富良野市議会 令和3年第3回定例会 2021年9月15日
へき地保育所の現状とあり方について
2021年9月15日、富良野市議会の一般質問で、後藤英知夫議員が「へき地保育所の現状とあり方について」質問し、教育委員会教育長 近内栄一、教育委員会教育部長 亀渕雅彦が答弁しました。
- 質問者
- 後藤英知夫 議員
- 答弁者
- 教育委員会教育長 近内栄一、教育委員会教育部長 亀渕雅彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 17番 後藤英知夫
-登壇-さきの通告に従い、順次、質問いたします。へき地保育所の現状とあり方について伺います。富良野市の人口は、昭和40年代をピークに徐々に減り始め、日本が人口減少社会に入ったことにより拍車がかかり、人口減少が現在の本市の大きな課題の一つともなっております。農家戸数の減少などもあり、農村地域においてはその傾向がより強く、高齢化とともに若者の減少と少子化が急速に進んでいるように感じます。山部中学校が富良野西中学校と統合となり、また、令和5年3月31日をもって布礼別小学校が閉校し、富良野東小学校と統合されることが決定されております。学校や保育所は、地域におけるコミュニティーの中心的役割を担っていることも多く、子供たちの減少がさまざまな影響を与え、さらなる人口の流出も懸念されるところです。本年第1回定例会における教育行政執行方針に対する代表質問でのへき地保育所の今後のあり方についての質問に対し、現状での運営を維持することが困難になった場合を見据え、保護者及び地域の代表者などによるへき地保育所の在り方検討会から提出された意見書をもとに、令和2年10月に策定した子どもたちにとって望ましい幼児教育・保育環境の確保に向けた指針に基づき、令和3年度から保護者及び地域との検討、協議を進めていくと答弁されております。共働き世帯も多い農村地域にとっては、地元で安心して子育てできる保育・教育環境としての保育所は不可欠と考えられ、へき地保育所の今後が憂慮されるところです。そこで、1点目に、現状について伺います。本市には、山部保育所、東山保育所、あおぞら保育所と三つのへき地保育所がありますが、近年の保育児童数の推移がどのようになっているのか、また、今後の見通しについてお聞きします。2点目に、へき地保育所の在り方検討会から提出された意見書の内容と、令和3年度から進めるとした保護者、地域との検討、協議の内容と進捗状況について、可能な限りお知らせください。3点目、教育委員会としてへき地保育所の将来のあり方をどのように見据えているのか、見解を伺い、1回目の質問といたします。
答弁 教育委員会教育長 近内栄一
-登壇-後藤議員の御質問にお答えいたします。へき地保育所の現状とあり方についての1点目、へき地保育所の現状についてでありますが、本市のへき地保育所につきましては、へき地における保育を必要とする幼児その他の児童の福祉の増進を目的として、入所させる児童の居住区域を設け、山部保育所、東山保育所、あおぞら保育所の3施設を設置しております。それぞれのへき地保育所の保育児童数の推移と居住区域での出生の状況による今後の保育児童数の見通しについてでありますが、山部保育所では、近年は20人前後で推移しており、令和3年度当初は24人の入所がありました。今後も20人以上の保育児童数で推移していくと推測しております。東山保育所では、令和元年度までは15人前後で推移しておりましたが、令和3年度当初では6人の入所となり、今後も6人前後の保育児童数になると推測しております。あおぞら保育所では、平成27年度の31人をピークに減少しており、令和3年度当初は6人の入所となりましたが、今後の見通しといたしましては、10人前後の保育児童数で推移していくと推測しているところであります。2点目の保護者、地域との検討、協議の進捗状況についてでありますが、令和元年度に設置した保護者及び地域の代表者などによるへき地保育所の在り方検討会の意見といたしましては、地域の保育ニーズに応えられる保育施設として、保育形態の移行による保育、預かり時間の延長、開所日の確保に努めること、給食提供の可能性を検討すること、地域在住の保育士資格者などの人材活用・確保に努めること、教育的観点から幼少接続が円滑にできる設置場所を検討すること、へき地保育所を廃止、統合する場合は、統合先の保育所までの交通手段を確保すること、これらを変更する場合には、保護者、地域と十分に協議し、合意形成の上で進めることとの内容がまとめられた意見書をいただきました。教育委員会では、意見書をもとに令和2年10月に策定した子どもたちにとって望ましい幼児教育・保育環境の確保に向けた指針に基づき、保育児童数の減少が進み、へき地保育所において、現状のままの幼児教育・保育を維持することが非常に困難になった場合を見据え、保育形態や保育場所など具体案を提示しながら、今後、保護者や地域との検討、協議を進めてまいります。3点目のへき地保育所の今後のあり方についてでありますが、本市では、農村地域にある少人数の保育所には、地域とのつながりの深さなど小規模ならではのよさがあると認識しているところであります。しかし、保育児童数が5人程度まで減少のへき地保育所につきましては、保育形態の見直しにより、地域に子供を預ける場所を確保することを念頭に置き、施設の運営に当たっては、地域在住の保育士資格を持つ人材の活用や地域の協力をいただきながら、子供たちが少人数であっても社会性を育むことができる環境づくりに努めてまいりたいと考えております。以上でございます。
質問 17番 後藤英知夫
いま、現状を最初にお聞きしました。その中では、東山保育所、あおぞら保育所に関しては、かなり、私の予想以上に減っているし、今後の増加も見込めないのかな、そのようにお聞きしましたし、山部保育所に関しては20人前後で推移しているということでありますので、そこそこいらっしゃるのかなというふうにお聞きいたしたところでございます。今回、いろいろな影響の中では、協議、検討というのはまだ余り進んでいないというような話も聞いていますけれども、保護者、地域と検討を今後進めていくという中で、保護者というのはわかりやすいのですけれども、地域というのはどのような方を想定されているのか、また、それは決まっていらっしゃるのか、それとも、前段で出てきましたへき地保育所の在り方検討会、そういうメンバーと重複するのか、その辺に関してお聞きしたいと思います。
答弁 教育委員会教育部長 亀渕雅彦(教育委員会教育部長は2023年3月まで)
後藤議員の再質問にお答えいたします。今後、地域、保護者との協議に入っていく場合、特に地域の方々の部分をどのように考えているかということでございますけれども、令和元年度に行いましたへき地保育所の在り方検討会の中にも、地域の代表ということで、それぞれ地域の振興会あるいは連絡協議会等々の代表の方々にも入っていただきました。ですので、今後、地域との協議を進めていくに当たりましては、それらの方々にもまたお話をさせていただく機会を設けながら進めていきたいというふうに思っております。以上です。
質問 17番 後藤英知夫
いまの話だと、予定はしていますけれども、まだはっきりとした委嘱とかそういうことはされていないということでよろしいのでしょうか。
答弁 教育委員会教育部長 亀渕雅彦(教育委員会教育部長は2023年3月まで)
後藤議員の再質問にお答えいたします。委嘱ということではなくて、地域の方々につきましては、その話し合いの場に一緒に参加していただくようなことを考えているところであります。以上です。
質問 17番 後藤英知夫
先ほど、人数の今後の推移も含めながら聞きました。その中では、三つの保育所でいろいろ事情が変わってくるのかなというふうなことも考えられるのですけれども、検討や協議がこれからもし進んでいった場合、いろいろな意見が出てくるようなことも想定されます。その中で、三つの保育所それぞれ個別に対応されていくのか、それについてまず伺いたいと思います。
答弁 教育委員会教育部長 亀渕雅彦(教育委員会教育部長は2023年3月まで)
後藤議員の再質問にお答えいたします。話し合いの場はそれぞれの保育所エリアでやるのかということでありますけれども、基本的に、やはり、それぞれの地域性があると思いますので、まとめてではなくて、それぞれの地域ごとに協議の場を設けていきたいというふうに思っております。以上です。
質問 17番 後藤英知夫
そうなると、最終的な結果として別々な結果もあり得るということでよろしいのでしょうか。
答弁 教育委員会教育部長 亀渕雅彦(教育委員会教育部長は2023年3月まで)
後藤議員の再質問にお答えいたします。その地域ごとの協議によっては別々な結論といいますか、出るのかということでございますけれども、やはり、先ほども答弁させていただきましたように、地域ごとの特性がやはりあるかと思います。そんな中で、地域によっては、そのことによって、場合によっては違う対応ということになり得ることもあるのかなというふうに思っています。そこの部分につきましては、地域と十分話し合いを持ちながら進めてまいりたいというふうに思っております。以上です。
質問 17番 後藤英知夫
検討、協議をこれから進めていくという中で、それを重ねていった結果として、いつかは一定の方向性を出していくのだろうというふうになっていくと思うのですが、これに関しては、新型コロナウイルスの感染状況もあって、それにもよると思うのですが、結論というものはいつごろをめどにしているのか、また、めどがあるのか、それについてお伺いしたいと思います。
答弁 教育委員会教育部長 亀渕雅彦(教育委員会教育部長は2023年3月まで)
後藤議員の再々質問にお答えをいたします。協議のめどはどのように考えているのかということでありますけれども、先ほど教育長の答弁の冒頭にもありましたように、保育児童の推移というものがございます。一つはそれを見据えていかなければいけないという部分と、その中で、やっぱり、地域との協議には、一定程度、時間を、きちっと丁寧に説明をしながら、意見を聞きながら進めていかなければいけないというふうに思っておりますので、特段、いつまでということではなく、人数が少なくなることを見据えながら協議を進めていきたいというふうに考えているところです。以上です。
質問 17番 後藤英知夫
先ほどの最終的な答弁で、今後の保育所のあり方という中では、5人程度に減少したときには保育形態も考えながら考えていくというようなお答えだったかなというふうに考えています。へき地保育所は、先ほど私も申し上げましたし、教育長の答弁の中にもありましたけれども、地域にとっては大変重要であると私は認識していますし、へき地保育所の維持、存続という中では、そのあり方自体を検討することになっていくのか、それとも、もしくは、先ほど5人ほど減少した場合には保育形態も変わるということもありましたけれども、もしかすると、教育委員会の中には統合や廃止も視野に入れた中の協議になることもあり得るのか、そこについて伺いたいと思います。
答弁 教育委員会教育部長 亀渕雅彦(教育委員会教育部長は2023年3月まで)
後藤議員の再々質問にお答えいたします。今後の協議の中で、統廃合等々も見据えているのかということでありますけれども、やはり、へき地保育所のある地域は農村地域が中心であります。そんな中では、やはり、地域とのつながり、また、農繁期等々を含めながら合併、統合とかをしていきますと、非常に、時間的なロスも含めながら厳しいものが出てくるのだというふうに思っています。そんな中では、教育委員会としましては、統廃合ということではなくて、やはり、形態を変えた中で、いまは保育所という運営方法をとっておりますけれども、それが少なくなっていきますと、その運営自体が厳しくなってくるというふうに考えておりますので、最低限でも預かりの場所等々も含めて地域に残していくというような考え方で、今後の話し合い、協議のほうを進めてまいりたいというふうに思っております。以上です。
質問 17番 後藤英知夫
最後に、同じことをまた繰り返すかもしれませんけれども、形態が変わることがあるかもしれないけれども、教育委員会としては統合や廃止ということは視野には入れていないということでよろしいでしょうか。
答弁 教育委員会教育部長 亀渕雅彦(教育委員会教育部長は2023年3月まで)
後藤議員の再々質問にお答えいたします。教育委員会に再度の確認ということでありますけれども、教育委員会としましては、統廃合ということではなく、形態を変えた預かりの場を含めながら考えていきたいというふうに思っています。また、その中には、地域の方々のやっぱり協力を得なければいけないというふうに思っておりますので、その辺も含めながら双方で検討していきたいというふうに思っております。以上です。