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深川市議会 平成24年第4回定例会 2012年12月12日

少子化対策について

2012年12月12日、深川市議会の一般質問で、高橋修司議員が「少子化対策について」質問し、市民福祉部長 瀬川慎が答弁しました。

質問者
高橋修司 議員
答弁者
市民福祉部長 瀬川慎

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 高橋修司

まず最初に、4番目の質問は割愛いたします。ことしの夏は天候にも恵まれ、深川の基幹産業でもあるお米が最高のできで、一安心しているところであります。東日本大震災の余震とも思われる地震が数日前にあったり、異常気象により、各所で長い間停電になったり、洪水や崖崩れがあったりで大きな被害が出ております。この冬は、昨年同様、大雪なのかと少し心配しているところであります。というのも、まだ12月半ばに来たばかりなのですが、除雪の出動回数が例年のシーズンには50回程度しか出ていないのに、また昨年の大雪のシーズンでさえ61日間ですけれども、本日までに12日間、出動しております。このままでは先がどうなのかと少し心配しております。この雪により、まだ現場が盛んに行われている建設業者や関係者にとっても、毎日、雪に苦戦しているのではないかと思います。天候が落ちつくのを望むばかりです。東日本大震災後、2年が経過しようとしております。今なお復興が進んでいない状況で、本当にいろいろな思いを背負いながら、議員として、今よりも少しでも災害に強いまちづくりを構築し、生まれ育ったこの深川をよくしたい、明るい未来をつくっていきたいと思っています。それは市長を含めると選挙で選ばれたここにいる17人全員が同じ思いだと思いますが、きょうは平成公明クラブを代表して、現実的に具体的にどうやったらこのすばらしいまち深川がよくなるのか、願いを込めて、深川市の取り組みについて、通告に従って質問いたします。まず最初に、少子化対策についてであります。少子化は国家が抱える問題でありますが、子ども手当や子育て支援など、さまざまな少子化対策がなされるも、有効な手だてとはなっておらず、ますます少子化に拍車がかかっています。少子化が進むと、年金などの社会保障体制の維持を困難にするほか、若者向けの商品やサービスが売れなくなり、働き手が減って国力が下がるなど、さまざまなデメリットがあります。データを見てみると、1973年をピークに出生数が減少、1992年より少子化が問題視され、2005年には出生率が1.26と統計史上過去最低を記録しました。2010年には出生率は1.39まで回復しましたが、出産適齢期である15歳から49歳の女性の数が減少しており、出生数そのものも横ばいとなっています。しかしながら、海外の少子化対策に目を向けると、きちんと成果が出ている国もあります。もちろん日本とは文化も歴史も違う国のことですが、その大胆とも言える対策は、これからの日本の少子化対策を考える上でとても参考になる内容だと思います。これから子供を産みたいあなた、子供なんて一生要らないというあなたも、海外の少子化対策に目を向け、改めて結婚のあり方、家族のあり方を考えていかなければならないと思います。この地、深川の10年後、20年後を考えたときも、大変深刻な問題であり、今からできる対策をしていく必要があると思います。そこで、一つ目の質問は、本市における現在の対策と課題についてです。深川市における少子化対策の中で、子育て支援対策として現在行っている対策内容と課題についてお答えください。また、子育て支援対策には、保育に関するものだけではなく、経済的な支援や医療面など、さまざまあると思います。それらの推進において課題もあると思いますが、その課題についてもお答えください。二つ目は、新しい取り組みについてですが、子育て支援について市民が何を求めているのか、アンケートで意識調査することも今後必要だと思いますが、いかがでしょうか。国からの少子化対策を待っていても手おくれになりかねません。この深川でできること、深川だからできることを、全国に先駆けて行っていく必要があると思いますが、平成25年度における新たな取り組みだけではなく、今後の少子化対策の取り組みについても考え方についてお答えください。

答弁 市民福祉部長 瀬川慎(市民福祉部長は2013年3月まで)

ただいま高橋議員から少子化対策について二つの質問をいただきました。まず、1点目の現在深川市が行っている対策と課題についてであります。本市の少子化対策の基本的な考え方というのは、安心して子供を産み育てられる環境を整えていくことでありまして、育児、子育て、あるいは不妊、さらには仕事・家庭の両立などに対して、不安、負担、悩みがあれば、それを取り除く、改善してあげる事業を行っていく。しかも、それを効果的に行うためには、総合的、横断的、そして継続的に行っていくことが必要だと考えております。今申しました「総合的」の意味というのは、出会いから始まって結婚、妊娠、出産、子育て、育児、そして就学までを一連の流れとして考え、このライフステージに合ったその時々に発生してくるであろう負担、不安、悩みを解消するような必要な支援策をしっかりと行っていくものだと考えております。そこで、具体的な事業は何だということになりますが、まず結婚前の対策としては、未婚化、晩婚化の対策が考えられますが、これにつきましては、何よりも男女の出会いが大切であります。したがいまして、平成22年度から私どもは少子化対策出会い創出支援事業を実施しておりまして、ことしで3年目を迎えました。それから、結婚後になりますと、まず第一義的には妊娠・出産への対策であります。本市には、不妊に悩む夫妻が相当いらっしゃるということをお聞きしておりましたので、平成23年度から特定不妊治療に対する独自の上乗せ助成を行いました。妊娠に至ってからは、今度は母子の健康保持が大切なものでありますから、妊婦健康診査全14回に対しての全額助成と、平成23年度からは超音波検査6回分も上乗せした助成を始めております。それから、めでたく出産となりますと、深川市の国民健康保険に加入している方に対する対応となりますけれども、出産育児一時金として42万円の恒久化を行いました。この42万円の金額というのは、深川市立病院で産む場合、普通分娩ですけれども、ほぼこの金額で賄うことができると思っております。そして、出産した後におきましては、今度は子供の育児、子育てが中心の対策となります。これにつきましては、平成20年度から、多子世帯における保育所、保育園の独自の軽減対策を実施しておりまして、また特別保育として一時的保育、そして平成23年9月からは病児・病後児保育に対する支援も始めました。それから、保育所や子育て支援センターによる、子育てを行っている家庭に対するいろいろな支援事業、そして学童保育の実施。そして、平成23年度からは、ゼロ歳児から6歳未満児までの乳幼児医療費の無料化、プラス小学校1年生から6年生までの児童に対する、これは入院のみなのですけれども、医療費に対して無料化を果たしました。また、子供を持つ家庭、ご夫婦にとっては、仕事と家庭を両立する悩みを持っております。この対策につきましては、経済・地域振興部の対応となっておりますけれども、平成23年度から育児休業取得を支援する助成制度をつくって実施しております。以上、あくまで主な少子化対策の内容について申し上げましたけれども、これは議員が今おっしゃっている経済的負担だとか、あるいは仕事と家庭の両立などを含めての主な対策内容となっております。そこで、次に少子化対策を進めるに当たっての課題についてでありますが、先ほども申し上げましたとおり、この事業を効果的に進めていくためには、総合的、横断的、そして継続的に実施していくことが重要であると考えております。実施する各事業につきましては、先ほども申しましたように保育だとか、保健だとか、雇用だとか、あるいは医療、教育、さまざまな分野にわたって今実施しております。したがいまして、いかに関係各課が連携をとって、そして総合的に横断的に行っていくかということが課題となります。もう一つの課題というのは、継続的に行っていくことが必要であります。つまり1年、2年たったら、これは終わりですということにはなりません。したがいまして、恒久的な財源をどこに求めるかも大きな課題となってきます。現在、社会福祉課内に事務局を置き、庁内の5課でもって構成している少子化対策庁内推進委員会を創設して、平成18年から動いておりますけれども、ここでは重点的、優先的な少子化対策の推進に努めているところでありまして、また恒久的な財源の確保につきましては、これは議員ご承知だと思うのですが、22年度から6年間延長されました過疎債というものがあります。この中で、従来はハード事業だけだったのですけれども、ソフト事業にも適用が可能になった。したがいまして、我々としては過疎債の活用も含めて検討しながら、今申し上げた二つの課題に対して鋭意努力しているところでございます。それから、2点目の今後における新たな取り組みについてであります。これまでも市民福祉部に4課をプラスした庁内推進委員会におきまして、新たな事業も含めて、既存の施策、事業の拡大だとか、充実ができないか、あるいは今まで実施してきた事業に対して、効果がもし上がっていないのであれば、効果が上がるような形で見直しすることができないかということの検討を今進めております。これについては、平成25年度からこれができますということはまだ言えない部分はありますけれども、引き続きどのような取り組みができるか、研究、検証していきたいと考えております。それから、新しい事業を実施するにおきまして、議員から、市民のアンケート調査、意識調査をしてはいかがかという意見をいただきました。実は広範囲な調査といたしまして、平成22年度から26年度までの5年間を計画期間とする深川市次世代育成支援対策行動計画を策定するときに、今、議員がおっしゃったようなニーズ調査のほかに意識調査も実施しております。この中身というのは、行政に行ってほしい子育て支援策、子育てにおける不安や負担を解消するために必要なことなどについて、調査しておりまして、この内容をベースにしながら、これまでもいろいろな施策の新しい取り組みをしているということであります。したがいまして、このようなすばらしい調査結果があるものですから、現時点において新たな調査ということは考えておりませんけれども、これも議員ご承知のとおり、ことし8月10日に子ども・子育て新システム支援法案が可決されました。このことによって、今後また新たな子育てに対する計画をつくる上においての、例えば調査しなさいというようなことがあるかもしれません。そういうときには、今、議員がおっしゃった内容を提言として受けとめさせていただきまして、しっかりとした調査をしてまいりたいと考えております。今後におきましても、前段に申しました深川市の基本的な考え方に基づきまして、少子化対策をしっかりしていきたいと考えております。

再質問 6番 高橋修司

1点だけ再質問させていただきたいと思います。いろいろな各種対策が実施されているというのはよくわかりました。この対策によってどの程度の成果があったのか、わかる範囲内で結構ですので、お答えいただければと思います。

答弁 市民福祉部長 瀬川慎(市民福祉部長は2013年3月まで)

少子化対策の成果ということで、非常に難しい質問をいただいたと思います。現在いろいろな対策を行っていることは、今、答弁で申し上げたとおりでありますが、数字で成果としてあらわれるものを含めて、主なものについて答弁させていただきたいと思いますが、先ほども申しました出会い創出支援事業につきましては平成22年度からやっておりまして、3年がたったと。この事業についての実績は、2年目のときに1組のカップルが誕生いたしまして、たしか11月に挙式を挙げられたとお聞きしております。したがいまして、この後また、いろいろな吉報があればよろしいかなと思っています。それから、特定不妊治療の助成事業でありますが、これは平成23年度から実施させていただいておりますが、これについては23年度の実績で、7組のご夫婦に対して助成させていただきまして、2件の懐妊の報告をいただきました。平成24年度なのですが、現在、7組のご夫婦に対して助成しておりまして、既に2件の懐妊があったという報告を担当から聞いております。それから、経済・地域振興部が実施しております育児休業を取得するための支援助成については、平成23年度から始めておりますけれども、これについては23年度の実績は6件で180万円交付しております。それから、平成24年度におきましては、これは深川市のホームページにも載っているのですけれども、現時点においては2件で60万円交付させていただいているところであります。このように数字でもってあらわせるものもあるのですけれども、それ以外の例えば先ほど申しました多子世帯における保育料の軽減だとか、あるいは乳幼児医療費の無料化などについては、なかなか数字ではあらわせませんが、保育所を回ったときに、お母さん方から「非常にいい制度だ。継続してやってほしい」という声を聞いておりますので、そういう声が聞こえるということは、しっかりとこの事業がそういうご夫婦、家庭に届いているのかなという気はします。それから、もう1点、先ほどの議員の質問の中に、出産可能な女性の年齢が全国的にも減っているというお話がございました。深川市も少子化対策庁内推進委員会でいろいろと調べましたら、15歳から49歳までの出産可能な、いわゆる合計特殊出生率に使う数字なのですけれども、これが平成18年から22年までの5年間の中で692人減少しているのです。つまり少子化というのは、産む子供の数が減るだけではなくて、子供を産んでいただける女性の方までも減らすということになっていくわけです。したがいまして、このことを念頭に置きながら、先ほど申しました庁内推進委員会、あるいは市民福祉部内でも、こういったことをきちんと捉えながら、平成25年度以降に向けての取り組みをしっかりとしていきたいと考えております。

出典:深川市議会 平成24年第4回定例会 2012年12月12日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる