みんなの議会

遠軽町議会 令和7年第3回定例会 2025年6月18日

誰もが安心して搾乳ができる環境づくりについて

2025年6月18日、遠軽町議会の一般質問で、阿部君枝議員が「誰もが安心して搾乳ができる環境づくりについて」質問し、町長 佐々木修一、保健福祉課長 渡邉亮司が答弁しました。

質問者
阿部君枝 議員
答弁者
町長 佐々木修一、保健福祉課長 渡邉亮司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 4番 阿部君枝

通告書に従いまして、1点質問させていただきます。誰もが安心して搾乳ができる環境づくりについて。現在、多くの人が利用する施設には、赤ちゃんにミルクをあげることができる授乳室の設置が進んでいますが、授乳室で搾乳ができることについては、まだ一般の理解が進んでいません。入院中の赤ちゃんに母乳を届けるために、自分で定期的に母乳を搾る必要のあったある母親は、一人で授乳室を利用している際に、赤ちゃんが一緒にいないのに一人で一体何をしているのだと、さも目的外利用しているかのような心ない言葉を投げかけられたことがあるそうです。また、産後に職場復帰する女性にとっても、職場で安心して搾乳できる場所の確保や周囲の理解などが課題となっています。赤ちゃんに授乳しない場合でも母体では母乳がつくられるため、母乳がたまった状態を放置すると、痛みが生じたり乳腺炎等を発症するおそれがあり、数時間ごとに搾乳する必要があるからです。しかし、職場に女性用の休憩室等がなかったり、周囲に搾乳に関する知識や理解がないため、トイレで便器に向かって搾乳し、母乳を捨てたことがあるといった話も伺いました。女性が出産後、安心して社会参画ができ、健康に活動するためにも、社会全体が出産後の女性の健康管理について正しく理解し、公共施設や職場、商業施設において、安心して搾乳ができる環境を整えることが重要であると考えます。そこで、出産や子育てへの支援を充実するため、必要な方が安心して授乳室でも搾乳しやすい環境づくりに取り組むべきと考えます。町の見解を伺います。以上です。

答弁 町長 佐々木修一

阿部議員の御質問、誰もが安心して搾乳ができる環境づくりについてにお答えいたします。出産後の女性は、授乳や搾乳が十分ではなく、乳腺炎を起こす場合もあることから、その予防や対処法等について、新生児訪問や母子健康相談等の際に、保健師からもお話をさせていただいております。出産した女性が安心して職場復帰し、働き続けることができるための搾乳室の設置につきましては、厚生労働省において専用の搾乳室でなくても、搾乳スペースを設置できる環境づくり等について、パンフレット等で周知・促進されているところであります。御質問にあります授乳室における搾乳を含めた出産後の女性の健康管理への社会全体の理解については、折に触れ厚生労働省のパンフレットや各種素材を活用するなど、啓蒙を図りたいと考えております。また、必要な方が安心して授乳室で搾乳することのできる環境づくりにつきましても、できることからの取組として、公共施設に設置している授乳室が搾乳にも利用いただけるよう、他自治体の事例も参考にしながら表示方法を検討してまいりたいというふうに思います。以上です。

質問 4番 阿部君枝

今、答弁していただきました。確かに、保健師の方が新生児を出産後に家庭訪問したり、その前に指導していただいたという、そういう経験は私自身もありますので分かりますが、この件を取り上げたのは、たまたまリトルベビーという、赤ちゃんが2,500グラム以下で生まれた場合に入院することがあると、そういう場合に母乳を搾って届けなければいけないということがあって、そのときにこのような体験をされた方がいらっしゃったことから、神奈川県でそのことを取り上げて、安心してしっかり搾乳できる環境下をつくってまいりたいということで、進められたそうです。今、回答にもありましたように、できることから対応というか、やっていただけるということなのですが、神奈川県のホームページを開くと、これをダウンロードできるのです。こういうマークなのですけれども、搾乳できますよというこういう形のものを、例えば、皆さんが使うところに大いに貼ったりとかしていく、そういう考え方はできるかなと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 保健福祉課長 渡邉亮司

まず、公共施設等に利用される方とその関係者に分かりやすい表示をすることが第一義的に必要なことかなと考えておりまして、利用者間における相互理解、これが必要かなと思います。議員のおっしゃったそのマーク、シール等種々ありますけれども、例えば、遠軽道の駅で設置している授乳室につきましては、結構デザインが優れたものでありまして、そのデザイン性を損ねない範囲で、その施設施設において適切な形で表示を分かりやすくするということを、所管課といろいろ話し合いながら、表示方法等の例示を示しながら、協議してまいりたいと考えております。

質問 4番 阿部君枝

すばらしいデザインということで、もう少しちゃんと認識しなければいけないなとちょっと今、反省しました。WHO、世界保健機関では、2歳まで母乳育児を続けることを推奨しております。これは皆さんもよくご存じなのですが、ILOという国際労働機関、ここによって母性の保護勧告では各国に職場で搾乳する環境を整えるなどのルールをつくることを求めています。海外では企業に対して従業員の搾乳のための時間と場所を提供するよう定めた法律もあり、企業の担当者も女性の復帰を支援することに大いにメリットがあると考え、積極的に投資を行っているとのことです。しかし、国内においては、授乳室と搾乳室を表示した行政施設や大型商業施設なども存在しますが、まだまだその数は少ないと思います。そこで、今おっしゃった我が町の道の駅はもうされているということなのですが、芸術文化交流プラザ・メトロプラザとか新庁舎など、まずはそこから必要な方が安心して、授乳室で搾乳しやすい工夫、環境づくりに取り組む子育てバリアフリーの推進を図るべきと考えますが、御意見を伺いたいと思います。

答弁 保健福祉課長 渡邉亮司

本件が社会の課題として、子育て支援団体等の活動が始まったのは、ここ数年、最近と認識しているところです。そういった活動がなり、世間に考え方が少しずつ浸透してきてはいるものの、まだまだ一般的に広く認識されるに至ってはいないという印象もまたあります。そういった中、できる限りの取組として先ほど来申し上げています公共施設における表示方法については、その施設施設に合った表示方法を現場の方々と検討していきたいと考えております。そういった公共施設で、一般の目に触れることにより、子育てから少し離れてしまった私のような人間の目に触れることで、各町民に少しずつ浸透していけばいいなと考えております。以上です。

質問 4番 阿部君枝

とても簡潔に言っていただきましたので、よく分かりました。あとは、やはりここで広報などでしっかり訴えていただきたいなと思いますが、あとは遠軽町のホームページ、子育てのところでしっかりこういうことも取り組んでいるということを載せていただきたいと思いますが、最後、町長いかがでしょうか。

答弁 町長 佐々木修一

最初に御答弁申し上げたとおり、しっかりとやっていく意味で、どういう方法がいいのか検討してまいりたいと思います。以上です。

出典:遠軽町議会 令和7年第3回定例会 2025年6月18日 議事録 PDF(14ページ) 間違いを知らせる