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深川市議会 平成28年第3回定例会 2016年9月15日

政府のTPPの説明について

2016年9月15日、深川市議会の一般質問で、佐々木一夫議員が「政府のTPPの説明について」質問し、副市長 坂本光央が答弁しました。

質問者
佐々木一夫 議員
答弁者
副市長 坂本光央

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 佐々木一夫

それでは、6番目の質問に移らせていただきます。TPPについてでございます。8月13日付の新聞各紙で、安倍首相は秋の臨時国会でTPPの批准に全力を挙げると宣言したと報じられております。言うまでもなく、政府のTPPの説明については、いろいろと疑問が多いという指摘がございます。米の関税を守ったという点においても、7年後には関税についての再交渉がうたわれておりますし、その点を指摘された当時の石原大臣が「7年間は絶対大丈夫だ」と居直ったということも新聞報道されております。何よりも、その関税についてでございますが、その前提として、TPPの英語原文第二・4条に明確に関税撤廃がうたわれていますし、国民皆保険制度を守ったという見解にも疑問が出されています。TPPにおいては、医療の項目はなく、知的財産権として、製薬会社ほかの権限が大幅に拡大され、例えば中央社会保険医療協議会における薬価基準設定にまで製薬会社の参加が危惧され、あるいはジェネリック医薬品への実質規制までが危惧されており、さらにその知的財産には医療技術も該当されそうだと言われ、国民健康保険制度の高負担が危惧されております。残念なことに、政府は臨時国会を開いて、TPP承認を進めると言っており、日本の全国紙5紙はいずれもTPP推進支持の社説で足並みをそろえております。そのような状況にあって、日本では政府も言及せず、ほとんどマスコミにも報道されておりませんけれども、ことし2月、TPP署名式目前に、国連人権理事会より加盟12カ国に対し、TPPの署名も批准も拒否するよう書簡が送られております。内容といたしましては、世界中の監視団は、TPPに反対している。それは出発のときから国連人権規約の第19条、干渉されることなく意見を持つ権利、公の秩序・道徳の保護と表現の自由及び第25条、参政権、普通選挙、選挙権の平等、秘密投票、公務参加の条件の平等に対する明確な違反であり、国家が不当な企業活動を規制できなくなる。多様な利害関係者、多国籍企業による秘密裏の交渉でつくり上げたものであり、殊にISD条項に関しては、投資家が政府を訴えることができるのに対し、政府は投資家を訴えることはできないという根本的に不均衡、不公正、不当なものだと断定し、企業のロビー活動家たちを厳しく非難している。もしTPPが発効されるべきものならば、それが国際法に合致しているかどうか、国際司法裁判所で争われる必要がある。国際司法裁判所に要請すれば、同裁判所は今すぐにでも勧告的意見を出すことができるであろう。なぜならば、貿易協定と国連憲章との間に矛盾がある場合、国家の主権、人権、開発に係る条項をうたっているところの国連憲章を優先させるべきだと国際司法裁判所は宣言しているからだという内容です。言うまでもなく、ここでいう政府には地方自治体も含まれます。その内容を承知しておりますでしょうか。その内容をどう評価しますでしょうか。TPP反対を掲げる自治体として、国に働きかける考えはないか伺いたいと思います。

答弁 副市長 坂本光央(副市長は2017年3月まで)

TPPについてお答えいたします。最初に、ことし2月に国連人権理事会がTPP参加12カ国に対し送ったとされます書簡の内容に対する評価ということで質問いただきましたけれども、議員の質問でも触れられましたとおり、日本においてほとんどマスコミ報道等がされていないということもございまして、その内容については承知しておりませんでしたので、評価するということは非常に難しいと考えております。しかし、インターネット等でいろいろ調べてみましたところでは、国連人権理事会から独立の専門家として任命されたアルフレッド・デ・サヤス氏がTPP関係各国政府に要請した内容が、国連人権高等弁務官事務所のウエブサイトで掲載されたというインターネットの記事については確認できたところでございます。次に、TPPに対する国の働きかけということについてでございますけれども、まず今月26日召集予定の第192回臨時国会におきまして、現在継続審査となっておりますTPPの承認案及び関連法案が、衆議院の環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会で慎重に審議されることが重要であると考えているところでございます。そういったことで、疑念だとか、懸念ということがさまざまな形で出されておりまして、私どももさまざまそういったことに対応すべく、北海道市長会を通じて断続的にさまざまな要請を行っているところでございますし、深川市議会におきましても、昨年12月に決議がされていて、十分な説明を求めるということでの決議を行っておられるということでございます。そういったことで、本市といたしましても、国会での審議状況なども十分に注視しながら、TPP協定への影響についてしっかりと見きわめまして、北海道市長会などを通じまして、継続的に地域社会、経済を守るための要請行動をとるなど、関係機関・団体などと十分連携しつつ、必要に応じまして、適宜適切な対応に努めてまいりたいと考えているところでございます。

質問 6番 佐々木一夫

今の回答の中では、私が質問している国連人権理事会書簡への評価は答えていないと思いますので、答えていただきたいのですが。

答弁 副市長 坂本光央(副市長は2017年3月まで)

再質問にお答えいたします。答弁の中でもお答えいたしましたけれども、その内容について十分承知していないということがございました。そこで、いろいろ調査した結果、そういったことについて、ウエブサイトに掲載されているという事実は掌握いたしましたけれども、それについて十分な評価をする段階に至っていないと考えているところでございます。

再々質問 6番 佐々木一夫

再々質問ということになりますか、意味がわからないんですけれども、ウエブサイトであれ、この文章が載っているわけですよね、見ているわけですよね。私も今ここで紹介いたしました。だから、それに対する評価を聞きたいのですが、それを評価するに値しないとか、そういうふうに言われても困るんですけれども、先ほども申しました。政府はTPPに前のめりですし、新聞各紙もTPP推進の立場であるから、なおさらこういった見解が無視される傾向にあると思って、そういうことを言っているんですけれども、とにかくその文書やなんかを見ているわけですから、国連人権理事会としての人権として言っているわけですから、それについての見解を求めます。

答弁 副市長 坂本光央(副市長は2017年3月まで)

再々質問にお答えさせていただきます。今のウエブサイトに掲載されている内容について、十分内容については確認いたしましたけれども、これについての物事を全体像として把握するためには、十分なその記載の内容の経過だとか、その内容の詳細にわたる説明だとか、これはTPP交渉全体についても同様なことが言えますけれども、こういったことについて、衆議院の委員会におけるさまざまな慎重な審議の中でこういったことが明らかになる必要があると考えているところでございまして、そういった段階がまだなされていないことの段階で、評価を下すだけのものを持ち得ていないとお答えさせていただきたいと思います。

出典:深川市議会 平成28年第3回定例会 2016年9月15日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる