羽幌町議会 平成24年第3回定例会 2012年6月21日
交流人口拡大への対策と施策について
2012年6月21日、羽幌町議会の一般質問で、小寺光一議員が「交流人口拡大への対策と施策について」質問し、町長 舟橋泰博、総務課長 井上顕が答弁しました。
- 質問者
- 小寺光一 議員
- 答弁者
- 町長 舟橋泰博、総務課長 井上顕
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 3番 小寺光一
私から交流人口拡大への対策と施策について質問します。平成24年5月末時点で羽幌町の人口は7,934名、先ほど出された第6次羽幌町総合振興計画の中にある人口推移では平成33年には人口が6,082名と予想されています。少子高齢化や厳しい経済状況の中、福祉、介護、医療の不安から定住人口がさらに減少することにより町が衰退していくのではないでしょうか。人口の減少が税収を減らし、住民へのサービス低下や負担の増大を招くことにもなりかねません。現在の人口を維持することも難しい時代ですが、今後さらに産業の充実と定住人口をふやす努力とともに、羽幌町を訪れてもらう人や羽幌町とのかかわりを持ってもらう人をふやすこと、羽幌町の交流人口をふやすことにも力を注ぐべきと考えます。現在羽幌町では、ホームページ上でも合宿のサポート、移住、定住情報やまちづくり応援寄附金などの情報を発信し、町外にも目を向けています。しかし、制度やPRだけでは十分な結果が得られず、しっかりとした目標や目的を掲げていかなければいけないと考えます。町民と行政がともに同じ課題と目標を掲げ、力を合わせて行動することが必要なことであり、またこの町とのかかわりを持ってもらう人がふえてもらうことにより、長期的に見て交流人口がふえ、町にも活気と明るい材料になると考えています。そこで、次のとおり質問します。1、現在人口減少に歯どめをかける施策をどのような形で行っているか。2、まちづくり応援寄附金を積極的に運用し、効果的な活用を考えていくことが必要と思われるが、活用の課題と今後の計画、目標をどのように考えているか。3、今後町内にある既存の社会教育施設の建て替え、修繕、整備の際に単独の目的で考えるのではなく、広くさまざまな用途や目的に合わせ、交流人口拡大のための利用を含め長期的に整備することが必要と思うが、どう考えているか。4、人口や交流人口をふやすため、行政と町民が協力していかなければならないと思うが、町民と行政がどのような役割を果たしていくべきと考えるか。
答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)
小寺議員のご質問にお答えをいたします。1点目の現在人口減少に歯どめをかける施策をどのような形で行っているかでありますが、少子高齢化や厳しい経済状況下などにおける定住人口の減少は本町においても大変重要な課題であります。本町では、これまでも産業の育成や雇用の場の創出などによるまちづくりを進めることにより、人口減少の進行に歯どめをかける取り組みを行ってまいりました。具体的には、農林水産業や商工業に対し各種補助制度等による経営体の育成、また通年雇用促進支援事業、緊急雇用創出事業などの取り組みや子育て支援の充実、子育て環境の整備についても取り組んでおり、今後もこれまで同様に継続して取り組むべき重要な施策であると考えております。2点目のまちづくり応援寄附金に係る活用の課題と今後の計画、目標についてでありますが、このまちづくり応援寄附金は寄附者が条例に規定する6区分の中からあらかじめその使途を指定していただくもので、事業指定がない場合を除き、それぞれの趣旨に沿った事業のために活用するものであります。これまでの寄附金につきましては、17件、427万5,000円となっており、現時点で54%の229万3,000円が活用される見込みであります。活用の課題でありますが、この事業実施の検討と寄附者の伸び悩みが大きな課題であります。また、今後の計画、目標については具体的なものは定めていないものの、大きな事業実施の際には制度のPRのみにとどまらず、計画、目標を定めることが必要であるとの認識はしております。今後においても、課題でもあります事業実施の検討や多数の方々からの趣旨賛同をいただくためのPRなどを積極的に進め、議員のご提言のとおり、これらの取り組みが交流人口の拡大につながるよう努めてまいりたいと考えております。3点目の既存の社会教育施設の建て替えなどの際に交流人口拡大のための利用も含めて長期的に整備することが必要と思うが、どう考えているかでありますが、社会教育施設を初めとする公共施設の老朽化による維持管理、そして整備につきましては本町にとっても大きな政策課題の一つであります。議員ご提言の交流人口拡大のための利用も含めて長期的に整備する必要性につきましては、今後における整備の検討を行う上での課題と認識し、その施設整備のみならず、他の施設を含む広い視点での論議を行い、相乗効果による交流人口拡大の糧となるよう検討してまいりたいと考えております。4点目の人口や交流人口をふやすために町民と行政がどのような役割を果たしていくべきと考えるかでありますが、議員もお話しのとおり、両者の協力は必要不可欠なものであるということは言うまでもありません。人口をふやすためには、産業の基盤強化や企業の規模拡大などによる波及効果が大きな要因と考えており、1点目のご質問でもお答えをいたしましたが、補助制度などの施策や子育て関連の施策充実による効果を期待しております。また、交流人口の拡大については、全国でさまざまな取り組みが行われておりますが、本町では離島を初めとする観光資源、はぼろ甘エビまつりなどのイベント、近代化遺産である羽幌炭砿、ドラマロケ地、合宿誘致、姉妹都市や韓国高校生との交流などを活用した取り組みを実施しており、今後も積極的に進めていかなければならないと考えております。これらの取り組みに当たっては、その目的や内容によって主体となる団体などがあるものの、町民の皆様の協力なしでは事業は成り立ちません。さまざまな場面における町民の役割が交流人口を増加させる最大要因と認識しており、仕事や団体、個人といったかかわり方の違いはありますが、これらが交流人口の増加につながるものと考えており、これも私が目指す協働の姿の一つであり、町民みずからが地域づくりに参画する有効な手段ととらえておりますことから、この場をおかりいたしまして、今後においても皆様のご協力をお願い申し上げます。以上、小寺議員に対する答弁とさせていただきます。
再質問 3番 小寺光一
これから再質問させていただきます。答弁をお聞きしまして、私が考えているこれからの課題と町長の思い、答弁が本当に同じものを持っていて、同じ重要性を持っているものという答弁をいただいて、共通の認識があるのかなというふうに思っています。その中で、また私からも幾つかの提案も含めて再質問していきたいと思います。まず、何はともあれ、やっぱり人口が減るということは町にとってもマイナスなイメージ、税収その他の私の質問の中にもあったのですけれども、やはりふえるほうがいい、減るのをなるべく今の時点でとめる、そのようなことによって雇用が生まれたり、税収がふえたり、さまざまなことがあると思います。現時点で町としては、産業の育成や雇用の場の創出のためのさまざまな制度を行っているということで答弁がありましたが、現在その制度を活用することによってどのくらい成果が出ているのでしょうか。例えばどのぐらい人口の減少に歯どめをかけているか、または人口がふえたのか、数字では難しいかもしれませんけれども、その成果がもし情報としてありましたら、教えてください。
答弁 総務課長 井上顕(総務課長は2015年3月まで)
お答えいたします。取り組みは、具体的に多種多様ございますが、議員のご質問の数字的なものは押さえておりません。
再質問 3番 小寺光一
たくさんのいろんな制度があると思います。これから例えば高校生が卒業して地元で就職したい、そのようなときにもたくさんの雇用の場があったり、大学や専門学校で地方に出てまた戻ってきたときにも羽幌に戻りたい、そのためには住宅なり就職口、いろんな整備が今後必要になってくると思います。もし今後この制度をそのまま活用するのであれば、データがないというのではなくて、今後データをつくって本当にそれが有効に活用されているのかということを検証していただいて、もし制度自体正しいのだけれども、活用の仕方がうまくいっていないのであれば、そこは常時検討して修正していくことも検討していただきたいというふうに思っています。そのほか、今現在行っている制度だけではなくて、例えば今後Uターン、Iターン、そのほか、今の既存の制度は基本的には羽幌町内にある業者に対する資金的な援助が多いと思うのですけれども、例えば教育ですとか知識、そのような支援、ソフト面での町としてのいろいろなサポートも今後考えていかなければいけないのではないかと思いますけれども、そのための制度づくりについてはどうお考えでしょうか。
答弁 総務課長 井上顕(総務課長は2015年3月まで)
お答えいたします。確かに議員のお話のとおり、そういったソフト面の充実、それは非常に大事なことだと思っております。ただ、今年の役場の機構改革で4月から総務課の中に企画室というのもつくりました。そういった中で企業誘致等もございますが、そういった部分でそういったソフトの部分についてもこれから検討していきたいと考えております。
再質問 3番 小寺光一
今後とも今の制度に縛られることなく、新しい考え、活用を具体的に形にできるだけ早くしていただきたいなという思いがあります。2つ目に、まちづくり応援寄附金に関して質問します。私の資料ではちょっと古いのですけれども、私はホームページからの資料で、平成23年では合計で16件、20年から始まったこの運用状況なのですけれども、16件、先ほど答弁の中では今現在では17件ということで今年度1件ふえたのかなと思います。現在427万5,000円の基金があって、そのうち54%を今後活用するということで、昨年までの資料ですと、20年度から23年度の間で388万5,000円あるのですけれども、9万円しか執行しなかったと。今年200万ぐらいの活用を見込んでいるということですが、具体的にどういうような活用を考えていらっしゃいますか。
答弁 総務課長 井上顕(総務課長は2015年3月まで)
お答えいたします。今回答弁書の中で答えました17件につきましては、お話のとおり、24年度で1件新たに30万円のご寄附がありましたものですから、合計で17件、427万5,000円ということになっております。それで、昨年度まで1件、9万円支出しております。これは、目的が羽幌炭砿と歴史、文化の保存という形の中で、羽幌霊園内にあります炭砿殉公碑の整備ということで9万円を使わせていただきました。今年度24年度におきまして、天売島海鳥の保護と共生する環境保全ということで220万ほど今回事業の補助といいますか、事業に充てる経費と見ております。これにつきましては、先般条例で制定しました天売島ネコ飼養条例、ここにかかわる経費をこの部分の寄附金を充てるということで現在計画をいたしております。
再質問 3番 小寺光一
私は、このまちづくり応援寄附金というものをなぜ交流人口の質問の中に入れたかというと、その寄附をした人、人を介してなのですけれども、東京の方だということで伺ったのですけれども、その16件の中にいる一人だと思うのですけれども、今後この応援寄附金はもうしないということで、どういう状況があってそういう発言があったかはきちんと聞いたわけではないのですけれども、自分としてはもしそれが5,000円寄附してくれた方であろうと、何百万寄附してくれた方であろうと、その人がそういう気持ちを人に伝えたという事実がもしあるとすれば、とても悲しいことだと思います。せっかく羽幌町に関心を持ってくれて、金額ではないですけれども、自分の税金の中から羽幌町に寄附をしてくれた方がそういう気持ちでいるような気持ちというか、それは本当に悲しい思いになりました。それがどうのこうのではないのですけれども、今後そういうことがないように、金額ではなくて自分としてはやっぱり多くの人にそれに賛同してもらえるような展開、活用をしていただきたいなと思っています。4年間で、今年も入れると5年間で17件というのは、どうしてもちょっと少ないような気がします。昨年の事業評価の中にも有効性という中で評価が2、改善の余地があるということも評価の中で出ています。やり方としては、PRを努めることもとても大事なのですけれども、その後のフォローをしっかりとすることで1回だけの寄附行為ではなくて継続して羽幌町にかかわってもらえる、それが私の今回質問した交流人口の拡大にもつながるのではないかなというふうに思っています。寄附の量とかではなくて、いかに多くの人が羽幌町に関心を持ってもらって、自分がその羽幌町に少しでも何かしたいという気持ちを大事にしていただけたらなというふうに思っています。私の提案なのですけれども、予算がない中さまざまな市町村では物産品を送ったりだとか、割引券を送ったりだとか、いろんなことをしてそれをふやそうという活動もしている団体もありますけれども、自分としてはやっぱり羽幌町との結びつきを密にするために、例えば羽幌町の広報誌を3カ月に1遍でも、1万円以上寄附していただいた方には議会広報誌も含めて羽幌町は今こうなっていますよ、例えば年末に年賀状を送る、今年もよろしくお願いします、お金かかることではなくて本当に小さいフォローで継続性ができるのではないかなと思います。予算でできないとかではなくて、いかに低予算で大きな効果を上げるために、せっかく新しい係もできたことですし、そのようなことも考えていただけたらなと思いますけれども、どうでしょうか。
答弁 総務課長 井上顕(総務課長は2015年3月まで)
お答えいたします。まず、前段でご寄附をいただいた道外の方だと思いますが、そういったご不快な印象を与えたということにつきましては深くおわびを申し上げたいと思います。その後段の話、ご提言になると思いますが、そういった方々に対するフォローといいますか、これからのかかわり合い、交流人口拡大の部分になると思いますが、議員今おっしゃられたような部分、これから私たちも内部のほうでその辺も詰めて検討していきたいと思っています。
再質問 3番 小寺光一
ぜひ本当にお金ではなくて、自分も議員ですけれども、町民の一人として少しでも多くの人とかかわりを持ってもらいたいということで、本当に協力できることを、先ほど森議員の話にもありましたけれども、町民と行政と一緒になって取り組めるような、それもシステムだと思うのですけれども、例えば自分にも兄弟や親戚が羽幌以外にもたくさんいますし、そういう呼びかけをしてくれという要望があれば、もちろん協力しますし、本当に町民と一緒に目標を持って達成に向けて頑張るということも町長が目指している協働の一つなのかなというふうに思っています。ぜひ町民、町議としてでもいいですし、何かできることがあれば、どんどん話を展開していただいて、羽幌にかかわる人、そして羽幌を訪れてくれる人を一人でも多くふやす努力をみんなでしたいと考えています。続いてですが、公共施設、特に私の質問では社会福祉施設等を例に挙げて質問しました。来年以降そういう施設の長期化計画も行われるということですけれども、私としてはやっぱり1つの課で社会福祉施設だからとか、教育施設だから、観光施設だからという区分ではなくて、本当に広い教育も福祉も観光も産業、商工観光含めて大きな目で見て、本当にこれをどのように活用していったら町民のため、そして羽幌に訪れてくれる人にいいものなのかというふうに考えていただきたいなというふうな提案です。今後、先ほどのまた質問の中にもありましたけれども、公民館ですとか、本当にさまざまな公共施設の建て替えの際にはぜひそういうような交流人口、外から来る人にとってもいいような施設の検討をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 総務課長 井上顕(総務課長は2015年3月まで)
お答えいたします。先ほど森議員の質問の中でも財務課長のほうからお答えしましたとおり、今後そういった部分、把握も含めまして検討に入らせてもらいたいと思っています。それで、まず縦割り行政ではなく、今言われましたとおり、役場横断的にすべての課を巻き込んできちっと今言われたようなことも含めまして検討していきたいと思っています。
再質問 3番 小寺光一
よろしくお願いします。最後になりますが、町民と行政とのかかわり、これも先ほど森議員の答弁の中にもありましたし、私の中にも協働という言葉で町長が答弁されています。先ほどの答弁の中では、町長は協働とは行政と町民が力を合わせることだと。私が昨年初めて質問した際の協働という意味はどういう意味かと聞いたときには、町民と公務員だと、そこが一緒になるのだと、同じような内容だと思うのですけれども、そういう答弁をいただきました。本当に一緒にともに行うということはとても大事なことで、町長が答弁いただいたとおり、町民の皆様の協力なしではできないのだということが本当に正しいことだと思います。あさってからはちょうどエビまつりも行われます。昨年は2日間で2万数千人が訪れまして、今年もたくさんの方が来られると思います。先日観光協会に聞いたところ、町民のボランティアが2日で大体200名ぐらいの方が協力するそうです。役場からも約20名ぐらいお手伝いしていただけるということで、それが本当に町民と一緒になって1つのもの、汗をかいて一緒に同じ目的を達するために動くことの形なのではないかなというふうに思っています。ぜひ今後も町民の協力ではなくて、ぜひ役場内の協力、どんどん町民と一緒になって活動する雰囲気なり、そういう目に見える形で町民が役場の人が一緒になってやっているのだという形が見えるような協力体制をしいていただきたいなと思います。その点について、町長、答弁お願いします。
答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)
協働という観点から、役場も目に見える一緒になって汗を流すという形をつくっていただきたいということだというふうに思います。いろんな意味でさまざまなところでいわゆる力的に不足していると、人が不足しているとか、甘エビまつりのみならず、また人的にいろんな意味で不足しているとかと、昨今非常にそういう悩み事というのがあちこちの団体で出てきております。一つ一つ動くということもある意味では大変なことになっているのかなと。数的な問題も大きなものがあるのでしょうけれども、ただ我が町、まちづくりという観点からしますと、やはりもうみんなが協力しなければ成り立たないのだぞと。私が青年活動で動いていた青年会議所時代、30代ですけれども、その時代の若者たちの動きと、また今現状での若者たちの動きも含めた数的なものもそういった意味では大きな変化もしております。そういった意味ではどんどん、どんどん周りの方々が力を合わせながら、そして参加をしながら一緒になって汗を流すという姿が今のまちづくりの中でも必要とされるところでもありますし、そのことによって意識が一つになると、町に対しての意識も一つになるということが描かれる姿かなというふうに思います。そういった意味では、役場職員という言い方されておりましたけれども、役場も含めて一緒になって頑張っていきたいというふうに思っております。
再質問 3番 小寺光一
自分は、役場職員と限定しましたけれども、町の小学校の先生、中学校の先生、漁協、農協、いろんな団体の方が本当に一生懸命やっているのです。その中で役場に限定しないでということではなくて、町長がよし、みんなでやろうよというかけ声をかけていただけたら、きっともっとみんなでつくり上げる形にまたなっていくのかなというふうな期待もしております。今後交流拡大に向けて町だけでなく、町民、議員、議会含めて全員で同じ方向、同じ目的に向かって活動できるように協力もしたいですし、ぜひそのような展開、施策、制度をつくっていただけたらなというふうにお願いして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。
再質問 3番 小寺光一
はい。