みんなの議会

深川市議会 平成24年第2回定例会 2012年6月20日

高齢化社会のコミュニティーについて

2012年6月20日、深川市議会の一般質問で、宮澤孝司議員が「高齢化社会のコミュニティーについて」質問し、市長 山下貴史が答弁しました。

質問者
宮澤孝司 議員
答弁者
市長 山下貴史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 宮澤孝司

最後の質問になりますけれども、高齢化社会のコミュニティーについてお伺いします。最近、都市圏ではゲームセンターが高齢者の憩いの場となっています。ほかの娯楽施設より安く長く遊べる点が人気のようです。「1人で家にいるとぼけてしまうので、ゲームセンターにいれば時間を忘れられる」とのことです。また、元気な高齢者ゲーマーもふえている中、ゲームセンター側も高齢者向けとして畳敷きベンチを置くなどの休憩スペースを設置しているようです。一方、高齢化社会に伴いひとり暮らしの方もふえる中、孤独死が社会問題となっています。地域の人間関係や家族と離れて暮らすことが高齢者の孤独化を生み出し、閉じこもりになったり、1人で悩むことが多くなり、うつ状態から死を選ぶケースもふえています。納内では、納内地域づくり推進協議会により、緊急情報連絡調書の取りまとめが行われております。手術などの緊急時の家族への連絡や災害時の援護活動に役立てる重要なものです。町内会組織が充実した深川市では、これからも多くの地域自治に対する取り組みが望まれます。まず1点目ですが、高齢者サロンの現状についてお聞きします。全国的に、高齢者世帯の多い住宅地を中心に高齢者サロンが設置され、多くの住民の憩いの場になっており、外出のきっかけや安否確認など孤独化を防止する役割もあります。運営には諸経費やボランティアなどの参加が必要となりますが、深川でのサロン数や運営方法についてお聞かせください。2点目は、中心街での高齢者対策についてです。現在、深川市の中心街ではプラザ深川がフリースペースとなっており、バスの待ち合い場所や各種サークルの利用が多いと聞いております。商店街を利用する高齢者には、店舗でトイレを借りる方や店舗で休憩を求める方が多くなってきています。安心して商店街を利用するためにも、高齢者向けの施設が必要と思われます。商店街としても、全国の事例を参考に、空き店舗利用の一つとして高齢者サロンの開設を考えているとのことです。地域コミュニティーとしての商店街の役割は、今後ますます高まっていくものと思われます。買い物サービスの拠点となる施設として、御用聞きや宅配サービスなどの買い物の支援を行い、また買い物だけでなく、日常生活に関するさまざまな支援を行う場所になればと考えます。空き店舗借り上げには多くの経費がかかるため運営には問題があり、国や深川市の支援が必要となります。東京巣鴨の地蔵通り商店街のようにはいきませんが、多くの高齢者が集う商店街づくりの拠点ができるよう、支援のお考えをお聞かせください。最後に、今後の高齢者サロン支援についてお伺いします。3年間で30カ所の予定と伺っておりますが、どのような形で進められるのかお聞かせください。

答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)

お答え申し上げます。初めに、3点質問がございましたが、1点目と3点目についてはあわせて先にお答えさせていただきたいと思います。高齢者サロンにつきましては、高齢者福祉施策として取り組んでいこうとしているものでありまして、既に先日、新聞等で紹介されておりますように、あけぼの町内会が昨年6月から実施しているという実例があります。また、三丁目町内会も先月から始められているということで、現在はその2地区で取り組みが行われております。このあけぼの町内会の取り組みは、町内会役員、あるいは民生委員児童委員、そして保健推進員の3者が中心となり、企画課が持っている深川市の協働のまちづくり活動支援事業補助金を活用しまして、あけぼのいきいきサロンという名前でサロンを立ち上げ、ここでゲームや映画鑑賞などの催しを行い、月に1回、2時間程度を過ごすサロン活動を行っておられるところでございます。三丁目町内会の活動も実はそういうことでございますが、これらの活動は地域の高齢者が定期的に集まってこられておしゃべりを楽しむ場を設けて地域のつながりを深めるという目的のもと、地域の皆さんの自主的な運営によって始められているものであります。この高齢者サロン活動について、少し経過を申し上げますと、本市がことし3月に策定いたしました第六次高齢者福祉計画・第五次介護保険事業計画の策定論議の過程で、保健福祉施策推進協議会が計画検討組織を務めていただいたわけでありますが、この検討組織の臨時委員として参画をいただいておりましたあけぼの町内会の会長から、あけぼの地区の先ほど申し上げたようなサロン活動の内容の紹介がございました。この種のサロン活動が、全国的にも介護予防に効果的な事業であるという認識が広まっておりますことから、この検討の場の委員の皆さんの賛同をいただきまして、今申し上げた計画の中に重点事業として、介護予防ふれあいサロンという名称で、その普及推進に取り組むということになったものでございます。本市のこの介護予防ふれあいサロンは、介護保険事業として実施するものでございます。それぞれの地域で高齢者とボランティアなどの地域住民が気軽に集まって、触れ合いを通じて生きがいづくりや地域のつながりを深めるとともに、地域の介護予防の拠点として、心身機能の維持向上を図る。これを目的に普及推進を図るということで、議員も言われましたように3年間で30カ所の実施を目指し、今後取り組んでいこうと考えているものでございます。その具体的な実施につきましては、地域福祉活動の推進役を担っていただいております社会福祉協議会に、生活・介護支援サポーター、あるいは認知症サポーターなどの担い手育成事業というもの、また地域見守りネットワークづくり事業というものもありますが、これらの事業とあわせて、今言ったことの事業も委託し、地域支え合い体制づくり事業ということで総合的に推進していく計画を持っているものでございます。初年度となります今年度は、3年間で30カ所を目指していくわけですが、今年度は介護予防ふれあいサロンのモデル地区として、10カ所程度を選定しまして実施していただき、次年度以降、他の地区での普及促進がさらに図られるように、10地区程度を選んでやっていただく。その活動事例などを集約いたしまして、ほかの地区での開設、運営マニュアルにしていく、役立てていくということで、繰り返しておりますが、30地区ほどでの事業実施を目指していきたいと考えているものであります。このサロンの運営は、参加者の会費などによって賄うということを基本とするものでございます。ただ、介護予防活動として推奨していくために、月1回以上開催していただくといった基準を定めて、その基準を満たすサロンにつきましては、新規にそうしたサロンを立ち上げる場合に、5万円を上限に助成いたしますとともに、既に活動しているところも含めてでございますが、活動していっていただくその地区に、開催1回当たり1,000円の助成を予算の範囲内で行っていこうと考えているところでございます。それから、このほか社会福祉協議会や市からサロン側への支援として、当然のことでありますが、サロンの立ち上げや運営の相談、あるいは巡回、訪問、そして介護予防講師等のサロンへの派遣、それからレクリエーション用具等の貸し出しなど、サロン活動地区の要望にこたえる支援体制もしっかり整えていこうと考えております。それで、町内会や地域ネットワークの皆さん方に既にこうした事業が始まりますというご案内を差し上げて、先週15日に事業説明会を開催いたしました。短い期間での開催、参加呼びかけではありましたけれども、予想を超える10地区からこの説明会に参加があったとお聞きしております。今後、より多くの地区でこうしたサロンを立ち上げていただけるように、社会福祉協議会と連携をよくとりながら、取り進めてまいりたいと考えております。これが、1点目と3点目をあわせたお答えということでございます。次に、2点目のいわゆる中心街での高齢者対策ということについてのお尋ねがございました。今、るる申し上げた介護保険事業としての介護予防ふれあいサロンといったものと、議員がイメージしておられるものとは、目的が必ずしも一致はしていないのかと。商店街のさまざまな機能を生かした例えば高齢者の買い物支援でありますとか、それらを通じた商店街全体の振興策ということもにらんだ構想とお伺いをしたところでございますが、商店街の皆さん方が空き店舗などを利活用して、いわゆる高齢者の皆さん方が集まってこられるようなサロンを開設するという考え方は、申し上げてきた高齢者福祉の観点からも有意義なことだと思いますし、あわせて商店街振興にとっても歓迎すべきことではないかと。その効果が期待できるものだろうと考えますので、ぜひ商店街のそうした関係の皆様方が、具体的なプランなどを練り上げていただきまして取り組んでいただく。そして、市に協力要請ということになりました場合には、今申し上げた介護予防事業という観点からの支援に加えまして、現行でも空き地空き店舗活用支援事業を展開いたしておりますので、こうした事業などもぜひ活用していただいて事業展開していただく。そういったことについては大いに検討の余地があろうかと思いますので、市としても、そうした動きがございましたら適切にしっかり対応してまいりたいと考えております。

出典:深川市議会 平成24年第2回定例会 2012年6月20日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる