みんなの議会

深川市議会 平成28年第4回定例会 2016年12月9日

保育環境の改善

2016年12月9日、深川市議会の一般質問で、楠理智子議員が「保育環境の改善」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。

質問者
楠理智子 議員
答弁者
市長 山下貴史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 15番 楠理智子

最後の質問に移ります。最後の質問は、保育環境の改善についてです。保育所不足が全国的な問題になっており、ツイッターでの「保育園落ちた日本死ね」がことしの流行語大賞のトップテンに入ったほどです。保育所不足、保育士不足の解決が課題となっております。子ども・子育て新制度では、保育士不足の解決の一つとして、家庭的保育者、いわゆる保育ママ制度があり、保育士の資格がなくても、必要な研修を受ければ、保育ママをできるとありますが、専門的教育を受け、資格を持った保育士が保育に当たるべきではないかと思います。地方の保育専門学校を出た保育士が都会へ行っており、地方においては、保育所不足が課題になっているという話も聞きます。子供を預け、安心して働いていくには、十分な保育所の整備とあわせて、そこで働く保育士の賃金を含めた労働条件の整備が求められていると思います。そのためには、子育て支援の予算の十分な確保も必要ではと考えますので、お伺いいたします。1点目は、市立保育園の実情についてです。都市では、保育園に入園できない児童があり、待機児童の解消のための対策が叫ばれていますが、解消にはつながっておりません。深川市においては、待機児童はいないと聞いておりましたが、ことしになって、北海道に対して待機児童がいると報告したと聞いております。その一方で、深川保育園、一已保育園、納内保育園の市立保育園で保育園児の定員割れということですが、その要因として、保育士不足があるのではないかと思います。市立保育園には、市立保育園ならではの役割があると考えます。市立保育園のあり方や保育士の確保などを含めた実情についてお伺いいたします。2点目は、市立保育園の保育士の確保と待遇改善についてです。深川市の市立保育園の職員の状況を見ますと、正規保育士より非常勤保育士が多い状況にあります。非常勤保育士は、1年ごとの更新と聞いており、賃金は時給で1,400円ほどということですが、生活していくには厳しい賃金です。子供を預かる責任の重さは、正規職員も非正規職員も変わりはありません。1年ごと契約更新、安い賃金では、働き続けることの不安は拭えません。全国的に保育士が不足していると聞いている中では、募集しても、正規職員でなければ、なかなか応募してくる人はいないのではないでしょうか。子供の数は減少しておりますが、保育を必要とする児童は減少しておりません。子供を安心して預けられる体制づくりのためにも、正規雇用の拡大と賃金単価引き上げ等の待遇改善をすべきと考えますので、お伺いいたします。

答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)

保育環境の改善についてのお尋ねにお答えいたします。初めに、市立保育園の実情についてという点であります。保育所等における待機児童数の調査につきましては、国が半年ごとに調査いたしております。このほかに、今年度からと聞いておりますが、保育士の配置に係る特例措置、これは簡単にいうと、待機児童が発生した市町村で、幼稚園の先生でありますとか、小学校の先生などを、活用してというと変な言い方ですが、そういう先生方を活用して、保育士として働いてもらうことを認めるというのが、保育士配置の特例措置と呼ばれているものであります。この特例措置の適用を認める地域を把握するために、国とは別に、北海道が新たに年2回ほど待機児童の実情調査を行うことになっております。したがいまして、今は待機児童の状況について、年4回、四半期ごとに調査が行われる状況になっているわけでございます。そこで、7月1日時点で行われました調査におきまして、本市から、今まではほとんどなかったのでありますが、今回待機児童が5人いるという報告をいたしたところでございます。そのわけといたしましては、7月1日現在の本市の認可保育所の定員、入所児童数と入所率といったことについて、まず申し上げますが、市立保育園3園ございます。この定員合計150人に対しまして、実際に入所している児童の数は102人ということで、定数に対する入所児童数の割合でいうと、入所率は68%となります。一方で、法人立保育園は、全部合わせまして定員が220人に対しまして、入所している児童の数が264人ということでありまして、率にいたしますと120%という状況であります。市立保育園では、以前から保育士不足となっておりまして、臨時的任用の保育士の募集を行ってまいりましたが、なかなか応募者がない状況が続きまして、深川、一已、納内の保育園を合わせまして、5人ほど保育士の欠員が生じたということで、保育士の配置数を十分確保できず、やむを得ず、園児受け入れができない。その分、法人立保育園への入所率が高くなっていたという現状でございました。そういうことであったわけでありますが、年度途中から法人立保育園においても同様に保育士不足といった状況が生じて、これ以上の受け入れは困難と相なりましたものですから、待機児童が発生いたしたということでございます。そこで、市といたしましては、臨時的任用の保育士を確保するために、ことし6月になりましてから、その身分を従来は臨時的任用職員としておりましたが、これを非常勤職員に改めました。その上で、給与の時間単価をかなり大きく引き上げまして、そういった処遇改善を行いまして、改めて募集を行いましたところ、いろいろ段階を追ってということではありますが、そういうことで少し時間はかかりましたけれども、現在時点では募集いたしました募集枠の全てについて任用できたということでございますので、12月1日現在、待機児童はゼロということで、事態は改善されたという現状であります。また、市立保育園のあり方についても議員からご指摘がありましたが、本市では、平成23年3月に「深川市子育て・保育ビジョン」を策定いたしまして、その中で市立保育園の役割といたしまして、子育て支援を担う中核施設としての役割を果たす多機能保育所を目指していこうということで、市立保育園の将来の位置づけをそのようにいたしたところであります。その後、平成27年4月から、子ども・子育て支援法に基づく子ども・子育て支援新制度が本格的にスタートいたしますなど、大きな改正が行われましたことから、深川市子育て・保育ビジョンは、新たな子ども・子育て支援制度との整合性を図るための見直しが必要ということに相なりましたので、本年度から市立保育園のあり方につきまして、本格的な研究・検討を重ねているのが現状でございます。この研究・検討の結論が得られる時期としては、もう少し先に相なりますが、しっかりそのことをやり遂げてまいりたいと考えているところでございます。それまで若干お待ちいただきたいということであります。それから、2点目の市立保育園の保育士の確保と待遇改善について、前段でも少し触れたところでありますが、現在、正規職員の保育士のほかに、受け入れ児童数に応じまして、非常勤の保育士さん、准看護師さんを任用いたしておりまして、12月1日現在で申し上げますと、正規の保育士さんが9人、非常勤保育士及び准看護師さん合わせまして15人でございますので、総計24人ということに相なりますが、そういった体制で仕事をいたしております。正規保育士の雇用をふやすべきといったご指摘がございましたが、この点につきましては、もっともなご意見という思いもありますけれども、将来の出生数の経過推移でありますとか、市内にあります認可保育所全体の定員数、保育需要量といったものも、中長期にわたって見定めなければならないことはもとよりであります。それから、さらにいえば、今少し申し上げた今後の市立保育園をどのように位置づけ、どのように機能させていくかといったこととも関連いたしてまいりますので、こういった問題をあわせて、今後しっかり適時適切に検討してまいりたい。その中で正規職員をどうするかといったことについてもしっかり検討し、答えを導いてまいりたいと考えているところであります。

出典:深川市議会 平成28年第4回定例会 2016年12月9日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる