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深川市議会 令和3年第2回定例会 2021年6月18日

新型コロナワクチンの総量確保に問題あり

2021年6月18日、深川市議会の一般質問で、太田幸一議員が「新型コロナワクチンの総量確保に問題あり」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。

質問者
太田幸一 議員
答弁者
市長 山下貴史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 太田幸一

それでは、早速一般質問に入っていきたいと思います。まず、1点目の新型コロナワクチンの総量確保に問題はないのかという趣旨で質問していきたいと思います。新型コロナウイルスは、今さら言うまでもなく、2020年の年頭あたりから中国の武漢市で流行が始まったとされているわけで、札幌市の雪まつりの頃には、かなりこの関係について注目されていた部分であります。その後、南アフリカ、またブラジル、イギリスの変異株ということで、およそ1.7倍の拡大量と、症状にしても重症化ということで言われてきています。国の対策としては、マスコミ等でも指摘されておりますように、アクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態、また残念ですけれども、国の率先垂範であるべき統治が、どうも壊れているといったことで目算が随分狂ってきている。犠牲者は、今日段階で全国で1万4,000人を超えていますし、道内だけを見ましても1,300人をしのぐ数となっている実態であります。犠牲になられた皆さんには御冥福を申し上げるわけですけれども、誠に残念な状態であります。日本は、皆さん御承知のとおり、化学であったり、医学、生理学といったノーベル賞の受賞者を非常に多くを輩出している状況でありますけれども、ワクチンの開発ということでは、大学の研究費等が非常に少ないことなどが影響していると言われているほか、ワクチンを作ったときに、臨床試験などをくぐっていてもいろいろとリスクがあるといったことで腰が引けていると言われております。したがって、アメリカなどのワクチンに依拠している状況でありますから、適切な時期に欲しいと求めても、なかなか予定どおりに回ってこない。例えば4月1日あたりから医療関係者に対策したいという考え方があったけれども、4月に入ってしまう。本来、医療関係者の接種が終わった後に高齢者なりというところに入っていくのが普通でありますが、そういったものもかなわないということでありました。あとは、総量の部分では、この時点でイギリスなどとよく比較して引き合いに出されていましたが、イギリスの国民は50%を超える接種率になっていた。こういった段階でも、日本の場合は、医療関係者で30%台という状況で、最近は大分回復していますけれども、遅れに遅れている状態にあったということが指摘できると思います。ファイザー社なり、モデルナ社、またはイギリスのアストラゼネカ社の関係とかいろいろ出てきており、それぞれ今使い分けをしている実態にありますけれども、これもマスコミで取り上げられていますが、アナフィラキシーショックなども、数は少ないですが日本で出てきている。または血栓症というリスクも指摘せざるを得ない実態になっております。接種については急ぎに急いでいる状態にありますけれども、そのせいかどうか、報道で表に出てくるだけでもひどい状態で、1本の注射針で2人に打ってしまったという、あってはならないことや、生のワクチンを生理食塩水で5倍に薄めて使用するのですけれども、薄めずそのまま接種してしまったこと。または、ファイザー社のワクチンの場合、常温にさらしてしまい、何千回分のワクチンを結局廃棄しなければならなかったということ。最近の話では、お年寄りの方に打ったけれども、打った回数が3回目だったということが報道されております。いずれにしても、急がなければならないということで、非常にばたばたの状態だったと見受けるところです。今の国、菅政権の部分では、オリンピックを何としても成功させ、ここで言う話でもないですけれども、この間、1億5,000万円という金権の事柄、または、北海道2区の、当時の農林水産大臣が収賄で捕まっているなどの状態で、残念にも補欠選挙が一斉に行われたわけですが、全敗してしまうといった事柄が影響しているせいか、オリンピックで挽回しなければならない形にあるようです。そのようなことで、非常に国民をある意味疑心暗鬼にさらしている状態ではないか。このようなことを踏まえて、5点にわたってお伺いしていきたいと思います。一つ、日本は先進国との比較でも、保健・医療にかける予算が少なく、人命第一の考えが厚生労働省あたりに薄く、新型コロナウイルス感染症の重症化防止対策を見ても、病院の重症病棟が飽和し、十分な対策ができていない。したがって、ホテルや自宅での代用病床では、重症者を守り切れず、医療崩壊が大都市を中心に進行している。発熱外来と感染者用の病棟を持つ深川市の他山の石の立場からの思いを伺う。二つ、新型コロナワクチンの輸入量は国際比較でも圧倒的に少なく、イギリスは国民の50%の接種率に対し、日本は4月半ばの段階で、医療関係者の3割しか接種が進んでいない。4月12日の週から、56歳以上の高齢者への新型コロナワクチン接種の受付が始まった札幌市では、対象者54万人に対し、僅か0.18%に当たる1,000人分しかワクチンが到着していない。医療関係者の7割が未接種の状態であり、同じ自治体の高齢者へのワクチンの提供も少なく、五月雨接種により集団免疫効果が得られない状況に自治体の立場から思いを伺います。三つ、突如モデルナ社のワクチンが、国民に知られない中で、50万回分が関西空港に到着といった報道がされました。アメリカでは承認されていますが、臨床試験と治験を含めて、未知の箇所が多く、不安な環境の中にいる国民は知りたいの思いが強い。ワクチンの治験を含めた実態について伺う。四つ、日本国内で、国内製薬会社がアストラゼネカ社製のワクチン株から製薬開発を進めていることが報道された。現時点で血栓症のリスクがあることから、使用が中断されている状況にもかかわらず、厚生労働省の承認は2年後になるとしている。この国のちぐはぐな対応について、市民を守る自治体としての思いを伺う。五つ、厚生労働省が感染状況の指標となる病床使用率の算出方法を変更し、病床不足でホテル等の仮設病床への隔離、自宅での隔離指示となっている患者を除外したことで、ステージ4の爆発的感染拡大に当たる都道府県は約半減したが、深川市としての思いを伺う。

答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)

ただいまの新型コロナワクチンの総量確保に問題ありということでの5点の質問に順次お答えしたいと思います。1点目のホテルや自宅等での代用病床では、重症患者を守り切れず、医療崩壊が大都市を中心に進行している。発熱外来と感染者用の病棟を持つ深川市の他山の石の立場からの思いを伺うという問いについてでございます。初めに、道内における重症患者用の病床90床の利用状況などを申し上げますと、その使用率は5月25日時点、この日は新規感染者が1日当たり最大となった日でありますが、7割程度に当たる60床が使われておりまして、都市部を中心に非常に逼迫した状況にあると捉えておりましたが、およそ3週間後の6月14日の時点では、その使用率は4割程度、90床中34床まで減少しております。また、人口10万人当たりの新規感染者数も、5月25日時点では週77.3人でありましたものが、6月14日時点では8割程度減少して、週16.4人となるなど、感染者数は減少傾向にあるものと確認できるところであります。他方で、道内における自宅療養者数は、6月14日時点では1,000人を超えており、札幌市では、依然として8割を超える高い病床使用率にあり、まだまだ予断を許す段階ではないと認識しているところであります。なお、深川市立病院では、令和2年8月1日に北海道から新型コロナウイルス感染症受入協力医療機関の指定を受けまして、感染症患者の受入れ体制を確保するとともに、深川保健所及び北海道とも受入れ可能な病床数に関する情報等を共有する中において、これまでも適宜北海道の要請を受けて、病床が逼迫する他の医療圏からの新型コロナウイルス感染症患者の受入れを行ってきている現状にございます。また、今回の緊急事態宣言に伴い、北海道は本年5月6日以降の医療提供体制をフェーズ1からフェーズ3までの3段階で最高の、フェーズ3に位置づけましたことから、深川市立病院では感染症陽性患者用に33床、そして感染症疑いの患者用に9床の病床を確保し、症状がない軽度の陽性患者や疑い患者であっても、ホテルや自宅で待機させるといったことなく、入院治療を行っているところでございます。なお、市立病院で治療が可能な感染患者は、軽度の肺炎等による呼吸不全など、いわゆる中等症の患者まででありまして、重症化する危険があると医師が判断した場合には、深川保健所や北海道と調整いたしまして、治療が可能な医療機関へ速やかに転院できるよう対応に努めているところであります。今後におきましても、北海道内における医療崩壊が生じないように、状況に応じ、北空知圏域外の新型コロナウイルス感染症患者の受入れ対応を継続するなど、医療機関としての使命を最大限に果たしつつ、あわせて北空知圏の医療圏域で唯一、一般病床を持つ急性期病院として、圏域の住民の皆さんへの医療提供体制をしっかりと維持していく所存であります。次に、2点目、ワクチンの供給が少なく、集団免疫効果も期待できないのではないかといった趣旨の質問でありました。現在、国からの高齢者分の新型コロナワクチンの配分につきましては、6月中に各自治体に高齢者の必要量が供給されることとなっており、7月末までに高齢者の接種を完了させるべく、各自治体が今一生懸命取り組んでいるところであります。市の現在の状況といたしましては、4月末から5月にかけて、65歳以上の方に接種券を発送しまして、6月16日現在の数字でありますが、83.2%の方が予約申込みを終了いたしている状況であります。また、ワクチン接種につきましても、医療機関による個別接種と健康福祉センターデ・アイを会場とした集団接種の二本立てで深川市は実施してきておりまして、現在、高齢者全体の約44.3%の方が1回目の接種を終了し、この間、大きなトラブルもなく、順調に推移いたしているところでございます。今後、64歳以下の方に接種券を送付し、より多くの皆様に接種を受けていただけるよう、体制整備に努めまして、ワクチン接種による免疫効果が得られるよう取り組んでまいりたいと考えております。次に、3点目のモデルナ社のワクチンの実態についてであります。現在、我が国において、薬事承認され、予防接種法に基づいて接種できるワクチンは、ファイザー社とモデルナ社のワクチンでございまして、ファイザー社は有効性95%、モデルナ社は94%と、どちらも有効性の高いワクチンでございます。市では、現在ファイザー社のワクチンで接種を行っておりますが、今後においても、ファイザー社のワクチンで接種を行っていく体制を取ってまいります。モデルナ社のワクチンは、大規模接種などの会場で使用する場合に供給を希望できるワクチンであること、ファイザー社のワクチンを使っている医療機関で他のワクチンに切り替えるには、在庫がなくならないと、ほかの種類を使用できないといった制限があるなどのため、新たなワクチンを導入した体制にはなかなかならないものと考えております。市といたしましては、国からのファイザー社のワクチンが十分に供給されるように強く要望もしつつ、今後の接種体制の確保、確立に努めてまいりたいと考えております。4点目、アストラゼネカ社のワクチンについてであります。アストラゼネカ社のワクチンにつきましては、日本では5月21日に薬事承認されておりますが、予防接種法に基づいて公費で接種が受けられるワクチンとするかどうかについては、引き続き審議会において議論していくとされております。ちぐはぐな対応という御指摘でございましたが、先ほども申し上げましたように、市では現在ファイザー社以外のワクチンでの接種体制は考えておりません。しかし、今後、国の検討内容でありますとか、方針が変わることもあるかもしれません。こういったことも十分確認しながら、いずれにしても引き続き、ワクチン接種が円滑に進むように適切な対応に努めてまいりたいと考えております。最後に、5点目の感染状況の指標として、病床使用率の算定の仕方が変わったことについての質問がございました。病床使用率は、国が定めました七つの指標のうちの一つで、医療の逼迫度を分析し、緊急事態宣言の解除などの参考にしているものであります。国は、病床の逼迫度合いを正確に把握するため、これまでばらばらでありました各都道府県の病床使用率の算出方法をきちんとそろえる、より整合性のある指標にしたいということで、従来の集計では、入院先は決まっているものの、自宅療養中の感染者などは、入院者に加えて考えるとしておりましたが、新方式では、実際に入院中の人だけをカウントした率の出し方に変更したものでございます。この変更によりまして、ステージ4となっておりました20の道府県のうち、九つの府県がステージ3に下がりまして、引き続きステージ4は、11の道府県へと大きくその数を減らしているわけでございますが、北海道については、ステージ4のままであることには変わりありません。今後も感染防止対策の徹底を継続していくことが必要であると考えているわけであります。なお、深川市及び北空知管内には、ホテル療養の施設などはございませんので、そういう意味では、この算定方式の変更によって、病床使用率に影響はございませんし、逼迫している状況とはなっておりませんので、必要な方が入院治療できる体制を、今のところしっかり維持できていると考えているところでございます。

出典:深川市議会 令和3年第2回定例会 2021年6月18日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる