深川市議会 平成29年第4回定例会 2017年12月11日
深川市子育て・保育ビジョン
2017年12月11日、深川市議会の一般質問で、辻本智議員が「深川市子育て・保育ビジョン」について質問し、市民福祉部長 三ツ井隆博が答弁しました。
- 質問者
- 辻本智 議員
- 答弁者
- 市民福祉部長 三ツ井隆博
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 辻本智
次の質問に移ります。深川市子育て・保育ビジョンについてお聞きいたします。この点に関連しましては、定例会初日に田中議員が多岐にわたって質問されておりますし、保育行政という点では、2日目に佐々木議員と和田議員からも質問がありました。初日の質問において、公私連携保育所提案に至る経緯は、議会議論が軽視されているとの発言もありましたが、私も同様の心配を持っておりまして、この機会に子供たちの豊かな発達を保障するという保育行政の原点に立ち返った議論が必要ではないかとの立場から質問いたします。1点目、深川市子育て・保育ビジョンと深川市子ども・子育て支援事業計画の関連についてお伺いいたします。初日の答弁も含め、これまでの説明では、平成23年策定の深川市子育て・保育ビジョンの多くは、一部を見直して、27年策定の深川市子ども・子育て支援事業計画に引き継がれているとのことですが、本当にそうなのでしょうか。結論から言って、支援事業計画と保育ビジョン策定の背景及び目的は互いに関連を持ちながらも、全く別の趣旨を持つものであると指摘させていただきます。まず、平成23年に策定されました深川市子育て・保育ビジョンは、策定の趣旨について、これは1ページ目の「はじめに」に書いてありますが、長期的な視点で本市における子育てや保育サービスを推進する指針として定めたとあります。さらに、その目標期間を10年間、最終年度は平成32年としております。この場で細かな内容までお示しすることはいたしませんが、保育サービスの質の向上、施設の整備、多様なニーズに対応した保育サービスの拡充、センター保育所の整備等が行政としての深川市が目指すものとして明記されております。一方で、平成27年策定の支援事業計画は、冒頭に、「計画の策定にあたって」と、「計画の位置づけ」という文章が記載されておりますが、その中には、それまで本市が取り組んできた次世代育成支援対策行動計画、これは22年から26年でありますが、これを継承するものとして策定されたとあります。これが事実であります。支援事業計画のどの部分にも支援対策行動計画の継承であるとはうたわれていますが、保育ビジョンに言及した記述はありませんし、ましてや、それまでの保育ビジョンの見直し、引き継ぎなどという記載内容は一切見当たりません。では、なぜこういった解釈の混乱が起きるのかについて、私なりに説明をさせていただきます。初日に三ツ井市民福祉部長も答弁されておりましたが、深川市子ども・子育て支援事業計画は、平成24年に国において成立した子ども・子育て3法に基づいて策定されたことと深く関連がございます。この子育て3法は、福祉、保育分野での国の公費負担のあり方を見直し、現場の保育事業に多様な形態を持つ民間事業者の参入を促すこととあわせて、それまで国と地方自治体が担っていた保育の認可、監督、監査義務、それら一連の仕組みを地方自治体に移管するための制度改革が主たるものでした。ですから、自治体、本市もそうなのですが、支援事業計画において、保育の量、子供の将来の出生数の見込みと、保育供給体制の確保、実施計画の策定が地方自治体の側に義務づけられたためです。このような経過から、子ども・子育て支援事業計画の基本は、保育の量の供給計画となり、その事業計画のどの部分にも、策定の趣旨と目的が異なる子育て・保育ビジョンに関する記述は必要ないことになります。ただ、事業計画策定において、保育の質は住民ニーズの把握との関連で指標の一つとはなります。しかし、それはあくまで項目の一部分であります。では、互いにどのような関連を持つのかについて手がかりとなる記載でありますが、それは保育ビジョンの側にあります。先ほど申しましたが、現行支援事業計画が継承したその前の支援対策行動計画は平成22年策定ですが、翌年の23年策定の保育ビジョンの「はじめに」というところの記述に、「前年策定の行動計画との調和を図りながら、さらに保育サービスや地域の子育て支援の充実をします」とあり、保育ビジョンの側が互いの関連性を確認した上で、「保育ビジョンは、深川市行政としての子育て支援充実の長期指針である」と、このようにしっかりと明記されております。そして、その計画期間が平成31年まで、まだ残期間があります。繰り返し申し上げますが、現行の深川市子育て・保育ビジョンは、現在も生きており、本市保育行政の目標でありますし、事実、その全文が平成31年までの計画期間であると明示した上で、市のホームページ上で公開もされております。ですから、市立保育園が果たすべきセンター保育所、ネットワーク機能の強化は、深川市の保育行政が今日においても進めるべき計画であると指摘させていただくものです。私が今回、なぜこの部分の整理にこだわるのかと申しますと、本年4月から開催されておりました、深川市子ども・子育て審議会での議事録、議論内容に大変気になる部分があるからです。これは6月29日に開催されました第3回審議会でのやりとりですが、少し読み上げさせていただきます。保育所の質に関する審議会委員からの発言で、「保育の質ということであれば、市立保育園も含めて検証すべき」との指摘に対して、市から出席していた説明員は、「今回は、保育所のあり方について議論いただいており、その過程では、保育の質をはかる物差しが必要になる。物差しとしては、保育者の質ということもあると思うが、今回は量的な部分を論点としている」と、このように述べておられます。初日に田中議員が、保育所運営の財源に関する誤った説明が議論をミスリードしているのではと指摘されておりましたが、これら審議会のやりとりなどは、本来、深川市が保育ビジョンの取り組み内容を十分に説明しないまま、支援事業計画からの発想で、市立保育園のあり方について審議を進めようとしたことにより、本来、時間をかけてでも深めるべき内容である質の議論よりも、量、数の議論へと審議会の方向づけをしております。この部分が整理されないまま審議が続けられたゆえに、それ以降の審議会においても同様の議論が委員の側から繰り返し出てまいります。公的保育の役割といった視点での発言が繰り返し出される一方で、市側からの説明が保育所施設の老朽化と運営の財源確保にその多くが割かれており、保護者の皆さんからは、よりよい保育環境、施設の新築・整備についての要望が出されるなど、発言内容は、保育の内容と質、施設の整備、国からの財源と多岐にわたっております。そこで、お聞きします。深川市子育て・保育ビジョンと深川市子ども・子育て支援事業計画の関係性ですが、昨年の第4回定例会で、市立保育園の役割について質問が出ておりますが、山下市長ご自身が答弁に立たれ、「深川市子育て・保育ビジョンの中で、子育て支援を担う中核施設としての役割としての市立保育所があるが、子ども・子育て支援制度との整合性を図るための見直しが必要であり、今、研究検討を重ねている」とありました。この時点、昨年12月にも、保育行政指針として深川市子育て・保育ビジョンは確認されております。ただ、その中の市立保育所のあり方については見直しが必要であり、検討しているという説明でございました。今回、定例会初日に部長が説明された子育て・保育ビジョンの多くが、子ども・子育て支援事業計画に一部見直して引き継がれているのが事実であれば、いつ、どの時点で、どのような手続を経て、それが行われたのか。議会並びに市民と保護者への説明がどのように行われたのかについて、ご説明ください。2点目、深川市におけるセンター保育所の役割についてですが、深川市子育て・保育ビジョンでは、民間法人立保育園との関連性を持ちながらも、公的保育園としての役割を整理しております。この間に取り組まれた内容に対する行政としての、行政の側からの評価について改めてお聞かせください。3点目、保育の質向上のためのアクションプログラム実施状況についてお聞きいたします。本市の保育事業の7割は法人運営の民間保育所により提供されており、保育所ごとにさまざまな工夫を凝らした運営がなされているわけであります。市の保育行政と、保育所を運営する法人との関係は、子育て支援制度を受けて以降の指導監査、監督を通じた運営補助金の正確な運用の実現であると同時に、一方では、これまでもそうだったわけですが、互いに協力し合いながら保育ビジョンの指針に沿って、保育内容の充実と質の向上を実現し、深川市の子供たちを豊かに育てるという立場での、ある種横並びの伴走型支援という両面での信頼関係が基本となると考えております。市では、市内園長会議を定期的に開催しているようですが、その内容は、行政からの事務連絡が主なもので、現場サイドの運営上の相談や、経験交流は十分議論されていないとの声が寄せられております。保育ビジョンでは、保育の質向上のための取り組みを推進するとなっており、同様の内容は、支援事業計画にも明記はされております。その中にある市内保育所における自己評価の推進と保育実践の改善や向上に資する情報交換について、行政としての取り組み内容、市民への周知についてお聞かせください。質問の4点目です。深川市少子化対策庁内推進委員会の開催状況についてお伺いいたします。深川市子育て・保育ビジョンには、「10年の目標期間中に、国の施策変更等、内容が実態とそぐわない部分が生じた場合に、時期を捉えて改定することとします」とありますが、どのような協議の場を持って進めるかといった、いわゆる手段は明記されておりません。ただし、深川市子ども・子育て支援事業計画においては、計画の進行管理を行い、実施状況を市民に公表するとして、深川市少子化対策庁内推進委員会が設置されております。この会議の開催状況に関しては、以前も質問したと記憶しておりますが、その後、定期的に開かれているのでしょうか。また、実施状況の市民への周知について、どのようになっているのかお答えいただきたいと思います。例えば、本年9月末、子ども・子育て審議会の答申を受けて、保育所のあり方という深川市行政としての素案を短時間のうちに決定し、市民向けに提案しております。これらの内容は、深川市立保育園のあり方と、深川市における公的保育事業の役割について重要な変更を伴うものであると考えますが、説明では必要な庁内での会議を経ているとのことでしたので、その会議は、深川市少子化対策庁内推進委員会なのでしょうか。仮にそうでないとすれば、どのような位置づけの会議がどの程度開かれたのかお示しいただきたいと思います。
答弁 市民福祉部長 三ツ井隆博(市民福祉部長は2018年3月まで)
深川市子育て・保育ビジョンについて4点ご質問いただきましたので、順次お答え申し上げます。初めに、深川市子育て・保育ビジョンと深川市子ども・子育て支援事業計画との関連についてでありますが、子育て・保育ビジョンについては、平成17年に前期計画、22年に後期計画を策定した次世代育成支援対策推進法に基づく深川市次世代育成支援対策行動計画と調和を図りながら、保育サービスや地域の子育て支援の充実を推進することとして策定しております。子ども・子育て支援事業計画については、平成27年3月に子ども・子育て支援法に基づき策定され、本市では27年度から市町村における策定が任意となった次世代育成支援対策行動計画としても位置づけており、子育てや保育に関する基本理念を盛り込み、支援対策行動計画の考え方や取り組みを継承し、策定いたしております。このため、子育て・保育ビジョンは支援事業計画においても、引き続き当計画との調和、整合性を図っていくという関係になり、また、支援事業計画は法定計画でありますので、任意に作成されているビジョンの上位計画ということになります。したがって、平成27年3月の子ども・子育て支援事業計画策定に伴い、同計画に記載された内容か策定時点における深川市が目指す子育て、保育の方向性を示すものであり、23年に作成されたビジョンの保育の方向性についても、上位計画である支援事業計画に包含しておりますので、関連性については特に記載しておりませんが、そのように位置づけされているものと認識しているところであります。ただし、ビジョンにある市立保育所の役割及び市内の保育施設の整備等ハードにかかわる部分については、法令等に定められた支援事業計画の記載項目に具体的になかったため、対応としては、改訂するなど何らかの整理が必要でありますが、平成27年の支援事業計画策定時においても、ビジョンに定めた施設整備の計画を具体化することができないでおりましたので、その推進の必要性もあり、施設整備にかかわる部分は継続することとして、ビジョン全体としての取り扱いについては保留といったこととしておりました。また、ビジョンにおける子育て、保育の基本的な方向性は、変更したものではありませんので、支援事業計画とビジョンの関連性の説明について、議会及び市民と保護者への周知等については特に行っていないものであります。なお、この施設整備に係る部分は、先日の田中議員からの一般質問でお答えしているとおり、今回の市立保育所のあり方検討により、基本方針や整備計画を策定することによって、子育て・保育ビジョンを変更するということになりますので、その取り扱いを整理する考えでおります。次に、2点目、センター保育所の機能、役割と活動内容及び評価についてでありますが、子育て・保育ビジョンにおいて市立保育所が担う役割として記載されているセンター保育所については、市内各保育所が行う地域の子育て支援の取り組みを支援、強化するためのネットワーク機能を持ちつつ、地域の子育て支援の中核保育所となるものでありますが、ビジョン策定時は、深川保育園と一已保育園の統合に合わせ、子育て支援センターを整備し、子育て支援センターによる地域子育て支援の基幹機能の取り組みとして想定しておりましたが、統合、建てかえには着手できていなかったものであります。また、地域の子育て支援に関する業務としては、子育て支援センターにおいて、地域の子育て親子の交流の場の提供と交流の促進、子育て等に関する相談、援助の実施など各種事業を展開しており、この事業については、多くの方に利用いただいているところであります。一方、国の保育所保育指針において、地域の実情や保育所の体制等を踏まえ、地域の子育て支援に積極的に努めるということがありますことから、各保育園でそれぞれ取り組んでいただいておりますが、ビジョンでいうところのネットワーク機能とは、子育て支援センターと各保育園の相互連携を想定しておりましたが、具体的な連携体制の構築にはいまだ至っていないものであります。この役割については、各保育所における地域の子育て支援の取り組みと、子育て支援センターにおける地域子育て支援拠点としての役割について、改めてそれぞれの目的や役割を明確にした上で、相互連携体制を築き、より効果的な事業展開が図られるよう検討していく考えであります。次に3点目、保育の質向上のためのアクションプログラム実施状況についてでありますが、保育所における保育の質の向上のため、市が保育所を支援する取り組みとして、保育実践の改善、向上、子供の健康及び安全の確保、保育士等の資質、専門性の向上などをアクションプログラムとして推進することとしております。市内保育所における自己評価の推進につきましては、国の保育所保育指針において、保育の内容等についてみずから評価を行い、その結果を公表するよう努めなければならないとありますことから、北海道や市の監査においても、実施状況について確認すると同時に、実施していない場合の指導を行っており、また、その推進に資する情報提供として、国、道などからの関係情報の提供等を行っているところであります。実施していただいた自己評価の結果につきましては、各園において保護者等に対しお知らせするよう指導しており、市立保育園では園便りにより保護者へお知らせしているところであります。次に、保育実践の改善や向上に資する情報交換の取り組みについてでありますが、年に1回以上法人園長会議を開催し、制度改正についての説明や、各保育園間の情報交換等を実施しているところであります。この事業については、各保育所に向け、行政が教育、保育の質向上のための取り組み推進に係る支援でありますので、市民一般へ、どういうことをしているかといった周知は行っていないところであります。次に4点目の深川市少子化対策庁内推進委員会の開催についてでありますが、本委員会は、子ども・子育て支援事業計画の着実かつ効果的な推進と、少子化対策に関する調整を行うための横断的な庁内組織として設置しており、その任務として、支援事業計画の推進及び進捗管理に関すること、重点的、優先的少子化対策の検討及び推進に関すること、少子化対策予算の調整に関することなどについて協議を行っております。本委員会の開催状況についてでありますが、支援事業計画の進捗管理のため、年に1回は委員会を開催しており、その他の協議事項につきましては、必要の都度開催することとしております。本年につきましては、9月11日に委員会を開催し、子ども・子育て支援事業計画の実施状況の協議を行っております。委員会の実施状況の市民への周知については、庁内組織の委員会であり、特に行うこととしておりませんが、委員会で協議した支援事業計画の進捗状況は、市のホームページでお知らせしております。また、深川市子ども・子育て審議会から答申があった「市立保育所の今後のあり方について」を受けて、保護者の皆様など関係者からご意見をいただくために、市立保育所整備に関する基本方針(案)を作成いたしましたが、その作成に当たっては、市長以下関係所管による協議を5回程度開催することにより取りまとめを行っており、庁内推進委員会での協議は行っていないところであります。今後、各市立保育園の保護者説明会や、地区別町内会長会議などでいただいた意見等を踏まえ、市立保育所整備に関する基本方針を取りまとめていくこととしておりますので、基本方針の最終取りまとめに当たっては、庁内推進委員会や庁議での協議を経て、市の基本方針を決定することとしております。
再質問 11番 辻本智
再質問いたします。大変、私も長い説明だったので、答弁も長くて、再質問したい項目もいっぱい出てきたわけですが、整理するために区切ってお聞きいたします。今の部長の答弁で、子育て保育ビジョンと子ども・子育て支援事業計画の関連について再質問いたします。部長は、子ども・子育て支援事業計画は後からできたけれども、それが国の上位の計画になるから、策定時に保育ビジョンはそれに包含されたという説明でございました。ただし、それはどこにも記載していないと、議会にも説明はしていないと。私たちはそのように考えてやってきたのだという説明でした。そうしますと、策定時というのは平成27年4月でありますから、ほぼ2年間、議会にも市民にも周知せず、市のホームページでは、保育ビジョンが今も市の計画として公開もされております。どこにも説明しないまま、私たちはそう考えてやってきましたということを当然のように言いましたが、これは極めて大きな問題であると思います。先ほど私、紹介させていただきましたが、市長は昨年の4月にこの場所で、市立保育園のあり方について答弁されています。そのときに、保育ビジョンがありますと、そこで長期にわたる深川市の保育の指針ですと述べられているのです。その中の保育所に関しては今検討を始めているけれどもという説明でした。今の部長の答弁だと、平成27年4月の時点で、私たちは保育ビジョンの一部を見直して、支援事業計画に取り込んでいるのだという認識で仕事を進めていたというのが事実であれば、市長の昨年4月の答弁は、議会に対する説明としては、あえて不親切という言い方にとどめますが、非常に不親切な答弁だったと。私たちはそれを受けていますし、市民の皆さんもそれが市の計画だと考えています。私は職員ではないので、部長職の皆さんのように、何十年も深川市の行政を担っている方に言うのもなんですけれども、行政というのはシステムであり、手続です。計画が全てであって、その計画内容が全てです。それを変えるのであれば、しっかりとした手続を持って議論を経て、変えるのが筋ではないですか。今の部長の答弁は、議会軽視どころではないです。昨年4月の市長の答弁も含めて、深川市行政は、そういった行政の仕事をしていますということを、今お話ししたのです。もう一度、確認します。この保育ビジョンはいつの時点で、どういった手続で、支援事業計画に引き継がれたのですか。その説明はどうであったのか、もう一度お答えください。
答弁 市民福祉部長 三ツ井隆博(市民福祉部長は2018年3月まで)
先ほどの答弁で保育ビジョンについては、現状と課題、保育所の利用だとか、いろいろなデータ、資料を踏まえて、その中で目指すべき保育の姿や、方向性を示す。それに基づいて、特に保育ビジョンで訴えているのは、市立保育所のあり方、今後の整備の方向、そして、民間の保育所も含めた保育環境の支援の方法等について記載していると、二つの構成になっているわけです。先ほど説明したように、保育ビジョンでは実績等の分析しか行っていませんでしたけれども、平成27年に策定した子育て支援事業計画においては、保育だけではなくて、子育て環境に関するさまざまなアンケート調査を実施し、その後の5年間の計画の推計、人口だとか、これからのニーズ等の推計も行い、それに基づいたいろいろな方策の展開事項を計画に盛り込んでいます。したがって、保育ビジョンの後につくった支援事業計画が、その時点でのいろいろな分析だとかについて計画しているわけです。先ほど言いましたように、市立保育所のあり方、整備計画については、支援事業計画には盛り込んでいませんでしたので、保育ビジョンそのものについては、引き続き生きており、その保育ビジョンについて、今後見直すという昨年の市長の答弁もありました。そして、保育ビジョンを見直す必要性があったので、ことしの7月に市立保育所のあり方検討の中で、今後どうするかということを審議会におかけしましたし、ことしの6月の水上議員の質問に対しても、どういった答申をしていくかとかいうことをご説明申し上げまして、保育ビジョンの変更につながっていくということを議会にも説明してきたつもりであったと考えております。(発言する者あり)
再々質問 11番 辻本智
再々質問を行います。先ほどの答弁で、深川市子育て・保育ビジョンは、策定時に支援事業計画に一部を除き、その多くが引き継がれているということでございましたが、改めてその点について確認いたします。2点目、議会への説明が私の中ではなされていないのではないかというふうにお聞きしました。この点についてもお答え願います。3点目、私どもの受けとめとしては、深川市子育て・保育ビジョンは、今をもってその全部が深川市の保育行政の指針であるというふうに考えております。その点についての見解をお伺いいたします。
答弁 市民福祉部長 三ツ井隆博(市民福祉部長は2018年3月まで)
先ほどご説明しましたように、平成27年に策定した子ども・子育て支援事業計画においては、保育だけではなく、子育て環境に関するさまざまなアンケート調査を実施し、保育ビジョンでは、過去の実績等の分析しか行っていませんでしたけれども、支援事業計画については、その後の5年間の計画の推計あるいは人口だとか、利用の見込み等を策定して、それを確保するためのいろいろな方策について記載しているということであります。したがって、支援事業計画が優先することになるわけではありますけれども、支援事業計画においても、保育ビジョンの保育に関する方向性については、結果として変わりがなかったこと及び先ほどからご説明しているとおり、市立保育所の役割及び市内の保育施設の整備等にかかわる部分については、支援事業計画に記載項目がなかったため、保育ビジョンそのものについては生きているというふうに認識しているところであります。したがいまして、これまでの市立保育所に関する議会での答弁においても、昨年の第4回定例会での楠議員の質問に対し、市長が保育ビジョンについては、子ども・子育て支援新制度との整合性を図る見直しが必要となったことから、市立保育所のあり方の研究、検討を重ねているという答弁、ことしの第2回定例会において水上議員の質問に対し、子ども・子育て支援新制度のスタートなど、国の教育、保育施策に大きな変化が生じていることから、今後の少子化を見据えた効率的、効果的な市立保育所の配置、規模、運営等をいかにしていくか、さらに、民間活力をどのように活用していくべきかなどについて、子ども・子育て審議会において検討いただくといった答弁を行っております。しかし、これまでの各計画策定や市立保育所のあり方検討の状況を説明する中で、保育ビジョンと支援事業計画の関連性についての説明が不足、不十分であったというご指摘は十分に受けとめ、今後の取り進めには十分留意してまいりたいと考えております。