深川市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月20日
市民の移動手段
2024年6月20日、深川市議会の一般質問で、田畑陽美議員が「市民の移動手段」について質問し、市長 田中昌幸が答弁しました。
- 質問者
- 田畑陽美 議員
- 答弁者
- 市長 田中昌幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 田畑陽美
最後の質問に入ります。市内路線バス循環線を含めた市民の移動手段についてお伺いいたします。人口減少や少子高齢化などで、路線バス等の公共交通機関を利用する人が全国的に減少し、不採算部門の廃止や縮小などが進んでいます。買物難民の防止や高齢者福祉のため、コミュニティバスの導入も進んでいるようですが、利用者の運送コストは増大し、自治体の財政を圧迫するようになってきているようです。本市では、令和2年4月1日から市内路線バス循環線が、あけぼの方面先回り、深川西高校方面先回りと、経路・ダイヤが変更になり、現在も継続されている中で、空知中央バス株式会社が運行する循環線などの一部バス路線で、乗車人数が少ない見込みの便に限定し、乗車定員12人の小型車両、ワンボックスカーによる運行が開始されます。従来の大型バスに比べて、環境に優しく、効率的な運行が可能となるそうです。小型車両への変更に伴い、リーフレットの変更もあるのでしょうか。循環線が長期的な運行となるよう、積極的な路線バス利用の推進も同時に行っていくことが必要になってきます。私たちも近い将来に向けて、移動手段の一つである路線バスを利用し、身近に感じられるよう乗車体験を重ねることで、今後の課題を含め見えてくるものもあるのではないかと考えています。また、新たな輸送サービスとして注目を浴びているのが、予約する利用者に応じて運行する時刻や経路が変わるデマンド交通です。路線バスのように決まった停留所に止まるものや、指定エリア内をタクシーのように自由に使うことができるものなど、様々なタイプが存在しています。本市では、地域からの要望に基づき、路線バス更進線及び芦旭線の代替交通として、また公共交通空白地域の移動手段を確保することを目的とし、2年半の実証実験における分析や検証を経て、対象地域での持続可能な公共交通として、令和6年4月より予約制のデマンド交通、納内経由菊丘線が本格運行されています。利用者にとって快適な足となり、継続されていくことを期待します。また、日本型ライドシェア導入に向けた方針が固められ、2024年4月に新制度となる自家用車活用事業が開始されました。タクシー不足を解消するため、東京などの一部地域では、タクシー事業者が運営主体となり、一般のドライバーが自家用車を使って、有料で人を運ぶサービスの提供となります。現在では、神奈川県、愛知県、京都府など観光客が多く訪れる地域でのサービスが開始されているようです。道内においては、札幌交通圏で制度が解禁され、2例目である伊達圏においても実証実験が開始されるそうです。4月に導入されたばかりで、どのような問題や弊害が生じているのか、今後生じ得るのか、どう変わっていくのかまだ分かりませんが、本市では運転手不足などから、タクシー会社が減少しており、現状においての導入はもちろん難しいものと考えますが、近い将来、必要な移動手段の一つになるかもしれません。そのほかの移動手段として欠かせないのが自家用車ですが、高齢で事故を起こす前に運転免許証の自主返納を考える方も多くいらっしゃいます。65歳以上の高齢者が自主返納した場合、運転免許証の代わりに本人確認書類として利用できる運転経歴証明書を提示することで、割引や特典など様々なサービスが受けられる北海道高齢者運転免許自主返納サポート制度があります。まだ12市町村ではありますが、北海道と連携を取りながら、同様のサポート事業を行っており、各自治体でサポート事業協力店を募り、支援事業を行っているようです。例えば運転経歴証明書発行の際の手数料支援、スーパーなどの配達料無料、協力店の各種割引など、様々なサービスがあります。免許返納後、生活スタイルが変わり、外出の機会が減少する方も多いと聞きます。返納後も自由で健康な生活を送ってもらうため、移動手段を含め、外出のきっかけをつくることも大切だと考えます。そこで、4点についてお伺いさせていただきます。1点目、市内路線バス循環線の経路・ダイヤ改正を行って約4年が経過しています。コロナ禍の時期も重なっていますが、経路変更前との乗車状況の変化などについて伺います。また、今後の経路変更やダイヤ改正についての考えを伺います。2点目、デマンド交通納内経由菊丘線の本格運行が開始されたばかりですが、本市の他公共交通空白地域の現状についてお伺いいたします。3点目、移動手段として自家用車は欠かせないものとなっていますが、高齢のため運転免許証の返納を考えている方も多くいらっしゃいます。返納後、運転してくれる人がいない場合は、路線バスや電車、タクシー、自転車での移動となり、移動手段に不安を抱えながらも、運転免許証の自主返納を決断しています。返納後のサポートなど、市の対応についてお伺いいたします。4点目、現状のタクシー会社で不足している移動の足を、地域の自家用車や一般ドライバーを生かしたライドシェアにより補うことが期待されていますが、本市の取組の考えについてお伺いいたします。
答弁 市長 田中昌幸
市民の移動手段について、4点の質問をいただきましたので、順次お答えいたします。初めに、通学や通院のほか、買物などの市民生活を支える市内路線バス循環線についてでありますが、循環線の運行につきましては、議員が質問の中でも触れられておりましたとおり、令和2年4月に乗り継ぎなしで市内を循環できる深川西高校方面先回りとあけぼの方面先回りの経路を設けるなど、市民に寄り添った交通となるよう随時経路やダイヤの改正を行ってきているところであります。そこで、1点目の質問の改正前との状況の変化についてであります。先ほども触れました令和2年4月の経路改正以降の3年4月からの夏ダイヤにおきましても、児童生徒の登下校にも対応した運行ダイヤとなるよう、一部時間を見直したことも影響し、元年度は1万7,261人の利用だったものが、途中コロナ禍による影響を受け、利用者が減少した時期があったものの、5年度には2万1,496人となるなど、改正前に比べ利用者が増加しておりますので、現段階において新たな改正の考えはございませんが、今後とも運行している空知中央バスとの情報交換を継続し、利便性の向上や利用者の確保を図ってまいりたいと思います。また、議員からは、乗車人数が少ない便に対し、本年7月から導入予定の乗車定員12人のワンボックスカーについても触れられておりました。これまでの大型バスからダウンサイジング化した車両を利用することにより、従来に比べ、環境に優しく、効率的な運行が可能になると見込んでいるところでありますが、リーフレットの更新につきましては、運行ダイヤの変更時に検討していきたいと考えます。次に、2点目の本市デマンド交通の公共交通空白地域に対する現在の状況について、空白地域の解消はまちづくりにおいて重要な課題であると認識しているところでありますが、全国的に運転手や整備士の人材不足に加え、路線バス利用者の減少による収支の赤字が問題となっており、本市においても運転手不足により今年3月で北竜線が廃線、雨竜経由で滝川に向かう深滝線が減便になるなど、市民の足に欠かせない公共交通に対する影響が出ております。このことから、運転手などの人材不足等による路線バスの廃線や減便の問題に対応し、維持していくことがまず最優先と考え、まずは事業者が行う運転手等の確保や車両のダウンサイジング化への支援、そして利用者増への取組に努めてまいりたいと考えているところであります。次に、3点目の免許返納後のサポートなどについてであります。本市では、自動車運転免許の自主返納に対する特典などの制度はございませんが、平成24年から満70歳以上の方が路線バスを利用する際には、最寄りバス停から中心市街地まで割引された額で路線バスを利用することができる高齢者バス利用料金助成制度を実施しております。運転免許の自主返納をお考えになられている方から、移動手段についての相談があった際には、この利用助成制度を説明させていただいており、これは年々利用者が増えておりますので、さらなる周知に努めてまいります。最後に、4点目のライドシェアの取組についてであります。ライドシェアは、タクシー会社が主体となり、一般ドライバーが自家用車を使用して運送する有料サービスであり、タクシー不足が顕著となっている東京23区や神奈川県など、五つの地域で本年4月より実施されておりまして、道内でも札幌市や観光地などにおいて導入に向けた検討がされております。本市での検討状況につきましては、タクシー会社とは適宜情報交換させていただいておりまして、車両不足などの逼迫した状況にはなく、現段階においては安定した運行ができているとお聞きしておりますので、現状導入する状況にはないと判断しているところであります。