富良野市議会 平成27年第4回定例会 2015年12月14日
(1)富良野市第5次総合計画と地方版総合戦略の整合性について/(2)行政施設の改築と土地利用について
2015年12月14日、富良野市議会の一般質問で、日里雅至議員が「富良野市第5次総合計画と地方版総合戦略の整合性について」「行政施設の改築と土地利用について」について質問し、市長 能登芳昭、教育委員会教育長 近内栄一、商工観光室長 山内孝夫、副市長 石井隆、建設水道部長 外崎番三が答弁しました。
- 質問者
- 日里雅至 議員
- 答弁者
- 市長 能登芳昭、教育委員会教育長 近内栄一、商工観光室長 山内孝夫、副市長 石井隆、建設水道部長 外崎番三
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 日里雅至
-登壇-おはようございます。通告に従い、質問をしてまいります。市民一人一人が夢や希望を持ち、潤いのある豊かな生活を安心して営むことのできる地域社会の形成、その地域を担う個性豊かな多様な人材の確保と魅力ある多様な就業機会の創出を一体的に推進するまち・ひと・しごと創生法が制定されました。本市でも、総合戦略素案策定に向け、市民参加を基本に、「市長と語ろう!」地域懇談会、まちづくり講演会、富良野市総合戦略有識者会議の立ち上げ、また、内部的には、職員参加で、女子職員、若手職員によるワーキング会議、職員全体説明会、総合戦略策定本部会議などを開催し、各界各層の市民の皆さんの意見を参考に、11月に富良野市まち・ひと・しごと創生 人口ビジョン・総合戦略(素案)が示されました。そこで、富良野市第5次総合計画と地方版総合戦略との整合性について、3点についてお尋ねをいたします。1点目は、商工振興、第2次産業への支援についてお尋ねをいたします。総合計画は、長期的視点でのまちづくりの方向性を示すものと認識をいたしております。その中で、地域の魅力ある産業を活かしたまちづくりを基本目標に、また、個別目標2として、商工業の振興とまちなかに賑わいのあるまちづくり、そして、企業活動支援、地域資源やブランドを生かした高付加価値化をうたっております。また、総合戦略は、全般的な総合計画の中でも、特に人口減少対策に直接効果のある喫緊の施策・事業を網羅するものと認識いたしております。人口減少対策は、早く取り組むことが効果的と言われ、また、人口減少対策の最重要課題は、経済の安定であり、雇用があることと言われています。長期的視点での商工業の振興、雇用の確保に向け、具体的に商業振興、雇用施策の多くの種をまく必要があると強く考えております。戦略的にも、その種は、商業振興施策、雇用施策を明確に盛り込むべきと考えています。本市の経済の強みは農業と観光であり、また、商業においても、マルシェ効果で入り込み、売り上げとも目標を上回る実績が上がっていると聞いております。この強みを生かし、さらに強い経済基盤を築いていかなければなりません。先ほど、種をまく必要性のお話をいたしました。私の考える種とは、ずばり、ものづくりであります。本市は、基幹産業の農業においては、北海道でとれる作物はほとんどとれます。多種多様の農産物があります。ジビエ、鹿などの素材もあります。そして、ワインもあります。また、売り場としては、マルシェを核に駅前再開発事業でできたチャレンジショップの利用ですとか、各商店街のアンテナショップなど、売れる舞台が整いつつあると認識をいたしております。しかしながら、マルシェの商品構成を見ると、全て商品がメード・イン富良野という状況ではありません。旭川、札幌など、他町村で加工された菓子類などが多く陳列されております。そこで、ものづくりです。富良野の強みの農業、観光にものづくりを加え、富良野の素材を使用したものづくり支援強化、官民金連携、特に食品加工、製造、手づくり工房的な中での商品開発、クリエーターズ支援、大規模生産施設でなくても商売が成り立つ状況づくりの支援、富良野を売るメード・イン富良野の商品をあふれさせることが経済の循環になり、第2次、第3次産業の活性化が雇用に結びつき、人口維持あるいは増になり、市長が最近強く言われております6次産業化にも資すると考えます。そこで、3点、お尋ねをいたします。1点目は、総合戦略にも、「しごと」をつくる富良野戦略で、雇用を生み出す、起業化、中小企業への支援強化とうたわれており、その範疇に包含されるのかもしれませんけれども、ものづくり、第2次産業の強化支援を強く打ち出すべきだと考えておりますが、市長の見解を伺います。2点目は、中小企業支援の拡充においても、ものづくりの支援を充実すべきと考えております。また、その周知、PRにもものづくり支援に重点を置いて行うべきと考えておりますけれども、見解を伺います。3点目は、民間事業者が手づくり工房的な中で食品加工、製造、商品開発、試験などを行うとすれば、そこへの施設整備などの支援を行うべきと考えますけれども、見解を伺います。次に、中心市街地の活性化及び商工振興について伺います。1点目は、総合計画と総合戦略の整合性についてです。現在、総合戦略骨子の段階で、実施計画までどのように検討し、今後5年間、どのような視点を持って施策を進めていくのか、見解を伺います。2点目は、今後の商工振興策の中で、新規出店、創業、中小企業支援について伺います。3点目は、人材確保に向けた資格・技術取得支援についての見解についてお伺いをいたします。次に、教育について、教育長にお伺いをいたします。特に、富良野市まち・ひと・しごと創生総合戦略の素案の人の見地から、環境教育と郷土愛を育む教育について教育長に質問をさせていただきます。地域の未来を担う人材の育成は、人口減のときだからこそ、この対策は急務と考えております。これまで、教育行政の中で重点に置いていたキャリア教育は、平成16年度からスタートされ、教育委員会が中心となり、ハローワークや商工会議所、商工会、JAなどが協力し、小学校、中学校、高等学校において、子供たちの発達段階に応じたさまざまな農業体験、職業体験を育成することで、地域の産業や職業に関心を持ち、将来、社会人として必要とされる自立心や創造力、そして、チャレンジ精神を養い、学校では体験のできない活動に挑戦し、協調性や積極性など社会生活を営む上での規範意識を高めるなど、子供たちの成長過程の中で最も重要な自己理解や人間尊重など、キャリア教育の持つ主体性や社会性の育成に結びつくと考えております。そのような中で、地域の人口減少を見据え、地域創生の必要性から、教育に視点を置き、地域の活性化につなげるための総合戦略の人材育成事業として、地域の特性を生かした教育資源、職業体験、ボランティア活動、地域へのアイデア提言などを活用しながら、子供たちに地域への愛着を持たせる事業として、小・中・高一貫のキャリア教育を推進する研究校に富良野小学校、西中学校、緑峰高校が指定を受け、3校が連携し、自分たちが生まれ育った故郷への理解を深める事業として取り組まれていることは、子供たちが将来の夢や希望へと結びつくものであり、期待しているところであります。また一方で、環境教育には、東京大学北海道演習林の存在は、富良野市にとっても、森林生態系などの研究施設として大きな位置を占めると考えております。ここには、国際的にも多くの学術研究者たちが訪れ、さらには、市内の小・中学校においても、森の大切さや動物の生態系など自然環境などの自然体系を知る体験ができる最も重要な研究施設であり、その活用方法が必要だと考えております。さらに、特に、小学生たちに富良野市の基幹産業である農業を理解させるためにも、現在取り組まれている勤労体験事業としての学校農園活動など、農業体験を積み重ねていくことは、将来の農業への布石に結びついていくのではと考えております。教育は、長期的な視点が必要であり、子供たちがみずから考え、みずから学び、そして継続すること、さらには、心を動かす体験をさせ、社会に生きていけるための道筋をつけるためにも、環境教育やキャリア教育の体験活動を重視しながら、子供たちの意識を芽生えさせ、裾野を広げて継続する活動は、将来への郷土愛を育む教育に結びついていくものと考えております。そこで、4点、お伺いをいたします。1点目は、総合計画と総合戦略の整合性について、2点目は、東大演習林の活用について、3点目は、キャリア教育の推進について、4点目は、郷土愛を育む推進体制についてお尋ねをいたします。次に、行政施設の改築と土地利用についての1点目として、市庁舎の改築に向けての進捗状況についてお伺いをいたします。この件につきましては、平成23年第3回定例会、平成24年第2回定例会、平成25年の代表質問、平成25年第3回定例会で、それぞれ質問をさせていただいております。その後の進捗を含め、質問をしてまいります。特に、平成25年の代表質問の答弁では、市庁舎整備基本構想策定に向けた取り組みについては、庁舎等耐震及び老朽化状況を把握し、整備手法、防災、減災機能、予定地、市民の利便性、財源、市民参加の方法について、庁舎施設整備検討委員会において課題を整理すると答弁をされております。あれから3年たちました。いま、庁舎等施設整備基金も設置されましたが、改築に向けた進捗状況をお尋ねいたします。次に、市民に対する情報周知、合意形成に向けて、市民との対話、意見交換が必要かと考えております。本年、「市長と語ろう」地域懇談会には多くの市民の皆さんが訪れ、対話をされ、今後のまちづくりについて懇談され、大きな成果を上げたと感じております。市庁舎改築についても、来年度の「市長と語ろう」地域懇談会の一つのテーマとして意見交換を行ってはと考えますけれども、御見解を伺います。次に、中央・麻町保育所の跡地利活用についてお伺いをいたします。この跡地利活用について、市長の見解と、予定があれば、お知らせをいただきたいと思います。また、既存の公共施設建てかえ、改修、統廃合、土地利用、行政施設全般を網羅した具体的な方針、計画などを検討すべきと思いますけれども、見解をお伺いいたします。1回目の質問を終わります。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
-登壇-おはようございます。日里議員の御質問にお答えをいたします。1件目の富良野市第5次総合計画と地方版総合戦略の整合性についての1点目、第2次産業支援についてであります。現在、第5次富良野市総合計画の一部として、富良野市の人口減少への対策と創生に向けて、まち・ひと・しごとを柱とした重点的な施策である総合戦略の策定を、平成27年度末を目途に取り組みを進めているところであります。また、国におきましては、この総合戦略にかかわる予算等につきまして、それぞれ関係する省庁で担当して各種の施策を講じている状況というふうに判断をいたしているところであります。富良野市における人口減少問題は、経済部の縮小にもつながるため、総合戦略の柱の一つでありますしごとの創生におきましては、経済の活性化に向けた取り組みが重要である、このように考えております。施策の策定に当たりましては、総合戦略の会議や、富良野市中小企業振興促進審議会と意見を交換する中で検討してまいりたいと考えているところであります。次に、第2次産業への支援強化についてであります。富良野市の経済力を高める上で、産業構造の中における第2次産業の割合が低い状況にあり、また、総合戦略の有識者会議においても、食品加工業の振興、また地域内での商品調達の提案もありますので、関係団体との意見交換などを含め、検討してまいりたいと考えているところであります。次に、ものづくりへの支援についてであります。本市のすぐれた農産品の原材料を生かしたものづくりは大きな可能性を秘めていると考えておりますので、関係機関、関係団体とも協議を重ね、検討してまいりたい、このように考えているところであります。次に、富良野ブランドの商品づくりの施設への支援についてであります。基幹産業である農業の原材料を活用し、地元での製造、地元での販売を図ることにより、地域全体の活性化につながるものと考えておりますので、これもあわせて、関係機関・団体等とも協議し、検討を進めてまいりたい、このように考えているところであります。2点目の中心市街地の活性化及び商工振興についての総合計画と総合戦略の整合性についてであります。第5次総合計画と、昨年、認定を受けた中心市街地活性化基本計画におきましては、まちなか回遊とまちなか居住の推進により、にぎわい創出を図る中心市街地活性化の推進を目標に掲げ、本市の目指すべきコンパクトシティーへの方向性と手法を示しており、総合戦略につきましては、第5次総合計画の中で推進をしていくものであります。現在、取り組んでおります中心市街地活性化に向けた施策につきましては、本年度、東4条街区市街地再開発事業による共同住宅と一体となった商業集積や虹いろ保育所など、市民生活に必要な都市機能が高度に集約された新たな生活街がまちなかに誕生したことにより、近傍商業地価格の上昇や、歩行者回遊に変化が見られるなど、徐々にその効果があらわれてきていると感じているところであります。今後は、既存核拠点でありますJR富良野駅やふらっと及びフラノ・マルシェとの連結性がにぎわいの創出に大きく寄与していくことから、核拠点をふやし、点から線へ、そして面へと広がりを持たせることが重要であり、総合戦略策定後においても、中心市街地の活性化に向け、継続した官民協働による事業実施が必要不可欠であると考えているところであります。次に、新規出店、創業、中小企業の活性化についてであります。現在、中小企業振興総合補助金や制度融資などを中心に、中小企業の支援を行ってきたところであります。新規出店や創業支援につきましては、家賃や店舗等新築改修費の補助とともに、新たに2人以上を正規雇用とすることや、新規開業や新規事業展開をした場合には事業経費の2分の1で上限100万円分と、雇用した1人当たり15万円を1年限り補助することといたしているところであります。また、旭川市など道北9自治体における産業競争力強化法に基づく総合支援事業計画も認定されており、創業相談窓口設置事業や、富良野商工会議所中心に日本政策金融公庫、旭川産業創造プラザ等と連携し、創業支援するといった体制も整ってきたところであります。今後の中小企業の活性化に向けた取り組みといたしましては、中小企業振興総合補助金や各種制度融資の支援内容を拡充する予定であり、富良野市中小企業振興促進審議会において協議を進めているところであります。次に、人材確保のための資格・技術取得支援につきましては、企業におきまして人材確保は重要な課題でありますが、特に介護、建設、土木、医療、観光といった分野で人材不足が見受けられます。このような中、市内の企業において、採用した社員を専門学校に進学させ、その費用を企業が負担することなどの努力を行っているところもありますので、人材確保に向けた資格取得の支援につきましては、総合戦略の有識者会議や中小企業振興促進審議会等の中で意見交換を行い、検討してまいりたい、このように考えているところであります。次に、2件目の行政施設の改築と土地利用の1点目、市庁舎の改築に向けての進捗状況についてであります。平成24年9月には、庁内に庁舎等施設整備検討委員会を立ち上げ、市庁舎、文化会館、スポーツセンターの整備に関する調査研究及び検討を開始するとともに、平成25年3月には、庁舎等施設整備基金を設置し、以降、財政状況を勘案しながら基金の積み立てを行い、現在、資金的準備を進めているところであります。現在、将来的な人口減少と財政規模の縮小を踏まえた富良野市公共施設等総合管理計画を策定しているところでありますが、基本方針として、施設の複合化、統合、廃止、低コスト化、長寿命化と計画修繕を考えているところであります。市庁舎整備についても、文化会館等との複合化の検討も行うとともに、新庁舎にも必要な機能、備えるべき機能や技術的問題の整理を行い、あわせて、資材費や人件費等の建設費用の推計、有利な資金運用についても調査研究を行いながら、今後5年を目途に建設目標年度を含めた整備計画案をまとめていきたい、このように考えているところであります。市民参加につきましても、地域懇談会を含め、必要な時期に実施する考えであります。次に、2点目の中央・麻町保育所の跡地利用についてであります。両保育所とも国庫補助を受けて整備をしておりますので、関係省庁との調整及び庁内公有財産利活用検討委員会での検討を経て、施設の取り壊しや跡地利用を検討してまいります。このうち、麻町保育所につきましては、地域の利用意向もなかったことから、施設を取り壊し、敷地については、隣接する北麻町で行っている公営住宅の団地の建てかえ事業を円滑に進めるために活用する方向で検討し、現在、地先町内会等と相談をしている状況でございます。また、中央保育所につきましては、敷地は、将来、本庁舎整備を行うに当たって一時的に必要となる公用車駐車場や来客用駐車場としての活用が見込まれることから、当面、現状のままとし、適正な維持管理を行っていく考えでありますが、施設は取り壊す予定であります。既存公共施設の将来的な具体的計画につきましては、現在まとめております富良野市公共施設等総合管理計画策定後、調査研究をしてまいります。以上であります。
答弁 教育委員会教育長 近内栄一
-登壇-日里議員の1件目、富良野市第5次総合計画と地方版総合戦略の整合性についての3点目、環境教育と郷土愛を育む教育についてお答えいたします。総合計画と総合戦略の整合性についてでありますが、総合戦略は、富良野市第5次総合計画の一部として策定し、推進してまいりますけれども、総合戦略における環境教育と郷土愛を育む教育につきましては、総合戦略の素案において、「ひと」をつなぐ富良野戦略として、地域資源を活用しながら推進しようとするものであります。次に、東大演習林の活用の推進についてでありますが、東京大学北海道演習林は、北方林学と森林体系の試験研究施設として高く評価されており、この恵まれた森林資源を教育で活用することにより、さまざまな森づくりの努力や工夫を理解し、郷土の自然を体感する機会として森林環境教育を推進するものであります。次に、キャリア教育の推進についてでありますが、北海道教育委員会から、小中高一貫ふるさとキャリア教育研究校として指定を受けました富良野緑峰高等学校、富良野西中学校、富良野小学校が、今年度から3年間にわたり、連携しながら12年間を見通した体系的なキャリア教育の研究に取り組むこととなりました。この研究は、ふるさとに心を向けるために、地域におけるキャリア教育の総合的な推進方策を策定し、その実施を図りながら、地域を愛し、地域に貢献する態度を養うことを目的としております。このため、総合戦略におきましては、研究の成果を他の小・中学校においても生かすことにより、市内の児童生徒のふるさとへの理解、関心が高まり、郷土愛が育まれるとともに、主体性や協調性、コミュニケーション能力が育成され、人間関係形成能力、課題対応力、キャリアプランニング能力の育成が図られるものと考えております。次に、郷土愛を育む取り組みと推進体制でありますが、各小・中学校では、郷土愛を育む取り組みの一つとして、先生やPTA、地域の農家、JA青年部などの方々より指導を受けながら、学校農園などにおいて各種作物の栽培や体験農業を行っております。特に、樹海中学校のカボチャについては、直売所での販売体験、福祉施設への寄贈、ことぶき大学生との交流、学校給食の材料、横浜のレストランへの販売などに活用されております。今後も、地域及び団体等の協力をいただきながら、学校における体験農業を推進し、児童生徒が富良野農産物を知り、育て、活用することを通して、郷土愛を育んでまいりたいと考えております。以上でございます。
質問 9番 日里雅至
2次産業の関係です。富良野でとれるすばらしい農産物がある、そして、ワイン含めた富良野ブランドといった中で、加工を含めていろいろやられているということであります。そして、また、マルシェを中心に売れる舞台というか、売れるところも整いつつあると。昨日も報道で見たのですが、単年度で100万人以上の集客がなされたというようなことで、非常に核になる施設もできてきています。そこで、私は、勝手に調査をさせていただいたのですが、10月から12月10日ぐらいまでのマルシェの店頭での販売品目は約1,500品あるそうです。その中で、商品に漢字、平仮名、ローマ字等で「富良野」とついた商品は約26%でした。それから、富良野の材料を使った商品は約30%、そして、富良野で製造されている品物が約23%でした。富良野の素材を生かした富良野ならではの、富良野でしか買えない富良野ブランドの商品については、まだまだ伸び代があるというふうに考えておりますけれども、その辺の見解含めて、いかがですか。
答弁 商工観光室長 山内孝夫
日里議員の再質問にお答えいたしたいと思います。御質問にございましたように、富良野の原料にはいいものがございまして、今後、伸ばしていける状況があるのではないかという趣旨の御質問かと思います。私どもも同様の考え方で、日里議員から数字的な話も出ましたが、今後に向けてはその向上に向けて推進してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
日里議員の再質問に対して、商工観光室長からお答えをさせていただきましたので、それに少し補足しながら私からもお話しさせていただきたいと思います。マルシェにつきましては、上半期100万人を超えたような状況でございますから、富良野は国内・国外に対してもかなり名前が売れてきたと考えております。過日、ブランド総合研究所が発表しております全国の人気度でも、6位から7位にランクされておりますから、知名度については、私はこれからも世界的に大いに広がっていく要素があるまちである、そのように強く認識しております。そういう中で、ただいま御質問がありましたが、1,500品目のうちの大体26%ぐらいが富良野で、それ以外はほかから仕入れている状況だったという日里議員の実地調査の結果のようであります。私ども市といたしましては、一つは、地産地消ということは大きな将来の目標でありますが、それに向けて日々努力をしていくということは、市ばかりでなく、それに関連する商工会議所あるいは関係団体、そして商店街もそれにかかわるような状況づくりをしていく必要性が十分にありまして、行政だけではなかなかできない問題であります。そういうことを考えたときに、いま、マルシェが開設5年を迎えて、2次計画もこれから実施する段階の中で、富良野市の市街地活性化というのは、回遊性を含めた中で一段と強めていかなければなりません。現在の30ヘクタールに及ぶ中心市街地の中で、人が集まれるような状況づくりとして、ここ4年間では商店が20件ふえました。一部、多い業種もありますけれども、意欲的に9人の市外の方が富良野に開業していただいたということは大変有意義なことでございます。そういった状況を含めると、これからの新しい商品づくりの中で、富良野の産品をもっと活用できるように、1段進める必要性があるということで、今後はそれぞれの関係団体と産品づくりの研究会的なものも起こす必要性があるのかなと、いま、こんなふうに考えているところでございます。それによって大きく飛躍できるような体制ができますし、また、先ほど御質問がありました支援づくりの中でもあわせて検討していく必要性があると考えているところであります。以上です。
質問 9番 日里雅至
そのとおりだと思います。これから、いろいろな団体と協議し、お話し合いの中で新しいすばらしいものが生まれることを期待いたしたいと思います。そこで、富良野のブランドといった部分の中で質問させていただきたいと思います。富良野の自然とか景観、それから富良野の資源、いろいろなものを含めてあろうかというふうに思っておりますが、富良野のブランド形成について、どのような取り組みをし、裾野を広げていくかといった部分についてお聞かせいただきたいと思います。
答弁 商工観光室長 山内孝夫
日里議員の再々質問にお答えしたいと思います。富良野ブランドの形成に向けてどのような取り組みかという趣旨の御質問かと思います。富良野の利点といいましょうか、富良野を客観的に見た場合に、ブランド総合研究所の発表でもございましたように7位という状況にございます。その中でさらに分析いたしますと、全国から見られている目としましては、富良野の自然景観、農業景観を見たい、そして、そのようなところを訪れたいというような意見がとても強うございます。そのようなことも客観的に踏まえまして、もともと持っている富良野の魅力をベースにしてどんどん磨き上げていくべきであると考えております。そのような客観的な意見がありますし、それから、観光的な戦略の中でもいろいろ議論を申し上げておりますので、そういうことで形成を図ってまいりたいというふうに思っております。
答弁 市長 能登芳昭(市長は2018年3月まで)
日里議員のこれから富良野ブランドをどう構築していくかという御質問で、ただいま、商工観光室長から、基本となる社会資源と自然資源というものを御説明させていただきました。私どもも、このブランドの一つに、富良野産としてはブドウがありますが、いま、このブドウはブドウ酒だけでいいのかという論議を庁内でやっておりまして、もっと発展的にワインを活用すれば今後のブランド化につなげていけるような足がかりができるというふうにも考えております。これは、一つの地産でとれたものについて、さらに制度化を含めて研究をしていく必要性がある、それがブランド化につながると思っております。もう一つは、いま、私が関心持っているのは、民間ですが、プリンスホテルの横にニングルの森というものがありまして、いま、十四、五軒が富良野産品を中心とした手づくりの商品を扱っております。残念ながら宣伝効果が少し足りないようでございますから、私どもといたしましても、これをブランド総合研究所などが対外的に評価できるようになるまで伸ばしていく。また、それに連携して、先ほどお答えさせていただきましたが、新しい商品づくりの中で、富良野、あるいは、富良野外から富良野に入ってきて富良野の魅力づくりをやってみたいという方に対する支援の中でもあわせて行っていく必要性がある、このように考えておりますので、そういった点で御協力をお願い申し上げたいと思います。
質問 9番 日里雅至
食品だけでなくて、手づくりの加工品もその範囲に入ると僕も思います。いま、ワインの話が出ましたが、例えば、鹿の関係でジビエの施設があって、肉もそうですけれども、つのを包丁の柄に加工したりしているようですので、いろいろな製造過程、商品開発の支援をしていければと思います。いまお話がありましたニングルテラスも、本当に富良野の大事な宝でありまして、富良野物品を売る舞台になるのではないかというふうに思います。そういった意味で、全体のものづくりに対して、富良野の自然の恵みを利用して加工して販売するまでの一連の支援のパイプが詰まることなく、すっと行けるようにと考えているのですけれども、その辺についてはいかがでしょうか。
答弁 商工観光室長 山内孝夫
日里議員の再々質問にお答えいたしたいと思います。ただいまの御質問は、具体的に、鹿などもあるので、そういう製品の活用もどうかという趣旨かと思います。この件につきましては、私どもも同様な考え方で、2年ぐらい前に、関係する機関等と相談して進めたことがございます。そのような中で、技術的にはいろいろなことができるのでしょうけれども、頭数やコストのラインなどいろいろな関係がございましたので、最終的にはそこに至ってないというような状況でございます。
質問 9番 日里雅至
この件については、ほかにも質問がございますが、次回に持ち越してまたいろいろお聞きしたいと思います。それでは、教育委員会にお伺いをいたします。キャリア教育の推進ですけれども、この計画は3年間とお聞きいたしております。私は、小・中・高の独自の活動でなく、12年間を見据えた中で系統的なキャリア教育の取り組みが必要というふうに考えています。3年間全体の計画の中で系統的な考え方を持つのか、その辺のことについてお聞きいたしたいと思います。
答弁 教育委員会教育長 近内栄一
日里議員の再質問にお答えいたします。まずは、キャリア教育についての基本的な考え方でございます。私は、キャリア教育で大切なことは、社会あるいは職場、企業、そして家庭など、それぞれの自分が置かれたいろいろな場所において、自分はどういった役割を果たすべきなのかということを主体的に考えながら行動する、そういったことを培うことがキャリア教育の一番大切な考え方ではないか、そのように思っております。そういった中で、まずは教育ということで、教育の原点は家庭と言われていますが、家庭における幼児教育から始まり、小・中・高と成長するのに応じて、家庭、地域とも連携を図りながら計画的、系統的にキャリア教育を進める必要があるというふうに考えております。具体的なお話をさせていただきますと、就学前の家庭においては、親子の会話、あるいは、挨拶をしっかりできるような取り組み、そして、幼稚園や保育所では、友達との遊びを通したコミュニケーションを養い、小学校に入れば、掃除当番や給食当番をする中で役割を認識する、それから、社会見学、あるいは、体験学習で農家のお手伝いをいただきながら農作業を体験するなどのいろいろな体験をしていく、そして、中学校に入れば、生徒会活動あるいはボランティア活動など、さまざまな社会的な活動を通して主体的に自分たちで何をすべきなのかということを考えていく、さらに、高校に入れば、将来を見据えた中で自分は何をやりたいのか、そうしたことをしっかりと考えられる状況づくりが必要だというふうに考えています。そのように地域や家庭の協力を得ながら系統的に取り組む中でもう一つ必要なのは、私たちが生まれ育った郷土である富良野を愛する心をしっかり養うことによって、富良野の将来を担う子供たちの育成につながっていくと思いますので、小学校、中学校、高校が連携する中でそうしたことが一貫する体系づくりをこの3年間で進めてまいりたい、そのように考えております。以上です。
質問 9番 日里雅至
次に、庁舎の関係でありますけれども、複合化の検討をなさっているというお話がありした。この内容についてお聞かせいただきたいなと思います。
答弁 副市長 石井隆(副市長は2022年3月まで)
日里議員の再質問にお答えをいたします。複合化ということで、先ほどの答弁の中にもありましたが、庁舎と文化会館は、両方ともちょうど四十数年たって建てかえの時期に入ってきておりますので、その二つをあわせ持った施設はどうかということも考えているということでございます。この財源についてですが、庁舎は、何も特定がない一般の起債でございますけれども、文化会館については、教育施設ということで過疎債の対応も可能ですので、過疎債を適用させていただくと、関係する部分は100%の起債がつき、交付税のバックもあるということで、少しでも安い形でできるのではないかと考えているところでございます。以上でございます。
質問 9番 日里雅至
この辺の情報というのは、我々もそうですし、市民の皆さんにもなかなか伝わってこない状況です。このテーマに沿って質問させていただいてから相当たつのですが、余り進展が見られないといったことで報告がなかったのかなとは思いますけれども、やはり、所管の委員会でそういったお話をしていただければいいなと思います。続いて、公住の関係です。現在の西麻町の保育所の跡地に公営住宅が建つという判断でよろしいでしょうか。とすれば、地域の皆さんにどういうふうに移るところの説明をしているのか、聞かせていただきたいと思います。
答弁 建設水道部長 外崎番三(建設水道部長は2016年3月まで)
日里議員の再質問にお答えいたします。いま、北麻町団地を建てかえておりますが、建てかえをするには転入先が必要ですけれども、団地内の転入空き家がだんだんなくなってきて限界を迎えてきております。そこで、北麻町団地の道路向かいが麻町の保育所になっておりまして、ちょうど最適な建てかえ箇所だということから、麻町の町内会で麻町保育所の活用が見込まれるのか、見込まれないか、そこからお話し合いをしました。その結果、麻町の町内会としてはそこの活用がないということですので、12月7日に、連合町内会、各町内会長等々が出席する会議において、担当が赴いてその説明をさせていただき、公営住宅の建てかえについては理解を得たということでございます。
質問 9番 日里雅至
この件についても、随分前に質問したことがあるのですが、現地建てかえで10年の計画を立てている中では、計画変更というようなことも一つ出てくるのでしょうか。
答弁 建設水道部長 外崎番三(建設水道部長は2016年3月まで)
現在、公営住宅の建てかえにつきましては、公営住宅の長寿命化計画に基づいて計画的に建てかえておりまして、ちょうど計画半ばになっております。今後、計画を見直して長寿命化のローリングをしていきたいというふうに考えております。以上でございます。