みんなの議会

深川市議会 平成26年第1回定例会 2014年3月5日

ふるさと納税の取り組み

2014年3月5日、深川市議会の一般質問で、辻本智議員が「ふるさと納税の取り組み」について質問し、企画総務部長 坂本光央が答弁しました。

質問者
辻本智 議員
答弁者
企画総務部長 坂本光央

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 辻本智

それでは次に移ります。ふるさと納税の取り組みを通して、地域・深川応援団を市の外側にどのように広げていくのか、こういった点についてお聞きいたします。まず1点目でありますが、ふるさと納税の現状について、平成20年度の開始以降、これまでの納税額と申し込まれた方の人数の推移、それと、そうした方々はある程度固定されているのか、もしくは毎年何らかの入れかわりがあるのか。これまでの取り組み経緯と、あわせて今年度の納税額の見通しをお聞かせください。次に、2点目と3点目が関連しての話になりますが、ふるさと納税に見られる、まちの外側からの深川の応援団と、どのような仕組みの中で結びついていくのかといった課題についての提案であります。実は、昨年の開催をもって最後となった鷹泊湖水まつりが縁で、おつき合いをさせていただいている地域出身の大先輩から丁寧なお声がけをいただき、昨年の札幌深川会に個人の資格で初めて参加させていただきました。当日、山下市長が深川の近況報告とともに、ふるさと納税のお願いもされておりましたので、こういったことの積み重ねがふるさと納税につながっているのだと納得した次第であります。私も、その場所では多くの方との出会いがありましたし、深川市だけでなく、近郊のまちご出身の皆さんが、ふるさとを思っていただいている心情が改めて伝わってまいりました。そのようなことと、この冬の、先ほど申しました地元中学校閉校式典での経験をあわせて考えますと、私ども深川市の外には、日ごろからふるさと深川を思う多くの人が存在する、このことに気がつくわけであります。現在、深川市の人口は2万3,000人を切っております。しかし、深川市の人口を自然動態だけでなく社会動態という視点からよくよく考えてみますと、見方さえ変えれば、深川で育ち、進学、就職あるいは転勤等でふるさとを離れたけれども、一度でも深川に縁のある方の累計総数というのは、現在の人口の数倍から数十倍に膨らむと考えられます。今、この地元出身者を地域応援団として呼び込む手法が注目されております。最近でも、当麻町が「おかえりふるさと応援事業」として、ふるさと帰郷Uターンの流れをつくり出す、こういった施策を打ち出しております。また、お隣の秩父別町でも、昨年から、ふるさと回帰同窓会開催補助金という取り組みを始めております。現在の深川市に寄せられているふるさと納税額が多いのか少ないのかという評価はあるのだと思いますが、全国的に見れば、深川市よりも人口規模が小さい自治体で、地域の特産品等を前面に出した取り組みをもって多額の寄附を集めているということを聞くこともございます。本市もインターネット上のホームページでふるさと納税の案内をしていますけれども、私はこの機会に、もう少しアクティブにといいますか、しかも余り人的な経費をかけないでという条件のもとで、新たな取り組みの工夫を検討すべきではないかと考えます。最近、団塊の世代で同窓会やクラス会を定期的に開催しているという話をよく耳にします。また、年配の方たちが地域出身者ごとに連絡をとって、例えば古い学校区ごとなどに、幼なじみやふるさと会などを札幌などで開くということも行われているようでして、私なんかも時折案内を受けることもございます。こうした集まりは、定期、不定期を問わなければ、市内のそれぞれの地域ごと、各年代で重層的に数多く設定されているのではないかと推測されます。その場合に、やはり幹事ともなると、事前の連絡や参加確認の文書発送、そして当日には、心のこもった手づくりのパンフレットなども作成いたします。例えば一つの提案でありますけれども、そうしたイベントの幹事役が準備する文書やパンフレットに、市の広報係が管理する深川の四季折々の写真、これはふるさとの今がふんだんに写っております。こういったことを一定の決まりのもとに自由に使っていただく。あわせて、一定の条件を満たせば、文書通信費相当の少額な支援を行うことが必要なのかもしれません。ただし、そうしたサービスとあわせて、案内の文書の片隅には市の広告を必ず掲載していただくことを条件とする、そういったことが考えられます。その際に、その同窓会とかの集まる際に、その集まる場所が深川ということになれば、経済効果としては一番わかりやすいのかもしれませんが、しかし、それが仮に札幌や東京であったとしても、人と人が連絡をとり合い、顔を合わせるキーワードがふるさと深川ということであれば、その連絡手段の中に、話題提供として市の広報、広告が見やすい形で掲載されていれば、将来的には、地元農産物の販売あるいは移住・定住につながる可能性も含めて、経済効果を期待できると思われます。かなめは、住民レベルの人的交流を行政が何らかの後押しをして、その交流の場所に行政も上手に乗せてもらう。その場合、必ずしも市の職員がその場所にいる必要はございません。そこに参加している深川の市民が一言でも家族やふるさとの話をすれば、それでいいのだと思います。そのことによって、ふるさとを応援してもらう仕組みの入り口の前まで多くの人に来ていただく。うまくいけば、ふるさと納税の扉をノックしていただけるのではないでしょうか。これらの取り組みはそう難しいものではないと思いますし、何よりも市民のふるさと意識の醸成という観点からも有効な手だてかと思います。しかも行政主導ではなく、市民の皆さんの自発的な交流を少しだけ行政がお手伝いする、そういったことは持続性のある取り組みにもなるのではないでしょうか。今後に向けて、深川市の外にあるふるさとの人の力、これを上手な形で地域に取り込む新たな工夫を検討すべきという点について、担当所管の見解をお伺いいたします。

答弁 企画総務部長 坂本光央(企画総務部長は2014年3月まで)

ふるさと納税の取り組みについてお答えを申し上げます。1点目のふるさと納税の取り組みの推移ということでございますが、これまでの実績を申し上げますと、制度ができました平成20年度が5件、31万円、21年度6件、25万円、22年度11件、46万5,000円、23年度13件、60万6,000円、24年度18件、165万5,000円。また、今年度の見通しということでございますが、30件、123万円となっておりまして、これを累計いたしますと83件、451万6,000円ということになるものでございます。そこで、継続かどうかということでございますが、今年度の30件中、制度開始時から連続して納税されている方が1件、複数回の納税をされている方が6件となっております。質問の2点目、3点目は関連がございますので、あわせてお答えさせていただきますが、ふるさと納税制度は、ふるさとに貢献したい、応援したいとの思いを実現する観点から、地方公共団体に対する寄附金税制の見直しの中で創設されているということでございます。制度発足時でございますが、市のPR不足もございまして、ご利用は低調だったわけでございますけれども、平成22年10月から市ホームページにふるさと納税専用サイトを立ち上げるとともに、22年11月にはクレジット決済を導入したということもございます。さらに、先ほどご質問の中にございましたように、札幌、東京、関西の各ふるさと会総会時には、市長から本市の近況、深川産米の収穫状況などの報告にあわせまして、ふるさと納税のPRに努めておりまして、ふるさと会総会が開かれる10月、11月以降にふるさと納税の件数がふえる傾向にあるということでございます。また、地域振興課による移住体験事業の利用者に対する制度内容の説明によりまして、本年、体験事業の利用者から新たに2件の申し出があるなど、周知の効果があらわれていると考えているところでございます。議員より、住民レベルの人的交流に行政が何らかの後押しをして、草の根ファンクラブの種をまく取り組みをと、隣町の事例を挙げてご提言いただきました。ふるさと深川の応援団をふやす取り組みとして有効と考えますが、行政としてどういったお手伝いができるのか、あるいは深川から転出した方々との具体的な接点をどう実現していくのか、また費用対効果など、関係する所管が連携して研究していく必要があるというふうに考えますので、今後の課題とさせていただきたいと思います。また、地域の特産物を前面に出して、ふるさと納税に効果を上げている自治体もあるということでございますが、インパクトのある取り組み、工夫というご質問にも関連いたしますので、本市の実態を申し上げますと、ふるさと納税をいただきましたら、納税額が3万円未満の方につきましては、市長の礼状と深川市のポストカードセット、広報ふかがわを2カ月分送付させていただいており、納税額が3万円以上の方につきましては、それらにあわせまして、平成21年度より深川産新米と黒米のセットを記念品として贈呈させていただいております。他都市の例を見ますと、多種多様な特産品も見受けられるところでありますが、ふるさと納税制度の発足時に総務省のふるさと納税研究会から報告書が出されておりまして、地方公共団体が寄附者に対して、特産品などの贈与を約束したり、高額所得者に対して個別・直接的な勧誘活動を行うなど、制度の濫用が懸念されるが、地方団体の良識ある行動を強く期待するという記述もございまして、平成20年度は礼状の対応としていたところでございます。しかし、他都市の取り扱いの実態でございますとか、実際に電話による記念品の照会もあったということでございますので、お礼の範疇であれば制度の濫用には至らないと考えたところでございまして、繰り返しになりますけれども、平成21年度より、3万円以上の納税者に対しまして新米などの贈呈を追加したところでございます。ちなみに、今年度は、30件のご寄附に対しまして、記念品の贈呈は25件となっております。今後におきましても、自治体として良識ある行動とより効果のある方策の研究を進め、多くのふるさとサポーターの支持を得られるよう、ふるさと納税の取り組みを進めてまいりたいと考えているところでございます。

出典:深川市議会 平成26年第1回定例会 2014年3月5日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる