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深川市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月9日

デジタル社会の構築

2021年3月9日、深川市議会の一般質問で、松本雅祐議員が「デジタル社会の構築」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。

質問者
松本雅祐 議員
答弁者
市長 山下貴史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 松本雅祐

それでは、2点目に移らせていただきます。誰一人取り残さないデジタル社会の構築についてお伺いします。新型コロナウイルスの感染拡大は、日本のデジタル化の遅れを浮き彫りにし、このことは国民も実感したと言われております。昨年、全ての人に一律10万円が支給された特別定額給付金のとき、感染拡大の対策として、密を避けるため、オンラインによる申請を推奨しました。しかし、実際には、オンライン申請がうまくいかず、自治体の現場は混乱に陥り、その結果、郵送による申請よりも、オンライン申請の方への給付が遅滞する自治体が続出したそうであります。その後も二重給付、過小振込など、オンライン申請での事務処理において、様々な欠陥が露呈されました。このような事象の下、政府は、デジタル・ガバメント閣僚会議を開催し、デジタル社会の構築に向けた取組として、本年9月、デジタル庁の設置を決めました。基本方針では、人に優しいデジタル化のため、徹底した国民目線で、ユーザーの体験価値の創出を図る、誰一人取り残さないデジタル化を進めると発表されております。デジタル化の意気込み、本気度が伝わってくる部分でございます。特に行政手続に関する利便性の向上も最優先課題であります。現在は、窓口に行かなければ手続ができず、しかも複数の窓口を回る場合は、住民の皆さんに負担をかけ過ぎている状況であります。それが、デジタル化が進めば、出生や子育て、就学、引っ越し、介護、相続などの手続は、全てスマートフォンなどの通信機器でできるようになると思いますし、365日24時間いつでも手続ができて、行政サービスの抜本的な向上につながると思います。また、高齢化が進んでいる社会にあって、病院に通うことが大変な高齢者の方は、自宅で診療や薬の処方を受けられるようになり、どこの病院でも、過去にかかった病気である既往歴が一目で分かれば、適切な治療にもつながると思います。このようにデジタル化が進めば、医療など幅広い分野でデータを活用し、多様なサービスが提供できるスマートシティーの構築にもつながります。デジタル社会の構築には、誰一人取り残さないとのビジョンの下、どこまでも全ての市民にとって利用しやすく、使い勝手がよく、誰もがデジタル社会の恩恵を実感できるよう、こぼれ落ちそうな人を置き去りにしない設計が必要だと私は思います。そこで、お伺いします。1点目、デジタル社会の構築に関しては、どこまでも市民目線で、高齢者の方にも、障がいのある方にも、難しくて私はできないからと諦めることなく、デジタル技術を使ってもらえるよう設計しなくてはいけません。また、困窮者の方への配慮も含め、誰もがデジタル社会の恩恵を実感できるように取り進めなければならないと思います。国では、本年9月にデジタル庁を設置し、組織づくりが行われます。本市のデジタル社会の構築の考えと、デジタル化の体制づくりについてお聞かせください。2点目、デジタル化が進んでいく中で、行政の手続で押印など、書面手続の見直しも求められております。本市は、平成6年に施設の利用や申込みをする際に出す申請書など、64件で押印が廃止されておりますが、その後、行政手続における押印の見直しについてはどうなっているのか、お聞かせください。3点目、デジタル社会の構築を推進することで、市民の皆様にとって、どのような影響、メリットがあるのか、お聞かせください。

答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)

デジタル社会の構築について、3点質問がありましたので、お答えいたしますが、1点目の本市のデジタル社会の構築の考えとデジタル化の体制づくりについてと、3点目のデジタル社会の構築による市民への効果についての質問は、関連がございますので、一括してお答えさせていただきたいと存じます。初めに、国の地方自治体に対するデジタル社会に関する政策の動向についてであります。総務省は、昨年12月に自治体デジタル・トランスフォーメーション推進計画を策定しまして、自治体が取り組むべきデジタル社会の構築の方向性を示したところでございます。さらに、この推進計画に基づく今後の政府全体の施策展開を踏まえ、本年夏をめどに、自治体デジタル・トランスフォーメーション推進計画の具体的な進め方を示した推進手順書が国から示されることになっておりまして、本市におきましても、この手順書を踏まえて、工程表を策定し、自治体デジタル・トランスフォーメーション推進計画の重点取組事項として掲げられております自治体情報システムの標準化・共通化、マイナンバーカードの普及促進、行政手続のオンライン化、そしてAI、これは人工知能、RPA、これはロボティック・プロセス・オートメーションの略でありますが、このAI及びRPAの利用促進などについて、具体的な取組を進めていくこととしております。また、国の目指すべきデジタル社会のビジョンとして、誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化が示されており、本市におきましても、パソコンやスマートフォンなどのデジタル端末に不慣れな高齢の方や、端末の操作が難しい障がいのある方、そしてまた経済的に端末が持てない方々も、デジタル化の恩恵を十分に受けられるように支援が必要であると考えているところであります。また、こうした国のデジタル化の動きと連動いたしまして、本市におけるデジタル社会の構築に向けた取組を、繰り返しになりますが、強力に推進する必要がありますので、現在この手の業務を担当しております総務課情報システム係を改組いたしまして、本年4月1日に総務課デジタル推進室を設置いたします。そして、そこで推進体制の強化を図ってまいりたいと考えているところでございます。次に、デジタル社会の構築による市民社会への効果についてであります。自治体デジタル・トランスフォーメーション推進計画の重点取組事項のうち、市民に恩恵のある項目といたしましては、マイナンバーカードの普及促進と行政手続のオンライン化が示されているところでございます。具体的には、議員も先ほど質問でおっしゃいましたけれども、マイナンバーカードを所有していれば、市役所の窓口にお越しいただかなくても、御自宅や職場からいつでもパソコンやスマートフォンなどを利用して、オンラインで様々な申請手続が可能となるといったものであります。また、デジタルデータの活用につきましては、マイナンバーカード所有者が、行政手続の検索やオンライン申請をワンストップで行えたり、行政機関からのお知らせを受け取れたりする、国が運営するオンラインサービスでありますマイナポータルを通じて、自分自身の健康・医療情報をパソコンやスマートフォンなどで閲覧することができたり、あるいは自らの健康管理や予防等に活用できるといった仕組みづくりが行われているところでありまして、こうしたデジタル社会の構築が進んでいくに従いまして、市民生活の利便性は向上していくものと認識いたしているところであります。今後、前段申し上げましたように、誰一人取り残さないデジタル化の実現策でありますいわゆるデジタルデバイド対策について、国が実施するデジタル活用支援員制度という事業によりまして、国に委託された地域の携帯電話販売事業者によりますスマートフォン利用に関する講習会等の活用や既にこれまでも取り組んできておりますが、深川市マルチメディアセンターで開催するパソコンやスマートフォンの操作などについての相談、あるいはセミナーなどの取組を一層推進するなど、市民の視点を意識したきめ細やかな取組について、しっかり検討してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、国は、かつてないスピード感でデジタル化を進めようとしておりますので、本市においては、今後の国の動向をよくよく注視しながら、デジタル化に向けた取組を計画的に進め、市民誰もが豊かさを実感できるデジタル社会の実現を目指したいと考えているところであります。次に、2点目の行政手続における押印の手続の見直しについてお答え申し上げます。申請書類などへの押印につきましては、本人確認、あるいは意思真意の確認などを目的として行われてきていましたが、その効果については様々な意見があり、国等において、押印や書面等の行政手続について見直しが行われていると承知いたしております。本市における押印への対応につきましては、これは議員も質問の中で触れられましたが、平成6年4月に行政文書のA判化に併せて、権利義務に直接関係のないもの、それから押印がなくても申請者の意思等を確認できるものに関しまして、自分で書くという自署を前提に押印廃止を実施したという経緯がございます。その基本方針は、現在も変わっておりません。ですから、押印不要としている書類がある一方、平成6年当時は押印が必要と判断されて、今日に至っている書類もあるわけであります。こうした押印の手続見直しについては、議員から手続の簡素化の観点からの重要性の指摘がありますが、これに加えて、現状では、最近のコロナ情勢の中で、新型コロナウイルス感染症の拡大防止を目的とした人と人の接触機会の減少策としての取組という意味でも、押印廃止というのは考えられている、求められている状況であります。また、内閣府におきましても、昨年12月に地方公共団体における押印見直しマニュアルが示されまして、押印見直しの取組が国により推奨されている状況でありますので、本市におきましても、この政府のマニュアルを参考にして、押印についての見直しの検討を行うとともに、将来的には行政手続のオンライン化を視野に入れて、研究に努めてまいりたいと考えております。

出典:深川市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月9日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる