富良野市議会 平成28年第3回定例会 2016年9月13日
(1)市の花の制定について/(2)森林行政について/(3)スポーツ・文化振興について
2016年9月13日、富良野市議会の一般質問で、渋谷正文議員が「市の花の制定について」「森林行政について」「スポーツ・文化振興について」について質問し、市長 能登芳昭、総務部長 若杉勝博、経済部長 原正明、市民生活部長 長沢和之が答弁しました。
- 質問者
- 渋谷正文 議員
- 答弁者
- 市長 能登芳昭、総務部長 若杉勝博、経済部長 原正明、市民生活部長 長沢和之
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質問 13番 渋谷正文
-登壇-おはようございます。さきの通告に従いまして、順次、質問をいたします。1件目は、市の花の制定についての1点目、ラベンダーを市の花にすることについてお伺いいたします。富良野市の木及び花は、昭和48年9月14日に、市の木をホオノキ、イチイ、市の花を数あるツツジの仲間でも、最初に開花し、春を告げる花でありますエゾムラサキツツジを選定しております。現在、市の花については、ホームページ及び富良野市の概要で触れられていますが、情報を発信し、大きく活用している状況には感じられません。一方、昭和50年代に入り、当時の国鉄のポスターでラベンダーが紹介されたことがきっかけとなり、ラベンダーを目当てに多くの観光客が訪れるようになり、現在は市の貴重な観光資源となっています。北海道内でラベンダーをまちの花に選定しているところは、上富良野町、中富良野町、ニセコ町、仁木町の4町でありますが、時折、どうして富良野市の花はラベンダーではないのですかと国内外からの方から聞かれることがあります。こうした声は、ラベンダーが当市をイメージする花として、日本国内だけではなく海外からの観光客の間でも定着している証左であると思います。そして、市民は、身近にある花としてラベンダーをこよなく愛しております。このような実態を踏まえ、市制50周年の節目に当たりまして、新たな市民の連帯と潤いのある美しいまちづくりを進め、地域ブランドの創造とこれを活用したまちおこしのシンボルとして、また、農村観光環境都市のシンボルとして、市の花にラベンダーを追加指定してはどうかと考えます。ここで、三つの点をお伺いいたします。一つ目として、エゾムラサキツツジを市の花として制定した経過とその考え方についてお知らせください。二つ目として、市の花、エゾムラサキツツジについて、現在の活用方法はどのようなことを行っているのか、お知らせください。三つ目として、ラベンダーを市の花に追加指定し、ラベンダーによる地域ブランドの創造と、これを活用したまちおこし等を行ってはどうかと考えますが、見解を伺います。2件目は、森林行政についての1点目、造林に向けた取り組みについてお伺いいたします。手入れが行き届かない、そして、行き届き切っていない山林の整備は大きな課題となりつつあります。伐採後に植林をしない、手入れをしない放置山林が現出することは、富良野の自然景観が損なわれ、農業、観光、環境の三つの柱のイメージ低下が危惧されます。また、近年、台風やゲリラ豪雨と呼ばれる局地的な集中豪雨が頻発する傾向にあり、各地に甚大な被害をもたらしています。森林は、洪水・渇水緩和機能により、豪雨時のダムや河川への流入量のピークを抑え、かつ遅延させることができますが、伐採後、計画的に植林するなどの森林の復旧に努めることを怠りますと、立地条件によっては土砂流出、林地崩壊をもたらすなど、持続可能な林業経営を妨げてしまい、地域経済に悪影響を及ぼすなどといった森林の有する多面的機能の発揮に支障を来しかねない深刻な問題を投げかけています。このことからも、伐採された木材を有効に活用し、植林や山林の手入れを行って次の伐採につなげていくといった造林に向けた取り組みを維持し、資源のサイクルを確立させることが大切であると考えるところです。ここで、四つの点をお伺いします。一つ目として、森林行政の現状と課題について、二つ目として、伐採後に植林をしないその要因と分析について、三つ目として、造林を補助する制度活用と山林所有者に向けた周知について、四つ目として、こうした点を踏まえ、今後、市としてどのように再造林に取り組んでいくのか、見解をお伺いいたします。3件目は、スポーツ・文化振興についての1点目、スポーツ及び文化に関する今後の推進についてお伺いいたします。平成28年度よりスポーツ及び文化に関する事務は、一部を除きまして、市長部局が担うこととなりました。事務の移管によって、スポーツ及び文化の振興の活動に影響が出ないように配慮されているところではありますが、これまで培ってきた人と人とのつながりは簡単に引き継げるものではないと認識をすることから、スポーツ・文化行政がこれまで以上に振興が図られるよう、また、サービスが低下しないように、市長部局と教育委員会が連帯して施策を推進することがまことに重要であると考えます。ここで、四つの点をお伺いします。一つ目として、移管後のスポーツ・文化の指導実施状況について、二つ目として、スポーツ及び文化の現状と振興の課題について伺います。三つ目として、課題解決に向けた今後の方針について、四つ目として、2020年東京オリンピック・パラリンピック大会を日本全体のスポーツと文化の祭典と位置づけ、魅力あるプログラムを全国で展開していく中で、富良野市としての取り組みに対しての基本的な考え方について、お伺いいたします。以上、第1回目の質問を終わります。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
-登壇-おはようございます。渋谷議員の御質問にお答えをいたします。1件目の市の花の制定について、ラベンダーを市の花にすることについてであります。市の花の選定は、御質問にありましたとおり、昭和48年、開基70周年を迎えるのを機会に、自然景観にふさわしい市のシンボルとなる動植物を選定すべきという市民要望が契機となっているところであります。市及び専門家による選定に関する代表者懇談会が開催をされまして、選定作業では、ほかの市町村で選定されていないもの、郷土のもの、本市にふさわしい特色を持つもの、市民が誇りとして愛着を得るものなどを基準として、活発な意見交換及び専門的な見地からの検討の結果、市の花としてエゾムラサキツツジが選定をされました。その理由として、春の先駆けの花で、桜よりも早く咲き初め、花期も長く、花の色は長い冬の雪にうんだ人々に春の到来の喜びを与える花であること、霜にも強く、葉は常緑、かつては東京大学北海道演習林に大群落が自生していたこと、耐寒性も強く、市民の家々の庭木として植栽されていることなどが挙げられ、昭和48年9月14日の開基70周年記念式典において正式発表をされました。次に、エゾムラサキツツジの活用は、「み緑アップふらの」緑化基本計画に基づき、東雲通や朝日ヶ丘総合都市公園、扇瀬公園などの整備の際に、エゾムラサキツツジを植栽してきたところであります。次に、ラベンダーの市の花への追加指定でありますが、確かに富良野地域の花としてのイメージが内外に定着していると認識をしておりますが、もう既に中富良野町、上富良野町が町の花として選定していることから、ラベンダーを市の花として選定するということは考えておりません。次に、2件目の森林行政についての造林に向けた取り組みについてであります。木材に関する情勢は、カラマツを中心とした人工林は全道的に戦後植林をしたものが多く、成熟期に入り、需要に対する供給が可能な状況となっております。一方、近年、既存の製紙用パルプ材や暗渠排水用チップ材に加え、バイオマスエネルギー向けの需要が新たに発生をし、天然林木も含めた木材需要が大きくなってきているところであります。このように民有林においては、伐採期を迎え、木材需要もあるため、皆伐が進められているところでありますが、その背景には、森林所有者が高齢あるいはまた経済的な理由により、早期に財産処分を望む意向であるものと考えております。森林行政の課題といたしまして、伐採後に植林をしない山林が増加する傾向にあることや、更新する意思が弱い者へ所有権が移転される状況も見られることから、持続可能な森づくりを継続するための新たな取り組みを検討すべき時期にあると考えております。次に、森林所有者が伐採後に植林をしない理由につきましては、森林計画制度上、植林することと同時に天然更新も認められておりますので、高齢あるいは経済的に余裕のない森林所有者においては、みずからが更新のために積極的に投資する意欲が高くないため、天然更新を選択しているものと考えております。次に、造林を支援する制度につきましては、人口造林、下刈り及び除間伐に対し、国及び北海道と協調して助成する富良野市民有林育成推進事業補助金を設け、この制度を森林所有者に対して伐採届などの提出時に市の担当者が説明するとともに、森林組合を通して戸別訪問やパンフレットを配付することにより、周知をしているところであります。次に、再造林につきましては、十数年後の収穫を見据えた投資となりますので、市といたしましては、再造林を推進するためには、これまでの取り組みに加え、意欲ある森林所有者の集積を進めることも必要と考えておりますので、森林組合などとその方法について検討してまいりたい、このように考えているところであります。次に、3件目のスポーツ・文化振興について、スポーツ及び文化に関する今後の推進についての御質問にお答えをいたします。本年4月よりスポーツ及び文化の推進に関する事務が市長部局に移管をし、おおむね6カ月を迎えました。スポーツ・文化における各機関・団体への指導実施につきましては、必要に応じて懇談の場を設けて情報と意見交換を行いながら実施をしているところであります。スポーツ及び文化の現状と振興の課題につきましては、今年度は、市制施行50周年の周年事業としてプロ野球イースタン・リーグ公式戦等を実施しておりますが、事業推進に当たっては、市民生活部全体による実施体制と教育委員会ほか各部の協力により取り組んできている状況であります。現在は、計画された事業の実施が中心となっておりますが、スポーツ・文化を地域振興として総合的に取り組む必要がある、このように考えているところであります。今後の方針といたしましては、健康づくりなどの推進と連携した総合的なまちづくりを進めるため、関係部局との連絡調整を行い、また、ふらの体育協会ほか関係団体との情報交換、意見交換を密に実施をしてまいります。2020年東京オリンピック・パラリンピック大会への富良野市としての取り組みに対する考え方につきましては、スポーツ施設や宿泊施設等の情報収集が行われ始めているところでありますが、市内の施設では受け入れの対応はできない状況であります。一方、文化芸術面においては、東京オリンピック・パラリンピック大会はスポーツと文化の祭典であるとの位置づけから、演劇工場を中心とした情報発信を行いつつ、引き続き、情報収集に努めてまいります。以上であります。
再質問 13番 渋谷正文
答弁をいただきましたので、順次、再質問をさせていただきたいと思います。まず、市の花として選定されているエゾムラサキツツジの考え方、目的についてですけれども、当時の状況については詳しく御説明いただきました。ただ、現在、エゾムラサキツツジについて、そのような思いが伝わった中で公園や道路等に植えられているのかというと、そこまでの市民の一体感といいましょうか、気持ちの醸成というところにはつながっていないのかな、少し足りないのかなというふうに思っております。こうしたところは、市民の心のよりどころにしていかなければいけないのかなというふうに思っております。私は、こういう考え方が郷土を愛する心につながっていくのかなというふうに思っております。見解を伺いたいと思います。
答弁 総務部長 若杉勝博(総務部長は2018年3月まで)
渋谷議員の再質問にお答えをいたします。市民に市の花が浸透しているかという点で、不足しているのではないかということだと思います。経過としてそういう形で選定をされ、そして、当時もありましたけれども、多くの家庭で植栽されて大事にされている、それも選定理由の一つに入っております。それは、現在でも、先ほど答弁申し上げたように、み緑アップふらのに基づいた形で公共の中でも植えられております。意識する、しないにかかわらず、市の花、それから、木もありまして、これはホオノキ、イチイですが、また、けもの、鳥もありますけれども、これらが果たして市民にどこまで浸透しているのかということと同じような問題かと思います。しかし、こうした経過を大事にすることも一つの市の立場だと思っております。以上であります。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
渋谷議員の御質問に、総務部長の答弁に加えて、私から少し答弁をさせていただきたいと思います。エゾムラサキツツジにつきましては、御答弁を申し上げたとおり、昭和48年からやっているわけであります。その後も、それぞれ引き継ぎながら、学校教育の立場から、また、市民に対しても昨今では観光パンフレットに市の花ということで掲載をしているわけでございますから、市民はもちろん、観光客についても発信されております。この上川管内における富良野・美瑛広域観光推進協議会においても、それぞれの市町村の花なり特色あるものが観光パンフレットに載せられ、全国に発信され、あるいは、東南アジアを初めとして海外までもこれが行っているわけでございます。私は、市の花の選定について、他町村にあるものを入れる理由は一体何なのだといま一度考えて、今回の御答弁にさせていただきました。市の花を選定するということは、それだけの権威があります。市長自身が決めたわけではありません。専門家の皆さん方に集まっていただいて決めたものでございますから、今後においても、やはりこの精神というものを引き継いでいく必要性があろう、このように考えているところであります。
再質問 13番 渋谷正文
私も、歴史をつなぐというその精神については同意するところであります。しかしながら、ただいまの答弁にありましたけれども、いろいろな観光パンフレットなど、そうしたところに富良野市として打って出る場合に、仮にエゾムラサキツツジを掲載すると富良野とはちょっと違うのかなというようなイメージを持たれたりもするのかなというふうに思ったところであります。市民に末永く愛され親しまれるものとして、そして、郷土の象徴として長く市民の皆さんに愛されるように普及、宣伝することは、とても必要なことだなというふうに思っております。先ほどの答弁でちらっと出ましたけれども、私も、改善策の一つとして、市の刊行物や制作物でもっともっと広く伝えること、学校だけではなくて市民全体に伝えることに着手されてはどうかなというふうに思いますが、見解を伺います。
答弁 総務部長 若杉勝博(総務部長は2018年3月まで)
市民への市の花のPRということです。いま、市長からも答弁いたしましたように、教育における副読本、あるいは、各種の観光パンフレット、加えて、今後もそうした情報媒体を使って市の花をPRしていきたいと考えております。
再質問 13番 渋谷正文
3点目のラベンダーを市の花に追加指定する件に移ります。私は、富良野に来る方に、富良野市の市の花はこうですよとしっかりと説明できることが必要であるということから、現状において最適な花はラベンダーではないかという考えに立って今回の提案をさせていただいております。確かに、近隣の町村では、町の花としてラベンダーを選定しているということがあります。しかしながら、我がまちもそうですが、開基周年事業や市制の周年記念事業で、こうした市の花、あるいは、さまざまなことを市民対話の中で進めていくということは、ほかの市町村でも行われていることを十分承知しております。私は、50周年という節目を迎えたということをもって、市民、そして交流人口の皆さんの声を生かすまちづくりとして、そうした声を酌み取る機会があってもいいのではないかと思います。現在、我がまちの中ではそういった声はないということでありましょうが、実際のところ、意見を問うと、皆さん、ああ、そうだよね、ラベンダーは市の花ではないのだねというような認識を持たれます。実は、潜在的には市の花であってほしいなというふうに思っているのでないかなと私は推測しています。ここのところをしっかりと定着化することが必要かと思っております。そうした意味合いも込めまして、市の花としての考え方や意見を聴取するようなことは考えられないのかどうか、あるいは、そういった意見があったときには市として受け入れる姿勢があるのか、お伺いしたいと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
渋谷議員の再々質問にお答えをさせていただきたいと思います。先ほど答弁申し上げて、再質問でも私の考え方を示させていただきました。市民の考え方としてラベンダーという話が仮に出たとしても、私は、専門家の皆さん方が十分検討した中でやったものであって、専門家は複数を選んでいないのです。その花を富良野の象徴として今後も継続して認めていこう、こういうことで70周年に決めたわけであります。事情によって内容を変更して加えるとか、あるいは減らすということをやりますと、現在、この沿線におけるラベンダーの状況というのは確かに知名度的にはふえてまいりました。ですから、ラベンダーの富良野というふうに言われております。私はそれでいいと思っています。この機会に新しく選定すべきだという御質問のようでありますけれども、議会からいろいろ御質問を受けて、市の意思というものを精査することは私も重要だという認識を持っています。その上に立って、ただいま答弁を申し上げました。市の進むべき道というのは、市の花だけではないのです。花は象徴でありまして、市民がその花を育てていく、あるいは、それぞれの個々の家でツツジをさらに加えて植えていくような、そういう運動展開を御提案いただけるのであれば、私は、その御提案に対して、市民に対して普及、啓蒙をさらに強めていきたい、このように考えるところであります。以上であります。
再質問 13番 渋谷正文
何度も同じ質問をすると堂々めぐりになってしまいますけれども、私は、昭和48年という時代背景の中で決められたことについては十分理解しております。ただ、昭和50年以降のラベンダーの爆発的な人気がこの地域にはございまして、専門家が考えていたときの実情と少し変わってきているというふうに思っております。そうしたところも踏まえて、再度、検討するべきと思います。私は、そこのところは違いがあるのではないかと指摘をさせていただきましたが、そこに違いがないという答弁をいただけるのであればそれで結構ですけれども、そこは違いになりませんか。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
渋谷議員の再々質問にお答えさせていただきます。いま、前段を含めて、それぞれ答弁させていただきました。昭和48年に専門家によって決めていただいたときは、いろいろな状況を考察しながら富良野の花としてこれから後世にも残していきたい、そういう思いでそれぞれ部会を設けて検討していただいたわけです。さらに花を加えていこうということになれば、市を象徴する花として市民が思うものは一体何なのだと、最後には桜まで伸びていくような状況も現実的に考えられるわけです。象徴というのは一つあればいいのですね。私は、二つも三つも要らないと思います。それがまちのシンボルとして市民からも愛される、このように考えておりますので、考え方の相違というよりも、行政としてそのように考えていかなければならないという立場でお答えをさせていただきました。
再質問 13番 渋谷正文
私は、市民、そして交流人口の皆さんの声を生かしたまちづくりを進めることが協働によるまちづくりを進めることと思っております。今後も、機会を設けて議論を深められればというふうに思っております。次の質問に移らせていただきたいと思います。再造林という視点からお話をさせていただきたいと思います。造林を行うことについては、投資を行うわけでありますので、できる限り低コストで、かつ高収益なものであることを求められるのではないかなというふうに思います。標高の差や、林道からどれぐらい入ったという距離もありますが、やはり、コストが次の造林に向けたところに大きく影響するというふうに思っているところと、また、所有者が我がまちに住んでいない、在住していない方の林地がふえてきていることも、そうした傾向に拍車がかかっているのではないかなというふうに思っております。森林法というのがございまして、行政もそれに基づいて進めていることは十分理解しております。森林の管理を担当する部局においては、傾斜が強いとか、あるいは、所有者がどういう状況になっているとか、そういうことが事前にわかっている上で、伐採を許可し、再造林するといった計画が出されていると思っておりますので、そうしたところが見えているとすると、先んじた対策も可能になってくるのではないかなというふうに思っておりますが、そちらの状況についてお伺いしたいと思います。
答弁 経済部長 原正明(経済部長は2017年3月まで)
渋谷議員の再質問にお答えいたします。森林の経営をなさっている方が再造林することについて、いろいろ条件があるということで、行政的に先んじた対策が必要ではないかというお話でございます。まず、森林経営に当たっては、造林をした後に最終的に皆伐をして収入を得るまでの間に、下刈り、除伐、間伐というような段階を踏んでまいります。いまの制度の中では、そのたびに各種補助事業がございますので、その補助事業を周知に合わせて、その段階ごとに森林所有者に今後の森林経営についての御指導、アドバイスをさせていただく、制度の利活用についても説明させていただいております。このように、森林経営に当たっては、造林する段階での投資、それから、除伐、間伐をするまで、10年ないし20年ぐらいまでは先行的に投資をせざるを得ません。その後、間伐材が出てきた段階で収入が出てくる、大きく言えば投資と収入がとんとんになってきて、最終的に材として販売することによって収入が得られますが、その期間が50年ないしそれ以上というようなことであります。ですから、先ほどから申し上げているとおり、投資の意欲、森林経営の意欲の薄い方はどうしてもそこでちゅうちょしてしまうような現状がありますので、現在、市及び森林組合のほうで森林所有者に制度の周知を図っているという状況でございます。先ほど、市長から答弁を申し上げたとおり、それでもなお厳しい状況にある森林については、それ以外の対策について、いま、検討を始めているということでございます。
再質問 13番 渋谷正文
再造林と、森林を我がまちの財産として生かせるように、一歩踏み出せる施策について検討しているというところで、非常に力強い答弁をいただいたのかなというふうに思っております。ただ、答弁の中で確認をしたいところがあるのですけれども、周知をするというところで、市あるいは関係団体から周知についてはしっかり行っている、補助事業の説明等、あるいは、しっかりと再造林に向けた動きにつなげてくださいといったことはしているというふうなことでありますが、どのような手法をもって行っているのか、お知らせいただきたいと思います。
答弁 経済部長 原正明(経済部長は2017年3月まで)
渋谷議員の御質問にお答えいたします。以前にも、不在の森林所有者に対する周知ということでの御質問がございまして、そのときも御説明を申し上げておりますけれども、まず、はがき、文書等の連絡、それから、森林組合の戸別訪問、そして、再造林に向けては伐採届が必ず出てまいりますので、その段階で、市からそのための補助事業の制度、その後の森林経営ということで指導をさせていただいているということでございます。
再質問 13番 渋谷正文
確認なのですけれども、市で各制度の説明を行っているというところは、直接お会いして行っているという理解でよろしいでしょうか。
答弁 経済部長 原正明(経済部長は2017年3月まで)
渋谷議員の御質問にお答えいたします。伐採届が出されますが、その場合には森林所有者またはそれを代理する方が市役所に来られますので、その段階で直接お話をするということでございます。
再質問 13番 渋谷正文
いまの話でいきますと、周知については、計画を出したときに森林所有者にされているということですけれども、年数を経過することによって、そうしたことの意識が薄くなっていくのではないかなというふうに思います。そうしたところでの市のかかわりについては、ないということでしょうか。
答弁 経済部長 原正明(経済部長は2017年3月まで)
御質問にお答えいたします。先ほど申し上げたとおり、50年以上たったような時期に皆伐して、その後に植林をするというのが再造林というふうに理解をしております。その前の段階で、先ほど御説明を申し上げたとおり、下刈り、除伐、間伐という作業が出てまいります。それについても補助事業等がございまして、その周知がございますので、その段階で話し合いをさせてもらっているということでございます。
再質問 13番 渋谷正文
いまの答弁ですと、計画のときに、いろいろな諸手続を踏んで皆伐するところまでは市から話をしている、しかし、その後、実際に植林をしたかどうかまでは実際に確認をされていないということでこういうふうになっていますので、植林をしてくださいというような指導については、市では行っていないということでしょうか。
答弁 経済部長 原正明(経済部長は2017年3月まで)
お答えをいたします。先ほど市長答弁の中でも申し上げたとおり、皆伐をした後に植林をするという造林と、それから、天然更新という形で、森林法上で植林をしなくても自然に更新をすることが認められておりまして、伐採をした後に未利用材として搬出をしない材については、その場所に基本的に置いておく、それが天然更新の役に立つということで、現在、取り組みを進めているということでございます。その後、条件等によって5年間は天然更新が認められておりますけれども、一定期間、変化がない場合については、改めてお話をさせていただくということでございます。
再質問 13番 渋谷正文
その施策について一歩を踏み出せるということでありますので、ただいま議論したところも踏まえて検討していただければなというふうに思っております。次に移りたいと思います。スポーツ・文化振興についてに移ります。今回、質問させていただいた状況につきましては、半年を経過しているところでありまして、当然、その中でまだまだ改善をするようなところを承知しながら行っているのかなということもあろうかと思います。そして、昨日、萩原議員の情報の考え方でも議論されたかと思います。市長の答弁では、声を受ける場として、現在、お互いが良好な関係にあって、庁内についてもそうした情報連携については良好であろうという発言をされております。私は、スポーツ・文化の動きを見させていただいて、より現場が動きやすいような体制が必要ではないかなというふうに思います。ひとりで抱え込まないような仕組みづくりと申しましょうか、現状では業務分掌がとても広くなっておりまして、部署だけでは動き切れないところがあろうかと思いますので、そうしたところについて、市長部局、教育委員会はしっかりとバックアップして、文化の薫りのするまちづくりを実践することに当たられたいというふうに思っております。必要に応じて調整を図っているということでありますけれども、そうしたところは、定期的に、また必要に応じてその両方を行うことが求められるのではないかなというふうに私は思いますが、見解を伺います。
答弁 市民生活部長 長沢和之(市民生活部長は2018年3月まで)
渋谷議員の再質問にお答えいたします。半年がたった状況でございますけれども、特に、事業につきましては、市長の答弁でもお答えしましたが、本年度は50周年事業ということで、国際交流の野球、それからイースタン・リーグの野球を実施しております。ここにつきましては、周年事業ということで、当初はなかったものですから、私ども部局内での協力、それから、教育委員会社会教育課の協力をいただきまして、人的なことやノウハウを含めて対応していきました。また、日ごろの事務対応につきましても、2名体制という中で、どうしても外に出る機会も多く、そういった対応がございましたので社会教育課の協力をいただきながら進めております。今後につきましても、順次、周年事業を実施してきておりますので、担当部局内で対応できる体制をつくっていきたいと考えております。以上です。
再質問 13番 渋谷正文
半年の経過の中で、いろいろと動くところ、見えてくるところがあろうかと思います。それをローリングした上で改善を図っていっていただきたいなというふうに思います。やはり、文化・スポーツというのは、市民にとって非常に身近なところにあります。そうしたところで、意見、考えといいましょうか、思いをしっかりと伝えられる、そして、それを実現できる場が現在ある窓口ではないかなというふうに考えております。私は、ここの体制整備がより拡充されていくことが必要ではないか、市長もお考えになっていたいろいろな連携をしたまちづくりにつながるというふうに考えておりますが、そうしたお考えについて、少しお知らせいただければなというふうに思います。
答弁 市民生活部長 長沢和之(市民生活部長は2018年3月まで)
渋谷議員の御質問にお答えいたします。先ほどもお答えしましたが、現体制でスポーツ・文化行政を担っていくということですから、半年が経過した中で十分に整理した上で、また、市長部局に移ってきたという当初の意義を市長も御回答しましたけれども、次に、スポーツ行政と観光を結びつけるとか、健康面と結びつける、それから、文化行政を観光振興に生かす、そういった取り組みに向けてじっくりと体制を整えていきたいと考えております。以上です。
再質問 13番 渋谷正文
それでは、四つ目の2020年東京オリンピック・パラリンピックのところに移りたいと思います。平成27年5月に、閣議決定で、文化芸術の振興に関する基本的な方針が示されています。これによって、平成28年度の文化庁の予算もつきまして、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の機会を生かして、地域の文化芸術活動、文化プログラムを推進していくというふうになっております。こうした情報は、新聞等ではなかなか見えないところでありまして、担当部局がしっかりとアンテナを高くして積極的に情報収集をしてほしいというふうに思っております。通知を待つばかりではなく、動きをいち早く察知いたしまして、議論を加えて、行政と住民による協働によるスポーツ・文化に資する対応をぜひ行っていただきたいというふうに思っておりますが、こうした考え方について、再度、見解を伺いたいと思います。
答弁 市民生活部長 長沢和之(市民生活部長は2018年3月まで)
渋谷議員の御質問にお答えします。東京オリンピック・パラリンピックにかかわって、スポーツ及び文化面に対しても進めていくということでございます。その中で、平成27年度の文化庁長官表彰を受賞いたしました。こういったことも含めて、2020年に向けて、演劇工場を中心とした演劇のまちづくりということで、その機会を捉えながら情報発信をして進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
再質問 13番 渋谷正文
最後に、確認を含めてお聞きしたいと思いますけれども、いま、そういう形で進めてまいりたいという考え方は示していただいたのですが、いろいろな文化プログラム等がありまして、そうしたものは、都市部だけではなくて、地方でもどんどん発信をしてほしいというようなことが国から示されております。私は、ぜひとも、我がまちにおいてもそうした文化プログラムを取り入れていただいて、先ほども申し上げたように、文化の薫るまちとして富良野が一層輝けるように推進していただきたいなというふうに思っておりますが、見解を伺いたいと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
渋谷議員の再々質問にお答えをさせていただきたいと思います。ただいまの私の答弁、さらに、市民生活部長から答弁させていただきましたが、特に2020年のオリンピックに向けて云々という御質問でございました。富良野の場合は、スポーツについても、いま、高校生に大変頑張っていただいて、野球、サッカー、ラグビーなんかがぐんぐん伸びてきているような状況になっております。これも、市のアスリート補助ということで、スポーツ・文化面についていろいろな助成を出して、そういうことで国際的にも活躍できるような下地をつくってきたことは事実でございます。この上に立って、さらにスポーツ・文化ということでございます。スポーツについては、これから将来に向けてスポーツの施設の充実だとか、あるいはまた、文化面についても、いま、富良野が毎年11月に行っている市民劇団の普及だとか、小学生の演劇に対する熱意や、演劇集団による公演、こういったことが少しずつ地に足のついた活動になりつつありまして、こうしたことを具体的に発信することが市民運動を盛り上げていくことにつながっていくわけです。そういう意味に立って、私ども行政といたしましても、それらの支援のあり方、あるいは、情報収集のあり方について、もう少し市全体でそういう状況をつくっていかなくてはならない、私自身もこのように考えておりますので、今後、スポーツ振興あるいは文化振興に対してそういう状況の中で進めてまいりたい、このように考えているところであります。