みんなの議会

深川市議会 平成28年第3回定例会 2016年9月15日

財政状況の周知など

2016年9月15日、深川市議会の一般質問で、和田秀隆議員が「財政状況の周知など」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。

質問者
和田秀隆 議員
答弁者
市長 山下貴史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 和田秀隆

次の質問にいきます。4番目の質問は、市勢振興についてです。1点目に、市の財政状況の周知についてですが、平成21年度から8年間の見通しをもとに進められてきた財政収支改善は、市も市民も痛みを伴う4億2,000万円を超える大なたを振るったものでした。その後の財政努力の中で、現在も続いているパトリアホール等の長期閉鎖など、懸念材料はあるにしましても、平成20年に立てた見通しよりも早い段階で、一定の健全化に到達したものとなりました。もちろん指摘しなければならない点、特に市民に直接かかわる場面の職員数削減では、今も町内会・自治会の負担はふえていますし、現在のように国から要求される事務がふえ続ける中で、人材の確保を難しくしてしまったと感じています。また、全体の中で大きな効果があるとは言えない健康保険証の取り上げなどは、容認できません。しかしながら、深川市の行財政改革が決してほかの自治体と比べて劣っているとは思っていませんし、むしろ積極的にこれまでやってきたと思っています。そして、深川市総合計画の策定からは、廃止されていた福祉施策を新たな形で再開し、昨年度は既存施策の拡大や新たな施策の実現等、特に子育て支援では、少子化対策の目安となる特殊出生率でわずかでも上向きになるなどは、これまでの取り組みの成果をあらわすわかりやすい点だと思います。2点目の質問にも少しかかわってきますが、この間の行財政改革の周知では、これまでも田中議員から繰り返し多くの質問がありましたし、市も前向きな答弁を出しています。私も同感なのですが、現状はホームページや広報だけだと、発信力としては不十分かと感じております。現在、市民間にクラーク記念国際高校甲子園出場への補助金に対し、これを問題視する声が広がっています。最近では、私も人に会うたび聞かれることが非常に多くなりましたが、発信されている問題意識の論点が、市民が受け取った段でずれてしまっていて、補助を行うことの是非ではなく、財政が厳しいのにこんなところに税金を使うとは何事だというものになってしまっています。誤解がないよう申し上げておきますが、ある事柄に対して、さまざまな意見があるのは当然であり、そのこと自体や行動は自由であり、誰も束縛できません。残念なのは、恐らく発信者が一番伝えたいだろう部分が伝わっていない点です。補助金については、事の背景や費目の違いの意味、私学補助の全体像など、関連する事柄を全て説明すると、ほとんどの方に理解していただけるのですが、なぜこんないびつな理解になったのだろうとお話を聞いてみますと、やはり皆さん頭に強く残っているのが平成20年の市民ミーティングなんです。これまで市は、ホームページや広報で単年度の財政状況を発信しています。それでも、こうなってしまうわけです。もちろん現在も、財政そのものは潤沢ではありませんし、特に現政権ではとても安心できません。引き続き財政努力を続けていかなくてはならないのもわかります。しかし、決して平成21年度と同レベルではありません。市民と市の不断の努力でここまで来たわけです。財政収支改善の最終年度である本年は、やはり一旦ここで線を引いて、始まりとなった平成20年のように、市民への説明会等を行うべきではないでしょうか。前段申しましたように、ホームページ等での発信力だけでは不十分と考えますので、市の見解を伺います。2点目は、先ほどの質問でも少し触れました実際の周知文書では財政白書が有効と考えますが、どのように取り組まれるのかお答えください。

答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)

ただいまの財政状況の周知などについての質問にお答えいたします。まず、お答えの前に若干触れさせていただきたいと思いますが、議員も言われました本市の財政状況、平成21年度から財政収支改善措置に取り組んできておりまして、これまで年間約4億円の収支改善効果を生み出してきております。このことと合わせまして、この間の政府の地方財政対策、さまざま変化がありました。こうした変化によって、地方交付税の若干の増収ということもございました。こういったことが相まって、当初想定しておりました危機的な状況に立ち至るという想定をしていたわけでありますが、そうした危機的な状況からは比較的早く脱することができたのではないかと思っております。しかし、ここ一、二年の財政状況を見てみますと、人口減少や市内経済、なかなか振るいません。そういったことに伴いまして、市税収入の伸び悩みというのが顕在化してきていると受けとめております。また、地方交付税、深川市にとって大変大事なものでありますが、地方交付税の交付額も、このところ前年度交付額を下回る傾向が続いております。特に先を少し見てみますと、平成29年度の政府予算の編成作業が始まっておりますが、この作業の中における総務省の来年度の地方財政計画案でありますとか、概算要求の内容を見ておりますと、今申し上げた地方交付税が要求ベースで対前年度比、既にマイナス4.4%ということになっておりまして、大変大きな減額となっていることがございます。この点などを考慮いたしましたとき、今後の本市の財政運営においては、冷静に物を考えても、不安定さが増していると考えているところでございます。そこで、質問の財政状況の市民周知ということでありますが、本市の財政状況の市民周知の方法につきましては、まず毎年広報4月号において、各年度の市政の方針、これは3月議会で終わっておりますが、その市政の方針と新年度予算の具体的な内容について、必ず記事を掲載いたしております。また、深川市財政事項の公表に関する条例というものがございまして、この条例に基づきまして、これまた広報6月号には、その年度の予算概要と財産及び予算の執行状況というものを掲載することにしております。さらに、12月号では、前年度の決算概要について、表やグラフなどを用いまして、市民の皆様にわかりやすい形でお知らせするという周知をしてきているところでございます。また同時に、広報の記事と同様の内容のものを市のホームページに掲載いたしまして、広く情報提供しているということでございます。さらに、そのほか、例えば地区別の町内会長会議などを初めとするいろいろな会議の場でも、機会を捉えまして、市の財政状況について適宜紹介し、周知させていただいているところでございまして、自分としては、市民の皆様方の市の財政状況に関する理解については、一定程度ご理解いただけているものと考えているところでございます。しかし、今後におきましては、これらの情報媒体を通じました周知ということについて、よりわかりやすく、より丁寧に、市民の皆様方の理解に資するように努めてまいりたいと考えております。そして、議員が今、言及された市民説明会の開催などにつきましては、この点については、市としては、まずは進めてきておりました財政収支改善措置が平成21年度から始まり、今年度で一応期間が終わるということになっておりますので、28年度の決算の状況をよく見きわめまして、それについて分析も加えた上で、それらについて、どのように情報提供していくのが必要か、適当かといったことについて、しっかり考えていきたいと考えております。それから、2点目、財政白書の取り組みについてということ、財政白書のようなものということかと思いますが、この点に関しては、白書と呼べるかどうかは別といたしまして、今現在、既にわかりやすい予算説明書というのは相当つくり始めて、歴史が重なってきております。この予算説明書、「深川市の今年のしごと」の平成27年度版、昨年度版をベースにいたしまして、27年度決算の説明書といいましょうか、決算版といいましょうか、それを作成すべく作業を進めておるところでございまして、これは遅くとも年末までには何とかつくり上げて公表したいと思っているところでございます。したがいまして、今議会での決算審査特別委員会にお出しする資料ということにはなりませんけれども、ともあれ市としては、そうした決算書類、わかりやすい形の決算説明書の作成を急ぎまして、でき上がれば、その後、できるだけ速やかに公表するようにしてまいりたいと考えておりますし、そういったことを今後、毎年繰り返してまいりたいと思っているところでございます。

出典:深川市議会 平成28年第3回定例会 2016年9月15日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる