遠軽町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月7日
(1)ヤングケアラ―支援について/(2)帯状疱疹ワクチンの定期接種化について
2025年3月7日、遠軽町議会の一般質問で、阿部君枝議員が「ヤングケアラ―支援について」「帯状疱疹ワクチンの定期接種化について」について質問し、町長 佐々木修一、保健福祉課長 岩井誠志、総務課長 西聡が答弁しました。
- 質問者
- 阿部君枝 議員
- 答弁者
- 町長 佐々木修一、保健福祉課長 岩井誠志、総務課長 西聡
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
町のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 4番 阿部君枝
通告書に従いまして、2点について質問いたします。1点目は、ヤングケアラー支援について。ヤングケアラーとは、家事や家族の世話などを日常的に行っている18歳未満の子どものことです。背景として、少子高齢化や核家族化の進展、共働き世帯の増加、家族の経済状況の変化といったさまざまな要因が考えられ、都市部も地方も同じなのではないかと考えられます。家族の介護や世話を日常的に担うヤングケアラーの割合は、中学生の約18人に1人、高校生の約24人に1人に上ると言われています。子どもが家事や家族の世話をすることは、ごく普通のことだと思われるかもしれませんが、勉強に励む時間、部活に打ち込む時間、友人とのたわいのない時間等、これらの子どもとしての時間を引き換えに家事や家族の世話をしていることがあります。自分のことや家のことを話すのは勇気がいると思います。周りの人が気づき、声をかけて手を差し伸べることで、ヤングケアラー自身が自分は一人ではない、誰かを頼っていいのだと思える、子どもとしての時間を取り戻すことができると考えます。そこでお伺いします。1点目は、ヤングケアラーへの支援は、子どもの権利の視点に立つことが重要と考えます。実態把握及び支援には、複数の部署が連携し、町内のヤングケアラーの実態把握に取り組む必要があると考えますが、見解をお伺いします。2点目、ヤングケアラーの支援には、早期発見が重要と考えます。教職員等に対する周知、指導について見解をお伺いいたします。次に、2点目は、帯状疱疹ワクチンの定期接種化について。昨年12月の一般質問で、帯状疱疹予防ワクチンの一部助成についての答弁は、「国の動向を見ながら検討させていただきたい」でした。その後、12月18日、厚生労働省の専門部会は、帯状疱疹を予防するワクチンについて、2025年4月から定期接種化する方針を了承しました。個人の予防に重点を置き、原則65歳の人と経過措置として70歳から5歳刻みの年齢の人を対象に実施されます。発症の原因は、過去に感染した水疱瘡のウイルスが治癒後も体内に潜伏しており、成人の9割以上がウイルスを保有しているとされています。加齢や疲労により免疫力が低下したときに、ウイルスが再活性化し、発症します。ワクチンの有効性を踏まえ、希望する高齢者らが1人でも多く接種を受けられるよう、町の対応等が喫緊の課題です。そこで、次の点についてお伺いします。帯状疱疹は、50歳以上の罹患率が高く、70代でピークを迎え、80歳までに3人に1人が発症するおそれがあると言われています。このたびの事業の助成対象者から外れる方々に対しての対応等についてお伺いいたします。以上です。
答弁 町長 佐々木修一
阿部議員の一つ目の質問、ヤングケアラー支援についてお答えいたします。1点目の実態把握及び支援には、複数の部署が連携し、町内のヤングケアラーの実態把握に取り組む必要があると考えますが、見解をお伺いいたしますとの質問ですが、本町では、児童に係るさまざまなケース問題に対し、児童相談所をはじめとして、各学校、警察署、地区の民生委員、児童委員などを含めた要保護児童対策地域協議会、略して要対協を開催し、ヤングケアラーにかかわらず、児童虐待の相談や家庭におけるさまざまな問題への支援の在り方を協議し、支援に向けての方向性を図り、使えるサービスなどを利用するなど、現在もケース家庭に対しての支援を続けております。今後も引き続き関係機関と連携を図り、情報共有に努めてまいります。2点目のヤングケアラーの支援には早期発見が重要と考えます。教職員等に対する周知、指導について見解をお伺いしますとの御質問ですが、1点目同様に、要対協を通じて情報共有、周知を図るほか、各学校が児童・生徒の様子の変化に気づく機会が多いと思われることから、教育委員会を含めて連携に努めてまいります。次に二つ目の御質問、帯状疱疹ワクチンの定期接種化についてお答えいたします。このたびの事業の助成対象者から外れる方々に対しての対応等についてお伺いしますとの御質問ですが、過去の議員からの一般質問でもお答えしているとおり、予防接種費用助成は、感染症が流行したことによって町民の健康が脅かされるおそれがある場合、ワクチン接種の効果が明確で集団感染予防に有効であることなどを考慮した上で、実施の可否を判断することが重要であるため、新たな予防接種助成については定期接種のみ行っています。令和6年12月19日開催の第3回予防接種自治体向け説明会において、帯状疱疹ワクチンの定期接種化について説明を受けた以降、本町においても定期接種費用助成について検討し、令和7年度の予算に計上したところです。帯状疱疹ワクチンの定期接種の対象者や経過措置については、国の予防接種基本方針部会において議論を重ねた結論であり、こうした国の考えに基づき、対応を検討してきたところです。以上です。
質問 4番 阿部君枝
初めにヤングケアラーの件ですが、さまざまな機関と連携を取って、ヤングケアラーばかりではなく、ほかの面も相談というか、検討をやっているということですが、このことに関しては本当に認識を深めることが大事だと思います。また、情報共有し相談をつないだりするなど、具体的な取組の課題としては、家族の支援関係者や学校など、日頃から子どもに身近に接する人々がいかに早く子どもの負担に気づき、相談窓口等につなげていくかが重要かと認識しています。そのため、他分野の関係機関を対象に、早期発見や理解促進、連携強化に向けた研修会を実施するとともに、ヤングケアラーに気づくためのチェックリストや相談から支援の流れが見える化したものを共有するなど、迅速でかつ円滑な相談につながる取組が必要だと思いますが、やられているということですが、チェックリストとかそういうものというのは、実際に使ったりしているのでしょうか。
答弁 保健福祉課長 岩井誠志(保健福祉課長は2025年3月まで)
ただいまのヤングケアラーに関する御質問にお答えしたいと思います。先ほどの答弁でもありましたとおり、本町では要対協を中心に、ヤングケアラーを含めた児童、それから問題のある家庭の支援の取組などを行っているところであります。その中で、先ほどおっしゃられました身近な方の気づく体制が必要だということですので、ケースに応じてですけれども学校、それから児童の兄弟もいる場合もありますので保育所だったりとか、それから児童館を利用していれば児童館の先生だったりとか、例えば遠軽地域にかかわらず、生田原だとか白滝だとか丸瀬布だったら駐在所の警察署も入ってもらったりとか、常に身近な地域の目から判断するように、常日頃から連携を取っているところであります。これはまず前段になりますけれども、ただ、チェックリストだとかそういったものについては、現在のところそこまで、要するにローラーでやっているかどうかという質問かと思いますけれども、そういった全体を通してということは、今現在、取組はしていないところであります。ただ、いち早く気づくことができるように、繰り返しになりますけれども、地域の目、その連携については日頃から強化に努めていると自負しているところであります。以上です。
質問 4番 阿部君枝
そういうものは使っていないということですが、これは北海道ケアラー支援についてということなのでしょうか、引っ張り出してみたのですけれども、アセスメントシートを活用しようなんていうのがありまして、こういうものを活用しているかと思いましたが、していないということでしたので、それはそれとして、今後このようなものを活用するようなことは必要ないですか。
答弁 保健福祉課長 岩井誠志(保健福祉課長は2025年3月まで)
御質問にお答えいたします。先ほどの答弁の中にもありましたけれども、日頃から各他団体との連携に努めるとともに、特に子どもの身近な学校の先生や何かが気づくのが機会が多いと思いますので、連携を深めるのには教育委員会との協力も必要ですので、教育委員会とも連携を図っていきます。その中で、各学校においてこれまでの身近な日頃の生活の中で把握をお願いしていましたけれども、今言った実態把握の調査等は現在のところは考えておりませんけれども、これまでの把握方法や取組などで早期発見につなげていきたいと考えているところです。以上です。
質問 4番 阿部君枝
非常にこのヤングケアラーというのは、家庭内のデリケートな問題であること、また本人や家族に自覚がないといった理由から、支援が必要であっても表面化しにくい構造となっているということも踏まえると、本当に身近な学校、また教職員の負担になるのかもしれませんけれども、一番長い時間学校にいるわけですから、そういう部分の理解を深める、また適切な支援につなげるということは非常に重要だと思います。今、続けているからこれでということではなく、本当に障がい者や高齢者、困窮者支援などのそういう分野との連携と包括的に支援することが非常に大事だと思いますので、まず周りの方にこのヤングケアラーということを知っていただくということが大事ではないかと思うのです。意外と知られていない、専門家の方の中では知られているのかもしれませんが、一般的な方にどれだけ知られているのかという疑問もあるのですが、その点はどのように捉えていますでしょうか。
答弁 保健福祉課長 岩井誠志(保健福祉課長は2025年3月まで)
まず学校職員のヤングケアラーの研修についてなのですけれども、教職員の研修としては、北海道の教育委員会が実施するヤングケアラー支援に係る校内研修パッケージの取組のほか、校内研修、それから個人の自己研鑽研修、職員会議の情報共有、各通知文書による資料回付などを実施しているところであります。また、北海道から北海道ヤングケアラー相談窓口啓発用カードの配布についてということの依頼がありまして、小学校・中学校対象にヤングケアラー専門相談窓口である北海道ヤングケアラー相談窓口サポートセンターの啓発用カードを配布しているところであります。先ほどの取組に加えまして、こういった活動をしているところであります。以上です。
質問 4番 阿部君枝
この取組をしているということですが、道教委が全教職員を対象に主催する研修会等にも積極的に参加しているのでしょうか。
答弁 総務課長 西聡(総務課長は2024年12月まで)
ただいまの御質問にお答えいたしたいと思います。重複になるかもしれませんけれども、教職員の研修等につきましては、先ほど岩井課長から答弁したパッケージの研修を3年間の中で教職員がオンデマンド形式で受講するということになっております。そういった部分の中で研修を深めておりますし、日頃から職員会議、それから通知文書、研修資料等が来た場合には、都度、研修を行っているということになりますので、日頃の部分とそれから研修状況も含めて取組を進めているということになります。以上です。
質問 4番 阿部君枝
これから将来、可能性をいっぱい秘めた子どもたちが安心して暮らせる取組をぜひ町ぐるみでやっていただきたいと思います。この件については終わりたいと思います。次に、帯状疱疹の再質問をさせていただきます。定期接種は主に感染症から国民を守る、社会での蔓延や個人の重症化を予防するため、法律に基づいて行われます。重症化すると神経の損傷による痛みが長く続いたり、麻痺が残ったりするおそれがあり、希望する高齢者の接種を後押しする意味で今回の事業は意義が大きいと思います。次の点についてお伺いしたいのですが、定期接種化によるワクチン、2種類ある自己負担額というのはどのように考えているのでしょうか。
答弁 保健福祉課長 岩井誠志(保健福祉課長は2025年3月まで)
令和7年度の予算ですので、これからまた予算特別委員会などで審議されることだと思いますが、今回提案した内容について説明いたします。これまでのインフルエンザ、肺炎球菌、令和6年度から行っている新型コロナワクチンの予防接種、今回の帯状疱疹ワクチンにつきましては、それらと同じ分類に区分されるところであります。令和6年度から行っております新型コロナワクチンの助成の際にも御説明しているところですけれども、これまでの予防接種の助成と同様なバランスを持った考え方で行っているところであり、今回の帯状疱疹ワクチンにつきましても、それらの過去の予防接種の助成とバランスを取りながら制度設計を組んだところであります。ワクチンにつきましては、いわゆる生ワクチンと組替えワクチンというものがあります。組替えワクチンにつきましては2回接種することになっております。今回、町の助成額としましては、65歳以上の方と、それから低所得者ということで、生保の方を対象にしているところであります。生保の方も年齢は65歳以上ですけれども、その金額をそれで分けているところであります。生保の方については、これまでのワクチンと同様、全額を町の方で負担する考えでおります。助成額につきましては、生ワクチンにつきましては3,300円、それから組替えワクチンについては、1回当たり8,000円を助成すると考えているところであります。以上です。
質問 4番 阿部君枝
それで、料金は出ましたけれども、ワクチンを接種できる医療機関先は、4月から接種を受け入れる体制は万全なのでしょうか。
答弁 保健福祉課長 岩井誠志(保健福祉課長は2025年3月まで)
病院につきましては、これまでも任意接種をやっている医療機関もありますので、そういったところは可能かと思いますが、助成の関係もありますので、今、保健福祉課との調整を図っているところであります。国からもできるだけ早く、4月1日にこだわることはないのですけれども、できるだけ早く取り組むようというような指導もありますので、調整を図っております。ただ、先ほどの繰り返しになりますけれども、今現在、任意接種を行っているところもありますので、早期に始められるような体制は整っていると考えております。以上です。
質問 4番 阿部君枝
4月1日からとは言わないと言いますけれども、これを聞いた方はすぐできるのだと思い、私に予約できるのだろうかと、すごく希望を持っていらっしゃる方が多いように見受けました。次に、対象者に対して今後どのように周知していくのか、これは個別通知になるのか、広報だけでは少し厳しいと思うのですが、その辺の考えをお伺いしたいと思います。
答弁 保健福祉課長 岩井誠志(保健福祉課長は2025年3月まで)
お答えいたします。肺炎球菌のときも同じような取扱いをしていたのですけれども、65歳になる方につきましては、こちらで個別通知を行っていきたいと思います。また、これから5年間ある経過措置の方につきましては、あらゆる広報を通じて周知していきたいと考えております。以上です。
質問 4番 阿部君枝
予防ワクチンの病状の正しい知識の周知も欠かせないと思います。ワクチンの有効性や安全性について、対象者が効果など十分に理解した上で接種できるよう取り組むべきと考えます。現在、ホームページや健康相談等で、町民に対して帯状疱疹に関する情報提供をされていると思いますが、さらなる充実と具体的な病状等の紹介なども考えていただきたいと思いますが、これを最後にしたいと思います。
答弁 保健福祉課長 岩井誠志(保健福祉課長は2025年3月まで)
お答えいたします。繰り返しになってしまうのですけれども、これまでの新型コロナワクチン、肺炎球菌も始める際には同じようなことをしてきたのですけれども、新たに助成する場合については、ワクチンの有効性や、こういった病状ですから皆さん予防接種に取り組みましょうというようなことはこれまでも行ってきておりますので、今回の帯状疱疹ワクチンにつきましても、先ほど答弁させていただきました個別通知を含めた中で周知を図っていきたいと考えております。以上です。
答弁 保健福祉課長 岩井誠志(保健福祉課長は2025年3月まで)
先ほどの阿部議員に対する答弁の中で、生活保護世帯の助成額について訂正したいと思います。65歳以上という表現をしましたけれども、正確には65歳の方と経過措置を含む方ですので、発言して訂正いたします。以上です。