深川市議会 平成29年第1回定例会 2017年3月7日
JR留萌本線
2017年3月7日、深川市議会の一般質問で、田中昌幸議員が「JR留萌本線」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。
- 質問者
- 田中昌幸 議員
- 答弁者
- 市長 山下貴史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 16番 田中昌幸
4点目の質問に入ります。JR留萌本線についてであります。JR留萌本線鉄道廃止提案については、既に新聞報道でも状況が説明されておりますし、議会としても、長野議長が議会代表で参画し、1市4町が一糸乱れずの対応をしていく「北空知JR留萌本線問題検討会議」が設置され、この場で議論することが確認されております。この一連の経過については、既に昨年第4回定例会で水上議員の一般質問でも明らかになっておりますが、その後の経過については、新聞報道等で聞きかじってはおりますが、オフィシャルな内容ではありませんので、この議会の議場において詳細に市民の皆さんにも伝えていただければと思いますので、質問の1点目、鉄道網の維持に向けた北空知圏の連携についてお伺いします。2点目、1市4町の代表がスクラムを組んで対応していく体制ができておりますが、やはり住民と一体となった取り組みが必要で、そのためには、協議会の状況をタイムリーに情報発信していくべきと考えます。沼田町からは毎日約70人、秩父別町からは約40人の方が通勤・通学でこの留萌本線を利用されていること、沼田高校や秩父別高校が廃校となった以降は、なおのこと子供たちの高校通学には欠かせない足であることなどは、深川市民にとっては余り知られていないことであり、北空知一体となって取り組むためにも、深川市のみならず、北空知全体の状況を共有することも大切ではないでしょうか。例えば1市4町の公式ホームページに共通の北空知JR留萌本線問題検討会議のページをつくり、検討会議での確認事項やスケジュール、活動や検討会議で出された意見や考えを写真入りで紹介することを初め、通学する高校生の声や病院に通う方たちの切実な声を掲載し、鉄道を利用されない方たちにも共感を得られるような声を紹介するなど、住民と一体となった取り組みについての検討会での議論経過、あるいは方向性をどのように発信し、住民周知や報告ができるのかお伺いしたいと思います。3点目、JR北海道への今後の対応についてお伺いします。本定例会初日の補正予算で提案・可決された赤字バス路線への公共交通確保対策では、民間公共交通への支援を自治体が行っていますが、その財源としては80%が特別交付税措置されており、広義に解釈すれば、その残りについても地方財政措置されていることとなっており、基本的には民間公共交通への赤字については、国が財源措置して、地方に住む住民の足を国が保障していることがわかります。一方、JR北海道には、分割民営化当時からの運用基金が国によって手当てされてきたことから、地方が負担することは極めて限定的に運営されてきたにもかかわらず、今回のJR北海道の提示は、自治体の実態を何ら理解することなく発信していると言わざるを得ません。同じ民営の公共交通確保の土台に乗せることも、国が担うべき当然のこととも考えますし、当面すぐにはJR北海道とのテーブルには着くことのない方向性が出されていると認識しておりますが、2月28日に道で行われた四者会談の状況では、高橋知事の意向がJRと地域の協議を進める方向性を出しているように見えます。このことを見て、北海道や国土交通省を通じた接点の持ち方について、市長の考え方、あるいは検討会議としてどのように対応していくのかお伺いさせていただきます。
答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)
ただいまの田中議員のJR留萌本線についての質問に順次お答え申し上げます。1点目の鉄道網の維持に向けた北空知圏の連携についてということで、第4回市議会定例会以降の経過についてお尋ねがありましたので、申し上げます。昨年12月20日に北空知圏振興協議会を開催いたしました際に、留萌本線問題につきましても議論になりまして、北空知圏として、この問題に取り組んでいくことが必要だろうということが確認されたところであります。これを受けまして、JR留萌本線に係る諸問題について協議・検討する場として、当初は仮称ということで言っておりましたが、北空知JR留萌本線問題検討会議の設立に向け準備いたしまして、北空知管内の首長さんのほか、市議会・町議会の議長さん、管内の商工会議所・商工会の会頭さん及び会長さん、そして管内2農協の組合長さんに参加を呼びかけまして、1月31日に検討会議の第1回目の会合を開催したところでございます。この会議におきましては、出席した委員から多くの意見を出していただきましたが、会議全体としては、第1に、留萌本線は存続を目指すということ、第2には、JR北海道の線区見直し問題は北海道全体の問題であることから、オール北海道でこの問題に取り組むことが重要であるという考え方が総意として確認されたと思っております。また、検討会議の役員としましては、私が会長に、そして秩父別の神薮町長さんと北竜町の佐々木議長さんが副会長にそれぞれ選任されたところであります。この後、2月22日には、検討会議の会長という立場で、副会長さん2人と一緒に北海道庁に赴きまして、荒川副知事と面談し、北空知圏での検討会議設立等の経過と取り組みなどについて説明するとともに、今後北海道が一つにまとまって国に要請していくことが必要であって、北海道には中心的な役割を果たしてもらうことが重要であるといったことを申し上げ、荒川副知事からも、北海道がリーダーシップをとって対応していく必要があるといった趣旨の考えが示されたところであります。以上が北空知JR留萌本線問題検討会議の設立等に係る経過であります。なお、この間、これ以外のJR問題に関する経過としまして幾つかありましたので、これもあわせてお話をしておきますと、昨年12月21日とことしの2月1日に北海道市長会の枠組みで「JR北海道の鉄道事業見直しに関する意見交換会」が開催されております。2回の交換会に私も出席いたしまして、国に対してオール北海道でこの問題に取り組むことが重要であるといったことなどについて、その会議で発言させてもらったところであります。また、少し前後いたしますが、1月23日には、JR北海道の島田社長が本市を訪れまして、私のところにお越しになり、社長からJRの路線見直し問題の経過などについていろいろと説明があったところであります。それから、さらに2月15日には、空知総合振興局長が深川にお見えになりまして、先立って取りまとめられた北海道鉄道ネットワークワーキングチームの報告内容について局長から説明があったといった一幕もございました。その後、2月17日に空知地方総合開発期成会の定期総会がございました。この定期総会の折、期成会の会長であります岩見沢市長さんからJR問題について提起がありまして、空知の期成会としても、国や北海道へJR問題に関して所要の要望を行っていくことについての提起があり、そのように決定されたということで、今後、期成会としても動きをしてまいることになります。これが少し細かな話でありますが、これまでの経過ということであります。そこで次に、2点目の住民と一体となった取り組みについてという点でございます。これについては、行政一般にわたりまして、適切な情報発信が重要だということは、論をまたないことでありますが、今回のJR問題に関する情報ということには、慎重に取り扱うべき必要性があるといった面もあろうかと考えておりまして、そういったことも勘案しながら、本市のホームページなどでどのように情報を発信していくことが適切なのか、よく検討してまいりたいと思います。また、議員が言われた北空知が一体となって情報提供に取り組んでみてはどうかというご提言がありましたが、これは有意義な提案かと思いますので、先ほど申し上げた北空知JR留萌本線問題検討会議の中に設置されることとなっております幹事会において、その対応が可能かどうか協議してまいりたいと考えております。次に、3点目、最後の質問でありますが、JR北海道への今後の対応についてという点であります。JRの路線見直し問題は、これまでも申し上げてきておりますが、私としては北海道全体の問題として、この問題を捉えた上で、鉄路を維持するための国の財政支援の可否といったことについて、まず早急に国に要請し、そこで議論を行うということがどうしても必要だろうと考えております。路線ごとのJR北海道と沿線自治体との個別協議などは、国の支援策などの方向性が見えた段階で行っていくということが適当なのではなかろうかと考えておりますが、このような考え方は、先ほど申し上げた北空知の検討会議におきましても同じように発言し、出席者の皆様からもご理解をいただいている、同様の考え方を持っていただいていると認識しているところであります。そのような中で、2月28日に北海道、JR、市長会、町村会の四者のトップ協議が開催されたのはご案内のとおりであります。報道等によりますと、高橋知事からは、北海道が中心となって国に支援を求めるとともに、地域での協議が少しでも進展するように積極的に取り組む。これは北海道がという意味だと私は理解しておりますが、北海道も積極的に取り組むといった発言があったように理解いたしておりまして、これは私は一歩前進の発言ではないかと思っております。とにかくJR北海道問題の解決のためには、多くの人が指摘するように、国の抜本的な支援が必要不可欠でありますので、北海道を中心に市長会や町村会、空知にもあります各地域の開発期成会、そして経済団体などの関係者が一丸となって、国へ必要な要請を行っていくということが極めて重要でありまして、そうした方向に向けて深川市としても積極的に各方面に働きかけをしてまいりたいと考えております。