みんなの議会

深川市議会 令和元年第2回定例会 2019年7月5日

重い小中学生の通学かばん、ランドセルの軽量化、「置き勉」の取り組み

2019年7月5日、深川市議会の一般質問で、松本雅祐議員が「重い小中学生の通学かばん、ランドセルの軽量化、「置き勉」の取り組み」について質問し、教育部長 小林功欣が答弁しました。

質問者
松本雅祐 議員
答弁者
教育部長 小林功欣

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 松本雅祐

それでは、最後の5点目に移ります。重い小中学生の通学かばん、ランドセルの軽量化、「置き勉」に対しての取り組みについてお伺いします。保護者の方から「ランドセルが重い」「中学生の通学かばんが重過ぎる」との声を今もいただいております。現在の教科書は、大型化やページ数の増加などにより、登下校の荷物は重量化の傾向にあります。ランドセルメーカー「セイバン」が小学生を対象に行った調査では、1週間のうち最も重い日の荷物重量は平均で4.7キロで、ランドセルの重さを含めると平均6キロになり、小学生の約3割がランドセルを背負ったときに痛みを感じているとの結果を公表しております。小中学生の通学かばんが重く、成長著しい子供たちの体に悪影響を与えていると社会問題にもなっております。私にも中学校1年生の子供がおりますが、先日、娘のかばんを持ったところ、7.7キロありました。成人の私が持っても、とても重いと実感できるくらい重かったのです。私は、同じ質問を昨年の第4回定例会でも行っております。「文部科学省は昨年9月6日、通学かばん、ランドセルの重さの問題を取り上げ、道教育委員会を通じ、児童生徒が登下校時に持ち運ぶ教科書・教材・学用品の重さや量に配慮するよう促す事務連絡を各自治体に伝えました」と紹介しました。そのことを受け、本市も「各学校において、児童生徒の携行品の重さや量について、改めて検討の上、必要に応じた適切な配慮を」との通知を各校長に通知し、その後、改めて校長会を通して、検討を深めてまいりたいと答えておりました。文部科学省から事務連絡があったのは昨年9月でもう9カ月たち、私が一般質問してから6カ月がたちました。しかし、一向にかばんやランドセルの軽量化について、連絡なども来ておりません。軽量化の議論は進んでいるのでしょうか。愛知県犬山市では、市教育委員会が先頭になり、全小中学校に足を運び、各校長に対し、児童生徒の荷物の軽減の協力を呼びかけ、全児童生徒を対象にかばんの重量調査の実施をするよう提言、その後も具体的な対策を盛り込んだ通達を各校長に発信したそうです。その結果、ランドセルやかばんの重さの調査では、小学校では対策前の4.5キロから3.7キロに、中学校では7.9キロから5.5キロに2.4キロ減量したそうです。学年別では、中学校2年生で減り方が一番多く、8キロから5.2キロに減ったそうです。教育委員会が先頭に立って動かないと、軽量化は進みません。そこで、お伺いします。1点目、昨年9月6日の文部科学省からの通達を受け、「置き勉」、学校に教科書や教材等を置いてくることについて、本市の小中学校の校長先生による校長会議ではどのような意見が出て、議論が深まり、どう軽量化されるようになったのかお聞かせください。2点目、本市の重い通学かばんの軽量化対策の考え方や方針についてお聞かせください。そして、具体的に各学校にどのような指導をしたのかお聞かせください。3点目、昨年の答弁で保護者の方々と連携をとっていくとしておりましたが、保護者の方とどのような連携をとり、その際、意見などは出たのでしょうか。本市の小中学生は、スクールバスで通う子供たちと徒歩で通う子供たちがおります。また、夏の間は自転車で通学している生徒もおりますから、通学する環境はそれぞれ違います。しかし、徒歩で歩いている子供は、かばん、ランドセルが重いということを実感しています。子供たちのかばん、ランドセルがどれぐらい重いか、実際に実感しないとこのことは進みません。ですから、このことをしっかり大人が、教育委員会が感じないと進まないと思います。子供が健やかに成長することを一番に考え、教育委員会が先頭を切って改革していただきたいと願います。本市のかばんの実態調査や保護者へのアンケート調査を実施してはいかがでしょうか、市の考えをお聞かせください。

答弁 教育部長 小林功欣(教育部長は2020年3月まで)

重い小中学生の通学かばん、ランドセルの軽量化、「置き勉」の取り組みについてお答え申し上げます。初めに、1点目の本市の校長会議の内容についてですが、昨年9月6日、文部科学省から道教育委員会を通じて、「児童生徒の携行品に係る配慮について」として、各学校において、児童生徒の携行品の重さや量について、改めて検討の上、必要に応じ適切な配慮を講ずるよう通知があったことから、本市では校長会において協議を行ってきたところであります。校長会では、各学校における学習用具等の持ち帰りについて、平成30年度の状況と今後の取り組みについての意見交換を行い、置く物の場所や保管、管理の問題と、家庭学習への影響も懸念されることなどもあって、慎重に検討が行われ、「深川市立小中学校の学習用具等の持ち運びへの配慮について」としてまとめられ、先般、教育委員会に報告があったところであります。具体的には、教材や学習用具等の持ち運びについて、日常的な対応、学期初め・学期末等における対応及びその他の三つに分けて、区分ごとに今年度の取り組みが示されているところであります。主な内容を申し上げますと、日常的な対応では、小学校においては、置いて帰らせる教材・学習用具について交流し、統一化を図る。学習用具等の持ち運びについて、校内で共通理解を図る。学校だより、学級通信などで保護者に理解を求める。持ち帰るもの、教室に保管するものを定期的に確認する。さらに、置いておくことが可能なものについて再検討し、通学かばんが軽くなるように配慮していくなどとなっています。また、学期初め・学期末等における対応では、一度に持ち帰らないように計画的に持ち帰らせる。低学年は、保護者の協力も得る。学期をまたいで使用するものについては、長期休業中でも保管できるようにし、その際は施錠できる場所の確保を検討するなどとされています。これらの取り組みの実施状況については、教育委員会としても確認を行い、児童生徒への適切な配慮に向けて、さらなる改善方策について学校と協議してまいります。次に、2点目の本市の重い通学かばん、ランドセルの軽量化対策の考え方、方針と各学校にどのように指導したのかについてですが、本市の小中学校では、児童生徒が教科書や教材等を学校に置くことについて、校則で一律に禁止するということはなく、頻繁に使うことのない習字道具、絵の具セット及び楽器類等は、これまでも教室に置いていますが、学力向上の観点から、家庭学習習慣の重要性が指摘されているところでもあり、家庭学習に使う教科書等を持ち帰ることは必要と考えております。また、各学校への指導をとのことでありますが、校長会としての今後の取り組み内容がまとめられたところでありますので、その実施状況を見きわめた上で、さらに実施可能な取り組みがないか、学校現場の意見も聞きながら、協議していきたいと考えます。次に、3点目の保護者の方々との連携とアンケート調査の実施についてですが、昨年12月の第4回定例会における「保護者との連携」との答弁につきましては、教科書などを置く場合の対応について、校長会での一定の整理がついた段階で、保護者の皆さんにも周知を行い、連携を図っていきたいとの考えを述べたものでありますので、今回、校長会で取りまとめられた内容の中で、保護者の皆さんにもご理解いただかなければならないことについては、適宜周知を図ってまいります。また、アンケート調査などを実施してはどうかとのご提言をいただきましたが、現状において、通学かばんの従量を軽量化することに異論のある方はおられないと思いますし、自転車及び徒歩通学はもちろんのこと、スクールバス通学者等、交通手段が異なる児童生徒によって、状況が違うことは理解しており、学級担任の教員等が十分把握できるものと考えますので、まずは今回取りまとめられた取り組み内容を各学校が共有し、共通認識を持つことにより、通学かばん、ランドセルの軽量化に取り組んでまいりたいと考えます。

出典:深川市議会 令和元年第2回定例会 2019年7月5日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる