深川市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月10日
少子化対策
2020年12月10日、深川市議会の一般質問で、田中昌幸議員が「少子化対策」について質問し、市民福祉部長 安田浩人が答弁しました。
- 質問者
- 田中昌幸 議員
- 答弁者
- 市民福祉部長 安田浩人
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 田中昌幸
それでは、最後の質問をさせていただきます。少子化対策についてお伺いいたします。2020年に生まれる子供の数は85万人を割り込み、統計を開始した1899年以降で過去最少の84万人台半ばとなる見通しであることが明らかになりました。政府が「86万ショック」と表現した昨年の出生数約86万5,000人から、さらに2万人程度減少し、5年連続で過去最少を更新することとなります。新型コロナウイルス感染拡大の影響が大きく反映される来年の出生数は70万人台に落ち込む懸念も指摘され始めており、抜本的な対策が求められるところでございます。厚生労働省の人口動態統計によると、出生数は2016年に初めて100万人を下回り、この10年間で20万人超も急減しておりまして、少子化対策は待ったなしでありますが、政府の対応は緩慢だと言わざるを得ません。少子化対策は、国を挙げての最重要課題となっておりますが、その政策実現には、深川市としてもあらゆる職場から、この対策に対する意識を持っていかなければならないものとの考えから、少子化対策庁内推進委員会の設置が既にされております。山下市長も、課内室ではありますが、子育て支援推進室を設置し、その中心に据えて各種の少子化対策を積極的に進められているところでありまして、少子化対策を粘り強く訴えさせていただいた私の立場からも評価させていただきたいと思っております。しかし、残念ながら、各種施策を講じてはいますが、子供の出生数はここ数年80人台で推移しており、今年も市民課の公表している人口動態からは、今年1月から11月までで合計しますと80人の出生、12月までの残り1か月で何人の出生があるか分かりませんが、4年前までの100人以上続いていた出生数には及ばない状況にあると考えております。少子化対策には、何か一つ施策を打てばいいものでないことは共通認識であると思いますが、子ども・子育て支援の最大の支援策である若者の安定雇用と所得増加が必要で、地元での魅力ある働く場所を継続的につくっていくことが大事だということについては、既に市の経済・地域振興部と深川商工会議所などが連携して、高校生や短大生に対して説明会等を昨年開催されており、魅力を伝える取組は始まっております。移住により市外から人を集めることも必要な対策でありますが、今いる市内の卒業生たちに市内にとどまってもらい、転出を防ぐことが、より高い確率の人口減少防止策であると考えております。市では、新規拡大雇用に対する支援策も行っておりますが、より魅力があり、安心して働き、子供を産み育てることができる職場環境への取組、支援策のさらなる拡充により、若者の安定雇用と所得増を手助けすることが求められるなど、国を挙げての最重点施策であり、一所管で負えるものではないと考えることから、深川市の庁内推進委員会を機能強化し、市の職員全体で意識を高く持って、少子化対策に取り組む必要があると考えております。このように少子化対策は、一点集中するのではなく、分散拡大した上で強力な連携体制を市役所全体で取ることで、停滞している少子化対策を新たなステージに移行させることができるのではないかと考えております。そこで、手始めに今の委員会メンバーは、設置規程の構成で第3条に、委員会は委員長及び委員で構成する。委員長は市民福祉部長とし、委員は、子育て支援推進室長、企画財政課長、総務課長、商工労政課長、学務課長及び健康福祉課長をもって充てるとなっております。これに地域振興課長や農政課長、農業委員会事務局長、住宅建築課長、市立病院管理課長なども加え、これまでにない多様な発想を取り入れるとともに、職員全体に少子化対策の当事者意識を高めることによる政策立案機会の拡大や、職員へのフィードバックが進められていくこと、さらに課長職だけではなく、係長職段階の実務者による意見交換、政策立案機会の下部組織の設置などを進めることによって、少子化対策が市を挙げての施策になると考えますが、委員会の実施状況とこの委員会強化、さらに少子化対策に対する市長の考えをお伺いいたします。
答弁 市民福祉部長 安田浩人(市民福祉部長は2021年3月まで)
少子化対策につきまして質問いただきましたので、お答え申し上げます。質問にあります深川市少子化対策庁内推進委員会につきましては、平成18年に次世代育成支援対策推進法が制定され、全国的に短期集中的な少子化対策を取り組むことになりまして、本市におきましても、次世代育成支援対策行動計画を策定し、計画的に少子化対策を推進することに当たりまして、当計画を市の中心的施策として位置づけ、計画を着実かつ効果的に推進するため、質問にありましたとおり、市民福祉部長を委員長にして、関係する6か所の課の課長職を構成員として、設置したところであります。現在は、子ども・子育て支援法の下、少子化対策施策推進の一層の強化を図るため、施策推進の柱であります子ども・子育て支援事業計画の着実かつ効果的な推進と進捗管理、重点的・優先的少子化対策の推進に関することなどについて、協議を行っているところでございます。当委員会の実施状況といたしましては、支援事業計画の進捗管理のため、年1回の開催を基本としてございますけれども、そのほか必要の都度開催することとしてございます。今まで当事業計画の進捗管理を協議するほかに、市立保育園の統合を含めた整備に向け、市立保育所整備基本方針の検討や策定作業をはじめ、第2期の当事業計画の策定に向けた協議を行ってきているところでございます。そこで、質問にございます当委員会の強化と少子化対策に対する考え方についてでありますけれども、少子化対策は、まちづくりの最重要課題の一つであるとの認識の下、少子化対策を第2期深川市まち・ひと・しごと創生総合戦略における基本目標の一つに掲げ、結婚から出産、子育てにわたる切れ目のない対策を推進することとしています。このことから、子育て支援推進室が少子化対策に関する総合窓口として、庁内における関係各部署で取り組んでいる様々な事業のうち、少子化対策につながる施策を取りまとめ、連携などにより、効果的に推進することで、少子化対策の強化を図るための横断的な調整、意見交換を行ってきており、庁内推進委員会の任務は一層重要になってくるものと考えているところでございます。ここ数年、本市におけます出生数は、議員質問の中にもありましたとおり、大変厳しい状況にあり、庁内部署の枠を拡大した連携体制を取ることは、より広範囲にきめ細やかに、少子化対策の一層の強化・充実を図るためには必要となることから、今後、委員会の構成員を拡大していくことや、実務者による意見交換など下部組織の設置といったことも含めまして、当委員会の在り方について検討してまいりたいと考えてございます。