を示した。これについては、私はこのような言い方は誤解を招くのでは、審議会に示すのはいかがなものかと指摘しましたが、これについてはどのように考え、何らかの対応をしたのか。3点目、8月の常任委員会で民間にするにしても認定こども園、認可保育園などの選択肢を示した上で論議するべきとの意見に対し、わかりやすい資料を提出して審議していただくと回答しているが、これについてはどのような場で、どのような資料を示したのか。3、さきの議会においてこの認定こども園に対する予算案が否決されました。これについては、私は議員それぞれの考えのもとに重大な結論を出したものと考えているが、町長はこのことをどのように受けとめているか。以上です。
答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)
磯野議員のご質問にお答えをいたします。初めに、町村における保育の義務についてお答えをいたします。児童福祉法第24条における市町村による保育の実施義務は、市町村の適切な保育の実施を義務づけるものであり、保育園の公営による運営を義務づけているものではありません。1点目の民間施設から示された認定こども園整備計画書についてでありますが、提出されました計画につきましては現在の羽幌保育園が保育業務を実施している状況での認定こども園の計画であり、町立保育園の廃止を前提としたものではありません。町といたしましては、公営、民営を問わずゼロ歳から5歳までの保育の責務がありますので、今後も全年齢の保育が実施されるものであります。2点目の民間の事業者が経営破綻となった場合の町の対応についてでありますが、児童福祉法により保育所の運営につきましては保育に要する費用を市町村が支弁することとなっております。ただ、都道府県及び市町村以外のものの設置する保育所につきましては、国が2分の1、都道府県及び市町村が4分の1の負担となっておりますので、そのような状況になることは考えにくいところであります。また、学校法人は、その組織運営等について法的規制が課せられ、公共性の確保が図られているところであり、万が一事業者の経営等に問題が生じた場合には法人の認可が取り消され、町、または他の学校法人等に財産等を寄附することになります。その後につきましては、町の関与のもと寄附を受けた組織が事業運営を実施することになりますので、保育業務に支障は出ないものと考えております。次に、羽幌町就学前子育て支援審議会についてお答えをいたします。1点目の審議会の委員の人選についてでありますが、町といたしましては子育て支援全般の推進を図るため就学前子育て支援、就学前子育て支援施設の整備、運営、幼児教育及び幼児保育の振興、その他目的達成に必要な事項等をご審議いただくため、児童福祉と関連のある各団体及び施設において代表者をご推薦いただき、決定したところであります。今回審議委員を変更いたしましたのは、文教厚生常任委員会の中で町内の学校法人より認定こども園整備計画が提出されていることから、委員の選任に当たっては住民の誤解を招かないようにとのご指摘がありましたこと、また当委員より辞任の申し出がありましたことから施設において別の代表者をご推薦いただき、委員を選任したものであります。2点目の財政再生団体になる可能性もあるとの表記は、審議会において誤解を招くと文教厚生常任委員会の中で指摘したが、その後どのように対応したのかについてでありますが、ご意見があったことにつきましては担当課長より報告を受けております。あわせて審議会では誤解の招かないように説明をしたとの報告も受けております。3点目のわかりやすい資料を提出して審議していただくと文教厚生常任委員会で担当課長が回答した資料についてでありますが、資料につきましては審議の進行に混乱を招かないよう内容に合わせ、会長と協議の上、提出することにしていると聞いております。最後に、認定こども園の補助に対する議会での否決についてどのように受けとめているかについてお答えをいたします。整備計画書を提出された民間施設は、国の就学前の子供に関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律に基づき、認定こども園を開設し、幼稚園、保育園を問わず希望する全ての子供に対し生涯にわたる人格形成の基礎である質の高い幼児教育、保育を保障することを目的に実施しようとしているものであります。幼稚園の施設整備により子供たちの環境が改善されることにあわせ、親の就労の有無にかかわらず平等な教育と保育が受けられる環境を確保されることは、町の児童福祉政策におきましても貴重な事業であることから、国の補助基準に合わせ支援を行いたいとの考えにより予算を提案させていただきましたが、町議会でのご理解がいただけなかったことにつきましては行政を執行する者として大変残念に思っております。現在次代を担う子供たちのためによりよい環境整備ができるよう就学前子育て支援審議会におきましてご審議いただいているところであります。答申をいただいた後には子供の最善の利益の実現に向け、町としての方向性を決定したいと考えております。以上、磯野議員に対する答弁とさせていただきます。
再質問 6番 磯野直
それでは、再質問させていただきます。今回の答弁書をいただいてまず感じたことは、どうも私の質問の趣旨が理解していただけなかったのかなというふうに率直に考えて、それともあえて外したのかなというふうに考えているのですけれども、まず1点目の問題なのですが、確かに民間施設から出された当時は最初のころはあくまでも町立保育園の廃止ということが条件だったのです。その後委員会に示されたのはそうではなくて、あくまでも認定こども園の計画として、そういうものは前提でないというふうに、それは私も当然認識しております。私の言っているのはそうではなくて、あくまでも町側としては、今までずっと委員会の中で論議されてきたのは財政の問題、子供の数の推移、それらもいろいろと考えて、また建てるときの建設費等々を考えて、町としてはできれば民間に任せたいのだということだと、その質問をしたと私は思っているのですけれども、そういう認識でよろしいでしょうか、まず。要するにこの答弁書では認定こども園は町立の保育園を廃止と前提にしたものではないという答弁なのですが、そうではなくて町側の考えとしてはあくまでも民間に任せるということはイコールいずれ町の保育園は廃止するという前提のもとにこの論議がスタートしたという認識でよろしいでしょうか。
答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)
この話をするならば、そういった話まで戻るわけですけれども、今回のこの一連の流れについて申し上げますと、民間の学校法人がいわゆる認定こども園の制度にのった事業をしたいということの動きが始まったところがきっかけだというふうに思います。民間学校法人が計画して、またそのことについて主体的に話を進めていいわけでありますので、民間学校法人の取り組みとしてその話が具体化されてまいりました。その中で、羽幌町のいわゆる保育の部分というものが絡んでくるわけでございまして、そんな中で羽幌町での保育園問題、またいろんなさまざまなものが過去から論議がされてきているわけであります。そんなことも含めて、いわゆる認定こども園の保育部分について羽幌町の保育園というものを重ねて考えてはいかがかなというようなことで我々がその検討をしたというところでございます。ですから、今議員がおっしゃられるもともとの廃止があっての論議かということではなくして、認定こども園どうしても保育部分と幼稚園部分ということでの2つの絡みが出てきますので、そんなところから保育の部分が羽幌町の保育園と絡んでくるというところでございます。そういったところがこの論議のスタートかというふうに認識しております。
再質問 6番 磯野直
ですから、端的に言うと、要するに話の進んできたのは町立の建て替え云々という話が町民から出てきているけれども、なかなかその実施には至らなかったと。ここで認定こども園の話が出てきたので、では保育の部分もそこに担っていただきたいと。委員会に示されていますその理由としては、いろんな子供の数の推移だとか、1つはやはり民間が認定こども園を建てる場合の補助金だとか基金だとかという部分と、それから仮に行政がもしそれを建て替える、今の保育園を建て替えるならばかなりのお金がかかるということで、それであれば民間のほうがいろいろと有利なので、保育の部分も民間に任せたいというふうに私はとっているのです。ということは、イコール民間に要するに保育の部分を担っていただくのであれば、町としては当然公立の保育所は建てるとかという話にはならないということですよね。
答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)
確かに形としてはそうであります。建て替えということと民営化というところの論議でいきますと、平成10年の話ですけれども、今後そういうことを視野に入れながらいくべきだという議会の常任委員会の方向性を見た時代もありました。そんなところからいろんな論議がなされておりまして、平成16年あたりから建て替え論議というものも出てきたところであります。我々としては、将来を見詰めた中で羽幌町の保育園、また羽幌町の保育園と同等の形ということにはなりませんけれども、学校法人での教育の分野を担っている幼稚園が2つあるというようなことも含めて、さまざまな論議もなされたところでもありました。しかし、少しちょっと話長くなりますけれども、その間現在までいろんな意味で幼保一元化、一体化ということの話が出てまいりまして、流れとしてはいわゆる幼稚園、保育園の垣根をなくそうと。就学前までの子供たちは皆同じなのだと、同じ権利を有するのだというようなことから一体化、一元化というようなものの動きが自民党政権のときに出てまいりまして、それ以降民主党政権になってはより強いその方向性が出されてまいりました。そんなことが我々のいわゆる建て替え論議、また保育園のあり方という論議の中で少しちゅうちょさせた原因でもありましたし、そんなところは過去のさまざまな議会の中でご指摘も受けておりますし、いろいろと論議もしてきたところであります。そんな状況の中での取り組みでありまして、今回そういう中で泉学園がいろいろと認定こども園に取り組みに腰を上げたという中では、何度も言われておりますけれども、いわゆるその形をやる最後のチャンスという捉え方であったというふうに聞いております。24年度の安心こども基金という学校法人だけに与えられたこの施設に対する交付金、補助金であります。それが最後のチャンスだということで腰を上げたというふうなことでありましたし、そんな意味で少し拙速な進め方というのはあったように思っております。そんなところから話が現在に至っているというふうに解釈していただければなというふうに思います。
再質問 6番 磯野直
民間のこども園の計画に対してどうのこうの言う筋合いは全くありません。それは民間の商売ですから、どうぞご自由にということなのです。ただ、そこに至るまでに、今いる保育園のお母さんたちがやっぱり一番心配しているのは、今回諮問委員会等にも答申されましたけれども、諮問書を見ると公立保育園の民営化が望ましいと考えたと。公立保育園を民営化するということは、要するに公立保育園はなくなるのだと。そうすると、お母さんたちが心配しているのは、では今の公立保育園はどうなるのだと、やめるのでしょうということなのです。要するにやめるのでしょう、公立保育園。諮問書にあるとおり公立保育園の民営化が望ましい、オーケーとなったら公立保育園は閉鎖するということなのでしょう。それを一番お母さんたちが心配している。私の質問にあるのは、であればそうなったときにその保育の義務はどこが負うのかという質問なのです。でないとこの質問成り立たないのです。要するに保育園はやめるのでしょう。民間をこうやって押して、いかに民営化がすばらしいかということをずっと述べてきて、その理由の一つには公立でやる場合の財政の問題、それからこのままだと民間が経営危機に陥ると共倒れになるとまで言ってあるのです。そうすると、要するに民間がやるのだったら公立保育園はやめて、全部保育も民間に任せましょうということなのでしょう。廃止するということなのでしょう。
答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)
今議員の話を聞いていると、何か財政的なことだとか、全く民間への移行というか、いうことの中での町のスタンス、理由というか、そういうところでは何かそういうものが中心になっているように思われます。しかしながら、この廃止されるのかということでいけば、間違いなく羽幌町に保育業務を担う、子供たちの保育を担う施設というのは複数必要ありません。ですから、廃止という形の中で民間移行という形に、一度は形の上では、これは行政的な手続ですけれども、一度廃止して、そしてなくなった状況の中で新たな組織ということに流れではなります。ただ、ちょっと言わせてください。議員が今財政的な問題だとかそういうことをメーンにしゃべっておられますけれども、我々やはり行政として考えなければならないことたくさんあるわけです。やはり保育と教育とが一体となったいわゆる認定こども園という制度、確かに出だしは悪かったというふうに聞いていますけれども、今それを実施しているところもたくさんありますし、そのことについての中身の反省、そしてまた改善もあります。いろんな姿がありますけれども、そのものについてやはり保育の仕方として、これからの子供たちのあり方として教育、保育と一体にした、今まで保育だけです、町の保育園は。それが今度認定こども園ということになると、教育と保育というものが一体化されてきます。そんな中での子供たちへのやはり保育、教育とはどうあるべきなのかというものが今社会のいわゆる論点になっております。そういったことを踏まえながら、羽幌町の保育園の今後ということでの我々の考え方もあるということで、財政的なことだけではない、逆に言うとそれは後についてくることではないかというふうに思っています。
再質問 6番 磯野直
言っておきますけれども、財政的なことというのはそちらが出したことなので、私が言ったわけではないので、理由として出されたのだと思っています。今の町長の答弁ですけれども、私もそのとおりだと思います。決して民間でやることが悪いだとか、公立とどっちがいいのだなんていう論議はするつもりもないのです。ただ、ここで私が質問して聞きたかったのは、そういう羽幌町として1つでいいですよ、2つ共倒れになるなら1つで、民間の場合は今言う保育と教育も一緒にできます、それはそのとおりだと思うのです。そうなったときの今の保育園に行っている子供たちの保育をどう担保してくれるのかという、そのときに今の認定こども園の民間のやつの計画書を見るとゼロから2歳だけになっていて、3歳からは幼稚園に入る。そうすると、お母さんたちが今事情があって、今は幼稚園と保育園があるのですけれども、事情があって保育園に預けている人は、もし1カ所になってそこに入った場合、ゼロから2歳は保育してくれる、ただし義務はないですけれども。3歳になったら自動的に幼稚園ですよと言われたときに、では私はどうしても家庭の事情から時間外もやってほしいし、そういう要望が出てくるのだと。それに対してどう保育の義務ということを担保するのかと、それを聞いているのです。
答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)
今のお話ですけれども、今ゼロから2歳児までを見て、そして3歳児以上になるとこれはいわゆる保育の必要な方々の行く場所がなくなるのでないかというご質問です。ただ、ちょっと誤解があるのかなというふうに思うのですけれども、今言っていらっしゃる民間から出てきている、いわゆる学校法人から出てきている計画というのは、認定こども園という形をつくる、取り組むために、そしてそれ必要なことなのです、保育部門を抱えるということは。ですから、その部分について15名の定員で保育の部分、ゼロから2歳児の部分をつけて、そしてそれを泉学園は認定こども園として成り立つように申請を進めたわけなのです。ですから、そのときには当初、先ほども議員おっしゃられていましたけれども、一番最初の計画は羽幌町の保育園そのままそっくり入るような人数の設定だったというふうに思うのです。ですから、そのときには全く今言っているような疑問というのは生じないのだというふうに思うのです。そうなったときにはそのまんまずっと保育部門もゼロ歳から5歳まで担保されるでしょうということになりますから、それはないと思うのです。ただ、その考え方が否定されて、取り下げたのです。取り下げて、ですからその時点で羽幌保育園がそのまんまのっかるということの話はなくなったのです、民間の保育園の取り組み方として。ですから、認定こども園を設立する、新しくつくるための組織として必要な数としてその15人というゼロから2歳児の部分を見たのです。確かにその状況の中で子供たちが入ってくると、3歳から5歳は幼稚園に切り替わります。確かに切り替わります。ですから、その形、これ一貫型というのですけれども、認定こども園、連携型の一貫型という形なのですけれども、それはそれでその形で間違いなくなるのです。ただ、今の幼稚園教育、いわゆる長時間保育、長時間教育の形があるのです。ですから、これは運営する側の問題でもあり、取り組み方の問題でもあるのですけれども、基本的に幼稚園に入るだろうということではないのです。いわゆる保育の必要な方々、3歳から5歳児の方々、要するにこの保育に必要な方々というのは保育の内容であり、時間的なものもあり、いろんな要素が含まれているのです、保育というのは。ところが、幼稚園というのは、今までは確かに短時間教育、4時間でした。でも、今延長保育だとか預かり保育だということが地域のニーズに合わせてやりなさいという文科省の指導が入っているのです。それで、この泉学園ではもう10年近くいわゆる延長保育で6時半までやっているのです。ですから、そういった意味では担保されているというふうに考えてもいいですし、わかっている話をするなというような顔しているので、そういう状況の中で今ご心配なされているようなことはカバーされるというふうに、運営者側の考え方ですけれども、そういうふうにして我々は伝わってきております。
再質問 6番 磯野直
こども園を大変私らも見ていて結構厳しいのだということで聞いています、運営も大変だし、そういった子育ての部分についても。私が言いたいのは、それを決して否定するわけでもないし、それはそれで私も公立ではできないようなことを民間ではできますから、それはそれで非常に結構だと思っています。ただ、やはり一番お母さんたちが心配している、私もずっと審議会等も見ていましたけれども、要するに保育園行っている人たちは家庭の事情、それから経済状況とかあって、それをやはり一番知りたいのだろうと。そのまんま保育園がなくなって、いいのです、なくなって、ゼロから2歳預けて、そのまま幼稚園、でも幼稚園でもちゃんと保育も教育もしますよ、認定こども園というのはそういうところですよ。ただし、今まで行っていた保育料、例えば階層によって3,000円、5,000円、6,000円、1万円となったものが認定こども園になったときにそういう差額だとかが出てこないのかと。それが一番、審議会なんかでもその話が出たと思うのです。そのまんまなのですかと。課長のほうから、そのまま移行しますよと。問題は、やっぱりそういう保育の時間、お金だと思うのです。そこをやはりきちっと説明してやらないと、なかなか私も理解できないしということなのです。端的に言うと、認定こども園がどういう契約するのか私よくわかりませんけれども、例えば今現状の幼稚園ですと保育園にないような費用というのはたくさん出てきます。例えば入園費だとかというのが出てくる。それから、都会ですとバス代だとか出てくる。給食費が出てくる。行事があれば行事のたびにお金の部分が出てくる。そういうのは保育園というのはないのに、今度幼稚園になったときそういう支出が出たときに行政としてはどうするのかという問題が、お母さんたちとしてはそこが一番問題なのだと思うのです。その辺についてやはりお母さんたちにきちっと説明、私もわからないのですけれども、その辺についてはどうなのでしょう。
答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)
まずは、話がちょっと交差している部分ありますので、泉学園で今出ている計画というのは一貫型として2歳までは預かりますと、3歳からは幼稚園ですよということなのです。ただ、これ羽幌町の保育園が廃止したとかということの中での論議の中で新たな認定こども園の形態をとるのであれば、今度はゼロ歳から5歳までの保育部門という形に切り替わると思います。それと、幼稚園は幼稚園としての一つの整備、そういうふうに切り替わります。それが今度連携型の認定こども園という形になります。そういうことであります。ですから、今ちょっと言っている問題、切り替わったときに、そしたら幼稚園になったら幼稚園の体系になるだろうと、そしたらおかしいのでないかと、いろんな問題出てくるのでないのということ、そのとおりだというふうに思います。ただ、今言っているように羽幌町の保育園がそのまま例えばどこでもいいのです。どこかがやるということになったときには、認定こども園という形を整えるのであればそれを2つともゼロから5歳まで保育の部門、3歳から5歳まで幼稚園部門というものが網羅された中で、中身は連携あります。連携ありますけれども、形としてはこの2つが成り立っているということです。ですから、保育の部門でゼロ歳から入った子供が5歳のときにはその保育園の料金体系でいきます。幼稚園は3歳からですから、3歳から入ったときに幼稚園の手続上のがそうやっていきます。ということで、そういうふうな体系になっているはずです。そして、今もう一つ心配なのは、いわゆる幼稚園の心配、お金のいろんなものがあるのでないかというふうな心配をなされているようです。確かに都会の料金体系見るとびっくりする値段あります。ただ、そういった意味では羽幌町何年も上げていないという、藤幼稚園と2つの幼稚園だけですので、幼児教育の機関としては2つだけです。そういった意味ではいろんな羽幌町の情勢に合わせながら、そして一方ではこれも文科省からのものですけれども、就園奨励費補助金という制度がございます。これが保育園でいう所得に応じた支援の形なのです。それは、本当にここ数年どんどん、どんどん充実してきていますし、そういった意味での幼稚園の制度の中にもそういうものがあるということだけお話ししておきます。
再質問 6番 磯野直
そればかりやると全然時間がなくなってしまうので、その辺についてはやはりお母さんたちが一番心配しているところなので、間違いのない数字とかそういうものをきちっと出さないとなかなか理解はしてもらえないのだろうと思っていますので、今後委員会等もありますので、それは委員会のほうでまたやっていこうと思っています。次に、2点目の審議会の問題だったのですが、実は私の質問書の中で二転三転をしていった結果、最終的には辞任をされたという、町長の答弁ではそういう形で辞任をされたというのですけれども、そこまで至るにはかなりの時間がかかりまして、日付を追っていくと1月30日に児童福祉検討委員会に諮問した旨の現状報告がされて、常任委員会のほうから検討委員会のメンバーがおかしいので、変更されてはどうかという話があって、2月16日に町のほうから回答があって、町職員を削除するとの報告があって、4月2日に3月14日の検討委員会で泉学園の副園長と他の委員の辞任の申し出があったと、それを受けたと。5月25日に今度新しく羽幌町就学前子育て支援審議会が設置されております。そのメンバーを見たら、その辞任をされた方がまた入ったと。4月30日に常任委員会においてそれはおかしいのでないかといって反対意見が多々出ました。今度8月7日に開催された委員会で施設代表と保護者代表が入れかわったと、いわゆる二転三転をしたわけなのです。これ町長の親族ですから言いづらい部分もあるのですけれども、普通に町民の側からすればこういう問題が起きたときにやはり自分の直接かかわっている利害に絡むこととかというのは真っ先に辞退をすればこんなややこしい話に、二転も三転もしなくてもよかったのでないかと思うのですが、なぜここまで、確かに名称は違います。検討委員会だったので、今度は子育て審議会、私的から公的になったのだから、また施設の代表なのだからというのはわかりますけれども、普通に考えればこれはやはりまずいのでないかと思わなかったのですか。その辺はいかがですか。
答弁 福祉課長 鈴木典生(福祉課長は2014年3月まで)
お答えいたします。議員ご発言のとおり今まで、前の児童福祉施設検討委員会の役員と、それから今回の就学前子育て支援審議会の委員の関係につきましては、あくまでも子供の将来を見越しまして、今の保育所問題だけでなく、先ほどから何回も申し上げていますけれども、就学前子育ての支援とか、それから幼児教育及び幼児保育の振興とかそれぞれのものにつきましてご審議いただくということで、前のときは委員会でしたので、委員会の中で考えていただく、今回についてはご審議いただくということですので、あくまでも今まで羽幌町の施設の代表者、経験者等を必要として委員として町としては考えていたということでございます。その後、ただ私ども、先ほど言っていました5月と7月と8月の話に戻らせていただきますけれども、5月には一応審議会の委員としてこういう方に委員をお願いしますよということでお諮りしたと思います。その時点では、関係のある場合につきましては参与から外すという形でお話をしたと思っています。それでご理解いただけたと思ったのですけれども、実際にはそういうことではなかったと。それで、7月に出したときにこれではうまくないのではないかというお話がございましたので、もう一度持ち帰りまして、その人選を審議委員の方から辞退をいただいて、新しい方を人選したということでありますので、ご理解をよろしくお願いいたします。
再質問 6番 磯野直
それは、そちらの行政側の考えというのは、それは理屈としてはわからないわけではないのです。だけれども、これは一般町民が見ていて、それはおかしいだろうというのは普通に思う感覚だと私は思ったのです。だから、何もこんなに名前が変わったから、また新たになんて言わなくても外したほうがスムーズにいったのではないかなというふうに今でも思っています。今さらどうせいという話ではないのですけれども。それと、もう一点、どうも行政側の今回のやり方でなかなかぴんとこないという部分が今の1つもそうですけれども、それと質問の中でも言いましたけれども、財政再生団体になる云々というのが委員会でこれは示した場合はそれは皆さんあたかも公立保育園をやった場合は財政が厳しくなりますよというふうに受け取られかねないので、この文言は外したらいかがですかという話をしたのですが、答弁では審議会で誤解の招かないように説明をしたということになっている。確かに私もいましたが、説明していました。それは、やはり同じように質問が出たのです。そんなに財政は厳しいのですか、やらないと羽幌町としては財政再生団体になるのですかという質問が出て、確かに課長はいや、そういうことではありませんよと説明をされたのですけれども、委員会でそんなことを言うと誤解しますよという懸念を示したにもかかわらず、また同じ文言を出して、同じ質問をされたというのは私はどうも腑に落ちないです。なぜそこまでして同じ文言を変えないでそのまま出して、質問されたら答えましたということになるのですか。
答弁 福祉課長 鈴木典生(福祉課長は2014年3月まで)
お答えいたします。最初の説明のときにもしたつもりですけれども、審議会で説明したのですけれども、ご理解いただけなくて、再質問の中でそういう質問がございました。もう少しかみ砕いてご説明したつもりでございますけれども、あくまでも今の再生団体につきましては保育所建てる、建てないということではないと、そこのところを強くご説明したつもりでおりますので、ご理解はいただけたと思っております。なぜこれを出さなければいけなかったかといいますと、町の大きな視点で捉えたときにどうしても財政上から見た考えをお話ししなければいけないということがございます。私の審議会の説明の中にもあったかちょっとあれなのですけれども、交付税の問題もございます。財政力指数が40億弱の町で交付税が特別交付税入れて32億ぐらいです。そうしますと、ほとんどが交付税の中で財政をやっています。財政力指数が0.19を割っています。その状況で今の国の施策が交付税一つ変わることによってどのようなことになるかということを、それも踏まえた上での考えですので、これは一応考えの中に入れさせていただきたい。あくまでも保育所を建てる、建てないではなくて、羽幌町全体を見たときの財政ということでお話しさせていただいたということでございます。
再質問 6番 磯野直
ちょっと時間がなくなってしまったので、あれなのですけれども、もう一点、3点目の委員会でわかりやすい資料を提出して審議していただくということの中で、答弁書では資料につきましては審議の進行に混乱を招かないように内容に合わせ、会長と協議の上、提出するということになっているのですが、実は審議会ではもう前回の審議会であらあらその答申の原案をこしらえて次に提出すると言っている中で、資料というのはいつ提出して、どういう形でその資料に関して論議をされるということ。もう遅いのではないですか。そういうことも含めて、やはり一番大事なのは、先ほどずっと論議していますけれども、お母さんたちにいろんな資料をきちっと認識を持っていただくということが一番大事なので、会長と相談して後から出すといったってもう既に決まりかけているものにという思いもあるのです。この辺に関してはどうですか。
答弁 福祉課長 鈴木典生(福祉課長は2014年3月まで)
お答えいたします。あくまでも最初の時点では羽幌保育園の民営化か公営化という問題でしたので、資料は用意してございました。審議会の委員さんの中からも資料提出もいただいたこと、それと私どもで用意した資料、2つ用意していましたけれども、それにつきましてはその資料を出すことによって審議の方向が煩雑化するというか、先ほど町長の答弁でもございましたけれども、混乱を招くおそれがありましたので、一時その時点では外させていただきました。ただ、この次の審議会の中では、磯野議員おっしゃっていましたけれども、あくまでもその段階では提出させていただこうとは思っています。それと、8月10日に参議院を社会保障と税の一体改革が通りまして、子供の関連3法も通りました。これにつきましても細いところの認定こども園の手続が変わってございます。その部分も含めまして資料の提出についてはちょっと慎重を期さなければいけなかったということもございますので、ご理解をいただきたいと思います。
再質問 6番 磯野直
時間なくなって、これで終わりますけれども、先ほどからの論議で私が一番心配しているのは、先ほど町長もとうとうと述べられていましたけれども、そういう思いがなかなか特にお母さんたち、町民、お母さんたちに伝わっていっていないというのがやはり今回の一番の問題だと思います。どうも聞いていて皆さんの考えていること、いわゆる官の常識、民の非常識という言葉がありますけれども、その辺をやはりうまく皆さんのほうでもわかりやすく町民にこれから説明していっていただきたいとお願いをして、終わります。