みんなの議会

深川市議会 平成28年第1回定例会 2016年3月8日

電気柵の安全性

2016年3月8日、深川市議会の一般質問で、松本雅祐議員が「電気柵の安全性」について質問し、経済・地域振興部長 平勉が答弁しました。

質問者
松本雅祐 議員
答弁者
経済・地域振興部長 平勉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 松本雅祐

それでは、4番目の電気柵の安全性についてお伺いします。近年、野生動物の生息数も増大し、生息範囲も拡大し、全国では野生動物の農作物に対する被害額は年間200億円前後にも上がっているとあります。畑地にシカなどの野生動物が侵入し、荒らさないようにするための対策として電気柵を設置します。また、牛など家畜を放牧する際に放牧地から逸脱しないように囲い込む目的でも電気柵は設置されます。電気柵とは、動物が触れた際に専用の電源装置によって感電に至らないように制御され、動物に電気ショックを与える柵のことであります。その電気柵の安全管理について、昨年7月に静岡県西伊豆町で死傷者が出た感電事故がありました。事故の原因は、住民の自作による安全装置のない電気柵でありました。この事故を受け、農林水産省は昨年8月末に電気柵の安全管理普及啓発ポスターを作成し、緊急点検も行われました。調査した全国約10万カ所のうち7,090カ所で安全対策が不十分という結果が出たそうです。不適切な事例として、危険表示をしていない、漏電遮断器を設置していない、適切な電源装置の不使用、電源スイッチの未設置などがあります。静岡県の感電事故で使われたものは、電線を直接家庭用電源に接続したものとされていることから、電気柵と呼べない違法通電柵であると日本電気さく協議会の会長も述べられておりました。お伺いします。1点目、電気柵を設置する場合、例えば学校から一定の距離が必要、幹線道路から何メートル離れていなくてはいけないなどの条件はあるのでしょうか。2点目、深川市の電気柵の設置場所など、状況についてお聞かせください。3点目、農林水産省の報告にあった電気柵の不適切な設置の事例は深川にありましたか、お聞かせください。

答弁 経済・地域振興部長 平勉(経済・地域振興部長は2017年3月まで)

電気柵の安全性についてお答えいたします。初めに、電気柵の設置状況についてでありますが、電気柵の設置につきましては、電気事業法に基づく電気設備に関する技術基準を定める省令の第74条に規定されておりまして、「電気さくは設置してはならない。ただし、田畑、牧場、その他これに類する場所において野獣の侵入又は家畜の脱出を防止するために設置する場合であって、絶縁性がないことを考慮し、感電又は火災のおそれがないように施設するときは、この限りでない」と定められておりますが、その設置場所については特に示されておりません。また、設置する場合は、電気設備の技術基準の解釈第192条によりまして、人が見やすいように適当な間隔で危険である旨の表示、電気柵用電源装置の使用、漏電遮断器の設置、専用の開閉器の設置などが定められております。なお、これらの安全確保の措置が行われていれば、過って電気柵に触れてしまっても、手が離れなくなるなど危険なものではありませんが、驚いて転倒するなどの事故が考えられることから、本市といたしましては、電気柵の注意喚起について、「エゾシカによる被害防止柵に注意」のお知らせを毎年5月の広報ふかがわに掲載するとともに、注意チラシを作成し、市内小中学校の児童生徒へ配布するなど、情報発信に努めております。次に、2点目の深川市の電気柵の状況についてでありますが、市が把握しております設置状況としましては、主にきたそらち鳥獣害防止対策協議会が実施主体となり、エゾシカの農地への侵入を防ぐため、平成19年度から国や道の補助金を活用し、市内山間部や河川敷地を中心に整備を進め、今年度は国の補助事業を活用し、2カ所、6.5キロメートルの整備を行いまして、補助がなく、単独で整備したものを含め、合計で391カ所、総延長は約313キロメートルとなっております。3点目の電気柵の不適切な設置の事例についてでありますが、昨年7月、静岡県で電気柵に起因する不幸な死亡事故が発生したことから、同月、経済産業省及び農林水産省より北海道農政部を経由し、本市に鳥獣による農作物等の被害の防止に係る電気柵施設における安全確保に関する調査・点検依頼の通知が来たことを受け、きたそらち鳥獣害防止対策協議会及びJAきたそらちの協力のもと、市内全農業者を対象に状況調査を行ったところ、不適切な設置の事例がなかったことを回答したところでございます。また、この調査後、電気柵の安全確認の徹底についてのお知らせをJAきたそらちを通しまして各農業者に対しファクスするとともに、広報や市のホームページに掲載し周知を行ったところであります。市といたしましては、今後とも関係機関・団体と連携し、農作物の鳥獣被害の防止を目的として設置された電気柵の適切な維持管理などが行われるよう対応していく考えでございます。

出典:深川市議会 平成28年第1回定例会 2016年3月8日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる