深川市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月19日
保育士の働き方改革
2024年6月19日、深川市議会の一般質問で、大前昭代議員が「保育士の働き方改革」について質問し、市民福祉部長 米澤弘美が答弁しました。
- 質問者
- 大前昭代 議員
- 答弁者
- 市民福祉部長 米澤弘美
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 大前昭代
次の質問に移らせていただきます。保育士の働き方改革について伺います。働き方改革とは、働き方改革関連法により2019年4月に定められた改革ですが、時間外労働の上限規制、年次有給休暇の確実な取得、中小企業の月60時間超の残業の割増賃金率引上げ、フレックスタイム制の拡大、このほかにも産業医・産業保健機能の強化や勤務間のインターバル制度の導入、正社員と非正規雇用労働者との間の不合理な待遇差の禁止などといった内容も組み込まれています。保育士は、過度な業務負担や人材の定着化など、多くの課題を抱えている現状もあると言われており、働き方改革を機に現場の実情を踏まえ、保育士が働きやすい環境を整える必要があるという話を聞きました。子供が好き、子供の成長を見守ることができてうれしいという思いで保育士の仕事に就いた方々の中には、過度な業務負担に苦しむ方もいます。子供のお世話のほかに保育日誌やお便り作成、連絡帳の記入など様々な書き物のほか、行事の企画運営や製作準備など多様な仕事も任され、そんな中で残業したり、業務を自宅に持ち帰ったりと仕事に追われる日々が続いた結果、適応できずに辞めてしまう方も少なくないといいます。保育士の働きやすい環境をつくり出すためには、過度な業務負担の削減は急務と言えるでしょう。そこで、こども家庭庁が保育士の業務負担の軽減と、保育士の離職防止と潜在的な保育士の復職につなげるとして、2025年度に園児の登園や保育士の勤務状況を一元管理化するデータベースづくりに着手するとしています。厚生労働省の調査によると、2023年1月の全国の保育士求人倍率は3.12倍で、全業種平均の1.35倍を大きく上回っており、保育士の資格を持つ人は、最新の調査、2021年時点で173.1万人と、10年前から65.3万人増えているものの、実際に保育現場で働く人は4割に満たない現状があるといいます。その理由として、保育士の仕事内容は、先ほど挙げた子供の保育、教育、保護者の相談対応や連絡帳などの事務作業、行事やイベントの準備や運営などの業務に加え、子供たちの安全を守る重要な役割も担っているため、責任感の重さと事故への不安も保育士不足を引き起こしていると言われています。土曜日に開所する保育園も多く、保育士は休暇を取りづらい傾向にあり、リフレッシュするための時間を十分に確保できず、不満を募らせる保育士も多いようです。そこでこども家庭庁は、保育士の配置を手厚くしたり、専門職員を置いたりする保育園に補助金を上乗せして支給していますが、手続等に関して、保育所は地方自治体が指定した文書などに人員体制を記入し、郵送やメールで提出する必要があると書かれており、一人の情報を補助金の申請ごとに何度も記入する必要があるため、ミスの元になっているともありました。2025年に、こども家庭庁により共通のデータベースが構築され、自治体ごとにばらばらになっていた申請項目や業務フローを見直し、全国で基準をそろえられれば、作業の負担も軽くできるとしていますが、ここで伺います。質問の1点目、保育園からの報告文書はかなりの負担であるとされていましたが、本市に提出されている書類の量と頻度、想定される作業負担について伺います。質問の2点目、現在の保育士配置基準では、保育士1人で3歳児20人まで担当できるとされていますが、本市における保育士配置の現状を伺います。質問の3点目、保育所へ定期的に立ち入り、人員が十分かなどの確認作業をしていることも多いとこども家庭庁関連記事に掲載がありましたが、どのくらいの頻度で保育所を訪れ、十分な人員でないと判断したことはあるのか。また、人員以外にも確認している項目はあるのか伺います。
答弁 市民福祉部長 米澤弘美(市民福祉部長は2025年3月まで)
保育士の働き方改革について、順次お答えいたします。1点目の本市に提出されている書類の量と頻度、想定される作業負担についてでありますが、保育所などから市へ提出される書類といたしましては、教育・保育施設を対象とした財政支援として、国が定めた公定価格による保育事業所等運営に係る保育給付費に関する申請書類及び実績報告書の提出や、毎月の請求書等が主なものでありますが、提出いただく書類の量については、各運営法人の状況や考え方によっても大きく違いがありますので一概には申し上げられませんが、年3回程度は、毎年決まった時期に一定量の書類の提出をいただいているところであります。しかしながら、市内の保育所などにおいては、書類の作成は園長や事務員が担っているため、現場で保育を行う保育士への負担はないものと伺っております。続いて2点目、保育士の配置状況でありますが、保育士配置基準は、児童福祉施設の設備及び運営に関する基準により、保育士1人に対して0歳児3人、1・2歳児6人、3歳児20人、4・5歳児25人と規定されており、4・5歳児については、当面の間は保育士1人当たり30人までとする経過措置が取られておりまして、毎年4月に提出される実績報告により、書面上でありますが、適切に配置されていることを確認しております。3点目の保育所などへの立入り等についてでありますが、保育所などの認可を行う北海道では、年1回の指導監査を行うこととされており、市としても、深川市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業者指導監査実施要綱に基づき、北海道で行う指導監査に合わせて年1回現地を訪問し、実地指導を行っているところですが、実地指導による確認や年数回提出される書類の審査の中でも、人員不足と判断されるような保育士配置は、これまで確認されておりません。実施指導で確認を行う事項といたしましては、主には保育給付費に関する運営状況や各種公定価格加算による加配保育士の勤務状況などになりますが、そのほかに、保育日誌やヒヤリハット、避難訓練に係る書類など、子供の安全に関わる部分についても確認しているところであります。