みんなの議会

羽幌町議会 平成18年第7回定例会 2006年12月14日

次世代を担う子供たちの出生を支援する助成金の支給について

2006年12月14日、羽幌町議会の一般質問で、蒔田光子議員が「次世代を担う子供たちの出生を支援する助成金の支給について」質問し、町長 舟橋泰博が答弁しました。

質問者
蒔田光子 議員
答弁者
町長 舟橋泰博

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 12番 蒔田光子

では、私は、次世代を担う子供たちの出生を支援する助成金の支給についてお伺いいたします。道立羽幌病院の出産の取り扱いが平成18年10月より行われないことになり、留萌市立病院、旭川または札幌での出産が余儀なくなってまいりました。夏の間でも留萌、旭川までと言えば1時間もしくは2時間半かかります。ましてこの冬期間、悪天候、悪路の中、最寄りの病院までの道中の不安は察して余りあるものがございます。そこで、出産予定の二、三日前から産院のある地に宿泊し、無事出産に臨めるようホテルなどで待機するための宿泊費など、出生を支援する助成金制度をつくり、母子ともに健やかで安全な出産をサポートする考えがあるかないか、お伺いいたします。

答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)

蒔田議員のご質問にお答えをいたします。議員お話しのとおり、道立羽幌病院における分娩の取り扱いが平成18年10月から、札幌医科大学からの産婦人科医師派遣が中止となったことによりまして、本町における分娩が困難となったところであります。議員ご指摘のように、毎年約50人ほどの妊産婦さんが今後留萌市、旭川市、札幌市などでの分娩を余儀なくされることとなり、通院や分娩のための交通費負担や冬期間における不安ははかり知れないものがあります。現在出産に伴う制度では、国民健康保険被保険者は出産育児一時金として35万円が支給され、ほかの保険組合被保険者においても同様の制度が運用されております。道内市町村の施策では、道保健福祉部の情報によりますと、利尻町で通院、分娩に伴う妊産婦及び付添人に対するフェリー運賃の割引、根室市で分娩に伴う入院、退院時における妊産婦及び付添人に対する交通費の一部助成制度が確認されているのみであります。本町同様に各市町村においても分娩の問題を抱えておりますが、助成等に伴う財政負担の問題や、分娩のみならず近隣病院に診療科がない場合の患者への支援など、住民が不公平感を抱かない制度とするためには十分な検討が必要と考えます。今後財政負担を含めて、助成制度の実施が可能かどうか検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上、答弁とさせていただきます。

質問 12番 蒔田光子

今まで私たち、高野議員、金木議員と一緒に道立病院の小児科医の常駐を求める会とか、今また違った取り組みをしているのですけれども、その機会を得て、私たちは道の道立病院管理局の高橋局長さんにもお会いしてきています。その中で、高橋局長さんも、今の現状は自分たちも本当に東奔西走しているのだけれども、現実お医者さんがいらっしゃらないということで、地域も守りたいし、大学病院のお医者さんたちの状況もよくわかると、そういう中であって今自分たちがどうしたらいいかということを検討している真っ最中なのだというお話を伺いました。私たちも、道立病院が新しくできて、LDといって陣痛と分娩が一緒の部屋でできるという、画期的なのですけれども、そういう部屋も見せていただきました。あそこで取り上げていただいた子供は何人いるのでしょうかと思います。とてももったいないと感じるのです。それで、道立病院の奥院長先生のお話を伺ったときも、こういう状況はいつまでも続くわけではないと思う。きっといい打開策が今生まれてくると思うから、当座の間だけ皆さんにご協力をいただくことになると思いますという話も伺いました。でも、現実、今60人の妊産婦の方たちが留萌、旭川、札幌まで行く冬期間の道、この前出産したばかりの方に伺ったらば、留萌あたりのお医者さんでしたら陣痛がきてから病院に来てくださいという状況なのです。留萌まで行くといったら、大体50分か1時間、ちょっと天候が悪かったら1時間ちょっとかかるかと思うのですけれども、そういう状況の中で、吹雪、悪路の中でその不安たるやすごいと思うのです。行くときどうやって行ったのって聞いたら、ご主人も休んで行ってくださったし、それからタオルケットとか毛布とか、万が一車の中でお産ということになったらどう対応しようかということも考えながら準備して行ったのだよという話を聞いたときに、私なんか幸せだったなと思うのは、私が子供を授かって、産ませていただいた昭和48年ぐらいのときは道立病院はスタッフが全員そろっていて、私も大変なお産だったのですけれども、皆さんに助けていただいたという状況があるのです。大変好運なときに出産ができて幸せだったと思います。でも、今現在の若い人たちが、みんなで子育てをしようと、そして少子化に何かお手伝いができないかって考えているときに、今のこの現状、あんな立派なLDの部屋がありながら出産ができないという状況、本当にほぞをかむような悔しい思いでいるのですけれども、タオルとかタオルケットを持って万が一のときに備えて行っていますという話を聞いたときに、これが予定日より1日か2日前にでも、どこか宿泊施設を借りてお産に臨めるなら、本当にみんなが安心していられるなと思ったわけなのです。道の管理局に行ったときに、札幌の医大でも北大でもファミリーサポートハウスというのがあるのです。そういうところで待機させていただいて、そこでお産することもできますよねというお話をしたときに、管理局の高橋局長はそこの維持管理が大変なのですと、その家を持つことがすごく大変で、どこの病院も困っているはずですと、それよりも今素泊まりだったら割と安いお金で宿泊できるホテルなんかがたくさんありますよねと、そちらのご利用の方が病院に近いところを選ぶことができるし、その方がずっと楽なのではないですかというお話を伺いました。そういう意味で、何とか子育て支援というか、今若いお母さんたちに、確かに費用としたら国保から35万円ほど、30万円から35万円になったのですけれども、出産に当たってのお金が出ることになっているのです。でも、実際旭川とか札幌、留萌に通うときの交通費、それから健診費なのです。出産には必ず35万円はかかるのです。そのほかに、健診にはトータルできっと五、六万円かかると思います、そのほかのいろいろな健診で。とにかく給料の少ない若い人たちで今子供を持って育てようと思っている人たちの費用を少しでも応援してあげたいなという思いで、2日前でも3日前でも前泊のホテル分の一部を助成してあげることはできないかなと思って今回のこういう質問をさせていただいたのですけれども、町長はどのようにお考えですか。

答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)

今回の質問通告の中で、何度となく読み返しながら、議員が望む形というものを自分なりに感じ取って、先ほど答弁をさせていただきました。私の身の回りにも最近出産を済ませた方がおりまして、いろいろなお話を聞きました。やはり身近なところで病院に通えない、またもしものことを考えるということで、産科の現状、道立病院の現状というものを相当憂えておりましたけれども、何とか無事出産、留萌だったと思いますけれども、終えることができました。今議員がお話しされたこと、全くそのとおりでございます。ただ、答弁の中でも、何度となく読み返していただいたと思いますけれども、過去にもさまざまな診療の中で命にもかかわるいろいろな問題が病気としてはあるわけでございまして、そんな中でさまざまな補助、支援ができないだろうかという論議もありました。今回も答弁書の中に書かれておりますとおり、子供たち、この世の中に生まれてきた小さな芽、それを育てていくためには本当に安心したところで安全に出産を迎えていただきたいというのはやまやまでございますけれども、その辺の制度の均衡とでも申しますか、考え方の均衡とでも申しますか、そんなところで行政としての取り組みに少し検討を要するということがございます。もうご存じかと思いますけれども、私も私なりに国の考え方、北海道の考え方とかをいろいろ探ってみたところであります。ご存じかと思いますけれども、次年度予算の要求の中で厚生労働省の方から、離島を含む医療にかかわるためのさまざまな、受診する不利な地域とでも申しますか、産婦人科でいうならば近隣にないとか、さまざまな条件がありますけれども、そんなところで予算要求がなされております。それが通るか通らないかは別問題なのですけれども、その考え方だとかというのも、国家予算ですから、やはりその流れとしては道なり町村なりに応分の負担というのも来るのかなというふうに思いますけれども、結果はまだわかりません。わかりませんけれども、厚生労働省の考え方としてはある程度理解をしているところでもございます。このことについても、産科のみならず、ほかの診療科についても同じような考え方をとっているみたいです。医療過疎というか、医療の今の現状というものの問題が大きいということだというふうに私どもとらえておりますけれども、そんな流れがあるということもございまして、ここでする、しないということにはなりませんけれども、そういう現状を見ながら、そういう考え方を我が町にも取り込みながら慎重に今検討しているところでございます。議員の方からの今回の質問は出産ということを特定して言ってきておりますけれども、広い意味で部内の方で慎重に論議しているところでございます。

質問 12番 蒔田光子

どの病気も、もちろんそれは大切なことだし、願わくはみんなに公平に行き渡ることが一番うれしいことかと思うのですけれども、子育て支援ということを私は強く言いたいのです。次代を担う子供たちがいてこそ、初めて次から次と人間の連鎖が続くのではないかなと思います。ですから、子育て支援を私は応援したいと自分では思っているのですけれども、いろんな町村でいろんな対応の仕方があって、いろいろ調べてみましたら、子宝お祝金とかといって、これは少子化対策なのでしょうけれども、第3子目からは30万円上げますよとか20万円上げますよとかという話なのですけれども、今は第3子なんて産む方が少ない中で、それはどうなのかなと思ったりもしますし、私は1番目の子であろうと2番目の子であろうと3番目の子であろうと、この地域でお産をするときにはこれだけのリスクをしょってお産をしなくてはならないなと。それでも若い人たちが授かった赤ちゃんを産もうと頑張っているところを何とか応援してあげたいという思いなのです。ですから、町長の予算要求が獲得できて、子育て支援、お産のときの一助になればいいかなと思いますけれども、基本的にはこれはきっと国や道でもっと率先してやらなくてはならないことだと思うのですけれども、羽幌の町から手を挙げて、こんなことやっていますということを発信して、これを全道とか全国に広めることができたらもっといいかなと思っています。いかがでしょうか。

答弁 町長 舟橋泰博(町長は2014年9月まで)

今の言葉の中で誤解しているのかなと思います。先ほど言った予算要求というのは、私が要求しているわけではなくて厚生労働省の中で国家予算として要求しているということです。要するに、国も医療過疎だとかさまざまな状況を考えながら、産科のみならずいろいろな診療、病院へ通う方々のことを考えながら、そういう制度をということで厚生労働省が国家予算として要求しているという今の姿、19年度予算への要求です。そういう姿が今見えてきているということが情報で入ってきていますので、それをちょっとお話ししただけです。それを確認しておいて、今の議員のご質問ですけれども、私ここで2人で論議しながらどうこうというあれはございませんけれども、子育て支援という観点から出生について応援すべきだということだと思いますけれども、その分野だけをとらえて子育て支援、ほかの形も子育て支援ってあるのでないか、ソフトもハードもいろんなことを含めながらあるというのが我々内部的な論議でもありますし、この部分について今ということになっても、やはり慎重にならざるを得ないというふうに思います。原課、またいろいろな機関等の中で、子育て支援という大枠の中では否定する何物もございません。私自身の考え方としてはありません。産科という特定されたものについて子育て支援としてということに関しては、決定をちょっと慎重にならざるを得ないという今の私の考え方ですので、ご理解をいただきたいというふうに思います。

質問 12番 蒔田光子

町長のお考えもよくわかります。でも、出産にかかわる費用、先ほども言いましたけれども、今は少なくとも40万から50万かかります。そういう中で、若い人たちが何とかそのお金を、今はお産した後にすぐ35万円というお金が支給されますから、本人の負担はないと思うのですけれども、そのほかにもお産にかかわること、診察にかかわることで15万ぐらいかかって、そのほかにもろもろの準備があると思うのです。そういう中での不安、事前に行って泊まることができてその不安が解消されるならば、出産を迎える人たちにとっては力になるかと思いますので、ぜひ今後ともご検討くださいますようにお願いいたします。以上でいいです。

出典:羽幌町議会 平成18年第7回定例会 2006年12月14日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる