みんなの議会

古平町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月14日

廃屋の対処について

2013年3月14日、古平町議会の一般質問で、中村光広議員が「廃屋の対処について」質問し、町長 本間順司が答弁しました。

質問者
中村光広 議員
答弁者
町長 本間順司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 中村光広

このたび町長の執行方針になかったようですので、前にも一般質問で上がったことはあるとは思いますが、改めてお伺いいたします。空き家、廃屋の対処についてということでお聞きしたいと思います。現在古平町を見渡すに当たって、放置されて荒れ果てたような廃屋も見受けられます。倒壊する、あるいは火災が起きる、犯罪の誘発との危険、あと夏場には雑草、冬場には積雪と、落雪の被害、そういったものも考えられます。あるいは害虫、ネズミ等の発生等も考えられるわけでありまして、生活状況の変化により町内に空き家、廃屋が目立つようになり、今後もふえていくことが予想されます。以上の点について、1から4まで質問を上げてみました。1、町内の空き家、廃屋の場所、状況については把握されているでしょうか。2、空き家から廃屋化する前に、その予防策は考えられているでしょうか。3、廃屋を解消する策などは考えておられるでしょうか。4、倒壊などの危険がある場合の緊急時の対応についてはどのように考えておられるでしょうか。以上、お伺いいたします。

答弁 町長 本間順司(町長は2017年3月まで)

中村議員の一般質問にお答えいたします。まず、1点目の町内の空き家の実態把握をしているかということでございますけれども、昨年の2月に実施した調査をもとに台帳を作成いたしてございます。それをもって管理しているということでございまして、内容的にはまだ十分とは申し上げられませんが、苦情があった場合には町外の所有者あるいは管理されている方に連絡をとりまして、それらを活用しながら現在まで来ているというところでございます。それから、2点目の空き家から廃屋化する前にその要望策は考えられているのでしょうかということでございまして、その3点目の廃屋を解消する策などは考えておられるでしょうかということで、同じような質問でございますので、あわせてお答えいたしたいと思います。空き家、廃屋につきましては、議員ご承知のとおり、個人の財産権ということで、憲法問題、法律問題をはらんでございます。行政としては直接手を下せないということで、大変難しい問題だということで今盛んにそのことについても国全体で取り組んでいるということでございます。ただ、いずれにしても国のみではどうすることもならないということで、ある程度自治体の仕事だということで各自治体も苦慮しているところでございます。先進市町村の取り組み事例として、ご承知のとおり条例を制定しながらやっているところもございます。建物所有者へ適正管理を義務づけたり、行政には立入調査権、権利はございませんけれども、指導、助言、それから勧告、命令、代執行と、そういう権限を持たせながらやっているわけでございますけれども、その効果につきましては今のところよくわからないというのが実態でございます。平成24年度は、倒壊した家屋の所有者へ手紙や写真を送ることで、1軒につきましては取り壊し済みでございます。もう一軒につきましては、雪解けを待って取り壊す予定ということで伺っておりまして、ある程度はそういう手紙や写真を送ることで効果があったのではないかというふうに考えてございます。仮に連絡がつきましても、以前申し上げましたとおり、それこそ今取り壊すのに100万以上かかるということで、経済的な理由でなかなか対応できないというのがほとんどということで、その点につきましては大変苦慮しているところでございます。そんなことで、なかなか難しい問題だなというふうに思っております。それから、4番目の倒壊などの危険時の緊急対応をどう考えているかということでございます。不特定多数の住民が頻繁に利用する国道等の歩道や交差点あるいは学校付近の通学路での緊急事態で所有者に当事者能力がなかったり、あるいは所有者が不明という場合につきましては、行政のほうで、いわゆる民法でいう事務管理、または準委託行為として対処しなければならないというふうに考えておりまして、それをもとにしまして現在までそういう事例があった場合は対処してきているところでございます。その空き家解消の切り札というものはなかなか難しいということでございまして、新聞等でご承知のとおり、後志のモデル条例等を参考としながら条例制定を含め住民啓発等を進めてまいりたいというふうに考えておりますので、今後いろいろ議員の皆様にもご相談申し上げることがございますけれども、そういうことでご理解願いたいというふうに思っております。

質問 3番 中村光広

この問題については、非常に難しい問題であるということは把握しております。本当に行政のほうの努力というか、その所有者に対していろいろ指導、助言あるいは補助なりするなりして解決していかなければならないということを把握しておりますので、非常に難しい問題ではあります。先ほど2月に調査を一度行って台帳をつくったということでありましたが、年に何回ほど調査あるいはパトロール等を行って、その建物がどういう状況になっているのか、年々老朽化して危ない状況に放っておけばなっていくと思いますので、それを年に何回調査して、その台帳をどのように利用していくべきか。そういった方面を考えていかなくてはいけないと思います。あと、その建物なり土地なりを利用する方法、古平の場合はちょっと難しいかなと考えられますけれども、例えば空き家を住みたい人に貸すとか、そういった住宅をマッチングしたりとか、あるいはこれだけ除排雪が大変になっておりますので、空き地を雪の一時的な置き場所にするとか、そういった方策も考えていかなくてはならないと思いますが、その辺はいかがでしょうか。また、古平町独自で解決するのは無理ということであれば、国ですとかそういったところに要望を出すなりしていかなければいけないと思いますが、その辺はいかがお考えでしょうか。

答弁 町長 本間順司(町長は2017年3月まで)

この空き家の実態把握の台帳でございますけれども、昨年の2月でございますので、いろいろ先ほど申し上げましたとおり十分ではございません。まだまだそれにつけ足して、その資料をつくっていかなければならないというような段階でございますけれども、そういう何回というふうに区切って調査しているわけではございません。ただ、やはり現状は少しずつ変わっていくというようなことでございますので、これらにつきましては点検しながら加除していくというような状況でございます。議員おっしゃる、どのように利用するか否かも、それこそ解決した暁にはそういうふうな話し合いにもなろうかと思いますけれども、それを何ともできない状況ではそういう利用云々くんぬんという話にはなりません。要するにその所有者もわからない、管理者も誰かもわからない、それこそ相続人が誰かもわからない。仮にわかっていても、相続放棄しているというような事例もございまして、なかなかそれこそ前に進まないというのが実情でございます。ですから、それこそ古平の場合はある程度市街地が集中しているということで、他の町村から見れば本当にそういう廃屋があれば困った地域でございます。ある程度農村地帯であれば離れた地域で、周りにおうちのない、そういう地域で廃屋が見受けられますけれども、古平の場合は市街地で込んでいるところにそういううちがあるというようなことで大変苦慮している。そういうところを雪捨て場、雪置き場に利用したらというようなこともございますけれども、それはやはり先ほど申し上げましたとおり、物事の解決しない限りそういう時点までは達しないということでございます。それこそ国へ要望したとしても、国自体もそれこそ解決方法がないというのが実情でございまして、ある程度そういう地域で解決していくというのが我々に課せられた課題でありまして、そのために、それこそ後志管内でそういう協議会をつくりながら今物事を進めているということでございますので、ご理解願いたいと思います。

質問 3番 中村光広

今町長のほうから所有者がわからない、相続放棄をしている箇所もあるということでありましたが、そうであればそのままほったらかしにしておくような格好になってしまうと思うのです。そうではなくて、これだけ雪も多く倒壊するおそれがある、落雪のおそれもある、あるいは大風が吹けば建物の木材があちこちに飛び回るという危険性もある。だから、所有者がわからないとか相続放棄されている、そういう建物を壊れるまで放っておくということはできないので、やはり先ほどモデル条例というのができたということもありましたので、古平町としてもその条例に倣って、ある程度強制的にそれを撤去するなり何かに利用するなりするといった条例のようなものをこれからつくっていかなければいけないのではないかなと考えるわけですが、その辺いかがお考えでしょうか。これを最後にします。

答弁 町長 本間順司(町長は2017年3月まで)

ですから、先ほどから申し上げておりますとおり、後志管内におきましてもそういう協議会をつくりながら最善の方策を考えていくというのが今の置かれている状況でございまして、議員おっしゃいました、そういう壊れそうな、いわゆる他人に迷惑をかけるような建物等がありましたら、我々行政のほうで今まである程度許せる範囲内で対応してきているというのがこれまでの、それこそ町がやってきた方策でございますので、いつまでもそういうふうな状況は許されるべきものではないということでございまして、そういう危険性があるところにつきましては、やむなく町が肩がわりしながらやっていくというのが今の段階の対処の仕方でございますので、そのように対処してきていることを申し添えまして、ご理解願いたいというふうに思います。

出典:古平町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月14日 議事録 PDF(20ページ) 間違いを知らせる