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深川市議会 平成25年第2回定例会 2013年6月19日

介護保険事業

2013年6月19日、深川市議会の一般質問で、鶴岡恵司議員が「介護保険事業」について質問し、市民福祉部長 籔友博が答弁しました。

質問者
鶴岡恵司 議員
答弁者
市民福祉部長 籔友博

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 鶴岡恵司

それでは、最後に介護保険事業についてであります。核家族化が進む中、高齢者世帯がふえ、年を重ねるごとに心身の衰えが進み、生活に不安を感じている方は少なくない状況であります。高齢者の方、高齢者を家族に持つ方から、最近よく介護保険事業に関する不安の声を聞きます。医師、看護師、介護士の確保が難しい。介護施設は、待機者が大勢いて、なかなか入所できない。そうした背景の中、介護サービスが十分受けられないのではないか。急に介護施設に入所できないので、早目に介護認定を受けて、介護サービスを受けたほうがいいのではないかと考えている方もいます。また、社会保障と税の一体改革で、社会保障の財源が確保されたはずですが、介護保険事業の財源不足から、平成27年からの次期介護保険事業の改正に向け、要支援者を介護保険事業から外す、自己負担の増額、市町村単位の事業等、大きな改正案が議論され、一層不安を増幅させているのかもしれません。所管に確認しますと、重度の要介護者の施設入所に関しては、最長で1年ほどの待機期間があるものの入所できているとのことであります。また、待機者を含む在宅介護者にあっても、農繁期などのサービスが集中する期間を除けば、ほぼ希望する介護サービスを受けていただいていますとのことであります。そうであれば、なぜ不安視する声が多いのか釈然としないものを感じるところであります。何とか対応できているということは、ケアマネジメントするケアマネジャーが関係機関と周到な連携をとり、要介護者の希望を受け、ケアプランを作成し提案する中で、相当な負担があるのだと推察されます。介護に携わる人材は十分とは言えない現実もあるようであります。今後、団塊世代の高齢化等で一層要支援者・要介護者が増加する傾向が続くところでありますし、平成27年度から実施される次期介護保険事業計画に至る議論の推移を注視する必要もあります。また、施設入所の待機などで在宅介護を余儀なくされるケースもあり、在宅サービスを受ける中でも家族・親族の負担は相当重いものがあるところであります。介護休暇も必要と思われることから、それぞれの職場の理解、あるいは助成措置も検討すべきと思います。そこで、1点目に、介護保険事業を進める上での課題について。2点目に、今後、高齢化率が進み、要支援者・要介護者が増加すると推測されるが、その対応について。3点目に、介護にかかわる家族・親族への支援策が必要と考えるが、その対応についてお伺いします。

答弁 市民福祉部長 籔友博(市民福祉部長は2017年3月まで)

介護保険事業についてお答え申し上げます。3点にわたっての質問でありますが、1点目の介護保険事業の課題と2点目の今後の対応につきましては、関連がございますので、一括してお答え申し上げます。介護保険制度につきましては、平成12年度の制度発足から24年度までの12年間で要介護・要支援の認定者数は、全国で218万人から533万人に約2.4倍に増加し、サービス利用者数は149万人から455万人に約3倍に増加しております。また、介護費用については3.6兆円から8.9兆円に約2.4倍に増加し、第1号被保険者の保険料は、月額2,911円から4,972円に約1.7倍に増加しております。これらの状況は本市においても同様でありまして、要介護・要支援認定者数は635人から1,526人に約2.4倍に増加し、サービス利用者数は507人から1,123人に約2.2倍に増加しております。また、介護費用は11億4,300万円から19億2,900万円となり、約1.7倍に増加しております。また、第1号被保険者の保険料は、今期は月額3,759円でありますが、これは介護保険準備基金等を活用し、月額1,000円弱の軽減を行ってのものでありますので、軽減がなければ、保険料は全国平均に近い水準であると言えます。今後のさらなる高齢化の進展により、介護給付費のさらなる増大が避けられない中、介護保険制度は安定的、持続可能な制度の構築が大きな課題となっておりますが、このことにつきましては、質問にもありましたように、現在、国においては、社会保障制度改革国民会議を中心に、重度要介護者の在宅生活限界点の引き上げ、要支援者の介護保険給付範囲の適正化、利用者負担の見直しなど、介護サービスの効率化・重点化や、懸念される介護人材の確保、介護保険料の低所得者軽減の強化など、幅広い改革議論が行われております。また、超高齢社会の地域づくりの観点として、地域包括ケアシステムの具体的な構築が市町村の大きな課題となっております。このことについては、平成23年に、高齢者が住みなれた地域、自立した日常生活を営むことができるよう、医療、介護、予防、住まい、生活支援サービスを切れ目なく提供する地域包括支援システムの実現に向けた介護保険法等の改正が行われ、医療と介護の連携強化、介護人材の確保とサービスの質の向上、認知症支援対策の推進、生活支援サービスの創出などに取り組むこととされ、本市においても、地域密着型サービスの充実や認知症高齢者の支援、地域支え合い体制づくりなどを重点事業として取り組んでいるところでございます。次に、3点目の介護にかかわる家族・親族への支援策についてでありますが、議員ご指摘のとおり、介護を必要とする高齢者とその家族に対し、利用者の立場に立って、その生活全般に寄り添って支援を行うのが介護支援専門員の役割であり、ケアマネジメントの質の向上を図ることが、利用者とその家族の不安を軽減し、さまざまな支援につなげていくことになるものと考えております。そのため、地域包括支援センターには、介護支援専門員の相談・指導、医療機関や各種関係機関との連携を支援し、包括的・継続的なケアマネジメントを推進する役割がございます。定例開催しております地域ケア会議で情報交換やケース検討などを行うことで、ケアマネジメントの質の向上に努めるとともに、北空知介護支援専門員連絡協議会や深川市認知症ケア研究会等が行う各種研修事業等に支援協力することで、介護サービス関係者の一層の連携を図り、専門性の確保とサービスの向上に努めているところでございます。議員から介護保険サービスに多くの人が不安を持っているとご指摘もございましたので、これまで出前講座や介護予防教室、各種研修会などで、介護保険制度やサービスについて周知に努めておりましたが、さらに地域ケア会議等で関係者の相談支援の向上に努めるとともに、市民の理解・啓発に、より一層の工夫を図ってまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、国の制度改正論議の推移を注視しながら、議員からのご指摘や介護休暇に係るご提案も含めまして、高齢化がピークを迎える平成37年度を見据えて、本市ではどのような保険料水準でどのようなサービス水準を目指していくのか、3年ごとに見直ししております高齢者福祉計画・介護保険事業計画の策定論議の中で課題等を検討することとしておりまして、今年度は、次期計画に向けて、日常生活圏域ニーズ調査などの計画策定準備に取りかかることとしているところでございます。

出典:深川市議会 平成25年第2回定例会 2013年6月19日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる