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羽幌町議会 平成19年第3回定例会 2007年6月20日

高校再編による対応について

2007年6月20日、羽幌町議会の一般質問で、蒔田光子議員が「高校再編による対応について」質問し、教育長 山本孝雄、学校管理課長 品野万亀弥、町長 舟橋泰博が答弁しました。

質問者
蒔田光子 議員
答弁者
教育長 山本孝雄、学校管理課長 品野万亀弥、町長 舟橋泰博

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 1番 蒔田光子

私より高校再編による対応についてお伺いいたします。北海道教育委員会は、去る6月5日、2008年度から3年間の公立高校再編策の具体的な配置計画案を公表しました。それによると、11校の募集停止、9校の統廃合、13校を対象とする地域キャンパス校の導入など、極めて厳しい内容であります。道教委は、この計画案を教育関係者や父母らの意見を聞く検討協議会を開き、9月上旬ごろまでには最終決定したいとの意向を示しております。一方、昨年8月に示した新たな高校教育に関する指針、1、1学年3学級以下の高校は近隣校と再編する、2、生徒数が1学年20人を割り、増加の見込みのない場合は統廃合するの基準が生きています。このたび再編案では、羽幌高校は対象外とはなったものの、今年の進学数、今後の中学校卒業生徒数などから見たとき、極めて厳しいものを感じます。そこで、進学希望者数をふやすために、地元中学校を初め、周辺中学校への呼びかけ並びに特色ある高校づくりの支援に積極的に取り組んでいく必要があると考えますが、教育長のお考えをお伺いいたします。

答弁 教育長 山本孝雄(教育長は2011年3月まで)

蒔田議員のご質問にお答えいたします。北海道教育委員会は、先般平成20年度から22年度までの間の公立高等学校配置計画案を公表いたしました。その内容につきましては、蒔田議員ご指摘のとおり厳しい内容となっております。既にご承知のことと存じますが、留萌管内の状況につきましては、増毛高校が平成21年度から募集停止、また苫前商業高校につきましては平成20年度から、天塩高校につきましては平成21年度から留萌高校をセンター校とする地域キャンパス校の導入が示されたところでございます。羽幌高校につきましては、今回示された配置計画の中で再編等の対象にはなっておりませんが、本年度の入学状況や今後の中学校卒業予定者等の状況を見ても厳しい状況にあることは議員ご指摘のとおりでございます。現在の羽幌高校在学生の出身中学校を見ますと、羽幌中学校、苫前中学校、古丹別中学校、初山別中学校及び豊岬中学校卒業者がほとんどであり、この中部3町村以外からの入学者はほとんどいない状況であります。逆に言いますと、羽幌高校がこの地域の地元中学校卒業生にとっては進路選択を考える上で、申し上げるまでもなく大変大きな存在だと言えると思います。中部3町村の今後の各中学校の卒業予定者につきましては、今後も減少傾向にあることは事実であり、平成20年以降5年間を見ましても3町村合わせた中学校卒業生1学年を平均しますと105人前後と推計されております。ご質問にあります地元高校への進学希望者をふやすために、地元中学校を初め、周辺中学校への呼びかけや特色ある高校づくりへの支援など、可能なものから取り組む必要があると考えております。特に地元羽幌中学校と羽幌高校とがなお一層密接な連携と情報の交換などを行い、羽幌高校の特徴的な教育内容や就職、進学等の状況についてのきめ細かな情報を進路指導等において生かしていただき、一人でも多くの生徒が羽幌高校への進学を希望していただくための効果的な方策の一つとなるよう努めていきたいと考えております。教育委員会といたしましては、ご理解を得た中で早い時期にそのような場や環境づくりに努めてまいる考えでおりますので、ご理解を賜りたいと存じます。また、羽幌高校は道立高校でありますことから、いろいろ制約もありますが、教育委員会として可能なものにつきましては、今後ともできるだけの支援と協力をしていきたいと考えております。羽幌高校におきましても、なお一層魅力ある学校づくりに励んでいただくとともに、現在行っている「羽高だより」や羽高PTA広報紙「潮路」の町内回覧を初めとして、学校情報を積極的に地域へ発信していただきたいと考えており、学校、地域が一体となった活動が最も重要であると考えております。羽幌町といたしましては、高校配置については郡部の地理的条件、通学の困難性など地域の実情を考慮し、教育の機会均等を図っていただくよう今後もあらゆる機会を通じて意見反映していきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上、蒔田議員の答弁とさせていただきます。

再質問 1番 蒔田光子

では、再質問させていただきます。教育委員会側といたしまして、もっと具体案がきっと何点かあるのではないかなと推測していたところなのですが、残念ながら答弁書の中にはそれが見当たりませんでした。私の方からもう一度具体的に今の回答を読んで、お聞かせ願いたいと思います。道立高等学校であるから、いろいろな制約があると答弁書の中にはあったのですが、町民が地元の高校により充実を願い、支援をしていただくことに具体的にどんな制約があるのかお教え願います。

答弁 学校管理課長 品野万亀弥(学校管理課長は2007年12月まで)

それでは、お答えいたします。現在羽幌町が単独で羽幌高等学校へ補助、援助、支援をしている部分につきまして申し上げたいと思います。まず、1点目が羽幌高等学校振興会という組織がございます。その組織は、生徒の体育、文化への援助、その他教育活動の振興を図るために必要な事業ということで、その振興会への援助で平成19年度で、年々減少しておりますが、70万予算措置をし、援助をしようとしております。それと、スクールバスの支援ということで、総合的学習ということで授業がありますけれども、年度によって違いますけれども、年間20回から30回程度スクールバスを出して、そういう支援をしております。それと、先ほど教育長の答弁にもありますとおり機関紙の町内回覧の支援ということで「羽高だより」、それと羽高のPTAの「潮路」の町内回覧につきましても年間必要の都度そういう支援をしております。それと、制約の部分でいきますと、明らかに今ここで答えることはできませんが、直接授業にかかわるものにつきまして、町が道立高校に対する部分につきましては問題があるというふうに理解をしております。

再質問 1番 蒔田光子

その辺、私といたしましてはちょっと理解がしにくいところなのですが、確かに道立高校には間違いないのですけれども、この地域にあっては本当に大切な高校であると、町民皆さん思うところだと思うのですけれども、ちなみに平成19年度、今年羽幌高校に入学した子供が中学校別でいくと羽幌中学から、今年卒業生が62名いるのですけれども、30名、それから苫前中学から3名、初山別中学から6名、古丹別から4名、豊岬から3名、遠別から1名と、合計47名と伺いました。こういう状況の中で、どうして羽幌中学が62名の卒業生がいる中で30名しか行くことをしなかったのかなと考えたのですけれども、伺うところによると羽幌高校の学校紹介のとき、年間1回だけ進学のときに父母と子供たちを対象に説明会が行われるということなのですけれども、そのほかに中学校と高校の交流、先生方の交流、また子供たち……子供たちの交流って部活で若干あるところがあると思いますけれども、そのほかに何か具体的に教育委員会の方から積極的に中学校の方に高校の情報を伝える、そういうことをなさっていますか。

答弁 学校管理課長 品野万亀弥(学校管理課長は2007年12月まで)

直接現時点で教育委員会が中に入って、羽幌高校の概要だとか、特徴ある教育の内容だとかという部分で示している部分はございません。そういうことで、先ほど教育長が答弁しましたとおり、学校単位では今までもある程度規定の中での交流を行っておりますが、綿密な部分という部分は相当少なかったというふうに理解をしております。そういうことで、地元の羽幌高校、そして地元の羽幌中学校が今蒔田議員おっしゃいましたとおり、62名の卒業生のうち半数弱しか羽幌高校に行っていないというような状況がございますので、さらに羽幌中学校と羽幌高校が連携をして、そういう部分で羽幌中学校が大学等への進路相談を受けたときに、そういう羽幌高校と連携、常に情報交換をしていただいて、つぶさに羽幌高校の内容を説明できるような、そういう体制をつくっていただきたいと思っておりますし、両校のそういう了解が得られれば教育委員会が音頭をとりまして、そういう場を設けたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

再質問 1番 蒔田光子

ぜひそのようにしていただきたいと思います。というのは、羽幌高校、私たまたま校長先生とお会いする機会がございまして伺ったところ、積極的にいかにその地域に根差した高校をつくり上げていこうということで、いろんな手だてを講じているそうなのです。それで、就職率にしても進学率にしてもかなり頑張っているという状況の中で、それが羽幌中学校の子供たち、またPTA、それから先生方にも十分に伝わっていないように感じました。ですので、ぜひ積極的に教育委員会の方から音頭をとっていただいて、中学校さん、高校のパイプ役になっていただきたいと思っております。また、各行政地区では、少しでも多くの子供たちに自分の地元の高校に来ていただきたいということで、遠方から来ている子供たちに対しては財政面でも支援している地域もあるのです。そういうことについて、今実際遠別から1人羽幌高校に通っている子もおりますが、財政的な支援とか、そういうことのお考えはございませんか。

答弁 学校管理課長 品野万亀弥(学校管理課長は2007年12月まで)

その点も羽幌高校以外で支援をしている部分でいきますと、例えば自前で寮を建てて、そこにそういう援助をして地元の学校に通ってもらう、あるいは下宿等をどこか仲介して、そういう下宿を紹介すると、それとあとは交通費等についても大きな援助をするというような形で多分やっているのだろうと思います。そういうことで、そういう方法もございますけれども、長期的に見るとそういう部分が抜本的に子供たちが定着してふえていくかという部分にはならないと思います。基本的には、先ほど申し上げました地元の中学校と高校が連携した中できめ細かな指導をやっていく。そして、羽幌高校については自前で努力をして、学力のアップあるいはクラブ活動で優秀な成績をおさめるというか、そういう特徴的な羽幌高校を全道的に発信していくような、そういう力をつけなければ抜本的にそういう解決にならないと思いますので、そういう本当に基本的なインフラの部分の整備について一生懸命教育委員会として支援をしてまいりたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

再質問 1番 蒔田光子

確かに高校さんの努力ということは、もちろん大切かもしれませんが、その努力を地域ではやっぱり理解して、中学校の子供たち、PTA、そして先生方に伝えていくのが教育委員会の仕事ではないかなと私は感じております。このたび配置計画の対象とはならなかったのですが、きっと数年後にはやはり大変な問題がまた起きてくると思うのです。その事前の対策として、今から手を打っていかなければならないところがたくさんあると思っております。基本的にやっぱり羽幌高校がいいよという、そういうふうに子供たちの意思を向かわせるためにも、小中学校時代から的確な学力を身につけてスポーツ、文化に親しむ子供たちを育てていく、羽幌の子供たちをどんな子供に育てていくのかということが私たちの責任であり、また教育委員会、教育長のお考えの中で進めていかなければならないことだと考えております。羽幌高校の発展のためには、発展というか、羽幌高校がこの地域に及ぼす影響は非常に大きいものと考えておりますので、羽幌高校の発展も羽幌町の発展も同時に進行していくものと考えております。知恵を出し合って、いい学校、いい町づくりをしていきたいと考えておりますが、済みません、町長のご意見をお聞かせください。

答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)

蒔田議員の高校再編への対応ということでのご質問、教育部局の答弁が中心でございましたけれども、やはり今最後に総論的に申し上げられたいわゆる羽幌の町づくり、やはりこの地域から学校が一つ統廃合によって大きな変化をするというようなことがなされるのであれば大変な打撃でもありますし、地域の今後の町づくりという観点からも大変なことであります。教育長答弁、また課長の答弁がありましたので、私の方からは申し上げませんが、いわゆる中学校と高校との連携の中で羽幌高校の魅力というものを大いに発信していかなければならないというふうに考えております。行政として支援できる部分、協力できる部分は、どんどんしていきたいというふうにも思っておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

再質問 1番 蒔田光子

私たち地域に住む者は、いろんな立場から羽幌高校のすばらしさを伝えていきたいし、また側面的にいろんな部分で応援していきたいと皆さん感じていらっしゃるし、やっていらっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。どうぞ教育委員会ももっともっと積極的に羽幌中学校と羽幌高校のパイプ役になって、いい情報が交換できるように働きかけてください。以上です。

出典:羽幌町議会 平成19年第3回定例会 2007年6月20日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる