深川市議会 平成24年第1回定例会 2012年3月9日
パブリックコメント手続条例
2012年3月9日、深川市議会の一般質問で、田中昌幸議員が「パブリックコメント手続条例」について質問し、企画総務部長 坂本光央が答弁しました。
- 質問者
- 田中昌幸 議員
- 答弁者
- 企画総務部長 坂本光央
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 15番 田中昌幸
4番目のパブリックコメント手続条例についてお伺いします。パブリックコメントとは、国などの公的な機関が規則や命令などを制定しようとするときに、広く公に、すなわちパブリックに意見、情報、改善案などのコメントを求めるための手続のことで、公的な機関が規則や命令などを定める前に、その影響が及ぶ対象者などの意見を事前に聴取したり、その結果を制定に反映させることによってよりよい行政を目指すもので、略してパブコメと呼ばれております。国の場合は、行政手続法として1994年に施行されていますが、地方公共団体の権限で定めるものについてはこの法律の適用外とされていて、自治体が必ずしもこの仕組みをつくる必要はありません。しかし、この法律の趣旨とされる、広く意見を聞き、よりよい行政を目指す意味で、手続条例を制定し、長期計画を作成したり、公園や美術館などの公共施設を建設するときにパブリックコメントを実施している自治体は着実にふえています。深川市においてはこの条例は制定されておらず、これまでの議会議論の中でも、条例制定には消極的な考えが示されています。さらに、近年の深川市の計画は、策定結果が広報に特集として掲載されるだけのことが多く、計画は結論だけ、行財政改革は計画だけが周知されている感は否めません。広報などでも、これからどんなことを検討していきますということを広く周知し、まちづくりを一緒に考えましょうという投げかけも、このパブリックコメントの制度があれば必然的に組み込まれていくことになります。先ほども昨年末の第五次総合計画のお話をさせていただいておりますが、このときにも年末にホームページで意見募集などをしておりましたが、市民全体ということからすると公平性に欠ける上、その意見に対する扱いも不透明だったと言わざるを得ません。広報ふかがわや深川市ホームページなどの発信ツールを充実させることはもちろん必要ですが、市民の皆さんの意見を市の計画や行政執行に取り入れるための公式な手続を明確にするため、パブリックコメント手続条例を制定するべきと考えますが、このことについて市長の考えをお伺いします。
答弁 企画総務部長 坂本光央(企画総務部長は2014年3月まで)
パブリックコメント手続条例についてお答えいたします。総合計画の策定、行財政改革の実施など、まちづくりを進めていく上での重要な計画の策定や施策の決定に際して、市としての基本的な考え方などを市民の皆さんにお示しし、状況に応じて広く市民の皆さんからのご意見やご要望を伺い、それを踏まえて決定するという、情報の公開と共有、市民参加、協働の手続が大変重要であると認識いたしております。そのため、今般策定いたしました第五次深川市総合計画におきましても、本市の将来のまちづくりの指針となる最も重要な計画でありますので、市民の声を広くお聞きするため、市民の代表者で組織する新しいまちづくり市民協議会を設置することや、理事者と市民の直接の対話の場である市民の意見を聞く会の開催を初め、計画の素案段階におきましても、市ホームページへの掲載と公共施設での閲覧などによる意見募集、地元新聞社への記事掲載依頼を行うなど、丁寧に対応させていただいたところでございます。その他の計画につきましても、ほぼ同様の手続を踏んで策定されているものと考えておりまして、市といたしまして、十分に市民の意見や要望といったものが反映されているものと考えております。市といたしましては、今申し上げましたように、各種計画の立案などに際して、市民の皆さんのご意見などを伺い、それを反映させるシステムは有効に機能していると判断しておりますので、改めてパブリックコメント手続にかかわっての条例などを制定する考えは持っておりませんが、それぞれの計画策定などに当たっては、おのおの適合する意見聴取の方法があるものと思いますので、今後もこれまでの取り組みを踏襲し、市民意見を反映できるシステムの維持に努めてまいりたいと考えております。
再質問 15番 田中昌幸
再質問させていただきます。ただいまの答弁をいただいて、だったら逆にどうしてつくれないのかと。パブリックコメントとほぼ同じようなことを常にやっているのであれば、それを条例化して、市民の皆さんの権利として保障することをやることに何の支障も感じない。十分やっていますと言いながらも、やはりやるやらないの判断がある程度行政側にゆだねられている。市民の皆さんにとっては重大だと思うことも、行政にとっては少し都合が悪いから、今回はこれはやらないでおこうかみたいなこともやれてしまうのは余りよろしくないことではないかと。やはり皆さんと情報を共有する、それから先ほどのホームページや新聞等でお知らせすると。ホームページも、市民トピックスの新着情報としては、大体10件ぐらいでなくなってしまうのです。下手をすると1日でもう過去のものになってしまうときもあって、こういうご意見を募集していますというところが、ホームページを見ても、その実態を知らない方にとっては全くわからない。パブリックコメントの項目さえつくれば、そこを開けば、今こういうことを市民の皆さんに聞いているのだということがわかるのです。だから、そういう手続条例は、今答弁されたとおりにやるのであれば、条例化しても何の支障もないことだと思いますし、あえてつくらないという理由が私にとっては見えないと思いますので、どうしてそういう考えでいるのか、もう一度お答えいただきたいと思います。
答弁 企画総務部長 坂本光央(企画総務部長は2014年3月まで)
再質問にお答えいたします。今まで、このパブリックコメントといった手法を取り入れたものについては、食育の推進計画でありますとか、環境基本計画の策定、行政運営プランの改訂案、さらには財政収支改善案、今回の総合計画の関係でございますとか、介護にかかわる、直近ではことし1月の深川市高齢者福祉計画でありますとか介護保険事業計画、それから深川市障がい福祉計画、こういったことについて、一定程度の期間を設定いたしまして、市民意見の募集を行っている状況にございます。そういったことで、私どもとしても、1回目の答弁でお答えしましたように、一定の形で物事の整理はされていると考えますが、これを全体に広げるところまでの意思決定はなかなかなり得ていない状況でございますので、今のところ、そういったものを制定する考えは持っていないということでございます。
再々質問 15番 田中昌幸
再質問でやめようと思ったのですけれども、再々質問させていただきます。今、さらに挙げられたケースも含めて、そんなに市民の皆さんの意見をしっかりと聞く姿勢で、そういう意見はしっかりと反映しますとやっているのであれば、こういうことやっていますと。パブリックコメントをやっている自治体はやはり情報公開が進んでいるということで、ほかの市町村からも評価を受けやすいことだと思いますし、そういったことで、私どもも議会の行政視察などではパブリックコメントを行っているところの自治体も視察させていただいております。そういった対外的にも、市民の皆さんにもそういうアピールにつながることもありますし、今の答弁では全くやらない理由がないと思いますし、本当に疑問で仕方がないのですが、もう一回お答えいただきたいと思います。
答弁 企画総務部長 坂本光央(企画総務部長は2014年3月まで)
再々質問にお答えいたします。今、ご指摘いただきました点については、課題として受けとめさせていただきたいと思います。