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遠軽町議会 令和6年第8回定例会 2024年12月11日

(1)子宮頸がんワクチン無料期間の延長について/(2)帯状疱疹予防ワクチンについて

2024年12月11日、遠軽町議会の一般質問で、阿部君枝議員が「子宮頸がんワクチン無料期間の延長について」「帯状疱疹予防ワクチンについて」について質問し、町長 佐々木修一、保健福祉課参事 大柳京美、保健福祉課長 岩井誠志が答弁しました。

質問者
阿部君枝 議員
答弁者
町長 佐々木修一、保健福祉課参事 大柳京美、保健福祉課長 岩井誠志

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 4番 阿部君枝

通告書に従いまして、2点について質問いたします。1点目は、子宮頸がんワクチン無料期間の延長について。子宮頸がんなどを引き起こすヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を予防するワクチンについて、厚生労働省は11月27日、定期接種を逃がした女性を対象に、来年3月まで無料で行うとしていた特例措置、キャッチアップ接種の期間延長を決めました。接種は計3回受ける必要があり、来年3月末までに初回接種をすれば、その後1年間無料で受けられます。期間延長に伴う対象者は、平成9年度から平成19年度までの女性に加え、平成20年度生まれの女性も対象になります。厚生労働省によると、今年9月末までの初回キャッチアップ接種率は約30%から40%台。しかし、夏以降、ワクチンの需要が大幅に増加し、一時的に出荷が制限されたことが考慮されました。HPVワクチンは、小学6年から高校1年までの女性が無料で受けています。平成25年4月から定期接種となりましたが、全身の痛みなどの訴えが相次ぎ、同年6月から接種の積極的勧奨が一時中止に。令和4年4月から勧奨を再開したため、この間に対象年齢を過ぎた女性にキャッチアップ接種を実施しています。そこで、対象者が接種について検討・判断できるよう経過措置の内容と合わせて、ワクチンの有効性・安全性についても、引き続き、丁寧かつ確実に情報提供を行う必要があると考えますので、町の見解を伺います。2点目、帯状疱疹予防ワクチンについて。昨年12月にも一般質問いたしましたが、帯状疱疹は80歳までに3人に1人が発症、生涯で約30%の方が罹患する疾患です。発症率は50歳代から上昇して、60歳から80歳代でピークを迎えます。帯状疱疹は皮膚症状だけではなく、疼痛を伴う疾患です。感覚神経のある部位には、どこにでも帯状疱疹を発症する可能性があります。また、50歳以上で帯状疱疹の合併症として、約20%の方が帯状疱疹治療後に疼痛が残る、帯状疱疹後神経痛を発症するとの報告があります。特徴として、焼けるような、ずきずきする、締めつけるような、電気が走るような、刺すような、鋭く引き裂くような、うずくような点が挙げられます。これらの激痛は高齢者にとって耐え難い問題です。本年6月、厚生労働省は、接種費用を公費で補助する定期接種に含める方針を決めました。今後、接種の対象年齢などについて、専門家会議で議論した上で正式に決定するとありました。そこで、遠軽町においても、さらなる高齢化が予想されることから、発症を未然に防ぐ対応が喫緊の課題です。国の動向を踏まえて、帯状疱疹予防ワクチンの接種の一部助成を検討していただきたいと思いますので、町の見解を伺います。以上です。

答弁 町長 佐々木修一

阿部議員の一つ目の御質問、子宮頸がんワクチン無料期間の延長についてお答えいたします。引き続き、丁寧かつ確実に情報提供を行う必要があると考えますので、町の見解をとの御質問ですが、HPVワクチンのキャッチアップ接種期間終了後の取扱いについては、期間終了後も公費で3回の接種を完了できるよう経過措置を1年間設けることで、厚生労働省所管の予防接種基本方針部会において結論づけられ、11月29日付事務連絡により通知をされたところです。今後のスケジュール及び周知・広報の内容等については、国が予定している自治体説明会等において今後示されますが、同通知の中で対象者が接種について検討・判断できるよう、引き続き情報提供を行うことが重要であるとされています。町としましては、議員からの令和6年6月定例会一般質問でも答弁したとおり、各学校を通じた勧奨を行ったほか、相談会の実施や、遠軽がんぼう夏まつり千人踊りの会場で、チラシ入りポケットティッシュなどの啓発物を配布し、周知・啓発を実施するなど、これまでもさまざまな接種の勧奨を行ってきたところです。今後においても、引き続き各種通知・啓発による情報提供を実施するとともに、医療機関と連携を取りながらワクチン接種を進めてまいります。次に、二つ目の御質問、帯状疱疹予防ワクチンについてお答えいたします。帯状疱疹予防ワクチン接種の一部助成を検討していただきたいと思いますので、町の見解をとの御質問ですが、昨年12月の議員からの一般質問でもお答えをしているとおり、予防接種費用助成は、感染症が流行したことによって町民の健康が脅かされるおそれがある場合、ワクチン接種の効果が明確で、集団感染予防に有効であることなどを考慮した上で、実施の可否を判断することが重要であるため、新たな予防接種助成については定期接種のみ行っています。発症や重症化を予防する帯状疱疹ワクチンについては、定期接種を方針として決定したわけではないものの、厚生労働省所管の審議会の小委員会において、定期接種に用いるワクチンとする方向性で議論が整理され、今後、その論点に基づき、基本方針部会で検討が進められるということになります。帯状疱疹ワクチンの助成については、こうした国の動向を踏まえて、本町として対応を検討していくべきと考えております。以上でございます。

質問 4番 阿部君枝

1点目の子宮頸がんワクチンについてですが、今、町長のほうから答弁がありましたように、夏まつり等で広報・啓発活動をしていただきましたが、どのような成果があったかお伺いしてよろしいでしょうか。

答弁 保健福祉課参事 大柳京美

今年、HPVワクチンの周知・啓発ということで、千人踊りのときにティッシュ配りですとか、あとHPVワクチンに関する講演会を実施しました。それにつきましては、HPVワクチンの周知を実施したところ、その後、予防接種を受けるという予約の数が何人か増えまして、その後、電話が、ちょっと今、数は分からないのですけれども、増えたというところは実績に上がってくるかなと思います。HPVワクチンの講演会を実施したところ、出席者は30名ぐらいいらっしゃって、そのうち、その中で質問とかもありましたが、実際にそこに来た方から何人か、1名ぐらい接種の予約を受けたという実績があります。以上です。

質問 4番 阿部君枝

いろいろ取り組んでいただいていまして、30名参加された中で1名が希望されたと、希望されない方の何か問題点というのは、こちらのほうで考えていることはありますでしょうか。

答弁 保健福祉課長 岩井誠志(保健福祉課長は2025年3月まで)

お答えいたします。まず、周知・啓発につきましては、これまでも繰り返しを行っておりましたし、先ほどの町長の答弁でもございましたとおり、今後、経過措置もありますから、さまざまな取組をしていく考えであります。周知したのにされない方もいらっしゃいますけれども、それは個々の考え方もありますし、北見日赤のほうの教員をされている方の話なのですけれども、そこでも一応生徒の方たちに、なぜ受けないのですか、受けるにはどうしたらいいですかという質問をされたことがあるそうです。その中で、知らなかったという方もいらっしゃったので、それはやはり周知すべきだと考えております。ただ、知っていても行くのが面倒くさいとか、あまりその重要性を認識していなかったという生徒もいらっしゃったそうです。例えば、強制的にするならするとか、そんなさまざまな意見があったのですけれども、そこばかりは個人の考えになりますので、こちらとしては今後も接種の重要性だったり、接種することによってどのような効果があるだとか、あと副反応だとか、そういったことも全部含めながら、周知・啓発に努めていきたいと考えております。

質問 4番 阿部君枝

確かに任意接種というか個人の自由ですので、強制的にもできるわけではないので、今後、今までに増して、キャッチアップもそうですが、通常の接種に対しても啓発をしていただきたいなと思います。2点目ですが、帯状疱疹の答弁でしたが、この件について、厚生労働省から町に対して具体的な事務連絡等は来ていたのでしょうか。

答弁 保健福祉課長 岩井誠志(保健福祉課長は2025年3月まで)

お答えいたします。帯状疱疹の経過について、正式に通知等はありません。以上です。

質問 4番 阿部君枝

本当に何度もこんな、ワクチンのことを言っているのですけれども、非常にこのワクチン、値段もだんだん上がっていっているのです。7,000円だったものが1万円ぐらいまでの幅ができたり、不活化ワクチンは4万円が6万円ぐらいの幅ができてきたりということで、非常に高額になりつつあるのです。それで、最近、やはり50代の本当に働き盛りの方の発症が、経済的損失が非常に大きいという統計もあります。また、現在、遠軽町においても非常に人手不足が進んでいる現状から、予防は本当に喫緊の課題かなと考えます。特に不活化ワクチンのシングリックスは予防効果が非常に高く、発症予防効果が50歳以上で97%、70歳以上で91%、70歳以上の神経痛予防効果が85.5%と言われて、少なくとも10年間は80%を超える有効性があるとされています。このような点から考えますと、本当に効果の高いワクチンであり、国が動き出したとは思いますけれども、でも現状的に町民の中には、このことで苦しんでいる方が数名、身近でもお聞きします。同僚議員でも数名いらっしゃいますが、このワクチンを接種できる環境下というのは、本当に町の財政的なこととか優先順位とかいろいろあるのですけれども、何とかその辺を考慮していく考え方は今後ないのかなというふうに思います。推計的な部分からいくと、町がどうしても厳しいというのはよく分かるのですけれども、公費助成を導入した場合、前回もお話したかもしれないのですけれども、不活化ワクチンと生ワクチンを50%ずつくらい考えると、接種率を、例えば1%とした場合に、人口のあれからいくと、50歳以上だと医療費もそうですけれども、料金を考えた場合127万6,000円くらいで、65歳で考えれば84万3,000円、これが3%になっていくと、50歳以上で382万8,000円、65歳以上だと253万円という、そういう推計を出していただいたものがあります。それで、本当に今、国が65歳ぐらいということで検討していることから考えると、50歳から64歳ぐらいまでというと、3%で接種したとしても、百二、三十万円の予算があると、接種を考えるとそのような予算づけというか、そういうことの考えは今後ございませんでしょうか。

答弁 保健福祉課長 岩井誠志(保健福祉課長は2025年3月まで)

お答えいたします。先ほどの答弁でも答えておりますけれども、本町のワクチン接種の助成の考え方につきましては、ワクチン接種の効果が明確で、集団予防に効果が有効であるなど、その可否を判断することが重要なので、新たな予防接種助成については国が判断した定期接種、そういったもので効果がありますよというふうに判断した定期接種のみを行っている経過があります。今後、基本方針部会で結論づけられた後は、国による自治体説明会などの通知で自治体にまた周知されていくことになっていくことは考えられます。ただ、本町の予防接種に対する助成の考え方というのは、こうした経過を踏まえた定期接種について行っている経過がありますので、今後も引き続き、国の動向を踏まえて検討していく考えであります。以上です。

質問 4番 阿部君枝

もし、新年度からこの接種が実施される可能性というのはあると思うのですが、その点はいかがでしょうか。

答弁 保健福祉課長 岩井誠志(保健福祉課長は2025年3月まで)

お答えいたします。まだ新聞報道でしか判明しておりませんけれども、4月から開始を検討しているという記事は載っておりました。ただ、再質問の冒頭で阿部議員からの質問に答弁したとおり、いまだ、まだ国から正式な通知はない状況であります。私たちとしても、先ほど来述べています国の審議会の資料を自分たちで探して、そこを見て、どのようなことが進んでいるのかというのを、今後の検討材料として把握しているところであります。今後の国の動きに応じまして、町としては検討していくということで、先ほどの答弁と重複はしますけれども、そうなった場合につきましても、今後、先ほどのまた繰り返しになりますけれども、国による自治体説明会や通知などがありますので、それを受けてから正式なこと、細かい内容が自治体としては判明していくことになります。それを踏まえてから、本町としてどのようにしていくかというのは、検討していくことになりますし、これまでもそのようなことで進めてきた経過がありますので、今後につきましても同様の考えで進めていきたいと考えております。以上です。

質問 4番 阿部君枝

最後になりますけれども、町長に最後、質問したいと思います。確かに国の動向と町の考え等もあるかと思いますけれども、その点、町民が本当に健やかに安心して暮らしていけるということでは、この帯状疱疹というのは非常に皆さんの、最近、高齢者の間でも非常に話題になっている疾患でもあります。少しでも町民に、町としてこのようにやっていただいたということを言っていただけるような、今後そういうことを考えていただいて、何とか少しでも前向きに助成を考えていく考えはございませんか。最後にしたいと思います。

答弁 町長 佐々木修一

ワクチンについてもう一度確認をさせていただきたいと思います。この帯状疱疹予防ワクチンですね。これはまだ、国から正式に決定したということで通知も何も来ていないのです。これは議員も今までもいろいろなワクチンのお話させていただいた中で、うちの町の考えというのは御理解していただいているつもりで、私たちも答弁していたわけです。先ほども私、答弁しましたけど、感染症が流行したことによって、やはり町民の健康が脅かされるようなときがあれば、町としても助成をしてきているわけですから、これは前向きとか、私が前向きではないとかではなくて、先ほど申したことが整ってくれば、町として検討するということにしているので、これは前向きだとか何とか関係なく検討してまいりたいというふうに思っております。それと、自動的に国がそういうふうに定期接種にしたから、町も同じくやるということは、当然、あくまでも町の考えですから、私たち国の命令を100%聞かなければいけないわけでも何でもないですから、ただ、このワクチンの場合、私が今考えているのは、ほかのワクチンに比べたらやっぱり非常に高価であります。そこら辺はいろいろな、先ほど議員もおっしゃいましたけれども、財政的なこともやっぱり考えなければいけない。そうなると、いろいろな、先ほどもプールの話とかも出ていましたけれども、行革のことだとか、そういったトータルの財政的なバランスも考慮されるような、ちょっと今までよりもいろいろ考えなければいけないワクチンかなというふうにも考えているところでございます。以上でございます。

出典:遠軽町議会 令和6年第8回定例会 2024年12月11日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる