みんなの議会

富良野市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月19日

(1)庁舎建設基本設計案について/(2)財政見通しについて

2019年9月19日、富良野市議会の一般質問で、佐藤秀靖議員が「庁舎建設基本設計案について」「財政見通しについて」について質問し、市長 北猛俊、建設水道部長 小野豊、総務部長 稲葉武則、市民生活部長 山下俊明、財政課長 藤野秀光が答弁しました。

質問者
佐藤秀靖 議員
答弁者
市長 北猛俊、建設水道部長 小野豊、総務部長 稲葉武則、市民生活部長 山下俊明、財政課長 藤野秀光

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 佐藤秀靖

-登壇-通告に従い、2件質問してまいります。1件目は、庁舎建設基本設計(案)について、5点質問いたします。1点目に、庁舎建設基本設計(案)で示された概算工事費について伺います。まず、建設工事費、解体工事費、外構工事費など諸費用が公表されましたが、基本計画と比べ、建設諸費用の増減があります。その理由をお知らせください。次に、文化会館解体後の土地利用は駐車場とするようですが、駐車場整備費用は幾らかかるのか、また、建設諸費用に計上しないと聞いていますが、理由を伺います。次に、地質調査、ボーリング調査を行ったということですが、その結果を含んだ工事費になっているのか、伺います。2点目に、省エネ・省資源機能について。基本計画では、「木質バイオマスボイラーや廃棄物固形燃料(RDF)ボイラーについては、機械室や燃料庫の位置及び燃料の運搬や灰処理等の運用コストなど、総合的に比較検討し導入を検討します。」となっておりましたが、基本設計(案)では、再生可能エネルギーの利用として地中熱と井水熱を活用した熱源システムとなっております。なぜ、木質バイオマスボイラーや廃棄物固形燃料(RDF)ボイラーではなく、地中熱と井水熱を活用した熱源システムになったのか、どのような検討がなされたのか、伺います。3点目に、事業手順について。基本設計(案)の市民周知や市民の意見聴取の方法として、市民説明会やパブリックコメント手続などが行われました。8月15日に市のホームページで基本設計(案)のパブリックコメントの募集が始まり、募集期間は9月4日まででした。この間、市民説明会も市内各地で6回開催されましたが、説明会の最後の日程も9月4日でありました。一般的に、説明会で基本設計(案)の内容を聞いてパブリックコメントを提出するケースが想定されますが、説明会最終日とパブリックコメント締め切り日が同じという設定は、市民の意見聴取をした手順を踏んで既成事実をつくっただけというイメージが拭えません。また、パブリックコメントが終わる前に新庁舎建設工事優先交渉権者選定の公募型プロポーザルを公募していますが、市民の意見を反映する機会がどこにあるのでしょうか。市長の見解を伺います。4点目に、市民説明会について。基本設計(案)についての説明会は、市内全域で6回開催されました。私は、市街地で行われた説明会の3会場に参加させていただきましたが、基本計画からの内容変更と変更に伴う建設費の変更などの説明が十分されていませんでした。私は、事あるごとに何度も市民に対する丁寧な説明をしてほしいと申し入れをしてきましたが、残念ながら、全くもって丁寧な説明と言えるものではありませんでした。市民に対し、何らかの形で、基本計画からの内容変更と変更に伴う建設諸費用の変更説明を丁寧にすべきであると考えますが、見解を伺います。5点目に、新庁舎建設工事優先交渉権者選定公募型プロポーザルについて。募集要項を見ると、資料配付からVE提案、技術提案、そして、技術提案ヒアリングから最終審査、結果発表までのスケジュールが非常に短期間に行われるようです。参加企業を広く募集するという意味で不都合がないのか、伺います。また、建設工事評価選定委員会の構成員と選定結果の公表は行われるのか、伺います。2件目は、財政見通しについて、2点伺います。1点目は、先ほど宮田議員から東郷ダムについての質問がありましたが、私は、東郷ダム建設に係る財源手当てについて伺います。東郷ダム建設費のうち、富良野市が負担する費用は約10億円と伺っております。この10億円は、ダムが竣工し、費用確定した後に、国からの請求により確定、支払いということで、現在、ダムに水をためる試験、湛水試験などで最終検査をしている最中ということですが、この約10億円はいつごろ、どのように支払いをするのか、お聞かせください。2点目は、財政概要について伺います。今後、公共施設、公共施設とは市が管理する学校、道路、橋、公園、公営住宅、スポーツセンター、ハイランドふらの、ワイン工場、チーズ工場、演劇工場、看護専門学校、図書館、保健センター、上下水道などなどでありますが、この公共施設の老朽化等により更新改修費が著しくふえ、財政を圧迫することが想定されます。今回の新庁舎建設は、この公共施設が老朽化し、建てかえをする更新改修費がかかるまさによい例であります。私は、昨年9月の定例会以降、公共施設の老朽化等による更新改修費がかさんでくることを念頭に、公共施設等総合管理計画の具体案の策定や、総務省の公共施設等更新改修費用試算ソフトを利用し、財政見通しを明らかにするよう申し入れをしてまいりましたが、残念ながら、いまだ、試算ソフトを活用した公共施設等の更新改修費が明らかにされておらず、納得いく答弁さえいただいておりません。しつこいぐらいに何度も言いますが、公共施設等の更新改修費が財政を圧迫する状況は火を見るより明らかです。だからこそ、国は、公共施設等総合管理計画を策定するよう自治体に求め、自治体が具体的に検討できるよう、更新改修費用試算ソフトを自治体の財政見通しに役立てるよう用意していますが、市長は、この経緯についてどのように捉えられているか、見解を伺います。また、新庁舎建設検討委員会に提出された財政概要に公共施設等の更新改修費は反映されているのかどうかを伺い、1回目の質問といたします。

答弁 市長 北猛俊

-登壇-佐藤議員の御質問にお答えいたします。1件目の庁舎建設基本設計(案)についての1点目、建設諸費用についてでありますが、建設費用の増減につきましては、外壁材料や舞台機構の仕様変更等を行い、工事費縮減に努める一方、市民説明会や文化団体等からの意見を踏まえ、検討を重ねた結果、延べ床面積が約500平方メートル程度増加したことが主な要因となり、工事費が増額となっております。次に、文化会館解体後の駐車場スペースについてでありますが、駐車場は、庁舎側をメーンとし、文化会館跡地は臨時的な駐車スペースとして予定しておりますが、将来的な他の活用も見据え、現段階では敷き砂利での整備を計画しております。また、その経費につきましては、文化会館の解体に伴う整地に係る経費に含まれております。次に、地盤調査につきましては、基本設計に含まれる業務であるため、広報紙や新庁舎建設事業NEWSでお知らせのとおり、既に調査は完了しており、その調査結果から新庁舎の基礎構造の検討、計画を行い、建設工事費を算出しております。次に、2点目の省エネ・省資源機能についてでありますが、RDFボイラー導入の検討経過についてですが、RDFボイラーは、現在、ハイランドふらの等で試験運用を行っているところでありますが、新庁舎への導入には、バックアップとなる熱源が必須となることに加え、燃料庫や燃料の投入設備等も必要となることから、機械室の必要面積が増大し、建設コストが大きくなります。また、燃料コストの抑制効果に比べ、運転コストやメンテナンス費用も現段階においては不確定要素が多いことから、新庁舎における導入は困難と判断しております。しかし、リサイクルのまちとして、市民の協力により製造されるRDF燃料の地産地消を目指し、他の公共施設への安定した運転と導入に向けた研究を進めてまいります。次に、3点目の事業手順についてでありますが、基本設計(案)の市民参加手続については、情報共有と市民参加のルール条例に基づき、パブリックコメントと市民説明会を開催いたしました。パブリックコメントと市民説明会は、市民意見を反映させるための市民参加のそれぞれの手法であり、条例に基づき、広い範囲の市民に影響が及ぶ市の案件については、パブリックコメントを含む複数の方法で実施することとしており、二つの方法を並行して実施したところであります。なお、市民説明会でも同様の御意見をいただきましたので、市民説明会を開いてからパブリックコメントで意見を提出されたい方のため、期日を過ぎて提出された場合においても原案決定に当たって検討することといたしました。次に、優先交渉権者選定に係るプロポーザルに関しましては、8月23日付で募集の公示を行っておりますが、プロポーザル参加表明書の提出期限を9月17日とし、市民説明会やパブリックコメントにより提出された意見等の反映を検討した後、9月24日に基本設計書を配付することとしております。次に、4点目の市民説明会についてでありますが、基本計画からの内容変更と変更に伴う建設費の変更につきましては、8月29日から9月4日にかけて開催しました市民説明会において、冒頭の挨拶及び基本設計(案)の説明の中で説明を行っておりますが、今後も新庁舎建設事業NEWS等により市民への説明に努めてまいります。次に、5点目の建設工事優先交渉権者選定プロポーザルについてでありますが、基本設計書等の資料配付から最終審査結果までのスケジュールにつきましては、建設工事に関する入札方式としては本市では初めての導入であることから、発注支援業務においてコンサルタントの支援を受け、他市の事例や本市の建設スケジュールに鑑みて決定したものであります。また、参加企業を多く募集することから、参加者募集を早期に公示し、参加資格審査の後に審査通過者に資料を配付するものとしたところであります。次に、評価選定委員会の構成員と選定結果の公表につきましては、最終審査の後に決定した優先交渉権者の名称とその結果及び評価選定委員会の構成員の公表を行う予定であります。2件目の財政見通しについての1点目、東郷ダム建設にかかる財源手当てについてでありますが、東郷ダム建設事業は、国営土地改良事業により建設が行われ、令和2年度に完了する予定であり、完了精算予定額の当市負担金は10億2,900万円であります。当負担金については、令和3年度より精算償還が始まるものでありますが、令和3年度に一括繰り上げ償還とし、その財源を起債に求めるものであります。起債の方法は、公共事業等債と過疎対策事業債の対象となりますが、過疎対策事業債により起債し、70%の地方交付税措置を受けようとする予定であります。過疎対策事業債の償還は、最長12年間での償還となり、償還ピーク時の単年度差し引きによる負担額は3,450万円と見込んでおります。次に、2点目の財政概要について。今後、公共施設の老朽化などにより、更新改修費用がふえ、市財政へ及ぼす影響についてでありますが、市の予算は、毎年度、社会保障費や投資的経費など各事務事業それぞれの計画から必要経費を積み上げ、歳入予算の財源確保との調整から事業費の取捨選択を行い、議会に諮り、予算として決定しております。更新改修費用につきましても、それぞれの施設での修繕計画を持ち、社会保障費や投資的経費などを合わせた市全体予算の中で優先順位を見きわめ、財源の確保に努めながら毎年度の予算確保を図っております。平成31年1月に開催されました新庁舎建設検討委員会において提出の財政概要につきましては、平成19年度から平成29年度までの決算額と令和10年度までの推計予算額を性質別に試算したものですが、その概要の中で、公共施設における更新改修費用のうち、小破修繕などの修繕費用は維持補修費の中に、更新に係る修繕工事費は投資的経費の中に包含して試算を行っております。今後の予算編成の中でも、適正な予算の確保に努めてまいります。以上です。

質問 7番 佐藤秀靖

それでは、順次、質問させていただきます。ただいま、一番最初に御答弁いただいた建設諸費用についてであります。ただいまの御答弁で、建設工事費については、床面積が500平米ふえたということで増額ということを伺いました。この増額は、約5億7,900万円ということです。解体工事費、外構工事費についても増減がありますので、これについても御説明願います。

答弁 建設水道部長 小野豊(建設水道部長は2022年3月まで)

佐藤議員の再質問にお答えいたします。まず、解体工事費につきましては、当初、文化会館の解体部分が基本計画のほうには入っていませんでした。ただ、今回、基本設計の中で、文化会館の起債分で、跡地利用の関係でしたか、起債の関係上、解体費用も計上しなければ難しいということになり、文化会館の費用を加えたために増額となってございます。外構工事費につきましては、減額になっていますけれども、減額分の主なものは駐車場の舗装部分というふうに考えております。現在ある駐車場について、路盤が一定程度入っている部分もありまして、その分を見込んで減額できるというふうに判断して減額の計算をさせていただいています。以上です。

質問 7番 佐藤秀靖

ありがとうございます。解体工事費について、いまの部長からのお話だと、基本計画では文化会館の解体費が入っていなかったけれども、今回入れたということであります。これは合築するということを前提に計画が進んでいるのに、何で文化会館の解体費が基本計画に入ってないのか、全く謎なのですけれども、御答弁いただけますでしょうか。

答弁 建設水道部長 小野豊(建設水道部長は2022年3月まで)

佐藤議員の再質問にお答えいたします。文化会館の解体費用ということでありますけれども、当初は後年次に解体ということで除いていたのですが、文化会館の交付金事業でいただけることになりましたので、その部分を含めて、今回、改めて解体費用まで計上させていただいたということであります。以上です。

質問 7番 佐藤秀靖

この事業は、そもそも合築するということでスタートしている話ですよね。合築をする理由については、国からの補助金、特に、市町村役場機能の中で、合築をすることによって文化会館の建築費の約40%が補助対象になるということで、当初からそういう話であったわけです。そうであれば、当初から解体工事費が入っていることが当然です。御質問させていただいた部分について、いまになって暫時休憩をして部長同士で確認をしているというのは全く解せないのですが、いかがでしょう。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

大変申しわけありません。私のほうからもお答えさせていただきますが、先ほど佐藤議員がおっしゃいましたように、複合化の事業によりまして建設費の約45%が補塡されることになります。こちらについては、複合化、集合化によって補塡されますので45%になります。ただ、跡地につきましては、先ほどもちょっとお話しさせていただきましたが、社会資本整備総合交付金という事業がありまして、今回は、文化会館を解体してそこに駐車場を整備するという事業に充てたいということであります。そこで、今回、解体工事費の中に文化会館の部分を入れさせていただいたということになってございます。以上でございます。

質問 7番 佐藤秀靖

納得していないのですけれども、時間がないから先に行きます。同じく概算費用の中で、調査設計費用、備品購入費用、移転費、ネットワーク費、これは、基本設計の中で7億4,000万円計上されていたものが今回は外出しになっていました。この理由についても教えてください。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

佐藤議員の再々質問にお答えさせていただきますけれども、基本設計の中でその他経費として7.4億円と記載させていただいております。その内訳につきましては、調査設計費が2.4億円、移転費が5.0億円、合計7.4億円ということで記載させていただいてございます。今回につきましては、調査設計費を外出しさせていただいて2.6億円と、備品費、移転費で4.0億円とさせていただいてございます。こちらにつきましては、主には備品の減額というふうに思っています。いま現在、備品の調査等に入っているところでありますけれども、使えるものはできるだけ使いたいというふうに思ってございますし、また、グレードについても考える必要があるということで、主に備品の費用を減額させていただいているところでございます。以上でございます。

質問 7番 佐藤秀靖

次に、ボーリング調査について伺います。先ほどの御答弁のとおり、調査済みで、くいを打つ必要はないということでありました。これは、新庁舎建設事業NEWSの8月に出たものだったかな。これを確認させていただいています。専門家にちょっとお話を伺ったのですけれども、この広さで3カ所のボーリング調査というのは本当に大丈夫かという疑念があるということでした。地質調査を丹念にやっておかないと、場所によって随分違うよ、本当に大丈夫かということを言われています。その部分について、専門家が調べた結果でしょうから、当然、それは信じるに値すると思うのですけれども、もしこれでくいが必要ということになったら莫大なお金が必要になってくるので、本当に大丈夫でしょうか、確認をさせていただきます。

答弁 建設水道部長 小野豊(建設水道部長は2022年3月まで)

佐藤議員の再質問にお答えいたします。ボーリングの変更の可能性ということでしょうか。ボーリングについては、新庁舎が建つと想定される場所で打っておりますので、変更はないというふうに考えております。お知り合いにお聞きした内容というのは、例えば、場所が決まっていなくて、庁舎がどこに建つかわからない、決まったら想定した場所と違うところに変わったということであれば、恐らく、足りなかったり、やり直しが必要になるというふうに思っております。今回やっているボーリング場所は、ほぼ新庁舎が建つ場所ですので、変更はないというふうに考えています。以上です。

質問 7番 佐藤秀靖

それでは、次に行きます。RDFボイラーを導入されなかった理由、経緯について、先ほど伺いました。さまざまな理由があるということで、今回は断念ということでありました。基本設計(案)等々のデータを見ると、地中熱、井水熱の利用といいますか、導入した場合は熱源のどの程度を賄われるのかということがありまして、延べ床面積約8,700平米のうち、市民プラザ、あるいは窓口、控室等で約1,800平米を地中熱、井水熱でカバーしたいということが載っていました。これは、面積で言うと約20%です。ということは、あと80%はA重油で賄うということですよね。それを考えたら、先ほど市長から導入しない理由をるる御答弁いただきましたけれども、RDFを入れたほうが、ランニングコスト、ライフサイクルコストで考えたら安くなるのではないか。試算はなさったのでしょうか。

答弁 市民生活部長 山下俊明(市民生活部長は2024年3月まで)

佐藤議員の御質問にお答えしたいと思います。いま、RDFボイラーの活用ということでございますので、担当しております市民生活部のほうで答弁をさせていただきたいと思います。先ほどの市長答弁にもありましたように、いろいろと設置に係るコストも含めてということで、燃料コストは、当然、市民の皆様の協力によっていまはRDFの燃料をつくっておりますので、ここは格段に抑制効果があると思っております。しかし、いま佐藤議員がおっしゃったのは、ランニングコストですとかライフサイクルコストも含めた長期的なコストの試算はしたのかということだと思います。現在、ハイランドふらのと生涯学習センターに設置して稼働していたり、改良中ということでございますが、正直、不確定要素があります。不確定要素としては、熱負荷の対策を今後検証することになるため、一定程度の稼働実績が必要というふうに考えております。また、ハイランドふらのでは、現在、熱供給のいろいろな調査を行った上で試運転ということになっております。それから、新庁舎における熱需要については、設計書にありますが、RDFボイラーを使うための熱利用に関しては、いまの時点で若干不明であるのかなということもあります。また、いまはRDFボイラーを改良中でありまして、改良後の設備の熱出力の実証データがなく、安定的稼働に向けての実証データが大幅に不足している現状にございますので、試算には至らないというのが現時点での答弁になります。以上でございます。

質問 7番 佐藤秀靖

いまのRDFボイラーの件ですけれども、現在、試運転中ということであります。先ほど、「人、まち、自然をつなぎ、次世代の子どもたちへつなぐ庁舎」を求めてという部分で、宮田議員はまちの歴史、文化、独自性という質問をなさっていましたし、私も去年12月の定例会で質問したと思うのですけれども、このRDFボイラー開発というのは、日本全国で60以上の自治体が取り組んで、ほとんど諦めた事業ですね。その中で、富良野は、あともう一歩というところまで来ているという答弁もいただいています。その根源となるのは、市民の皆さんが、毎日毎日、しっかりとごみを分別して出していただいている、その成果物がRDFであります。それで、富良野は全国有数の環境に優しいまちということになっているわけですから、これを庁舎の熱源にしない手はないと思っているのです。もっと言うと、次世代の子どもたちへつなぐ庁舎を目指してということであれば、いま、小学生の社会科の副読本でごみの分別、RDFを教えているわけじゃないですか。そうだとしたら、子供たちが30年後も50年後も使う庁舎です。富良野の全国一の取り組みを、自分たちのまちの取り組みを、自分たちが集えるこの市庁舎、観光客に来てもらえるような市庁舎、副次的には視察も相当出るでしょう。そういうところに入れないという選択肢は、私はないと思っているのです。いかがでしょうか。

答弁 市民生活部長 山下俊明(市民生活部長は2024年3月まで)

佐藤議員の再質問にお答えいたします。まさに、いま、佐藤議員の質問にあったとおり、市民の絶大な協力のもとに固形燃料が生産されております。固形燃料の品質でいきますと、従来、よかったわけですけれども、一昨年のごみ分別説明会によって、固形燃料とプラスチックのさらなる分別の徹底をお願いしますという取り組みをしたところ、その後、また品質が向上したということで、富良野市民のこの事業に対する協力というのは本当に心にしみているところでございます。そういった思いも込めまして、RDFボイラーについては、現在、ハイランドふらのや生涯学習センターで試験的運用を繰り返しているわけです。ただ、先ほどもお答えしましたように、実現したいという気持ちはございますけれども、何分、やはり実証データが積み上がっておりません。特に、ハイランドふらのは温浴施設ということもありまして、完成しても固形燃料と重油ボイラーの併用での稼働でありますので、そこのデータがそのまま新庁舎で使えるのかどうか。現在は資料となる実証データが積み上がっていないということでございますので、新庁舎では検討の段階で困難という判断をしたところであります。ただ、佐藤議員おっしゃるように、この事業は最終的に市民の皆様に見える形でということは考えておりますので、今後も他の公共施設等で活用していけるように努力を重ねていきたいと考えております。以上でございます。

質問 7番 佐藤秀靖

いまの御答弁によると、データがないので今回は導入しませんというふうに私には聞こえました。現状はなかなかうまくいっていないということは私も理解しておりますし、それを改善すべく努力をしていただいていることも重々承知をしております。だからこそ、市庁舎に入れるべきだと思うのです。完成時に入れろとは言いません。ボイラーを後づけにすることはできるわけじゃないですか。配管をめぐらせておいて、新庁舎にボイラーを入れることができないのであれば、ほかのところに置くと。例えば、現在、文化会館の跡地は駐車場利用ということですから、ここにボイラーを置いて、地中にパイプをはわせて送るということも十分可能なわけですよ。同じようなことをやっているのは、私も視察しましたけれども、当麻町です。この前の新聞にも載っていましたが、あそこは木質バイオマスをやっています。庁舎の外にボイラーを置いて配管をしています。同じようなことができるわけじゃないですか。なので、私は物すごく期待しているのです。いま、同時にボイラーを完成させてやれとは言いません。完成するということを前提に設備をしておけばいいだけの話です。これは、高度に政治判断をしなければいけないというか、市民総意だと思います。これが市民のプライドになるのだと思います。いかがでしょうか。

答弁 市長 北猛俊

佐藤議員の再質問にお答えさせていただきます。RDFボイラーを新庁舎に導入をということであります。いままでも、佐藤議員の熱い思いというか、そういったことで、再三、一般質問等の中でもお聞きをさせていただいておりますが、最初に御答弁させていただいたとおり、まだまだ不確定要素が高いボイラーということでございます。いま、完成に向けて努力はさせていただいておりますけれども、市民に対しての表明といいますか、これを導入するという伝達は確かなものをもって伝達すべきというふうに思っておりますし、市民がいままで分別に協力をいただいてきたのも、成果として見せるものができたから、御理解をいただいて協力をいただいているというふうに思っております。そういったことからすると、いま、不確定要素が多くて懸念されている部分をそのままにして導入を決めるということにはなりません。将来的なという展望もいただきましたけれども、工事をすればそれなりに工事費も増額しますから、いま考えられる最小限のコスト低減に向けての努力をしていくという観点からも、あらかじめの配管ということについても断念せざるを得ないかなというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。

質問 7番 佐藤秀靖

こだわって恐縮ですけれども、では、配管をするに当たって費用はどのくらいになるのか、積算はされたのでしょうか。

答弁 建設水道部長 小野豊(建設水道部長は2022年3月まで)

佐藤議員の再質問にお答えいたします。将来に向けた空配管という意味合いかと思いますが、その試算につきましては行っておりません。空配管を入れるためのパイプスペースだとか、そういったようなことも全て考えなければならないので、一概にぽんと金額が出るというものではないというふうに思ってございます。以上です。

質問 7番 佐藤秀靖

ということは、基本計画の段階でも、検討するとは書いてあったけれども、検討していないということですね。積算していないですものね。見積もりしていないのですものね。確認です。

答弁 建設水道部長 小野豊(建設水道部長は2022年3月まで)

佐藤議員の再質問にお答えいたします。検討していないということではございません。検討というのは、単に工事費で検討するのか、このボイラー自体が本当に使えるのかというところも当然検討になります。今回は、金額に入る前に、いま、市民生活部長からも答弁があったように、市庁舎での運用はいまの段階では難しいと判断させていただいたところです。以上です。

質問 7番 佐藤秀靖

時間がないので、次に行きます。事業手順について伺います。先ほど、パブリックコメントと説明会の最終日の日程が同じなのはおかしいというふうに申し上げました。御答弁の中で、説明会でもそういう話があったので、期日を延ばしましたということでありました。私もちょっと調べてみたのですけれども、パブリックコメント手続については8月15日に市のホームページで公開されていますね、8月15日から9月4日までと。それから、広報ふらののお知らせ版でも同じようにされています。ホームページでいくと21日間ですか、でも、広報ふらののお知らせ版は1日では回らないですよね。私のところは1日で回りますけれども、広いところは2週間もかかります。これで本当に市民周知ができたのか、お答えいただきたいと思います。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

佐藤議員の御質問にお答えいたします。パブリックコメントの関係ですけれども、いまおっしゃったように、8月15日からスタートしてございますが、ルール条例にも、事前周知を含めて1カ月以上とるとありますので、8月1日号に、庁舎の基本計画のパブリックコメントを行いますということを事前にお知らせして、8月15日から9月4日までの間に意見を募集させていただきました。そういうことで、8月1日から事前周知はさせていただいているところでございます。以上でございます。

質問 7番 佐藤秀靖

わかりました。次に、市民説明会についてでありますが、これについても、先ほど私もちょっと強い口調で読み上げましたけれども、参加させていただいて、丁寧な説明とはいかなかったというふうに私は感じました。なぜなら、私も冒頭に建設諸費用について伺いましたけれども、建設費用しか説明してもらえなかった。解体工事費、外構工事費、その他、ネットワーク費、移転費がどうなっているのかというのは、聞かないと説明してもらえませんでした。私も説明会の冒頭から最後までいたわけではなくて、冒頭の市長の挨拶の中で説明されたということもありましたけれども、私は、それはそれだと思っています。市長の挨拶は、当然、挨拶です。担当者から、これこれしかじかこういう内容になって、こうだから増額になりました、減額になりました、この部分については省いてありますという説明があってしかるべきだと思っていますが、それがなかったと私は思っています。ここの部分について、御答弁ください。

答弁 総務部長 稲葉武則(総務部長は2022年3月まで)

佐藤議員の再質問にお答えさせていただきます。基本設計の説明会では、担当のほうから概算工事費について合計57.3億円かかりますと説明させていただいております。そして、そのほかに、備品購入費、移転費、いわゆるシステムネットワークの費用は含んでおりませんとお伝えさせていただいております。その中で、会場内で、どういうことだということに対しては、再度、あわせてお答えさせていただいているところであります。通常の説明でも、先ほどの57.3億円については、いわゆる備品購入費とか移転費は入っていませんという説明はしたところでございます。以上でございます。

質問 7番 佐藤秀靖

いまの部長の御答弁のとおりだったと思います。一番最初に、例えば、移転費等々で7億4,000万円分の費用が基本計画にあって、これは、かかるけれども、かくかくしかじかで、今回は外してありますという説明が先にされていればよかったのだと私は思うのです。御存じだと思いますけれども、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・と、言葉は汚いですけれども、そんな声を聞きました。マイクを持って発言をされました。やっぱり、そこには市民の方の不満があったのだと思います。それから、赤ちゃんを連れたお母さんが参加していらっしゃいまして、そのときには、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・という声もありました。また、女性の方からは、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・というようなことを言っていました。要するに、市民説明会での丁寧な説明、説明会以外にも市民に対する周知、丁寧な説明、周知が滞っているというか、十分になされていないのです。これは、私も市民からよくよく聞きます。この点について、市長はどうお考えになりますか、お答えください。

答弁 市長 北猛俊

佐藤議員の再質問にお答えさせていただきます。いま、市民説明会であった市民の意見も取り上げて御発言されましたけれども、市民の意見というのは、それだけではなくて、ほかの意見もあるわけでありますから、この議場の中で発言するときには、両者を含めて公平、公正に発言をいただきたいというふうに思います。あったのは、私もその場におりましたから、承知はしておりますけれども、この議場の中で発言されるときには、そこに注意をしていただきたいというふうに思います。その上で、そういった発言があるということは理解はしておりますけれども、市民の合意を図る上では、市民説明会等、計画から設計にかかる段階でもさまざまな取り組みをさせていただいたところでございます。そうした中で、市民にとってはさまざまな不安もあろうかというふうに思っておりますけれども、その部分については解消していただいているというふうに感じております。また、とりわけ、この庁舎の建設に向けたそもそも論といいますか、そういったところは、庁舎の老朽化が進んできている、あるいは、文化会館の老朽化も甚だしいというところから、将来的に何とかしなければならないというところから、平成25年でありますけれども、検討が始まったのだというふうに思っております。その検討は、同じように議会の中でも議論された話でありますから、当然、御承知いただいているというふうに思っております。そうした経過も含めて、我々の住む家ということだけで捉えているわけではなくて、せっかく建てるわけですから、将来の市民にどういったものを残せるのかという判断から、いままでいろいろな御議論をいただきましたけれども、結果に至っているということであります。また、市民への説明ということで言えば、この中で議論されることも含めて、議会の皆さんも議会報告会等を開かれているというふうに思います。この庁舎の関係については、議会の中でも御提案、御議論をいただいている部分でありますから、そうしたところでも御説明を進めていただくことを期待したいというふうに思っております。いずれにいたしましても、行政の立場、あるいは議会の立場といろいろあるかもしれませんけれども、市民に対しての説明を行う、進めていくということについては同じ責任かというふうに思っておりますので、その部分についても十分に御理解をいただきたいと思います。

質問 7番 佐藤秀靖

先ほどの説明会での参加者からの発言について、市長から、一方的なのは困ると言われました。私としては、ちょっと配慮に欠けたかなと思っていますので、そういう言葉もあった、これは事実です。私は、全体的なお話をすると、この庁舎建設について反対ということは一言も言っていません。常に丁寧に丁寧に市民に説明をしてほしいという趣旨で、先ほどああいうお話をさせていただきましたので、御理解をいただければと思います。それでは、次に、東郷ダムの建設費について質問していきます。(「休憩」と呼ぶ者あり)

質問 7番 佐藤秀靖

では、質問を続けます。財政概要について伺います。私は、昨年の9月、それから、ことしの6月にも同じ質問をさせていただいておりましたが、先ほども公共施設の更新改修費が財政を圧迫していくという御説明を再度させていただいたところであります。そして、各公共施設の修繕計画をつくって計画的に修繕をしていくという御答弁がありました。これは、私が事前に調べたところ、伺ったところによると、個別の修繕計画はまだないというふうに聞いておりましたが、実際にもうつくられたのでしょうか。

答弁 財政課長 藤野秀光(財政課長は2022年9月まで)

佐藤議員の御質問にお答えさせていただきます。このそれぞれの修繕計画といいますのは、予算要求をする上で、各課で個別に施設を管理していますので、それぞれの所管の中で持っている施設整備計画になります。以上です。

質問 7番 佐藤秀靖

いまの答弁の確認ですけれども、それぞれの所管部局から上がってくるというのは、それぞれの施設の長期的な修繕計画も含めてということでしょうか。

答弁 財政課長 藤野秀光(財政課長は2022年9月まで)

佐藤議員の御質問にお答えさせていただきます。長期的なというよりは、維持管理をする上で必要なものについてそれぞれ予定を立てておいてください、それぞれの予定の中で、各自で予算要求の取捨選択を行ってくださいというところでの計画になります。

質問 7番 佐藤秀靖

それは、予算の中でいくと、予算計上項目が異なると思うのです。先ほど御答弁をいただきましたが、小破修繕であれば維持補修費、大きなものであれば投資のほうに回るということで、庁舎建設検討委員会のほうに出された財政概要がありますけれども、そこら辺も含んだ数字ということで確認してよろしいでしょうか。

答弁 財政課長 藤野秀光(財政課長は2022年9月まで)

小破修繕の部分は、維持補修費の部分で、大きな修繕工事、改修工事等につきましては、総合計画の中で管理づけてそれぞれ整備を行っているところであります。以上です。(発言する者あり)

答弁 財政課長 藤野秀光(財政課長は2022年9月まで)

財政概要の中に含まれているかという御質問ですね。失礼いたしました。財政概要の中で、維持補修費、または投資的経費にそれぞれ包含して計画させていただいているものであります。以上です。

出典:富良野市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月19日 議事録 PDF(34ページ) 間違いを知らせる