富良野市議会 平成29年第1回定例会 2017年3月9日
(1)子育て支援について/(2)市道の維持・管理について
2017年3月9日、富良野市議会の一般質問で、石上孝雄議員が「子育て支援について」「市道の維持・管理について」について質問し、市長 能登芳昭、保健福祉部長 鎌田忠男、建設水道部長 吉田育夫が答弁しました。
- 質問者
- 石上孝雄 議員
- 答弁者
- 市長 能登芳昭、保健福祉部長 鎌田忠男、建設水道部長 吉田育夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 石上孝雄
-登壇-通告に従い、2件質問してまいります。1件目、子育て支援の、安心して育児ができる環境整備についてお伺いいたします。農村地区では、富良野市農業担い手育成センターの設立とともに新規就農者の若者がふえてまいりました。夫婦で就農したり、就農してから結婚する者も多く、また、地元に戻ってくる子弟のUターンも多く見受けられる状況にあります。今後、子育て世帯の増加が予想されます。現在、国においても、一億総活躍社会を掲げており、柱の一つは、出産や育児を経て職場を離れた女性の復帰を促すことで、能力を眠らせておくのはもったいないということでもあります。本市も、0歳児からの受け入れ、ファミリー・サポート・センターの会員登録の広がり、また、図書館などの授乳室の整備など、子育て環境が順次整備されてきております。しかしながら、虹いろ保育所以外の3カ所の僻地保育所は2歳児未満の受け入れは行っておらず、たとえ祖父母がいたとしても、人手不足の中、農業に従事しているのが実情であります。子育て支援の実情は、まちなかとは違い、子育ての環境整備がいま一つと思われます。僻地保育所への依存度が大きくなっているのが現状と思います。市は、昨年3月に、まち・ひと・しごと創生人口ビジョン・総合戦略を作成し、今後、本市が目指すべき方向を提示いたしました。その中での主な施策が六つ、具体的な事業が11項目あり、その中でも、僻地保育所の拡充はなかなか入っておりません。農業担い手対策や移住・定住促進の観点からも、僻地保育所の受け入れ体制の拡充など、農村地区の子育て環境整備が今後ますます重要になってくると思います。僻地保育所の受け入れ体制の拡充など、農村地域における子育て環境の整備について、その見解を伺います。2件目、市道の維持整備についての災害に強い道路の維持・管理体制について伺います。ここ数年の台風などによる大雨災害は市内の各所で被害が発生しております。特に、昨年、夏の4度にわたった台風は、大きな被害をもたらしました。昨年、市議会定例会においても、専決処分・補正予算等が約2億円に及び、その被害額を読み取っても、災害の大きさに驚くところであります。特に、市道の砂利道は雨水の流入による浸食被害を受けやすく、また、勾配の急な砂利道は殊さら甚大な被害であります。昨年の台風による大雨は川の氾濫などから、避難や自主避難等もあり、このような一刻を争うときのライフラインの整備は重要であり、また、収穫適期を迎えていたスイートコーンは、道路が通行できなくなり、過熟になり、廃棄するよりほかなく、農業所得にも大きな影響があります。年々、道路基盤が大雨で痩せていく状況にあり、今後も異常気象が頻発することが予想されます。被害が拡充する前の日ごろからの徹底した点検を行い、損傷のおそれがある箇所については、早期補修等をして被害拡大を抑制していく必要があると考えます。大雨災害などによる市道、砂利道が大きな災害を受けているが、今後も異常気象による被害発生が予想される中、未舗装道路の点検・補修等の維持・管理をどのように行っていくのか、その考えを伺います。以上、1回目の質問を終わります。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
-登壇-石上議員の御質問にお答えいたします。1件目の子育て支援についての安心して育児ができる環境整備についてであります。本市におきましては、現在、富良野市子ども・子育て支援事業計画及び富良野市次世代育成支援第3期地域行動計画などに基づき、子育て支援に向けた各施策を推進しているところであります。農村地域における子育て支援といたしましては、市街地にあります認可保育所への通所が難しい山部地区、東山地区、麓郷・布礼別地区等を対象に、僻地保育所である山部保育所、東山保育所、あおぞら保育所の3施設を設置し、2歳児以上の幼児の保育支援を行うとともに、農村地域で主に0歳から1歳の保育所入所前の子供を持つ親子が自主的に活動している幼児クラブや子育てサークルに対して、市の子育て支援センター職員が定期的に交流の場へ参加・支援し、育児相談等にも対応しているところであります。農村地域での保育は、過去には地域が主体となり、季節保育所が設置、運営されてきたところであります。しかし、子供の減少と生活様式の変化に伴い、通年保育を行うべき僻地保育所への改編が進み、さらに、農村地域の就労環境の変化に対応するため、農繁期における延長保育の導入、延長保育時間の延長、入所対象年齢の引き下げ等について、地域住民や保護者との協議で理解をいただく中、受け入れ体制の拡充を図ってきたところであります。富良野市農業担い手育成機構による農業担い手対策、農村地域への移住・定住はもとより、若い人たちが農村地域に住み続け、働きながら安心して子育てができる環境として、僻地保育所の受け入れ体制の拡充は、現状におきましては、施設状況や人的配置などから、要望に応えることができない状況でございます。僻地保育所に入所できない0歳から1歳児の中には、保護者の就業状況によって、虹いろ保育所、あるいは、事業所内保育所に通所している乳児にも見られ、今後の地域での出生数の見通しなど、地域状況を総合的に勘案した中で、僻地保育所の今後の運営のあり方を検討してまいりたいと、このように考えているところであります。次に、2件目の市道の維持・管理についての災害に強い道路の維持・管理体制についてであります。市道の維持・管理につきましては、職員による道路パトロールに加え、地域住民、町内会、協定を結んでいる郵便局、タクシー会社、警備会社等からの情報提供により、道路の危険箇所、損傷等の不良箇所の状況を把握しながら、安全な道路交通の確保と道路を良好な状態に維持するため、適切な処置を講ずるとともに、適正な道路管理に努めているところであります。近年、富良野市におきましても、災害の採択要件となる時間雨量20ミリを超える激しい降雨が年数回発生しており、このような降雨により未舗装道路の洗掘、敷き砂利の流出、素掘り側溝の埋塞などを引き起こしているところであります。このような降雨災害の発生が予想される場合には、市内を5地区に分け、2名体制により、災害発生の頻度が高い箇所を中心に巡回を実施し、災害発生箇所の早期把握を行い、危険性、緊急度を考慮しつつ、被災箇所の復旧に当たっております。未舗装道路の路面の補修、修繕等については、毎年、連合町内会などを通じて、地域ごとに優先度を定めた要望を受けており、市におきましては、緊急性、重要度などを総合的に考慮した上で、計画的に整備を図ってまいります。以上です。
質問 3番 石上孝雄
それでは、順次、質問していきます。今年度、2歳児未満の虹いろ保育所に通っている園児は6名と伺っております。その中で、今回、ある1人なのですけれども、就農支援で富良野に定住をするということに伴った園児受け入れ、遠方30キロ以上から虹いろ保育所に入ってきていると。また、その方は作業としてはハウスの中の作業ですから、当然、背負ってなんてできるわけもないし、そういう観点から言っても、ぜひ近くにあればいいのかなと思っております。それから、基幹産業の農業の位置づけなのですけれども、後継者、それから、経営者、その中にも若者の多い地区、鳥沼、東部、そして東山と、かなりの若い人がIターン、Uターンで戻ってきております。その中で聞こえてくるのは、入れてあげたいのだけれども、なかなか遠くて、それと時間的な問題、交通の問題があって、やはり遠隔地から1カ所だけに通わせるとなると、1日2往復、それと預ける時間、そういうものを加味していくと、やはり4時間以上のロスが出てくるといった苦情があります。本当は入れたいのだと。そういうところに鑑みると、やはり総合戦略で打ち出した出生率1.8という将来目標、それが当初から旗を振った戦略という場面では、やはり始まりから崩れていくのではなかろうかなと思っております。その辺の考え方はどう思っているのでしょうか。
答弁 保健福祉部長 鎌田忠男(保健福祉部長は2018年3月まで)
石上議員の再質問にお答えいたします。僻地保育所につきましては、先ほども市長から答弁いたしましたとおり、これまでも時間の拡大等を進めてきたところであります。当初は、8時半から3時までということで、延長保育を行っていない状況もありましたし、入所する幼児についても、3歳以上ということで、3歳になった段階で入る、あるいは、現行の2歳になったということで、23年ごろに改正をしてきたような状況であります。実際には、入所している幼児数が減少の傾向にある中で、現状の中では保育施設の規模なり職員の配置等を含めた中では、議員からお話がありました新規就農あるいは後継者の育成の部分もありますけれども、いまの施設の中では対応がなかなか難しいという状況でございます。以上でございます。
質問 3番 石上孝雄
受け入れ体制が難しくて、大きく旗を振った戦略という中では、1.8の出生率も最初から断念するのですか、その辺の考え方はいかがですか。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
石上議員の再質問に、私のほうから補足も含めて御答弁申し上げたいと思います。戦略の中で1.8という出生率ですが、いま現在、富良野市は1.42くらいだと思います。ですから、あと4年で達成するというのはあくまでも目標値でありますから、達成させるための目標値ということで、どこの市町村も設定しているわけであります。石上議員からの話を聞きますと、そういう状況としなければ達成しないのではないかというふうに受けとめざるを得ない質問だというふうに聞こえるわけでありますけれども、保育所の施設の入所の関係につきましては、扱うほうも0歳から2歳ということになりますと、幼児というよりも乳児なのですよ。幼児と乳児の表現は大分違います。普通、自分の意思が通じないような状況を乳児というふうに私は考えております。ですから、例えば、病気になったとか、あるいは、食べ物によって状況が変わってくるということを踏まえたときに、先ほど鎌田部長からお話ありましたけれども、それだけの設備を設置しなければできない状況が一つございます。ですから、そういう状況の中で、これから検討していきますというお話を答弁させていただきましたのは、そういう設備の整ったところでも受け入れ人数というのは決まっているわけですから、それ以上ふやして入れるわけにはいきません。そういうことも考えたときに、今後どのような形で、農家の方々の現況を考えてみても、繁忙期の期間と冬季ではどうなのか、そういう働く形態もあわせて総合的に判断した中で、どういう処置をこれから考えていくか。そういう意味で、先ほど検討してまいりたいということでお答えをさせていただいたわけであります。ですから、再質問の中にございました出生率1.8については、これは、いま目標値として努力をしていくという状況でございますから、確定をした中での目標でないということで御理解をいただきたい、このように思うところであります。以上です。
質問 3番 石上孝雄
確定をしていないということですが、検討するということですから、やはり前向きに検討していっていただきたい。それで、この基本戦略の中に、安心した生活を送る、安定した収入を得る、それから、家族や仲間と集う魅力的な地域をつくる、その戦略の中での具体的な事業の中身でおむつや助成金というものは、そういう子供がいる家庭の親には大変評判がいいのです。ただ、いまの僻地保育所の三つと同じような中で、子育て家庭を支援する地域活動の拡充、それから、外出先でも安心して育児ができるまちなか環境の整備、やはり、農村部ではこの施策の中には当てはまらないような感じもあるのですけれども、こういうような施策の想定というのはどういうことを考えているのか、お伺いします。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
石上議員の再質問にお答えをさせていただきたいと思います。1回目の答弁の中でも話させていただいておりますけれども、今後、山部、麓郷、東山の季節保育所の考えを総合的に判断して御質問にお答えをしなければならないという状況にあります。いまるる御質問があった内容については、私も理解しているわけでありますが、一地域の限定したものだけではなかなか難しい問題もございます。先ほど御答弁させていただいたとおり、施設の状況、人的配置の問題、それから、乳児ですから、病気になったときの問題、あるいはまた、その他、争いが起きた場合の問題等、いろいろございますから、総合的に判断をしながら、この問題は地域の方々と、あるいは、今後、季節保育所に入所される方々の状況も踏まえて総合的に判断して検討してまいりたい、このように考えているところであります。以上であります。
質問 3番 石上孝雄
僻地保育所の受け入れ体制の拡充、それから、農村地域における子育て環境の整備については、もしそういうことができないのであれば、前向きな考え方として、2歳児以下を受け入れる体制を整備するという中で、車とかの移動手段も考えていってはどうか、そういう考え方もあるのです。やはり、就農支援などの夫婦1家族というか、じいちゃん、ばあちゃんがいない家庭では、何かしら保育所の受け入れ体制が必要ではないかと思うのですけれども、その辺の考え方はいかがでしょうか。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
石上議員の再々質問にお答えいたします。この問題については、送迎の問題など他の方法というお話をされております。そういった問題は、地域において行政と懇談する中で出てくる問題があれば、そのような状況づくりをしていかなければなりませんけれども、一地域だけに限定してお答えするわけにはいきませんので、先ほど答弁させていただいたとおり、この問題は、それぞれ3地域の方々と御相談をさせていただいて、総合的に判断したい、このように考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。
質問 3番 石上孝雄
それでは、次の質問に移らせていただきます。昨年、民主クラブの会派で自主視察を東山地区で行ったのですけれども、問題があるところ、それから、東郷ダムとか、さまざまな道路、河川、側溝、いろいろなところを回らせていただきました。護岸の関係でいうと、昨年の台風の後、やはり問題があるなというところはことごとく被害がありました。ただ、前回の定例会の中で、その事業は、いま着々と進んでおります、砂利道の関係というのは、本当に、常時、計画的に進めていると。また、パトロールを行っているという答弁でございましたけれども、実際のところ、私が7年前に初めてこの議場に立たせていただいたときに、この道路側溝が議員として一番最初に質問した一般質問の原点であります。そのころから、今回の被害場所、特にあの傾斜地の砂利道は、本当に被害が激しい、中でも私ら会派で見た部分もかなり甚大な被害があると考えております。その辺の維持管理をこれからどう考えていくのか、お伺いします。
答弁 建設水道部長 吉田育夫(建設水道部長は2019年2月まで)
石上議員の再質問にお答えさせていただきます。昨年の台風及び大雨による被害につきましては、本市としても把握しているところでございます。答弁でも述べさせていただいたとおり、危険箇所を中心に、そういったような降雨の被害が発生するようなところについては重点的にパトロールをして、早期の被害状況の把握に努め、危険度、それから、第一には人命でございますので、人命を優先、その後、順次、家屋、農作物等の被害に対して最少になるように我々も努力しているところでございますけれども、残念ながら、かなりの降雨量があった関係で、昨年のような被害が発生したということでございます。石上議員がおっしゃるとおり、いま冬期に入りましたので、ほぼ完了はしておりますけれども、まだ完全に終わっていないところがあるのも事実でございますが、順次、計画的に進めていくところでございます。全ての箇所を完全な状態にするということはかなり難しいというか、なかなか困難でございますので、答弁にもありましたとおり、地域要望を踏まえた上で、危険度、緊急性を総合的に考慮した上で、順次、整備を進めていくという考えでございます。以上でございます。
質問 3番 石上孝雄
これだけ、常時被害があって、地域要望を優先していくと。道路パトロールをしている、また常時被害がある、7年間、同じ場所で同じ被害がずっと延々と続いているわけです。私は農業者ですから、農村地区の市道でありますが、自分らでも一応は管理しています。農業機械もトラクターもあったりして、その中で流された部分は多少なりとも平らにならして、いつでもその道を使えるような道路愛護はしているつもりです。やはり、今回を見ていても、傾斜の道路の全ての砂利が側溝に入っていく。側溝に入った砂利は、下流のある程度のところで停滞をする。停滞をすると、そこで畑に水が上がっていくと。台風災害の関係もありますけれども、一部分では人的災害も多少なりともあると思うのです。本来であれば、そういうところをパトロールして、常時維持管理をしているのであれば、優先順位に、市役所が先導して道路管理を一番最初に行うべきと考えるのですけれども、その辺はいかがでしょうか。
答弁 建設水道部長 吉田育夫(建設水道部長は2019年2月まで)
石上議員が御指摘のとおり、市街地もそうですけれども、特に農村部においては、地域の方々に多大な御協力をいただきながら維持管理を行っているというのが実態でございます。全て市で行っているというものではございません。その点に関しましては、多大な感謝を申し上げるところでございます。いま石上議員おっしゃったとおり、雨のたびに被害があることも把握はしておりますけれども、我々的には、いま答弁で申し上げたとおり、道路パトロールは常時行っていますし、それから、地域の皆さんからの情報、さらには、協定を結んでいる関連企業の方々、郵便局等の情報も得ながら、できる限りやっているつもりでございます。どうしても、自然との対応でございますので、その辺は100%対応し切れていないという事実もございます。この辺につきましては、担当課が地元に入ってコミュニケーションをとりながら、優先順位もありますけれども、そういった危険箇所があれば、市は優先順位を超えて対応することもやぶさかではないというふうに思っております。