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深川市議会 平成30年第2回定例会 2018年6月18日

生産性向上特別措置法

2018年6月18日、深川市議会の一般質問で、松本雅祐議員が「生産性向上特別措置法」について質問し、経済・地域振興部長 伊藤久人が答弁しました。

質問者
松本雅祐 議員
答弁者
経済・地域振興部長 伊藤久人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 松本雅祐

それでは、2点目、市内の中小企業・小規模事業者の設備投資の支援についてお伺いします。日本の全企業数の99.7%を占め、全労働者の約7割が働く中小企業は、地域経済を支えている屋台骨であります。そうした中小企業・小規模事業者に対して、国は無担保・無保証融資、資金繰り円滑化借換保証制度など数多くの支援策を施し、2018年度税制改正では、事業承継税制や所得拡大促進税制の抜本的な拡充が行われました。さらに、「設備投資をしたいが踏み切れない」、こうした声に応えるため、本年5月16日、中小企業の設備が老朽化し、新たに導入する設備に係る固定資産税を自治体の判断で3年間、2分の1以下、最大でゼロにできる特別措置を盛り込んだ生産性向上特別措置法が成立しました。中小企業の積極的な設備投資を後押しすることで、経済の好循環や生産性の向上を進めるのが柱であります。対象は、資本金1億円以下の中小企業や従業員数1,000人以下の個人事業主の方で、導入する新規取得設備は減価償却の資産で、生産や販売、サービスにかかわらず、160万円以上の機械装置や30万円以上の検査工具・機器備品など、一定の条件はありますが、自治体が年率3%以上の労働生産性向上につながると認めれば、税負担が軽くなります。また、自治体の固定資産税の減免による減少分については、最大75%を国が地方交付税で補填することになっております。あわせて、国は固定資産税をゼロにした市町村には、試作品やサービス開発などを後押しするものづくり補助金や業務効率化を進めるIT導入補助金、小規模事業者持続化交付金を優先的に配分するそうです。中小企業庁によると、同法の成立、施行を見込んで、これまでに1,492の自治体が固定資産税をゼロにすると意向を示しているそうです。この特別措置法について、自治体が先端設備を導入するための導入促進基本計画を策定し、固定資産税を2分の1以下、またはゼロに減額するための条例改正が必要となります。そこで、お伺いします。1点目、中小企業庁は本年3月7日までを期日として、生産性向上特別措置法におけるアンケートを全国の自治体に実施しました。アンケートの項目に「導入促進基本計画策定の意向について」と聞かれ、道内の35市中、32市が「特別措置法の施行にあわせ、速やかに策定する予定です」と回答しました。しかし、本市は「策定するかどうか未定である」と回答しております。全国的にも多くの自治体が実施の意向を示している中で、なぜ本市は未定と回答したのか、その見解をお聞かせください。2点目、多くの自治体が6月で条例改正を行おうとしておりますが、本市はこの生産性向上特別措置法を今後どのように扱うのか、条例改正すべきであると私は考えますが、市の考えをお聞かせください。3点目、中小企業・小規模事業者に対して多くの施策がありますが、余り知られていない。「知らなかった」という声も聞こえてきます。本市は中小企業・小規模事業者への支援施策をどのように周知しているのかお聞かせください。

答弁 経済・地域振興部長 伊藤久人(経済・地域振興部長は2020年3月まで)

生産性向上特別措置法についてお答えいたします。本特別措置法は、中小企業の生産性向上のための設備投資の促進を目的として、今通常国会で審議されまして、5月16日に可決、6月6日に施行されたところです。先端設備導入計画のスキームとしては、経済産業大臣が定めた指針に基づき、市町村は導入促進基本計画を策定するものとしておりまして、一方で、先端設備等を導入しようとする中小企業者にあっては、その導入促進基本計画に基づく先端設備等導入計画を作成いたしまして、市から認定を受けることで、税制面などの支援措置が受けられる内容となっております。具体的な支援措置につきましては、償却資産に係る固定資産税について、地方税法に基づき、3年間ゼロから2分の1の間で市町村が条例で定める割合を軽減できるとしております。また、議員からの質問にありましたが、固定資産税をゼロにした場合については、国のものづくりサービス補助金等の補助メニューについても優先採択を受けられるといった支援措置となっております。そこで、質問の1点目、中小企業庁の導入促進基本計画策定の意向アンケートへの対応についてでありますけれども、当該アンケートについては、本年2月6日付で中小企業庁から照会があり、2月27日開催の経済産業局での説明会では、法案設立が5月予定としていたことから、もう少し時間をかけて検討する必要があると判断いたしまして、アンケートには「策定するかどうか未定」「検討中」と理由を付して回答したところでございます。次に、2点目の生産性向上特別措置法、導入促進基本計画策定の今後の考え方でありますが、本市においては、これまで制度を活用する企業などについて、深川商工会議所等と打ち合わせするとともに、市内部でも検討したところでありますが、その中では現状、市内の企業において、制度を活用する企業を把握できていない、また基本計画は法の適用期間内は随時策定できる、さらには償却資産に対する固定資産税は市の基幹税目でありますことから、もう少し具体的な企業等の実態・実情を把握する必要があると考えているところであります。つきましては、先日も経済産業局に出向き、相談・協議を行っておりますが、本制度の相談があった場合には、速やかに対応できる準備を整えることとし、今後の市内企業の動向を注視する中で、経営、金融支援などあらゆる面から総合的に判断し、中小企業の生産性向上を後押ししていく考えであります。それから、最後に3点目の中小企業・小規模事業者への支援施策の周知についてでありますが、中小企業者に対する支援措置については、助成制度や金融面での支援など、多岐にわたり講じられているところでありますが、国の各種支援については、多くが国から直接関係する機関・団体及び業界に周知が行われているところでありまして、本特別措置法についても同様に国から直接周知が行われているところであります。なお、本市における周知につきましては、国や道などから通知や依頼があった場合に、市のホームページに逐一載せているほか、国の支援施策等については、中小企業庁が運用する中小企業・小規模事業者の未来をサポートする「ミラサポ」というインターネットサイトがありまして、ここに登載されておりますので、このサイトを市のホームページでリンクし、周知を図っているところでございます。

再質問 3番 松本雅祐

再質問させていただきます。2点目の質問の中で生産性向上特別措置法をどのように扱うかという中で、この対象は中小企業・小規模事業者となっておりますが、市の捉え方として、深川市の個人農業の事業者、また農業法人はどのように捉えているのか。もし農業法人、また個人事業者が対象になるのであれば、トラクターやコンバイン、またジャガイモを掘り起こすハーベスターなど高額の機械もありますし、それ以外の機械もあります。これが3年間、固定資産税がゼロになるのであれば、大変大きな後押しになるかと思うのですけれども、そう考えますと、先ほどの答弁でもう少し具体的な把握をする、把握できない状況、そういう部分では、この法律に対して深川市の取り組みが少し遅いのではないかと思います。それで、私のほうからもこの事業を条例改正して進めるべきだと提案させていただきました。もう一度、生産性向上特別措置法について、市の考えをお聞かせください。

答弁 経済・地域振興部長 伊藤久人(経済・地域振興部長は2020年3月まで)

再質問にお答えさせていただきます。1点目の農業者や農業生産法人も対象となるのかといった点については、この制度では、農業組合法人を除く農業法人、それと個人事業者である農業者は対象ということになっております。それから、2点目のトラクター等、農業設備も対象かといった点について、これは経済産業局に事前に確認した内容ですけれども、この制度における固定資産税の特例を受けるための先端設備というのは、機械装置・器具備品といった減価償却資産でありまして、生産性向上に資する指標が旧モデル比で1%以上向上する設備、それから日本農業機械工業会というのがありますが、そこでの確認がとれることを要件としております。そこで、質問にありましたトラクター等々ですけれども、軽自動車で登録されるものも多いようなのですが、これについては本制度の適用外となります。ただ、機械装置の償却資産となりますコンバインなど農業用設備については、工業会の対象設備となっておりますので、先ほど申し上げました対旧モデル比で1%以上の向上が見込まれるなど、一定の要件を満たす場合については対象になる可能性が高いと思われます。そこで、確かに生産性向上特別措置法は、中小企業の設備投資を促す重要な施策と考えておりますけれども、市町村の導入促進基本計画では、先端設備等について、その自治体、それから企業に合った計画としなければならないということ。さらには、本市においては、企業誘致の関係ですけれども、固定資産税3年間免除、それから7年間まで減免という、道内トップクラスの助成制度もあるわけですけれども、これは市内企業であっても、移転とか、増設の場合については対象になる場合がありますので、ぜひこういったこともいろいろと検討しなければならないものがあるということで、今回、農業者の関係について質問、提起があったわけですけれども、他市町の動向も見きわめる中で、今後検討してまいりたいと考えております。

再々質問 3番 松本雅祐

再々質問させていただきます。今、答弁の中では他市の状況等も調べてとありましたけれども、答弁の中では対象、個人農家の方、また法人の方も含まれるのであれば、深川市の基幹産業の農家の方々を応援していくと考えたときには、これをスムーズに導入することのほうが深川市としてやるべきではないかと思っております。もう一度このことに関して答弁いただきたいと思います。

答弁 経済・地域振興部長 伊藤久人(経済・地域振興部長は2020年3月まで)

再々質問いただきまして恐縮でございます。今回、農業者の関係についてご提起いただいたわけですけれども、基本的には本制度の相談があった場合には速やかに対応できるようにということで、経済産業局にも先ほど行ったと申しましたけれども、説明会にも何回も出ております。そういったことで、余りひな形というものはないのですけれども、そこの自治体でこれを応援するということが方針となれば、そういったことで計画する準備だけは整えておりますので、いずれにしても市内企業、農業者含めて、動向を注視しながら、さらに金融とか、経営とか、いろいろな支援策もありますので、そういったことも総合的に判断しまして、この生産性向上の関係の設備投資の後押しについても検討してまいりたいと思っております。少し時間が必要だと思いますけれども、そういった状況で、2月の時点ではそういった回答をしたという内容になっております。

出典:深川市議会 平成30年第2回定例会 2018年6月18日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる