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深川市議会 令和5年第4回定例会 2023年12月7日

んに罹患された方への寄り添う支援について

2023年12月7日、深川市議会の一般質問で、松本雅祐議員が「んに罹患された方への寄り添う支援について」質問し、副市長 宮森栄治が答弁しました。

質問者
松本雅祐 議員
答弁者
副市長 宮森栄治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 13番 松本雅祐

次の質問に移ります。がんに罹患された方への寄り添う支援についてお伺いします。毎年10月はピンクリボン月間となっております。乳がんの正しい知識を広め、検診を受けるよう促す取組が集中的に行われます。最新の統計によりますと、日本人女性が生涯のうちに乳がんに罹患される可能性は9人に1人と言われており、乳がん罹患率は30代半ばから上昇し、60代後半でピークを迎えると言われております。また、70代から80代でも高くなるそうです。新たに乳がんになる方は、この15年間で倍増していると言われております。がんに罹患すると、治療法は薬物療法や放射線治療、手術がありますが、がん治療は高額で、何より精神的にも大きなストレスを受けます。特に女性の方は、抗がん剤治療を受けると、副作用から髪の毛やまつ毛、眉毛が抜けたり、乳がんの手術で乳房を切除するなど、外見のアピアランスの変化に悩まれる患者さんも多くおられます。このように悩まれている患者さんへどのような支援が必要なのか、それはアピアランスケアであります。実際に抗がん剤治療を受ける女性の方が、だんだん自分の髪の毛が抜ける体験をするのであれば、思い切って自分で髪の毛をそり、治療の最初から医療用ウィッグをつける方もいるそうであります。アピアランスケアは、がんに罹患された方の外見の変化に起因する苦悩、苦痛を軽減するための医療者が行うケアであり、変化前の外見に戻すだけでなく、患者さん本人の気持ちを整えるサポートにもなります。また、アピアランスは、患者さん本人だけでなく、周囲との関係にも影響を及ぼすこともあり、こうした外見の変化に対応するアピアランスケアは注目を集めております。ただ、ウィッグなどは、数万円から数十万円と高価で、購入には経済的な負担が大きいと言われております。また、若年のがん患者さんやAYA世代、15歳から39歳の女性の方が罹患するケースも増えており、働きながら治療を受けられる方もおり、見た目を気にせずに生活や社会参加を後押しするためにも、アピアランスケアへの支援は非常に重要であると考えます。私が令和4年第2回定例会で同様の一般質問を行った際には、重要な施策であり、支援の必要性を前向きに考えるとの答弁があり、また再質問では、どういったことが患者さんにとって必要なのかについて研究を進めてまいりたい、このような答弁がありました。2人に1人ががんに罹患し、がんとの共生時代であります。がんにかかっても、安心して自分らしく暮らせるよう、一人でも多くの方の不安を和らげ、治療に専念でき、日々の生活を過ごせることはとても大切であります。患者さんに寄り添ったきめ細やかながん対策を推進していくことが求められます。そこで、お伺いします。1点目、がんに罹患された方は、治療に伴うアピアランス、外見の変化に人知れず心を痛めております。治療を受けながら仕事など社会生活を送る人が増えている中で、自信を持って自分らしく暮らせる環境づくりは大変重要であります。本市のアピアランスケアの必要性について、考えをお聞かせください。2点目、がん患者さんがなぜアピアランスケアを求めるのか、背景には治療に伴う心理的な苦痛の軽減や、自分が社会生活に戻っていくための大切な体の一部で、その人らしく生きることを支える大切な存在になるのが、医療用のウィッグなどの補装具だと言われております。がんと闘う患者さんの心の支えとなる医療用ウィッグや乳房補整具、まつ毛、眉毛、変形した爪など、ケア用品の購入費の助成を行ってはいかがでしょうか、市の考えをお聞かせください。3点目、20代から39歳の若年がん患者さんの中には、子育て中の方もおり、入院すると子供の面倒が見られなくなってしまうとの声や、アピアランスの相談は声を上げにくいとも言われており、AYA世代の方への相談体制、支援が必要ではないかと考えます。また、40歳以上の方であれば、例えばがんの末期におきましても、在宅療養に介護保険を適用し、在宅療養に必要な食事や入浴などの訪問介護サービス、車椅子や特殊寝台などの福祉用用具の貸与などが適用されますが、AYA世代の方はこうした公的な支援がありません。AYA世代への寄り添い、支援する制度の創設を考えてはいかがでしょうか、市の考えをお聞かせください。

答弁 副市長 宮森栄治

がん患者さんに寄り添う支援について、3点の質問をいただきましたので、順次お答えさせていただきます。1点目のアピアランスケアの必要性についてでございます。深川市立病院では、平成25年7月から院内2階に医療相談サロン・がん相談室を開設しておりまして、その相談室でのがんに関する相談の実績といたしましては、令和3年度が7件、4年度が3件、そして5年度は現時点で3件となっております。また、市立病院では、相談室の運営のほか、医師が治療の過程で生じる見た目の変化について、がん化学療法看護の認定を受けた看護師と連携し、本人や家族へ説明するとともに、医療用ウィッグや乳房補整具などを選択する上での留意点などについて助言を行っているところです。さらに、アピアランスケアの一翼を担うピアサポーターと呼ばれる闘病を経験した方やその家族の方が自らの体験を共有し、共に考えることで、心理的支援や抗がん剤等による副作用症状の情報提供などの活動をいただいているところでもございます。いずれにいたしましても、本市といたしましては、アピアランスケアは抗がん剤をはじめとする薬物療法の副作用による外見の変化や、外科治療による傷痕の変化などがもたらす患者さんのストレスを軽減する上でとても有効な手法の一つと認識しておりますので、今後も取組の充実を図ってまいりたいと考えております。次に、2点目の医療用ウィッグ等の購入費助成についてでございます。松本議員から令和4年第2回市議会定例会で同様の質問をいただいた後、他自治体の取組について調査しましたところ、北海道内では令和4年から助成を行っている音更町に加えまして、函館市が今年度から助成を開始しており、全国的に見ましても、助成を行っている自治体が増えている状況にございますので、これらの状況を踏まえまして、本市における取組について、引き続き十分に検討してまいりたいと考えております。最後に、3点目の若年がん患者AYA世代への支援制度についてでございます。主に15歳の思春期から30歳までの世代を指しますAYA世代のがん患者の方に対する療養支援につきましては、松本議員も触れられましたとおり、介護保険制度や医療費助成等の公的な制度の適用とはならず、近年、先進的な自治体においては、福祉用具の購入やレンタル費用への助成のほか、訪問入浴、訪問介護等の費用助成などの支援制度が創設されているところです。AYA世代のがん患者の方にとって、現時点で療養サービスのための公的な支援制度がないことは、社会的な課題とも考えられ、国におきましても、第3期のがん対策推進基本計画からその対応を記しておりますが、AYA世代のがん患者の方の数が少なく、実態把握が検討事項となっており、また本市におきましても、情報が少ない状況にありますことから、国の動向などを注視しつつ、議員の御提言も受け止めさせていただきながら、今後の対応を研究してまいりたいと考えております。

再質問 13番 松本雅祐

再質問させていただきます。今、私の2点目の医療用ウィッグの購入助成費についてというところで、十分に検討してまいりたいとの答弁がありました。私は今回の一般質問の中で、なぜアピアランスケアが必要なのかと伺いました。前回の一般質問でも、どういったことが患者さんにとって必要なのか研究していくと答弁されました。がんにかかった患者さんはアピアランスケアをなぜ求めるかというと、心理的な部分は今、深川市でも取り組んでいただいております。それ以外に、社会に戻っていくときに、自分の体の一部が変化してしまったと、そこを戻して、自分が自信を持って社会に戻り、また生活していきたい、自分らしく暮らしていきたいというのが、このアピアランスケアが求められているところでございます。そういう部分では、前回の答弁から、今回十分に検討してまいりたいということでは、私は進歩がないと考えます。もう少し実施できるように検討していただきたいと思いますけれども、その辺の考えについて、もう一度お聞かせください。

答弁 副市長 宮森栄治

再質問にお答えさせていただきたいと存じます。がん治療につきましては、いろいろ議員からお話がありましたけれども、本当に心身ともに大きな負担が生じる。そうした方を支援することの必要性につきましては、議員と同様の認識にあるということはまず申し上げさせていただきたいと思います。その上で、先ほども申し上げましたように、他市の状況を見ながら、どういった支援をしているのか。そして、例えばウィッグの例であれば、議員も触れられておりましたように、非常に金額に差もあります。そうした中で、どういった助成制度があり得るのかといったことも、十分これから研究していかなければならないと思っております。また、一度制度を始めるということは、未来永劫とは言いませんけれども、しばらくこの事業を続けていかなければならないということで、持続可能な事業としても組み立てていかなければならないといったことをこれから検討していきたいと思っておりますので、それに向けたお時間をいただきたいと存じます。

出典:深川市議会 令和5年第4回定例会 2023年12月7日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる