みんなの議会

羽幌町議会 平成20年第7回定例会 2008年9月17日

雇用促進住宅の廃止に係る対応について

2008年9月17日、羽幌町議会の一般質問で、船本秀雄議員が「雇用促進住宅の廃止に係る対応について」質問し、町長 舟橋泰博、副町長 松本信裕、政策推進課長 鈴木典生が答弁しました。

質問者
船本秀雄 議員
答弁者
町長 舟橋泰博、副町長 松本信裕、政策推進課長 鈴木典生

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 8番 船本秀雄

それでは、私から雇用促進住宅の廃止に係る対応について質問をいたします。雇用促進住宅は、炭鉱閉山に伴う離職者向けに1961年から雇用保険を財源に建てられました。羽幌町には2棟80戸を昭和58年に建設し、現在40戸が入居されております。国の特殊法人等整理合理化計画によって同機構が廃止される方向から、本町の雇用促進住宅の入居者に対し、契約方法がそれぞれ普通借家契約、定期借家契約と異なっておりますが、定期借家の入居者には平成20年12月1日以降に契約期間が満了の人は更新しない、11月30日以前に契約期間が満了の人は1回のみ更新できる旨通知されております。入居者は、非常に不安を抱えながら生活している状況であります。これまで羽幌町に雇用・能力開発機構、雇用振興協会から売却の打診が何度かあったと報道されておりますから、今後入居者に対する対応等を踏まえ、以下の質問をいたします。1、これまで売却の打診があった経過及び内容について。2、羽幌町として、8月末に示される売却価格を見て検討すると報道されておりますが、その検討結果について。3、平成23年度までに買い取り先が見つからない場合は、施設を取り壊す方針とのことであるが、その場合羽幌町の公営住宅マスタープランの計画変更の考えについて。4、現在不安を抱えて生活している入居者に行政として情報提供するなど、何らかの対応が必要と考えるが、いかがでしょうか。以上、質問いたします。

答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)

船本議員のご質問にお答えをいたします。まず、1点目の売却打診の経過と2点目の検討結果につきまして、関連がありますので、一括して答弁させていただきます。当時の雇用促進事業団より平成11年11月、12年12月、13年10月の3回にわたり住宅購入の意向調査がなされており、購入意思のない旨回答しております。その後、平成13年12月の特殊法人等整理合理化計画において雇用促進住宅の早期廃止が閣議決定されております。平成17年7月には、雇用促進住宅購入のお願いについての文書を受領しておりますが、維持管理費用の負担が大きいことにより、購入できない旨回答しております。平成19年10月には、財団法人雇用振興協会の担当者が来庁され、雇用促進住宅の経過、譲渡等について説明を受けましたが、町としては財政状況や購入後の維持管理費を考慮し、購入の意思はないこと、また退去者に対する町営住宅での受け入れは態勢が整っていないことから、一般の入居希望者と同様に対処する旨回答しております。その後、平成20年2月、独立行政法人雇用・能力開発機構からの雇用促進住宅の譲渡、廃止時期等についての通知では、平成19年12月閣議決定の独立行政法人整理合理化計画において、平成23年度までの廃止予定住宅数について全住宅数の2分の1程度前倒しして廃止することなどの決定に伴い、平成20年度末までに関係市町村において譲渡希望がない場合は、当該住宅を廃止せざるを得ないとのことでありました。平成20年7月には、独立行政法人雇用・能力開発機構北海道センター等の担当者が来庁され、廃止の方向性及び譲渡等についての説明を受け、前倒しで廃止する雇用促進住宅の中に羽幌町も含まれていることから、平成20年10月末までに町の最終的な意向を確認したい旨の依頼があり、8月末ころまでに出される不動産鑑定評価の結果を待ち、町としての方向性を検討することで協議を終了していたところでありますが、最近の情報では不動産鑑定評価がおくれており、結果が出るのは9月末ごろになるとのことであります。このため、売却価格が示されていない現状であり、検討に至っておりません。おおよその鑑定結果が出ましたら、正式通知の前に情報をいただくことをお願いしており、早期に結論を出せるよう進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。ご質問3点目の公営住宅マスタープランの計画変更の考えについてでありますが、住宅マスタープラン・公営住宅ストック活用計画では、雇用促進住宅については借家住宅のうち町営住宅とともに公的借家として位置づけしております。したがいまして、雇用促進住宅がなくなりますと、持ち家並びに民間借家住宅等の状況の推移にもよりますが、現在計画の町営住宅の必要戸数に影響が出るものと思われます。町営住宅整備計画では、目標年次である平成28年度までに430戸を必要としておりますので、雇用促進住宅80戸を合わせますと510戸の公的借家となります。このたび雇用・能力開発機構が示した方針のとおり売却先がなく、雇用促進住宅が廃止処分となりますと、公営住宅マスタープランの見直しが必要と考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。4点目の入居者に対する情報提供についてお答えをいたします。既に退去を迫られております入居者にとっては、行き先のない状況の中で不安を抱えていることは十分察しているところであります。本町といたしましては、まだ検討する材料が出そろっていない状況での情報提供については、混乱や不安を助長することになりますので、控えているのが実情であります。なお、公営住宅、民間アパートなどのあき状況については、個人または勤め先、もしくは財団法人雇用振興協会の要請があり次第、情報提供していきたいと思っておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上、船本議員の答弁とさせていただきます。

質問 8番 船本秀雄

1点目と2点目を一括お答えをいただきましたので、その辺から質問をさせていただきます。これまで平成11年、12年、13年、17年、19年、それぞれ国の方針についての説明と譲渡についての打診があったが、購入できない旨回答されている。これは、内部で十分検討されてのことだと思いますが、しかし今年の7月、8月に再度打診があり、10月までに羽幌町として購入する考えがあるのかどうかの最終的な意思の確認を求められています。しかし、町としては価格が示されなければ検討できない。その価格は、不動産鑑定評価のおくれから9月ごろになると。それから検討し、結論を出すというお答えでありますが、その価格によっては購入する考えがあるのか、そう理解してよろしいでしょうか、まずお答えください。

答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)

現実問題としてさまざまな提示だとか、はっきりした数字が出てきた中で、その内容を精査しながら、また今後の維持管理等も含めた中での数字だとか細かなものを精査しなければならないというふうに思っております。その結果で、またいま一度判断をしたいというふうに思っております。

質問 8番 船本秀雄

価格が示されていない中で検討できないというのは理解できないこともありませんけれども、価格が出る前に検討する課題があるのではないでしょうか。現在政策推進課、商工観光課、町民課の3課が窓口になって、それぞれ対応されているようでございますけれども、窓口は一本にして、検討委員会的な中で、例えば推定価格を何例か出し、収入とのシミュレーションを行うなど、検討する時期ではないかと思います。羽幌町では、既に他町村の事例の情報をたくさん得ていると思いますが、私が得た情報では、条件を満たせば鑑定評価の5割が減額、さらに地域住宅交付金制度の活用もできるわけであります。鑑定評価の2分の1の額とした場合、推定で6,000万から7,000万であると思います。さて、羽幌町も民間も購入しなければ、平成22年7月までには全世帯が撤去し、平成23年に解体する意向であると言われています。解体費用も推定で七、八千万だろうと言われておりますが、このことは町のほうが私よりも数多くの情報を持っていると思います。そうしますと、鑑定評価の2分の1価格から解体費用を減額してもらうなど、粘り強く交渉を続けていただきたい。ちょっと余談になりますけれども、かつての営林署の跡地を購入した際、解体費用は減額しないと、大変強い態度で対応されました。しかし、数は忘れましたけれども、10回くらいの交渉を行ったと思います。その結果、地域の事情を考慮し、最終的に減額していただいたという経緯があります。同じとは申しませんけれども、ぜひ参考にしていただきたい。雇用促進住宅は、雇用保険を財源に建設された国民の財産であります。解体費用も税金であることを強く訴え、粘り強く交渉していただきたいということを申し述べ、3点目の質問に入らせていただきます。雇用促進住宅が廃止処分となると、公営住宅マスタープランの見直しが必要だとお答えをいただきました。住宅マスタープラン・公営住宅ストック活用計画では、雇用促進住宅については町営住宅とともに公的借家として位置づけされております。雇用促進住宅が廃止になりますと、現在計画の町営住宅の必要戸数に影響が出るのは事実であります。また、現在計画の町営住宅は、老朽化した公住の建て替えでありまして、雇用促進住宅の住民が入居できる余裕はないと思います。しかし、雇用促進住宅は公的借家であります。現在雇用促進住宅の入居者が住宅相談に行っても、一般と同様の対応をされたと、羽幌町は非常に冷たいというご意見を伺いました。先ほど1、2点でお答えをいただきましたが、早い時期から購入する意思がない旨回答していて、今になって雇用促進住宅が廃止になった場合、こういう公営住宅マスタープランの見直しが必要だということは、私はどうも理解できない。なぜもう少し早くに雇用促進住宅入居者の希望者あるいは一般入居希望者を含めて見直しを検討しなかったのか、まずこの点についてお答えください。

答弁 副町長 松本信裕(副町長は2009年3月まで)

船本議員にお答えいたします。朝日団地、これは再マスといいまして、実際に古い建物から出ていただいて入居と。そして、18年度から新たに地域住宅ということに変わりまして、その中では民間のアパートあるいは公的な賃貸住宅も含めまして考えるのが1つと、それから既存の公営住宅を、使えるものであれば改修して利用するというようなことで、以前の朝日団地のような枠が外されまして、その地域で計画を立てていただくというようなことでやってきました。その中で、今支障を来すというのは、この地域住宅のときの、果たして民間アパート、公的賃貸住宅、これがどのぐらいの数があるかということを想定しながら今後の住宅政策というものをつくっております。その中で、今議員が言ったように、そのときの数字には、購入をしないかということなのですが、30年後、当時平成30年というようなこともありまして、そういうような時期もありましたから、うちのほうではそれを存続するという計画が当時ありまして、それで計画にはその数が入っていると、今の促進住宅の数ですね。それがこのように前倒しがありまして、買わなければ壊しますといった場合、議員は一般と同じような扱いで冷たいということなのですが、今朝日団地の入居希望というか公営住宅の入居希望者、多数おります。その中で優先順位をつけていただきながら、選考委員会で入居者を決めていただいているわけですけれども、そういう中で特別、今40戸ぐらいおりまして、そのうち普通の契約ですか、借家契約で入っている方も二十何人おられると思うのです。そういう人を受け入れるという態勢には今のところないということをご理解いただきたいと思います。

質問 8番 船本秀雄

どちらにしても、今公営住宅の、平成19年度の資料しか私持っておりませんけれども、朝日団地、北4条団地、この募集をして、その募集広告が2戸ぐらいしかなくても応募戸数が20件から多いときで37件ある。こういうような状況になっているのが現状であります。ですから、こういうものも含めて、私はこうやってずっと何回も何回も羽幌町としては購入しないよという形で来た段階で何らかのアクションを起こしてもよかったのではないかと、この住宅のマスタープランをですね、という気持ちでいっぱいなのです。今回もいろいろとお話を聞かせてもらって、その前にも役場でも聞かせていただいたのですが、どうも各課がばらばらなものですから、それぞれの情報が1つになっていないと。ですから、当然入居者の方が相談に来ても、住宅係のほうでやっぱり一般的な対応しかしていただけないと。本当に今40世帯、87名の方々が毎日不安を抱えて暮らしているわけなのです。ですから、私質問し、お答えをいただきました。余り情報のない中でそういう情報提供するということは、混乱や不安を助長することになるというからやっていないのだと。私は、こういう問題でないと思うのです。やっぱり雇用促進住宅の入居者も羽幌町の住民なのです。まして公営住宅、雇用促進住宅というのは、先ほど町長からも言っておりましたけれども、公的借家という位置づけをこのマスタープランの中でしているというお答えもいただきました。私は、本当にこういう40世帯、87名の世帯の人たちが苦しんでいるときに、やはり真剣になって相談を受ける場所をつくるべきではないかと、このように思いますので、私は2点目で私の意見を述べましたけれども、価格が出る前に検討すること、対応しなければならないことが数多くあろうと思います。速急に窓口を一本化して、いろんな課題、対応に取り組んでいただきたいことを要望し、次の4点目の質問に移ります。検討する材料が出そろっていない状況での情報提供は混乱を助長することになるから控えているというお答えをいただきましたけれども、町長、私はこの言葉に、実は自分の耳を疑いました。今雇用促進住宅の住民、先ほど申し上げましたけれども、40世帯、87名はどんな思いで毎日を暮らしているとお思いですか。早くから意思がないと決断されたのであれば、なぜ早い時期から住宅対策をしなかったのか。既に来年の1月に退去しなければならない入居者が2世帯おります。冬になっての引っ越しは厳しい。できれば12月中に住宅が見つかればよいと思っているようですが、いまだに入居先が見つかっておりません。その後も随時契約期間満了の住民は退去しなければなりません。そして、平成22年7月までには全世帯が撤去しなければならないのであります。入居者の住民は、毎日住宅不安を抱えながら暮らしている状況であります。今こそ舟橋町長の強いリーダーシップのもとに、全職員の知恵とアイデアで速急に入居者に対応できる体制に取り組んでいただくよう強く要望し、最後に町長のお考えをお聞きします。

答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)

船本議員から今入居者が置かれている立場ということでの不安感等を含めながらお話しいただきました。確かに今安定的に安心して住める住宅があるという中で、今後その保障がないという状況の中では大変な思いをしているのかなというふうに思います。質問の中でも横の各課の連携がなされていないがために、一つの方向が定まっていないのでないかというようなご指摘もございました。入居者の方々の心情を思いながら、いま一度課内での、庁舎内での連携を強くしながら対応に努めていきたいというふうに思います。

質問 8番 船本秀雄

最後と言いましたけれども、時間見たらまだ時間がありますので、もう少し議論させていただきたいなと思います。まだ価格が出ない。まず、価格が出てから検討に入るということでありますけれども、実は常任委員会のほうでもこの内容について現状説明をしてほしいということを申し上げておりましたけれども、いまだにそういう現状説明もないうちに新聞報道されていました。報道されましてから、大部分はわかりましたので、いまだにそうなっておりますけれども、できるだけ常任委員会なり議員説明会の中で情報を提供するというか、そういうような方法をやっていただきたいと思うのですが、いかがなものでしょうか。

答弁 政策推進課長 鈴木典生(政策推進課長は2009年3月まで)

先ほど町長の答弁にございましたとおり、今月の早い段階に情報がいただけると思うのです。そのほかにいろんな情報が今入っていますので、うちのほうも事務的にはある程度試算もしてございます。その情報を、ある程度はっきりした段階で委員会のほうにご説明したいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

出典:羽幌町議会 平成20年第7回定例会 2008年9月17日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる