厚岸町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月7日
(1)生産性向上特別措置法について/(2)働き方改革について/(3)災害時の避難所対策について
2018年6月7日、厚岸町議会の一般質問で、竹田敏夫議員が「生産性向上特別措置法について」「働き方改革について」「災害時の避難所対策について」について質問し、町長 若狹、まちづくり推進課長 小島、税財政課長 星川、建設課長 水上、総務課長 松見が答弁しました。
- 質問者
- 竹田敏夫 議員
- 答弁者
- 町長 若狹、まちづくり推進課長 小島、税財政課長 星川、建設課長 水上、総務課長 松見
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 竹田
さきに提出しました質問通告書に従って、質問をさせていただきます。1、生産性向上特別措置法について。中小企業の設備投資を促すまちの取り組みについて伺います。2、働き方改革について。まちの取り組みについて伺います。3、災害時の避難所対策について。DHEAT(ディーヒート)の制度化に向けたまちの取り組みについてお伺いします。以上であります。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
5番、竹田議員のご質問にお答えをいたします。はじめに、1点目の生産性向上特別措置法について、中小企業の設備投資を促す町の取り組みについて伺いますについてでありますが、生産性向上特別措置法は、近年の情報技術分野における急速な技術革新の進展による産業構造及び国際的な競争条件の変化等に対応し、我が国産業の生産性の向上を短期間に実現するため、計画で定める期間内において、新技術等の実証の促進等の確信的事業活動による生産性の向上に関する施策を集中的かつ一体的に行うなどの措置を講ずる必要があるとして、去る5月16日に通常国会において可決・成立、5月23日に公布され、6月6日に施行されたばかりの法律であります。この法律における主な支援策の一つに、中小企業者の設備投資に対する市町村の固定資産税の減免措置があり、地方税法附則第15条第47項において、生産性向上特別措置法に規定する導入設備に対し、新たに固定資産税を課せられることとなった年度から3年間は、課税標準となるべき価格に2分の1以下の範囲内で市町村条例で定める割合を乗じて得た額とする旨が規定されたことから、厚岸町では、本定例会において提出しております町税条例等の一部を改正する条例案において、その割合をゼロとし、導入した減価償却資産に対する固定資産税の特別措置としての最大3年間全額免除したいと考えております。この特例措置を受けるためには、町が導入促進基本計画を策定して国の承認を受け、まちの計画に基づいて中小企業者が先端設備導入計画を作成して町の認定を受ける必要があります。その条件として先端設備の導入により年平均で3%以上の労働生産性の向上などが必要であるものの、固定資産税の特例措置のほか、試作品開発や販路開拓、経営改善のための設備投資などを支援する国の補助事業の優先採択などもあり、これらを計画する事業者にとっては有益な制度であります。町としては、去る5月23日に開催された国の所管である中小企業庁の市町村向け制度説明会に職員を参加させ、町の導入促進基本計画の策定に向けた検討を進めております。今後、指導支援する北海道経済産業局との調整のもと、町内の連携組織である厚岸町商工会と具体的な策定作業に取り組み、町内事業者への優遇措置の周知と設備投資の促進に努めてまいります。続いて、2点目の働き方改革において、町の取り組みについて伺いますについてでありますが、町では、町職員の職業生活と家庭生活との両立の推進などに取り組むための次世代育成支援対策推進法及び女性活躍推進法に基づく特定事業主行動計画で定めた項目などについて取り組んでおります。具体的な取り組みとしては、時間外勤務の縮減に取り組み、計画の目標値を、平成32年度実績で職員1人当たりの年間平均時間外勤務時間数を80時間以下にするというもので、直近の平成29年度実績では96時間となっており、計画策定時の平成26年度実績、97時間と比べ、1時間の縮減が図られております。また、休暇取得の取り組みでは、計画の目標値を、平成32年度実績で職員1人当たりの年次有給休暇の年間平均取得日数を15日以上にするというもので、直近の平成29年度実績では9.6日となっており、計画策定時の平成26年度実績、9日と比べ、0.6日の取得促進が図られております。組織機構においては、平成19年度に導入した「スタッフ制」により、職員個々の能力を十分に発揮できるように、業務分担と応援体制を整備し、業務の予定と進捗状況が見える改善に努めてきたところであります。国会で審議されている、働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律案の概要では、労働者がそれぞれの事情に応じた多様な働き方を選択できる社会を実現する働き方改革を総合的に推進するため、長時間労働の是正、多様で柔軟な働き方の実現、雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保等のための措置を講ずるものとされており、今後、職員の働き方改革の検討の取り組みを通して、全庁的に業務改善や働き方を改革していうこうといった意識の高まりに期待をしているところであります。続いて、3点目の災害時の避難所対策について、ディーヒートの制度化に向けた町の取り組みについて伺いますについてでありますが、豪雨、地震、津波、噴火等によって生ずる災害が発生した場合、被災地方公共団体の指揮調整機能が混乱し、限られた支援資源の有効活用や被災状況に応じた支援資源の適正配分ができないため、健康危機管理対応が困難となることが懸念されていました。こうした災害に対応するために、都道府県災害対策本部内に設置される保健医療調整本部及び保健所等の指揮調整機能等が円滑に実施されるよう応援するために、専門的な研修・訓練を受けた都道府県等の職員を中心として編制され、都道府県間で相互派遣を行う災害時健康危機管理支援チームが、ディーヒートであります。このディーヒートについての活動要領は、本年3月20日付で厚生労働省健康局健康課長から発出されており、町においては、厚岸町地域防災計画における医療救護活動の実施と同様に、災害の状況に応じてディーヒートの派遣について北海道に要請してまいります。以上でございます。
質問 竹田
まず、1番の生産性向上特別措置法についてでありますが、この措置法についてのまちの企業が利用されるわけでありますけれども、商工会と具体的な策定作業に取り組んでいくと。町内事業者への優遇措置の周知と設備投資の促進に努めてまいりますというのがあるのですけれども、いつごろこの周知については考えていますか。また、どのような方法で周知していくつもりなのかお聞きしたいと思います。
答弁 まちづくり推進課長 小島
この法律につきましては、昨日施行されたばかりでございます。そこで国においては、まず市町村の計画をつくる前に国がその方針を示すということになってございますので、その方針と合致した市町村の促進基本計画というのをつくるということになってございます。その部分については、所管する北海道経済産業局と調整のもとつくるということで、そこへの問い合わせはもうしてございます。策定をするという意思表示はもう既にしてございます。それでサポートしていただけることになってございます。それと、商工会のほうは、この法のもとでは認定経営革新等の支援機関という位置づけに商工会がなります。こことは、市町村の基本計画の策定、厚岸町としてどういう計画がいいのかということです。双方、情報交換しながら調整するということになります。というのは、厚岸町の事業者がどういったものを望んでいるかというのを、やはり盛り込む必要がありますので、そういった前提でもって打ち合わせをするということになってございます。この計画をいつまでつくるかということでございますけれども、できるだけ速やかにつくってまいりたいとは思っております。それと、周知の方法につきましては、この計画ができた段階で商工会を通じた会員の皆様への周知の連絡網がございますから、それと町の広報誌や、それからいろんな情報手段持っています。防災無線、IP告知端末等、もちろん町のホームページにもその情報は出したいと思っていますので、あらゆる機会を通じて設備投資、優遇措置の周知、それから導入を促進する動きを強めてまいりたいと考えているところでございます。今のところ、いつまでというのは申し上げられませんけれども、繰り返しになりますけれども、速やかにこれについては取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
質問 竹田
促進計画に基づきということなのですけれども、この問い合わせも意思表示もしていると。これはいつ意思表示、また問い合わせをしたのですか。
答弁 まちづくり推進課長 小島
特別措置法が通常国会に上程されておりましたので、その2月くらいか3月ぐらいに、実は国のほうからこの策定の意思表示があるかどうかという第1回目の調査が入ったのです。そのときに、第1回目の段階で、もう既に厚岸町は手を上げて意思表示をしてございます。ですから、この情報が入った状況の中では、一番早い状況の中での取り組みになろうかとは考えてございます。ただ、計画策定はこれからということになります。その辺はよろしくお願いしたいと思います。
質問 竹田
全国1,741団体のうち、既に1,500自治体がもうこの取り組みについて手を上げて、1,500自治体がこの6月の定例会に全て条例改正を含めて提案をするということが載っていました。厚岸町もそれについては手の早い誘致をしていただいたなということで、大変にうれしく思うわけですけれども。今後、国はこの制度に対して固定資産税を100%厚岸町は持つということを制度に盛り込みました、今回。しかし、国のほうでは地方税と地方交付税という形で75%しか出さないと言っています。この25%を町はどのように考えているのかお聞きしたいと思います。
答弁 税財政課長 星川
今、税制改正の部分も含めて、今回の議会に町税条例の改正の部分を上程させていただいて、案として提出させていただいておりますけれども。そういった中で、今回国のほうから示された地方税法の改正に伴って、今回の部分につきましては、改正された地方税法の中では、この部分については我が町特例という基準の中で、参酌基準というのが設けられております。その参酌基準は、その自治体が自らの判断で、その特例割合を決めなさいよというような扱いの中でなっておりまして、その基準がゼロからになっております。そういった税制改正の中で、今回私どもとして、案として提出させていただいたのは、その参酌基準中で決められているものの一般的な取り扱いの中で、その中に基準というのがございまして、その中で国のほうはゼロということを地方に対して示しておりますので、その部分を私どものほうについては税制改正の中で示させていただいたと基準として扱いさせていただいたということになります。それに加えて、議員おっしゃいました交付税として、裏打ちの部分につきましては、75%ということで、これについては一般的な、通常的な固定資産税の取り扱いと全く同じということになってございますので、これはこの制度があるからこうなったというのではなくて、厚岸町として、地方として、これに関して生産性が向上がするということであれば、それに見返りの部分として必ず企業のほうに利益というものにつながっていきますので、そういった相乗効果、相対的なことを考えると固定資産税だけでなくて、ほかのものを考えると相対的な税収ですとか、そういった町に与える影響というのは、少なからずそんなに影響はないだろうという国の判断だと思っております。
質問 竹田
厚岸町としてもプラマイゼロになるのかということを今おっしゃっているのだと思うのです。僕もそう思うのです。仮に最大限度額、それから最小設備投資の額、これ以上、マックス幾らまでというのがあるのですけれども、そのことはご存じだと思うんですけれども、その数字をまず教えてほしいのと。それから、仮にプラマイゼロになれば大変よろしいかと思うのですけれども、その的が外れてマイナス面になるということも当然考えなければならないと思います。国の予算は特化された考え方で、全ての商品に対してということにはならないと思うのです。例えば、パソコンに限るとか、何に限るとかというふうになってくると思います。そういったことを考えたときに、僕自体は制限された購入のものというふうになってくると、設備投資をして、それが税収面に賦課されて税収が増えていくということは、ちょっと難しいのではないのかなと思うわけです。そのときに、マイナス面が生じたときに、どういう考え方を持っているのかなということをもう一度聞きたいと思います。
答弁 まちづくり推進課長 小島
まず、固定資産税の特例に関する対象の分でございますが、機械装置については160万円以上のもの、測定工具及び検査工具については30万円以上のもの、器具・備品については30万円以上のもの、建物附属設備については60万円以上のものという、おおまかな規定にはなってございます。それと、先ほど税財政課長が交付税に参入されない部分の25%の部分、答弁にありましたけれども、制度上は25%を地方自治体が持ってくださいという考え方なのですけど、期待値としては年3%以上の生産性向上を求めるという法の基本的な考え方がございますから、ということは3年間で9%以上になります。ですから、それだけ売上が伸びる。期待値としては売り上げが伸びたら、利益の還元があるだろうとも思いますが、そこはそれぞれの経営上の話でありまして、利益がそこまでストレートに9%売り上げと同じように伸びるかと言ったら、そうもならないという側面もわかります。そこをかちっと固定した中で、その分を期待値として財源を見ているとは、断定的に言うと、事業者の方々にもプレッシャーがかかりますので、そこは緩やかに考えてもいいのではないのかなと。逆に、町としては25%を事業者支援という立場で負担するというくらいが、まずはちょうどいいのではないかなと。あと、その中で、結果的にプラスアルファが出て、税収と跳ね返りが出てくれば、これはもう願ったりかなったりということにはなりますが、事業者自身にとっては、この新たな設備投資によって順調に事業が継続されるということも、町にとっては大事な視点でございますから、そういったことも含めて、計画づくりには取り組んでまいりたいと考えております。
質問 竹田
そういうことですよね。分かりました。単なる、そういう支援策ができたので、どうぞどうぞではなくて、ある程度、こういうものを購入すると設備投資によって何かが、負荷が生じなくなる。例えば人件費がそこで浮くと。なので成長できるのだというような、簡単な聞き取り調査、または申請を出すときに、そういう見込みがあることをきちんとした書面に書いてもらうということは、これ当然、税金を使うわけですから、それは完璧にしてほしいという要望をまずしておきます。それと、厚岸町には中小基本条例というのがあります。これに基づいて考えると、ものの購入先というものについても、これは問題になってくると思うのです。これについてはいかが考えてますか。
答弁 まちづくり推進課長 小島
まず事業者の計画の中身で、きちんと設備が導入されることによって、ちゃんと効果があらわれるものというお話でございます。その関係につきましては、実は法の体系の中でも、その部分は議論がされているようでございまして、認定経営革新等の支援機関としての厚岸町商工会、この場合は位置づけになるということを先ほど答弁させていただきましたが、そこが生産性が年平均3%以上向上するのだという、その事業者の計画をきちんと商工会が認定するという手続が必要になってまいります。そこが一定の、その計画の実行性を高める内容かどうかという判定基準になるということでございます。それと、それを町に出していただくということになりますから、必然的に町はその確認をしたということになると、そういう手続になるということでございます。それと、その設備を町内で買い求める、購入を求めるということは、基本的にはそういうことを求めたいというのは思います。というのは、皆さんご存じのとおり、基本条例をつくるときには、商工会、それから商工事業者が基本条例をつくっていただきたいということで始まったものでございますので、そういった自らが購入する場合は、優先的には町内の機関でということにしていただきたいというのは当然の話として、商工会ともそういう話をさせていただきたいとは思います。確認させていただきたいと思います。それと、ただ、先端設備になりますので、それが町内の事業者で全部扱えられるものかどうかというのもまた大事な要素でございますので、そういったこともいろいろな情報を集めながら事業者は、やはり購入するのだと思いますので、そういった比較対象の中に町内の事業者も入れていただくという視点、大事かなと思ったところでございます。
質問 竹田
そうしたら、その窓口があくまでも商工会ということで、全ての判定、要は事業者から要望があった、それに対してオーケーを出す、出さないという、その判定は商工会に全て委ねるということで理解していいですか。
答弁 まちづくり推進課長 小島
認定自体は町が行います。ただし、事業者がつくる先端設備の導入計画の策定については、この商工会がサポートするという関係になりますから、申請を町に、その計画を提出する段階においては、実務的には商工会が事務の代行的な役割を担って、事業者と一緒に町のほうに来られるのだろうなということを想定しているところでございます。また、厚岸町が認定するに当たっては、北海道経済産業局との関係もございますので、どういった基準でそれを認定したのだというのは、後で確認されることにもなりますから、そういう関係の中で計画は国のほうに上がっていくという形にはなります。ですが、基本的には厚岸町が事業者の計画を承認するという立場でございます。
質問 竹田
そうしたら、商工会は仮の窓口で、最終的な認定は町が行うということですね。中小企業条例に基づいて、町内に業者がない、ものがないといった場合は、これはもう当然、町内から買えないわけですから、こういうものについてはもうしようがないですけれども、基本的には町内業者から買っていただくという、そのことについてはどのような形で、書面できちんと商工会から伝達するのかどうなのか。その辺の決まりごとというのはどうなりますか。
答弁 まちづくり推進課長 小島
今の段階では、個々具体的に、どういう取り決めをするかというのは、実際のところはまだ決めてございませんけれども、その基本条例の精神というのを商工会と共有すると。それと事業者とも確認するという中で、その購入先というのをどうされるのかというのは確認してまいりたいという、現段階でのスタンスでございます。
質問 竹田
いずれにしても、この補助金の制度は3年間ということなのですけれども、せっかくやるわけですから、周知というものを、きちんとした段階にならないとできないと思うのですけれども、きちんとした段階になったときに素早くできるように、商工会との連携を、これからということでありますので、連携について町内業者への優遇処置、周知、そういったことを早く周知していただきたいなと要望して、この部分について一つ目の質問を終わりたいと思いますけれども、そこをよろしくお願いします。
答弁 まちづくり推進課長 小島
厚岸町としても速やかに計画策定に取り組んでまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。また、我々に直近で届いた情報によりますと、計画期間3年ということでございますけれども、3年から5年というふうに、ちょっと緩やかになった情報が入ってまいりました。事業者にとっては、その固定資産税の基準日は1月1日現在の固定資産対象物があってから3年間ですので、今年速やかに設備が導入がならなくても、来年、設備投資して、再来年の1月1日から3年間、確実にこの優遇措置は受けられるということになりましたので、ちょっと期間的には猶予ができたという情報もあります。そういったことで、計画づくりに余裕をちょっと持つ期間ができたかなとも思っていますので、そういったこともあわせて、いろいろと情報提供に努めてまいりたいとは考えております。
質問 竹田
2番目の働き方改革について質問させていただきます。国では、今、建設業者を上げて、建設業者にも週休二日制をとるべきということで、その実現に向けて、働き方改革の中に盛り込もうとしております。国交省の建設業の就労環境改善を目指し、今年度から国の直轄の公共工事で週休二日を確保した場合、日給制の多い技能労働者の収入が減らないよう、経費の割増しを行うと。具体的には、職人の人件費に当たる労務費を、これまでより最大5%多く受注者に支払う。工事で使う機械のリース料も同じく4%増額すると。この工事で行う機械のリース料も4%増額するということを、週休二日制ということは週二日機械がとまってしまうわけです。そのとまった部分というのは休んでしまうので、リースの工事の分が伸びた分、リースの賃貸の日数も伸びるということから、それに損益が出る。その部分についても4%増額して出しましょうというのが、2017年度から先行して増額していた工事現場事務所の土地賃貸料から、現場監督技術者の人件費についても引き上げるとされております。厚岸町も、これは国直轄の事業と。やがては、自治体がこれらを発注する場合においても、こういうのが入ってくるだろうと想定されております。この上で、厚岸町も今からどう考えていくのかお聞きしたいと思います。
答弁 建設課長 水上(建設課長は2019年12月まで)
この建設業における、この週休二日制は、国、北海道からも情報については来ています。今のこの建設業、特に土木については、なかなか新しい人間が、要は新しい職員が業者のほうに入ってこない。要は、仕事がきついというよりも、この休みを有効に使いたいということで、土曜、日曜日はもちろんのこと、通常の勤務時間においても、この朝早くから夜というのではなく、一定のこの決められた時間内にどうしてもこだわって、なかなか土木の技術職員が入ってこないという実態を受けて、今回のような導入がなされたと感じています。また、地元業者においても、同様の意見を私のほうも聞いております。今、国がようやく始めて、また北海道でも試験的に、こういう週休二日制導入をした工事の発注をやられているということも聞いています。厚岸町においても、当然その辺の状況を見た中で、この週休二日制に向けた工事の発注も検討していかなければならないと考えています。
質問 竹田
自治体発注の工事については、自治体と国交省の地方整備局というところがあります。そこの中で、協議会などを通じて働きかけていくというのが国の方針でもあります。また、今、課長がおっしゃった、道も開発局の発注において、この開発局が道で初めて今年度から週休二日制を、開発局が発注したものにだけ週休二日制をとりなさいということも始めました。その上で、厚岸町は今後、その発注に対しての最大5%多く受注に支払う、また、機械リース等についても4%多く払う、工事現場の土地賃貸料、現場監督者の人件費についても引き上げるということで、工事の額が当然、発注者側はそれを補わなければならない部分については増えていくわけです。増額になってくるのです。その部分がどうなっていくのかということを聞きたかったのです。
答弁 建設課長 水上(建設課長は2019年12月まで)
当然、工事の額が上がるということは当然なのですけれども、今の建設業において何が一番恐いかというと、新しい職員が入らなくて、どんどん高齢化になることによって、その会社自体がだんだん、要は体制的に無理が出てくると。これは、あくまでも新しい職員の採用の土台づくりと考えています。工事については、金額もアップになるかもしれませんけれども、ちょっとその辺については、厚岸町だけがどんどん進めていくというのではなく、この北海道のほうでも、今、どんどん実施して、試験的にやっていくと思いますので、ちょっとその辺は情報を共有しながら検討してまいりたいと考えています。
質問 竹田
町のほうが、こういった取り組みを先駆けてしていっていただく、そのことによって右に倣えということはなかなか難しいかもしれないけれども、先に民間がやれよというふうになるとなかなかできない。それで国は、国直管の仕事から始めて、それを都道府県に与えて、最終的には自治体にも与えてということで、それが民間企業に伝わっていくようにという流れをつくりたいのが実態だと。課長言うように、働き方改革というよりも、本当に働き方改革の前に、働く人がいないというのが事実。これについては、職人の人件費に当たる労務費を、ごめんなさい、建設業は天候などの悪影響で作業時間の制約を受けることから職人の勤務日数は多くなる傾向になると。これが要するに嫌なのですね、働く側としては。建設業の年間出勤日数が平均で約251日だというのです、2016年の調べで。ほとんど変わっていないというのです。全産業平均の222日というのがあるのですけども、それよりも29日多いのが現状で、休日を十分に確保できないという、4週8休を実現する工事は全体の1割にしか満たない現状であると。なので、働く人がいない。役所関係の人たちから見ると、本当に多く働いているのだなと。一生懸命働いても所得が少ないという、情けないところがあって、本当に働く人が少ない。現場で働く職人の年齢構成は15歳から29歳まで、たったの11%にしかならないと。逆に60歳以上から75歳までの人たちは25%から30%にも達していると高齢化が進んでいると。担い手確保に向けた魅力ある建設現場をつくり、急務の課題になっている、これが現状だと。なので、厚岸町としても、そのことに取り組んでいただいて、厚岸町の建設企業がそれに右倣えしていかなければならない現状を早くつくっていただければ、厚岸町に働く人たちが、いい条件で働いていける環境づくりを、まず自治体が、国が、道が、そして厚岸町がやっていただけるような、そういう社会づくりを、厚岸町として進めていっていただきたいということ、もう一度お願いしたいと思います。
答弁 建設課長 水上(建設課長は2019年12月まで)
今言われたこと、これは私も実感しているところでございます。この厚岸町から建設業者が1社、2社なくなるということは、厚岸町自体にとっても大変大きな影響が出ると考えています。これについては、前向きにといいますか、もう少し、ちょっといろいろな情報を得た中で検討してまいりたいと考えてます。
質問 竹田
三つ目の災害時の避難所対策についてお伺いします。この答弁の中にあるのですが、都道府県間で相互派遣を行う災害時危険管理支援チームがディーヒートでありますと書いているのです。これ、都道府県が行う、相互の派遣が行う災害危機管理支援チームがディーヒートでありますと書いてあるのですけど、厚岸町では、これを取り込もうと思ったときに、厚岸町は保健所がありません。でも保健師さんはいます。これ厚岸町で取り込もうと思えば行えるのですけれども、このディーヒートについては、答弁の中では、都道府県内で相互派遣を行うことがディーヒートだと言っているのです。これは間違いではないですか。
答弁 総務課長 松見(総務課長は2019年3月まで)
私ども、今回のこの国から出されたディーヒートについての活動要領等を読ませていただきました。これまでディーヒートではなくて、医療関係のほうはディーマットと言うのですけれども、これは大災害が起きた場合に、例えば厚岸町で大災害が起きた場合に医療従事者あるいは福祉関係従事者、全てが被災する可能性があります。その中で、単独の町村の中で、これを解決することは、あらかじめの準備としては不十分であります。したがって、全国的な取り組みとして、例えば熊本地震が起きた場合には、北海道から、災害がなかった北海道から熊本に派遣する。そういった専門チームをあらかじめ都道府県が準備をしておく。つまり、災害がないときと同じように、災害があったときも常時、医療活動あるいは保健活動ができるようにするのが、この医療を除いた部分でのディーヒート。つまり、答弁のとおり、都道府県間でお互いに助け合おうと、そういうふうに理解をさせていただきたいところでございます。
質問 竹田
ディーヒートのつくりかた。保健・医療部門の統括役。災害対策本部が担うと、このディーヒート。ディーマットについては、保健所長、保健所がこれを担うとなっています。都道府県がやることは当然、その流れ的に今、国がやろうとしている部分について確かにそうかもしれないけれども、これは町村でできる、大災害のときに対応できない、町だけでは。当たり前のことですよね、これは。一番大事なのは、応援をする側、自治体として応援を受ける側、応援する側は派遣のほうだと思うのですね。国としては、この応援と、応援するほうは授受、その応援するほうと応援される側が表裏一体にならないと、これうまくいかないとなっています。だから、ディーヒートの後方部隊みたいな、応援隊ができ上がった、そのときにどう町が受け入れるかというのは、自治体の小さな組織、ディーヒートをつくっておかなければ、何をどういうふうに受け入れたらいいのかということが分からなくなるということなのです。だから、自治体でもディーヒートミニバージョンをちゃんとつくっておくべきという流れもなっています。ですから、これは消防、それから厚岸には町立病院がたまたまあります。そういった、どこまでできるのか、どんな体制をつくるのかということは、自治体ごとによって設備があったりなかったり、既存があったりなかったりする自治体がありますから、それは一概に言えませんけれども、厚岸町には消防もあり病院もありという体制が整う場所でもあります。そういった部分で、ミニ的なディーヒートをまずつくって、きちんとした、そのディーヒートというのは厚岸町ではこれだけできるのだと。これ以上の部分についてはできないんだということを、きちんとつくっておかなければならない。それをまずつくるべきだと、つくるべきというよりも、それを研究するとか、そういう体制をつくる準備をするとかということはしておかなくてはならないと思うのです。それについて、もう一度お答え願います。
答弁 総務課長 松見(総務課長は2019年3月まで)
議員がおっしゃることは、私が従来から考えていることを申し上げますと、厚岸町内で災害が起きた場合に、厚岸町内にはいろいろな専門職がたくさんおります。医療職、福祉職、看護職、保健職、いろいろな方々がおります。あるいは、現在職場で働いていなくて、家庭のほうに専念している方だとか、そういったいろいろな資格者がたくさんおられます。これをあらかじめ、有効な資源として把握しておくことは、私は大切なことだなと思います。そこから一歩先を進んだ話のことだと思うのですが、それについては意見の趣旨、十分、分かりますので、今後参考にさせていただきますけれども、私たち、このディーヒート、今回通知が来たばかりでございますけれども、ディーヒートに関しては、派遣された場合は、いわゆる保健所の所長様が指揮・監督を行います。ところが、地元で集めた保健師であるだとか、どこかのまちから派遣されてきた保健師というのは、町長の指揮下になります。そこで二つの指揮がございますので、そこのところの連携をうまくやるべきということだなと思いますので、それについては、このディーヒートの取り組みに不都合がないように、これから十分に研究をしてまいりたいと思っております。
質問 竹田
多様な組織団体がばらばらに動いて不効率だという、まさしく今言われたことはホームページに出ています。要するに、ニーズとリソースがミスマッチする。支援と受援がミスマッチするといったことになるかと思います。それについての危機管理という部分についてのチームづくりを今から、このディーヒートが完璧にでき上がると同時に、厚岸町も努めて研究していって、いいものができるようにしていただきたいと思います。それともう一つ、感染の問題について、前回質問しておりました、感染を完璧には防げないかもしれないけれども、感染対策としてトイレについて、私は質問させてもらったのですけれども、トイレについて購入もしくは研究をしていただきたいという要望をしていたのですけれども、それについてはどうなっていますか。
答弁 総務課長 松見(総務課長は2019年3月まで)
2点ほど、今ご質問いただいたわけですけれども、1点目の町独自のディーヒートといいますか、それの組織づくりといいますか、これはディーヒートと言うべきものなのかどうかも含めて、必要性は、ご意見、趣旨を理解させていただいているつもりでありますので検討してまいりたいと、そのように思います。それから、感染症のトイレで、前回ご意見いただいたのですけれども、私、早速、ちなみにインターネットでちょっと調べてみたのですけれども、申しわけございません。残念ながら、ちょっと引っかかってこなかった状況であります。ですから、まだ具体的に目で見たものではありませんが、前回の答弁どおり、必要性は十分分かりますので、そういった環境整備、感染症に配慮したトイレということでございますので、ぜひ購入に向けて検討させていただきたいということで、ご理解いただきたいと思います。